みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
101.《ネタバレ》 ダークナイトの期待を背負いながらまずこれだけの野心的な大作を作り上げた所は素直に凄いと思う。 夢の中に入り込んで~という大まかな設定自体は 自分が知る限りでも存在するし、そう斬新なものではないが、夢に階層を設けてる所とか細かな設定がオリジナリティあって良し。 ただ、ところどころ映画内ルールに疑問点が。1階層目の夢で橋から落ちて2階層目は無重力になってるのに3階層目の夢に影響はないのは何故?キックは聞こえてるのに・・・とか、 他人の夢の中で別人の意識の投影が入り込んでくるという設定はいくらなんでも強引すぎないか?とか、 その他諸々、疑問点を挙げるときりがない。 SFファンタジーの作りものなんだからと言われればそれまでだけど、都合の良いように理論を無視して作るなら 何だってできると思うし、せめてもっと理論を付けて欲しい。 それとノーランは映像クリエイター的な才能とエンタメ大作の作り手としての世界観の構築とかは優れてると思う反面、人間ドラマの描き方が画一的で見せかけだけのものだというダークナイトからの思いを強くした。 主人公コブとモルの関係も、御曹司と父親の関係も全てが類型的でセリフが安っぽく、心に響いてこない。ディカプリオの役なんかはシャッターアイランドと被ってるから比較しやすい。役者はみんな演技派で心に響く良い演技する俳優なのに、今回に限っては何も伝わってこなかった。これじゃあ物足りない。三島由紀夫は黒沢明のことを「思想は中学生並」と言ったらしいけど、ノーランにも同じことが言えると思う。 【ピカレスク。】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2011-02-14 11:56:39) 100.こんな映画をずっと見たかった。この監督、このままいけばキューブリックみたいになるかもね。次作でも凡人のオレに素晴らしい夢を見せてほしい。 【Junker】さん [映画館(字幕)] 10点(2011-02-02 17:48:41) 99.いや~ 面白かったですね~ エンターテインメントとして、合格点以上でしょ~ 観ていて、引き込まれましたから.. ただ、、観終わって、冷静になると、気に入らないところが2つ..1つ目は、人の深層心理に入るのに、必ず夢の中から夢へ..このプロセスが決まっていること..ちょっと強引です、色んな方法があって良いはず..2つ目は、1つ前の夢の環境(状況)が、そのまま反映されること..映画としては面白いが、理屈として変..夢の中なので、繋がりは無くていいはずなのに..よって、-1点です... 【コナンが一番】さん [DVD(吹替)] 8点(2011-02-01 12:53:14) 98.《ネタバレ》 『プレステージ』で詐欺のような無駄時間を経験したので、同監督のこの作品も全く期待はしなかったが、ここでの高評価を確認すべくチェック。結果、時間の無駄にしか思えなかった自分が不安になったが、まかださんの書き込みにホッとした次第。まかださんと全く同じ感想を持ちます。それに加えて思ったことを書きます。自分が見た夢の出来事ですが、空一面を覆う無数のパラシュートに気づきその荷物のひとつが庭に落ちたので箱を開けるとうんちが入っていたり、チャンバラや時代劇には全く興味もないのにお侍さんになっていたり、明日試合を控えるボクサーなんだけどお腹が大きい妊婦さんになっててボディブローが心配で試合放棄を考えたりしたことがあります。とにかく夢ってもっと荒唐無稽だと思う。毎度突拍子もない夢ではなくとも、突然場所が変わったり、それまでいなかった人が突然現れたり、あまり関わりのないはずの人から唖然とするようなこと言われたりして、もっとつじつまがおかしな世界だと思う。そもそも何の夢を見ようと計画してその通りに見れるものじゃないし、ドリカムの歌にもあるように、夢で会おうと思って特定の人に会えるものでもないです。ましてや他人の夢のなかで本人以外がそれをコントロールできちゃったり夢を見る主を説得したり、何度でも同じ夢の場所に行けて続きを見られたりなんて、設定上の説明や説得力がなくてついていけない。主人公の妻のストーリーは『惑星ソラリス』の二番煎じ感が強烈。蹴られて転んだら夢から覚めるとか言うけど、いきなり床が抜けて飛び起きた経験を持つ人はいるでしょう。つまり誰から何もされないうちに計画未遂行のうちに目覚めることもあり得ます。エレクトロニックな仮想空間ならまだしも「夢」という世界であらゆることがコントロールでき過ぎ。そして、まかださんが既に言ってますが、自分でも再度言わずにおれないのが「夢の中でどれだけ派手な攻防やアクションが展開されても何の緊迫感もない!」ということ。