みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
11.「ハウルの動く城」で著しく失望をした。が、それでも僕は、自分の「映画を観る」ということを構築してくれた“天才”の息子の処女作に期待せずにはいられなかった。 結論から言うと、映画作品としては「ハウル~」よりはよっぽど面白い。それは確実。でも、宮崎映画の他の傑作たちの内どれか一つにでも匹敵するか、もしくは何かそういう要素があるかというと、それもない。 テーマはあり、物語もある程度まとまっているが、映画としてそれほど大きな魅力がないという感じだろうか。 一番分かりやすい要素を挙げると、キャラクターにインパクトがないというところだろう。それぞれが様々な葛藤や想いを抱えてはいるが、映画のメインとして語るべきキャラクターにどれも達していない。だから、展開の起伏のわりにどうも抑揚が付かず淡々とした印象を受けてしまった。 まあそれでも。何といっても「処女作」なわけで、充分な及第点レベルだとは思う。 でもね。やはり「天才の息子」というレッテルは絶対に付いてまわる。どうやったって酷評は逃れられないだろう。 何度も言うが、「ハウル」よりは面白いがね。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-08-02 00:09:55) 10.面白くない。 世界観といい絵といいやり取りといいどれをとってもチープすぎる。期待していくとエンドロールを見るまでに帰りたくなるかも。 【アフロ】さん [映画館(字幕)] 2点(2006-08-01 23:34:20) 9.《ネタバレ》 ◆全体的にうまくまとまっていて、最後まで退屈せずに見ることができました。映画の伝えたいメッセージも明確で良質な映画だと思います。◆ただ、全体的に流れが緩慢な点と、ところどころ不明確な点、少し設定が曖昧な点が気になりました。中でも、映画の中に作られる世界に広がりがないような気がして、それが僕の中での評価を低くしています。・・・なんでしょうね。構図というか作画は奥行きが十分出ていて、青空や海、草原などが広がってるシーンもたくさんあるんですけれど、それが背景以外の何物でもない感じというのでしょうか。◆『もののけ姫』のときは、アシタカが村を出て旅をするシーンを見て、どんな世界が待っているんだろう?とドキドキしたものですが、本作の旅のシーンは行くところが分かっていて、早くストーリーにつなげるためのシーンといった予定調和的な印象を受けました。◆街についてからも街の個性が十分に発揮されておらず、世界観に引き込まれる前に終わってしまいました。◆内容が良かっただけにもっとその世界の個性を浮き彫りにして欲しかったです。◆6点を献上させていただきたい。 【もりたろう】さん [映画館(吹替)] 6点(2006-07-31 22:33:50) 8.《ネタバレ》 先に言っておきますが、ジブリ作品は大好きで、気に入った過去作品は何度も(特にナウシカ)リピートしちゃうくらいのマニアです。そして今回・・・正直がっかりを通り越して怒りすら覚えました。金返せって言いたい位です。ビジュアル的には、想像力に乏しいアニメーションを終始見せられ、テーマ的には結局、何が言いたいのかさっぱり分からないままでした。庵野監督の爪の垢でも煎じて飲みなさいっ!と言いたいですね。ってことで、映画には0点、テルーの歌に3点です。 【ゆみっきぃ♪】さん [映画館(吹替)] 3点(2006-07-31 22:10:37) 7.《ネタバレ》 原作に思い入れが強く、ナウシカ、ラピュタなど好きな作品が多い二馬力なので、できるだけ冷静に評価してみようと思います。まずジブリ作品として。未見のものもあります(トトロ、千尋など)が、敵的役にも感情移入できる、憎めないなどの要素が必ずキャラクターに加味されていたのですが、今回は見あたらず。バイプレイヤーキャラ(ラピュタの息子たちとか)のみならず、もの言わぬキャラ(ナウシカのテトなど)も存在感がありましたがそれも… だいたい動かされているキャラの人数が少なすぎません? 