みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
7.前作のピアースの物とはガラリと変わってびっくり。マンネリを打破する今回のマッチョボンドによるリニューアルは満足しました。アクションシーンのおまけみたいなカジノシーンにもうすこし力をいれたらもっと面白くなったかも。 【srprayer】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-12-05 22:58:49) 6. 007に出合ったのは高校1年。映画館で見た「ゴールデンアイ」。ここからあらゆるビデオレンタル屋を駆け巡り、007を借りた思い出があります(田舎だったので、全部の作品を置いている店がありませんでした)。ロジャー・ムーアの軽い感じも好きなのですが、繰り返し見たのは「女王陛下の007」「消されたライセンス」でした(「ロシアより愛をこめて」や「ユア・アイズ・オンリー」も好きです)。つまりリアル路線が好きだったのです。ボンドが人間的に感じるとき、それが最もアクションに力が入り、大きな映画的興奮を味わせてくれました。「消されたライセンス」のトラックのシーン。ボンドの怒りの感情がアクションに乗り移り、最高の興奮、そしてカタルシスを与えてくれました。さて近年の007。テクノロジーだけが進化し、ボンドはその波に飲まれたような印象です。ピアース・ボンドは、スマートでハンサムなのですが、スマートすぎて、人間的なリアルさを持ち合わせていませんでした。「トゥモロー・ネバー・ダイ」ではその良さが出ていたのですが、「ワールド・イズ・ノット・イナフ」ではピアースのボンド像が中途半端なために、作品も中途半端になっていたと思います。そして今回。 リニューアルは私にはぴったり会いました。もうオープニングの銃口のシーンが、ハードに演出されていて大興奮!!。そして最高の主題歌!!ダニエル・グレイクのボンド起用は、斬新過ぎて不安だったのですが、今回の路線変更にはぴったりでした。リアルさやアクションで魅せてくれます。女性との絡みも思ったより悪くない。カジノシーンが退屈との意見もありますが、途中で挟まる殺しや毒のシークエンスはより緊張感を高めていたと思います。とにかくリアルなボンド、人間的なボンドが帰ってきたのが最大の喜びです。脚本も素晴らしい。後半はアクションでなく、ストーリーと俳優の演技で魅せるのだからたいしたものです。とにかくハードボイルド!拷問のシーンはダニエルだからできたもの。 ここまでの傑作を作ったので、逆に次の作品がこれを超えられるか不安。でも次もボンドはダニエルでしょうから、この路線が続いていくことには一安心。 【re-born】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-12-04 22:10:12) 5.《ネタバレ》 いいじゃないですか。こんなボンドもありでしょう。ポカ!ポカ!(殴られている音) シリーズの1作であることは間違いないのだから、こんな仕打ちもしょうがないでしょうね。でも振り返ってみてください。「ロシアから愛を込めて」「ドクターノー」大掛かりなセットもなく(アシューラアンドレスはいたけどね...)だけど、全作品のなかで今でも高い人気を誇っています。物足りないけどこのボンドは自分の体を張って、我々に迫力と、スピードと秘密機関の人間の怖さを教えてくれています。コネリーのボンドも最初はそうでしたよ。そこに戻った感じが私はしましたね。ただボンドになって、皆が言うようにこの後が怖い。00を持ったクレイグがどのようにこの役をこなしていくか、それが楽しみです。 2時間24分 長いように感じないで見れたのはその証だと思います。冒頭の追いかけっこは十分楽しめたし、なによりもハラハラドキドキ感がたまりませんでした。悪者のアストンDB5はまきあげるし、途中で死んで生き返るし、電機ケーブルで一人殺すし、いままでの作品のエッセンスも入ってましたね。感じ方は人それぞれでしょうが良い悪いは決めないで下さい。これも有りなのだと思います。どうですか? 