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フルメタル・ジャケット

Full Metal Jacket
1987年【米・英】 上映時間:116分
アクションドラマサスペンス戦争もの小説の映画化
[フルメタルジャケット]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-02-05)【イニシャルK】さん
公開開始日(1988-03-19)


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監督スタンリー・キューブリック
助監督テリー・ニーダム(第1助監督)
演出原田眞人(日本語吹き替え版)
キャストマシュー・モディーン(男優)ジョーカー
アダム・ボールドウィン(男優)アニマル・マザー
ヴィンセント・フィリップ・ドノフリオ(男優)パイル
R・リー・アーメイ(男優)ハートマン軍曹
ドリアン・ヘアウッド(男優)エイトボール
アーリス・ハワード(男優)カウボーイ
エド・オロス(男優)タッチダウン
ジョン・テリー〔男優・1944年生〕(男優)ロックハート
ヴィヴィアン・キューブリック(女優)集団墓所のニュースカメラオペレーター(ノンクレジット)
ジョン・ウォード[撮影](男優)TVカメラオペレーター(ノンクレジット)
スタンリー・キューブリックマーフィー(ノンクレジット)
利重剛ジョーカー(日本語吹き替え版)
菅田俊アニマル・マザー(日本語吹き替え版)
村田雄浩パイル(日本語吹き替え版)
斎藤晴彦ハートマン軍曹(日本語吹き替え版)
岸谷五朗エイトボール(日本語吹き替え版)
塩屋俊カウボーイ(日本語吹き替え版)
菅生隆之タッチダウン(日本語吹き替え版)
矢島健一(日本語吹き替え版)
渡辺哲(日本語吹き替え版)
宮本充(日本語吹き替え版)
原作グスタフ・ハスフォード「ショート・タイマーズ」
脚本スタンリー・キューブリック
グスタフ・ハスフォード
音楽アビゲイル・ミード
挿入曲ナンシー・シナトラ"These Boots Are Made For Walkin'"
ザ・ローリング・ストーンズ"Paint It, Black"
撮影ダグラス・ミルサム
ジョン・ウォード[撮影](ステディカム ・オペレーター)
製作スタンリー・キューブリック
ワーナー・ブラザース
製作総指揮ヤン・ハーラン
配給ワーナー・ブラザース
美術アントン・ファースト(プロダクション・デザイン)
キース・ペイン
録音アンディ・ネルソン[録音]
字幕翻訳原田眞人
日本語翻訳原田眞人
その他R・リー・アーメイ(技術アドバイザー)
あらすじ
ベトナム戦争中の海兵隊新兵訓練所。主人公ジョーカーたちは鬼教官のシゴキを受けるが「でぶ」とあだ名された新兵は皆のお荷物。彼はある出来事を境に優秀な新兵に生まれ変わるが、卒業直後に衝撃的な事件を起こす。一転してベトナム。ジョーカーは報道兵として後方で退屈な日々を過ごしていたがテト攻勢後に最前線に配属される。そして廃墟を偵察中に姿なき狙撃手に襲われる。次々と戦友が倒された末にジョーカーは狙撃手の背後に回り込むことに成功するが…。

】さん(2004-03-24)
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【クチコミ・感想】

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134.ベトナム戦争を扱った映画で、戦地に赴く前の様子から描いた作品はこれくらいだろう。う~ん・・・こんななのか・・・って感じ。教官がターミネーターとかぶった。 仮面の男さん 8点(2004-02-25 00:05:19)

133.前半はもう他の方が語り尽くしているから特に言うことはありません。ただ、私は「Born to Kill(殺すために産まれてきた)」&ピースシンボルバッジに絶頂を感じました。こんなアイディアはそうそうお目にかかれるものではありません。最高です。 β-spetsnazさん 8点(2004-02-19 01:52:02)

132.前半と後半はまったくの別物といっていい映画。この映画はなんといっても前半の訓練所での一人の訓練生を通しての描写がすべてだよ思う。下ネタ連発の鬼教官(←この映画一番の見所)とイジメにも似た訓練。十分戦争の凶器みたいのが伝わってきた。そりゃ頭もおかしくなるは・・・。ただ後半はつまらないが正直な感想であまり感じるものがなかった。 daipitzさん 6点(2004-02-15 12:14:51)