一番気になったのは、アニメという視点を自由に出来る媒体で作ってるにもかかわらず、通常の想像力がおよぶ目の高さの画面だったということ。つまり実写だと「才能のない監督の低予算映画」です。アニメ細部の評価は他のかたが評されてる通り。誰かがジブリを真似て作った“モドキ”みたいな作品に感じられました。つぎにアースシーの物語として。原作を読み込んでないとわかりにくいですね。「帰還」の後半シチュエーションに「影との戦い」の主題を入れ「さいはての島へ」をまぶした、というところですか。「こわれた腕輪」のエピソードが気配だけだと、タカとテナーの関係はわからないんですけど。未読なのですが宮崎駿氏の「シュナの旅」という作品に、アースシーのキャラクターを当てはめて作っただけの“やっつけ仕事”なんじゃないですか? 指輪、ナルニアと完全映画化がようやく進んでこの不始末、どうしてくれるんだ(怒) 【shintax】さん [映画館(邦画)] 3点(2006-07-31 15:54:21)(良:1票) 6.《ネタバレ》 まずキャラクターなどは、パッと見ジブリ作品なのですが、劇中何度かジブリ作品らしからぬクオリティの低い?ところが見受けられるんですけど。細かいことかもしれませんが、アニメって葉っぱ一枚から大空の青さまで、すべてが映画のために作られた作品の一部ですし、気にしないわけにはいきません。まあ、それ以上にジブリらしいワクワクドキドキするようなアニメならではの、見ているだけで楽しくなるシーンがほとんどなかったという方が個人的には問題なんですけど。竜の共食いや親父を刺してまで剣を奪ったこと、人間がおかしくなってきている原因、散々喋らせた意味ありげな台詞、その他もろもろの答えは、いったいどこへ行ったのだろう・・・。メッセージやテーマにイマイチピンとこなかったり、序盤の出来事への答えがわからないのは、ぼくのせいなのかも知れないが、その辺を受け止められなくてもアニメ映画なのだから退屈させない画の面白さは保ってほしいな、と思ってみた。それに細かい所だが、宮崎アニメ特有の、「美味そうにモノ食べるシーン」(「カリオストロ」ならスパゲッティと怪我から目を覚ましたルパンの無茶食い。「ラピュタ」ならトーストに目玉焼きや海賊たちの食事シーン。「ハウル」なら朝食のベーコンエッグ。「トトロ」のキュウリなどなど・・・)が毎回楽しみだったのだが、今回はぜんぜん美味そうに見えなかったのが残念。食事のシーンって大切だと思うんだけどな・・・。 【カズゥー柔術】さん [映画館(邦画)] 5点(2006-07-30 23:13:30)(良:1票) 5.つまらん!全体的にだるいし魅力あるキャラもいないし惹きつけられる要素が全くなかった。二度と見ることはないでしょう。 【ギニュー】さん [映画館(邦画)] 3点(2006-07-30 21:44:56) 4.《ネタバレ》 よくも悪くも「これぞここ最近のジブリ」といったところでしょうか。相変わらず音楽や映像は素晴らしいんだけど(特に今回はCGが控えめで好感)、物語本編がやっぱり消化不良。思考や行動理由がまるで定まらない登場人物達、肝心な部分の描写不足、やたらと説明口調な台詞、そのくせ一見意味ありげに思えて実は全く空疎な主張の数々…。特にテルーの正体には思わず座席からずり落ちそうになりました。とはいえ、同じ失敗作でも個人的にはやる気ゼロのやっつけ仕事にしか思えなかった『ハウル』よりは幾分愛すべき失敗作だと思ってます。吾朗監督の次回作に期待。正味の評価は4点だけど、思わぬ形での『シュナの旅』映像化に+1点で5点。 【とかげ12号】さん [映画館(邦画)] 5点(2006-07-30 21:27:54) 3.なぜ共感できないのか?なぜ作品に力強さ・気迫が無いのか?・・・やはり「絵」が作品に及ぼす影響は大きいと感じた。雲の描写ひとつ取っても、いままで自分が見たジブリの作品では考えられない程、粗い。ストーリーが難解になり、見るものを選ぶ作品に傾倒し始めた昨今のジブリにおいて、絵の精密さは昔も今も変わらぬ数少ない長所の一つだと感じていたが、それすらも失われると何が残るのか・・・。