この監督、バカにしか思えなくなりました。何でもアリなら、この映画より自分で夢みてる方がマシ。 【だみお】さん [DVD(吹替)] 1点(2011-01-23 00:44:35) 97.《ネタバレ》 とてもアイデアが良くて、でも複雑で理解が難しいくらい、だからこその魅力がある。映像も素敵で、自然美、都市景観、歴史意匠、SFとバランスが取れて、観客を引き込む。最初は課題をどうこなせるかのアクション映画かと思ったけど、以外と内容深かった。たとえ夢オチであったとしても許せる作品だなあ。普通夢オチは落胆してしまうんだけど。夢オチ逆手にとったな。これ一回で終わらせるには惜しいと思うくらいの練れた設定だなとは思った。 【タッチッチ】さん [ブルーレイ(吹替)] 8点(2011-01-21 12:07:26) 96.《ネタバレ》 面白かった。でもちょっと知的すぎてよくわかりませんでした。街を折り畳む映像とか派手だったけど、直接お話には関係なかったな。 アクション映画ばりの夢を観て目が覚めるときのフッ…とした感覚がリアルでした。 【えむぁっ。】さん [DVD(吹替)] 7点(2011-01-18 02:12:33) 95.《ネタバレ》 2010年公開の映画の中で私的No.1だった作品。 この映画のコンセプトのひとつが、いわゆる夢の世界の映像化である。そこで描かれる夢は、一見して現実と区別がつかないが、何かのきっかけで破綻し、崩れていく世界。そういう夢を人工的に作り出すというアイディアは特に新しいものではない(『クラインの壺』とかがある)けど、そこで作り出される夢が、夢の中の夢という括りにより何層にも積み重ねられるという構成(これまでは並列的世界が多かったと思うけど、これは階層的)と、それを「設計」するという発想は面白いと思った。 人間の意識について、ホーキング博士はこう言っている。「人間くらいの大きさのエイリアンであれば、1兆の1000兆倍もの粒子を含んでいるので、たとえエイリアンがロボットであったとしても、方程式を解いて、その行動を予言することは不可能でしょう」 これはロボットにも自由意志が持てる可能性があることの言説だが、その前提として、意識は人工的に創出可能で、その拡散度合にはほぼ無限の(人間が推算できる以上の)可能性があることを示している。夢や仮想現実の世界も、宇宙と同じように量子論的探究が可能な世界であり、そこに様々な想像を加えることで実際的なサイエンスフィクションの対象となりえるのである。(夢だからといって何でもアリというわけにはいかないでしょう) 仮想現実を扱った映画といえば『マトリックス』がある。これはシミュラークル的な奇想から発展した荒唐無稽なSF的映画だと僕は思うが、本来、理論的位置づけがそこはかとなくあって、主題が現代思想的にも有意で、なおかつ人間的に必然な要素(恋愛とか利己とか家族愛とか)が絡んでいて、とにかく面白い、というのがSF作品に僕らが求めるところではないだろうか。 そういう意味で、『インセプション』は、SF映画として、想像力を刺激される印象的な作品だと僕は思っている。 【onomichi】さん [映画館(字幕)] 10点(2011-01-17 22:10:16) 94.久しぶりに頭をフル回転させながらみた作品。ジョセフ・ゴードン=レビットがめっちゃよかった。あの無重力シーンはやべえ。エレン・ペイジも存在感あった。彼女の存在意義考えたらこの映画は絶対ハッピーエンドだと思う。名前アリアドネだし。 【Surfer】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-01-17 20:44:26) 93.《ネタバレ》 現実と夢の世界がミルフィーユ状態に折り重なっていく様が面白くて目が離せなかったです。どんどん込み入った展開になっていって、見ている側の頭が混乱していくようで・・・。ただ、そのミルフィーユな光景を見ていくにつれて、もっと作り込めるんじゃないか?っていう期待が膨らんできちゃいましたw 監督!もっとできるはずでしょ!っていうw まぁ、あんまり作りこみすぎちゃうと本当に視聴側が話についていけなくなっちゃいそうだから、このくらいが妥当だったのかもしれないな~と思いました。時間が経ったら再度見てみたい映画です。 【VNTS】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-01-15 15:52:28) 92.《ネタバレ》 大人向けの娯楽大作。 こんな宣伝文句がぴったり合う秀作です。 難解なストーリーも脚本が練りに練りこまれ、夢の中を映像として魅せる高い技術力、レベルの高い役者陣の演技で最後まで飽きずに鑑賞することができました。 途中、雪山のシーンは正直だれましたが、そこから一気にラストまで畳み掛ける演出には拍手! こういった大人向け映画をポーンと作ってしまうのがハリウッドの底力なんでしょう。 