131.ベトナム戦争なんてありきたりなテーマをなぜキューブリックがわざわざ映画化したのか? → 【答え】これはベトナム戦争をテーマにした映画ではないし、そもそも戦争映画ですらないのかも知れない。「人間の本質とは快楽を求める悪ではないのか?」というキューブリック終生のテーマが、たまたまベトナム戦争をネタにして展開されただけと言える。理性が、すなわち人間の精神がいかにもろく、簡単に壊れてしまうものかを描く前半の海兵隊の新兵訓練は、「時計仕掛け」のアレックスの洗脳に通じるテーマ。そして後半のあまりにも美しい戦場の炎は、誰も見たことがない映像を作りあげる映像作家キューブリックの真骨頂。見る者の心理を「道徳的・理性的嫌悪感」と「感覚的・肉体的悦楽」に引き裂くのがキューブリック映画の魅力だと再確認する代表作。ただし「2001年」や「時計仕掛け」と較べてしまうと、何か“マジック”が足りない気もする。そのぶん分かりやすく、人気も高いわけだが。 眠い悪魔さん 8点(2004-02-14 20:47:50)

130.《ネタバレ》 この映画はベトナム戦争という歴史的事実に対しての言及というより、「卒業したてのどこにでもいるような学生が訓練・実戦をとおして殺戮マシーンへと変貌するさまから、戦争が人間から人間性を奪ってしまう恐ろしさ」を描き、戦争への痛烈な皮肉を表現した作品だと思います。レナードが自らに放った「Full Metal Jacket(完全被甲弾)」は人間性の死滅の象徴だと思います。
キューブリック作品としては、一番分かり易い作品で、普遍的なテーマを描いた傑作だと思います。 fujicccooさん [DVD(字幕)] 8点(2004-02-11 22:49:48)

129.ミッキーマウスマーチは最高にクールです。 ヒロヒロさん 7点(2004-02-06 23:03:53)

128.これは「戦争」そのものというより、「狂気が戦争から生まれ、戦争を餌に更に増殖すること」を描いた作品のように思えた。戦場という極限の絶対的暴力の場では、今まで生きて行く上で何重にも貼り付けて来た理性の被膜など、いとも容易く剥離される。そして現れるのは人間の本質。そんな純粋な状態で狂気の渦の中に浸り続ければ、それに毒されてしまうのは明らか。その狂気は人間を苦しめ、逃がしてくれない。1度極限の狂気を見た者は、見る前とは明らかに根本的なところが決定的に変質してしまう。今だってそういう者はどんどん生産されている。恐ろしいことに、この作品で描かれたものは過去の遺物ではない。戦争も狂気も普遍物だ。だからそれゆえにこの作品は、未来永劫淘汰されず残り続けると思う。それが良いことか悪いことか、私には判断が付かない。 ひのとさん 7点(2004-02-06 22:41:36)

127.キューブリック流の戦争映画、メッセージ色が強くイイ映画でした、戦争とは何を生み出すのか?どういうものかを訴えた作品。
前半の訓練の所は日本でもCMに使われたり、色々しましたね~~ただガツンとはこなかった… レスマッキャン・KSKさん 5点(2004-02-05 19:40:21)

126.ハートマン軍曹の暴言はもっと評価されてもいいと思う。日本語字幕を読めば何とも下品なだけだけど、英語で聞けばむしろすがすがしく感じる。まさに洗脳。「ジジイのFuckの方がまだ気合い入ってるぞ!」笑えるし、そして怖い。この毒舌を映画の中に、違和感無く組み込んでしまった手腕に拍手。 むぎごはんさん 9点(2004-02-04 21:57:48)

125.翻訳が男性だからか知らんが、あの放送禁止用語は度を超している。私がアメリカが嫌いな理由の一つとして、ワンパターンな下品な言葉使いがあるのだが、前半の教官をみて”戦争の狂気”以前に、その戦争を起こす何かがアメリカの本質にあると感じた。ストーリーはキューブリックらしい皮肉全開といった感じで、どこかの宣伝映画とは一味も二味も違う内容であった。1人の女狙撃兵に翻弄される主人公達、銃弾を詰まらせるシーン、そして最後のミッキーマウスの歌と、どれも忘れられない強烈なものであった。 まさサイトーさん 7点(2004-02-01 23:35:26)

124.キューブリックらしい戦争映画。特に訓練の場面と夕陽の中の戦闘シーンが印象的。 カイザー・ソゼさん 8点(2004-01-28 20:25:22)