また、原作は未読だが、もしも長いストーリーを通じて重厚なテーマを伝えようとしたのであれば、説明過多な2時間よりも丁寧な描写の3時間のほうがはるかに説得力があると思う。期待して映画館へ行っただけに、少し残念な印象を受けた作品だった。 【wood】さん [映画館(邦画)] 4点(2006-07-30 11:59:56) 2.「命の大切さ」をテーマに掲げているように感じたが、一切心に訴えてくるものがなく、全くと言っていいほど共感を得ることはできなかった。今の時代に必要なテーマで、本作を観る子ども達にも考えてもらいたいものだけに残念だ。 ジブリの映画は好きな作品も、嫌いな作品もあるけど、これまでは独特の世界観、スケールの大きさなどにはどの作品にも驚嘆せざるを得なかった。 しかし、本作のスケールの小ささにはただただ呆れるばかりだ。4~5人程度の何を考えているか分からないキャラクター同士が、何か小さくてつまらないことに悩んだり、ただの私怨で争っているようにしかみえない。 この映画を観て、後からどんなストーリーだったっけ?と思い出そうとしても、思い出せないような映画では致命的な欠陥だ。こんな映画を世に出すようでは、「世界がおかしくなっている」のではなく、「ジブリの均衡がおかしくなっている」のではないか。 あまりこの監督さんのことはよく分からないので批判すべきではないけど、世に多くの才能豊かなクリエイターがいるにも関わらず、偉大な父親の息子だからという理由だけで映画作りが任されてよいはずがない。とにかく本作をみて映画の内容よりも話題性だけで集客しようとするジブリの方針に対して不信感を抱いた。「大切なものは何か」というようなセリフもあったかと思うが、映画にとって「大切なもの」を本気で考えて欲しい。この映画は、本作の失敗だけではなく偉大な父の過去の作品やジブリ自体までも本当に殺してしまう作品だ。宮崎監督が息子の起用に反対したのもなんとなく分かる気がする。 映画のストーリーもさることながら、アニメ作品の肝心の「絵」の粗さも目立つ。水しぶきを浴びても水が感じられない絵、たまに動いているけど雲も基本的に動くことなくただそこにあるだけ、あらゆるところでスピード感も何も感じられない。そして喜怒哀楽の4種類くらいの単調な表情。 最初は観客が気にもしないディテールにこだわる昨今のアニメ作りに対する反抗かと思ったけど、最後には度を越えた手抜き作品としかみえなかった。 手嶌葵も歌こそは良かったが、基本的に棒読みで聞くに耐えない。作品の傷口に一層塩を塗りこむ起用で不可解としかいいようがない。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(邦画)] 2点(2006-07-29 22:21:03)(良:4票) 1.《ネタバレ》 なにしろジブリ作品って「猫の恩返し」しか観た事のない自分にとっては(←友人にそれは根本的に間違ってるとゆわれました)他の作品と比較してどうかとか、父親の世界観と比べてどうかなんて事は論じられません。アニメとしてフツーに楽しめました。岡田准一、田中裕子、その他の声優陣の方は文句なし、特に相当努力されたとおぼしきアレン=岡田君のキャラクターとの一体化は素晴らしかったです。ただ・・・ゲド役の菅原文太さんが・・・、自分、役者としての文太さんは尊敬してますが、作品に箔をつける為とは思われるけど正直この起用は失敗だったと思います。しゃべるたんびに文太さんのお顔がちらついてちらついて・・・。冒頭アレンが父王を殺した理由について、もっともっと、心理的に複雑な理由やら事情でもあったのかと思いきや「世界全体の均衡が崩れてきてる」とか「自分の中のもう一人の自分が・・・」という内容の台詞には唖然。これじゃ某殺人事件の容疑者が、「自分の中に悪魔が入ってきて云々」と同じ言い分じゃんかとつい鼻白んでしまいましたね。ジブリ作品としてどうか等は他のレビューワーさんにお任せします!! 【放浪紳士チャーリー】さん [試写会(邦画)] 6点(2006-07-07 15:29:55)
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