映画好きの大人には「たまらない」作品だと思いますよ。 【ゆたさん】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2011-01-11 14:04:26) 91.ラストに向けての収束がすばらしかったです。中ほどにちょっと退屈なところがあったので辛口気味に7点にさせていただきました。エンディングは何度も考えてしまうほどいいところでまたプツリと終わってしまえたものですね、メメントと比べて1点下にしました。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-01-10 17:49:24) 90.《ネタバレ》 心地良いほど意味不明でかえって感動した。つまり「キック」とは、夢世界ではその対象者が受動的な立場にあるから必要となるわけだ。ありがとうと言って監督にキックを食らわせたい気持ちだ。ただし、意味が分からなくてもこの作品はフィーリングで楽しめてしまう。まずディカプリオが集めたチームは知的でカッコイイ。しかもイケメンだ。チームの要になる建築士は、もちろん一級建築士ではなくて、夢建築士のことだ。あの才気溢れる女優エレンペイジが夢を設計する!もうこのアイデアだけでワクワクしてくる。空から道路が落ちてくるようなシーンはやはり圧巻だ。こういう頭の良さそうな連中が、キックの連鎖における上階層でのキックの定義およびその虚無に関する現階層での扱いについて、意味のワカラナイことをほざいていても、つい知的なルックスにのまれて、説得力があることを言っているように聞こえてくる。見終えたあとも、キック、虚無、3階層、キック、虚無、3階層!とそんな言葉をぶつぶつ言ってる自分がいる。不思議なことに意味が分からないのになぜかすべてワカッタ気になってしまう。でも私は本当に理解したのだろうか?それとも私は本当にこの映画を観たのだろうか?まだ映画館の中で眠っているのはないか?もしかして今レビューを書いているつもりでいるけど、現実にかえったらもう一度レビューを書かなくてはいけないのではないだろうか。そうだとイヤだな・・。せっかくの力作レビューなのに(わらう)とりあえず、ディカプリオがインセプションされているだとか、いやそうじゃないワタベネの夢物語だとか、いろいろな解釈があるだろうが、じつは観客がインセプションさせられていたと考えるのが一番しっくりくる。さあみんなで叫ぼう。キック!虚無!三階層!これは面白い。こんな斬新な娯楽映画久しぶりにみた。 【花守湖】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-01-03 19:40:13) 89.難しいような難しくないような、わかったようなわからないような しかしながら画面に釘付けになってしまった。 【くまさん】さん [インターネット(字幕)] 10点(2011-01-02 03:34:13) 88.これぞ映画!素晴らしい!映画館で観賞しなかったのが惜しまれる。 【Dream kerokero】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-01-01 03:17:33) 87.《ネタバレ》 「父親の王国を息子にツブさせる」ための計画と、コブの死んだ妻との潜在意識の2つの軸で物語が構成されているが、計画自体は作品のアクション面を担当していて、妻との潜在意識のほうがどちらかというと主軸なんだという気がする。パリの街並みが盛り上がって上と下が合体したり、合わせ鏡やエッシャーの階段など眼にも楽しい映像が目白押しだが、特に良いのはホテルのロビーでの無重力&格闘シーン。あれは一見すると「マトリックス」風であるが、あっちとは違いCGを頼らず全て実写で取り組んでいる点が素晴らしい。特典映像などを見ると、本当に大掛かりなセットを構築して重力から逃れた世界を作り上げており、なによりも実写でなければ、この凄みは出せないであろう。ただ、それに対して、次の層である「雪山」のシーンのとってつけたようなアクションシーンはなんとも陳腐さを感じざるを得ない。ラストでの、現実に戻って空港に着き、子供達と出会うシーンは音楽と相まって相応しいカタルシスを味わう事が出来るし、トーテムで終わらせる締めくくり方は実に憎い演出だ。私は無事に彼が現実に戻ってきたものと信じたいが、よく考えると、子供達の服装が潜在意識で見る子供達の服装と全く同じである点が気になる。ひょっとしてひょっとすると、、、、。そういう考えも思わせるのは、見事である。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2010-12-28 19:11:46) 86.