123.《ネタバレ》 戦争(戦場)の残虐さや恐怖感をあまり描かず、人間が壊れていく様を描いているこの作品によりいっそう戦争に対する恐怖を感じました。前半の海兵のマインド・コントロールとも言っても過言ではない訓練模様、その訓練で壊れていく海兵隊。銃に名前を付け褒め称えながら銃を磨くパイルの姿、そして前半のラスト。後半は戦場に移り、ベトナムの悲惨な状況を描いている。ヘリから逃げ回る村人にひたすら銃を撃ち続け誇らしげに語る兵士やその他の兵士の奇怪とも言える行動(戦場ではこれが当たり前なのだろうが・・・)そして、後半のラストに銃撃兵を殺してしまうジョーカー・・・。誰もが戦争に関わってしまうと、自我を失ってしまうのであろうか・・・。以前にTVでベトナム戦争に関わらず戦場へ行った兵士の多くがその後精神的異常を持ち、自殺する者が多くいるといった放送を観たことがある。キューブリックはこの作品で戦争を繰り返す人類のバカさを描きたかったのだと思う。 MINI1000さん 7点(2004-01-25 14:08:11)

122.戦場の真の恐ろしさは、死への恐怖でも人を殺すことへの恐怖でもなく、人を殺すことに慣れてしまうことなのだ、と理解した。 ラーションさん 10点(2004-01-22 01:03:38)

121.キューブリック監督らしい作品ですね.. 思いっきり皮肉を込めた戦争映画です... (訓練中の罵声は、結構笑えた..) コナンが一番さん 5点(2004-01-13 20:18:29)

120.ジョーカーの胸につけられた平和のバッジと、ヘルメットに書かれた生涯必殺がとても印象的だった。まさに戦争の矛盾、人間の矛盾そのもののように感じた、平和を祈ると同時に人は人を平気で殺す。ジョーカーもそんな矛盾を感じるからこそバッジとヘルメットをかぶっていたんだと思う。しかし、そういうジョーカーでさえ、戦争では、人を殺してしまう状況になるし、人を殺してしまう。 メタファーさん 8点(2004-01-12 12:16:22)

119.戦争は人を狂わす。ベトナム戦争映画にはそんなテーマが多い。「地獄の黙示録」に代表されるそれ。この映画ではカリスマでも何でもない、ただの一兵卒が狂っていく様を前半で描き、後半では狂わざるを得ない苦悩を描いている。教官が卑しい言葉をマシンガントークで連呼する様は、凄いを通り越してなぜか、すがすがしい。 もたさん 8点(2004-01-12 04:21:50)

118.なぜだかわからないけど、見た後落ち込んだ。 カルーアさん 6点(2004-01-11 18:16:11)

117.前半だけでも充分価値があったように思えました。 亜空間さん 8点(2004-01-11 16:09:07)

116.《ネタバレ》 猛烈な反戦映画。人が人を平然と殺すには、何がしかの狂気が必要である。しかし人は、実に簡単に狂気を手に入れる。たった数週間の訓練で、殺してくれと頼むものを殺すことで、普通の人が、たやすく手に入れる狂気。この狂気を描くことで逆に、戦争はもとより、軍隊の存在さえ否定しているように思える。ラストの『ミッキーマウスマーチ』を歌いながら行進する『狂気の群れ』と、狂気に支配された自殺する直前のデブの顔(シャイニングのニコルソンそっくり)が印象的であった。 pony-boyさん 8点(2004-01-11 15:08:34)

115.さすがキューブリック!前編に渡って流れる狂気と、痛烈な皮肉の効いた台詞の数々、戦争の無情さ等等、ここまで引き込まれる戦争映画というのも珍しい。作品通してF言葉などの乱暴な言葉が非常に多いが、それがかえって狂気を上手く表現している。そしてエンド・クレジットの(ちょっとテンポの速い)ストーンズの【黒くぬれ!】も作品にマッチしまくってること!何度も言うけどさすがキューブリック!一味違うぜ! クリムゾン・キングさん 8点(2004-01-05 01:48:45)

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【点数情報】

Review人数 334人
平均点数 7.51点
010.30% line
100.00% line
200.00% line
361.80% line
461.80% line
5195.69% line
64714.07% line
77321.86% line
89929.64% line
94312.87% line
104011.98% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.42点 Review21人
2 ストーリー評価 7.16点 Review36人
3 鑑賞後の後味 6.84点 Review33人
4 音楽評価 7.81点 Review37人
5 感泣評価 4.00点 Review16人

【アカデミー賞 情報】

1987年 60回
脚色賞スタンリー・キューブリック候補(ノミネート) 
脚色賞グスタフ・ハスフォード候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1987年 45回
助演男優賞R・リー・アーメイ候補(ノミネート) 

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