《ネタバレ》 これはおもしろいです。マトリックスを意識してしまうと新鮮さは薄れますが、それでもメイキングにもあったように、監督のCGをなるべく使わない映画作りに脱帽しました。CGを使わないことで、映画のリアルさが倍増しています。廊下が回転しているシーンではあまりのリアルさに、カメラが固定され廊下が回っていることなど、思いもつかないくらいに1シーン1シーンが巧みに制作されている。「夢のまた夢の中」という状況を現実で例えれば、鏡に映った鏡を見ると誰しもその中を覗き込みたくなるはず。鏡の中では「鏡の中に小さい鏡がその中にもまた小さい鏡が」という風に永遠のループを繰り返しますが、小さくなればなるほど視認性は薄れます。そんな感じのことが夢という仮想現実においてインセプションするというテーマで描かれている本映画の世界観は非現実の世界に、現実世界にいながらにして、どっぷりと浸れるという点で素晴らしい。 【SkyLight】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2010-12-26 23:58:16) 85.Memento,Prestige,Insomnia, Dark-knight。今までExcitingな作品ばかり(Beginsをのぞいて)連発していたクリストファーノーランの最新作。評価も軒並み高いし、製作費もすごいし、ストーリーも最高に楽しいみたいだぞ!と聞き、高い希望と期待を持っていましたが・・・。 ひどかったです。 というか小説、映画、ドラマ、漫画で夢なんて何度も題材にされてるし、あの程度のストーリーだったら道端にあふれていると思うんですが。 予告編が映画の全てを語ってると思います。 アクション映画としてはアクションがつまらないし、ミステリー(サスペンス)映画としてはストーリーがどうでも良すぎます。 なんか題材がでかいわりにやってることがちまちましてるし。 映像はTopNotchですが、正直時間の無駄です。 2時間超も明らかにいらない。 こんな映画を見るくらいなら、夢ではないけど良く似たタイムトラベルを題材にしたバタフライエフェクトやタイムマシンを見る方がよっぽどすっきりします。 大体Endingに禁じ手を使っちゃあだめでしょう。 ちゃんとしたサスペンス映画であの最後なら納得しますが、このタイプの映画であれは無いでしょう。 寅さんが「それを言っちゃあお終いだよ。」って言ってる姿が浮かびました。 【ronronvideo】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 2点(2010-12-26 03:31:06) 84.《ネタバレ》 夢の中、そして夢のまた夢、という身近にあることだけに興味深かったです。 なんでもありの世界なだけに矛盾点が多くなるリスクは高く、やりすぎると粗が目立つと思いますが、その辺は許容範囲内でうまくバランスとって仕上げたと思いました。 一歩間違えば非常にわかりにくくなるだけに、懸命にわかりやすくしようとした努力が伺えます。 最初の1時間は説明書といってよいでしょう。 仕掛けが複雑な分、ストーリー自体は非常に単純です。 そのため、けして名作の部類ではないと思いますが、挑戦的な内容に取り組んだことに敬意を表して高得点とさせていただきました。 余談として付け加えれば、コマ回しをラストにもってくるのは、あまりにもベタすぎて蛇足っぽく感じました。 あのコマは個人的には倒れてほしい・・・ハッピーエンドを望むからではなく、あれが倒れないということは夢オチになってしまうから。 何かと評判悪い夢オチですが、この作品は、最初から夢だ!としている潔さが気に入っています。 だから夢オチは勘弁してほしい。 【午の若丸】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-12-25 13:16:12) 83.今年公開された映画の中で最高の面白さだと思う。 映画館に見にいかなかったことを非常に後悔している。 夢の中で夢を見る、深い階層の夢ほど実際の経過時間よりも体感時間が長いなど、アイディアがすばらしい。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-12-23 16:17:26) 82.確かに、非常によくできていると思う。だが、一方で、やりすぎだとも思った。状況を登場人物たちがわざわざ説明してくれるというのはやはりどこか見ていて萎えるし、すごい有様をまんますごい有様としてあまりに真っ向から描きすぎていて、途中あたりから食傷気味になった。 【峠のわが家】さん [映画館(邦画)] 6点(2010-12-18 00:26:27)
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