【としべい】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-12-04 19:38:53) 4.《ネタバレ》 これまでもテコ入れのためのリニューアルっていうのは何度もしてきた007ですが、今回はちょっとリニューアルし過ぎと違います? 世界征服を企む悪の組織も秘密基地もない、とにかく荒唐無稽な設定をなるべく排除した映画になっていますけれど、秘密道具もキザなボンドもラストのラブラブ引きの画も、いろいろと排除し過ぎで今までの007を見慣れた身には違和感たっぷり。映画を見ている間、ずーっともどかしさを感じ続けて、ラスト5秒~エンドクレジットに至ってやっとですよ、ああ、きた!ってのは。映画自体の作りが、わざとそういう風になってるのがまたイヤラシイ。んー、でも私が「ダイ・アナザー・デイ」のところで書いた事と激しく矛盾しちゃうなぁ。私が求めていたのは結局お馴染みボンド映画の世界だったのか?って事になってしまうし。これまでやってきた映画をMを除いてほぼ全部まるっと無にしてニュー・ボンドです、って形にしたのは、やっぱりどうなのかねぇ、と。ミニチュアセットやCGが出てきてバーン!ってやるのはナシで、アクション主体で見せるって点は良かったんですが、ポーカーのシーンなどは駆け引きの面白さそのものはちっとも描かれていないまま、ただたっぷり時間を取ってるばかりで、後にもうひと山見せ場がある分、間延びさせる原因になってしまっている感じがあります。拷問シーン以降のすっきりしなさ加減は、もはやこれまでのボンド全否定?みたいな状態ですし。でも私にとっての最大の問題点はダニエル・クレイグを若き日のショーン・コネリーに置き換えて見てた、って事ですかねぇ。もしこれがコネリーだったら、って。ダニエルはどうしても器小さめ、どうも映画全体が亜流B級スパイ映画風味に思えてしまって仕方ありませんでした。悪役がころころ変わって安定してない、っていうのもB級風ですしね。それにしても、あのお馴染みテーマ曲がエンドクレジットでやっと流れてほっと安心、ってファンサービス程度の扱いなのはどうなのよ? 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 5点(2006-12-03 20:32:40)(良:3票) 3.脚本がTVドラマ「騎馬警官」、映画「ミリオンダラー・ベイビー」「クラッシュ」等々のポール・ハギスということで、張り切って映画館に足を運びましたが……正直、期待はずれでした。本当に彼の手になる脚本だったのでしょうか? カジノシーンでは大したスリルも味わえず、単にアクションシーンが継ぎ接ぎされただけの作品にしか見えませんでした。まあ、私の場合、「007」シリーズとはあまり相性がよろしくないので、必然的に評価も厳しめになってしまうのですが……。 【K】さん [映画館(字幕)] 4点(2006-12-01 18:44:04)(良:1票) 2.(ちょい長め) 男臭い肉体派(ショーン・コネリー)→?(ジョージ・レーゼンビー)→キザな二枚目(ロジャー・ムーア)→また男臭い肉体派(ティモシー・ダルトン)→再びキザな二枚目(ピアース・ブロスナン)と来て、ローテーションから言っても、今回再び肉体派としての登用となったダニエル・ボンドの第一作(もの凄くビルド・アップされた文字通りの肉体派ボンドになってます)。何とかダニエル・クレイグを売り出したいという製作サイドの気持ちも、タイトルバックで如実に現れてました(何と女性のシルエットが全く登場せず、格闘とクレイグのアップで野性味を強調)。で、雰囲気的にはやはり肉体派だったティモシー・ボンドの作品に近い仕上がり。唯、序盤のヤマカシ・アクションは確かに凄いんですけど、以降にこれといった見せ場が無いのが辛い。カジノ・シーンも「シンシナティ・キッド」等程には息詰まる感じがせず、2時間24分が結構長く感じられました。脚本も全体的に少し唐突な印象。ま、それでも充分楽しめる娯楽映画にはなってました。ということで、ダニエル・ボンドの今後に期待して、6点献上。 【sayzin】さん [試写会(字幕)] 6点(2006-11-30 00:09:01) 1.《ネタバレ》 21作目6代目ジェームズ・ボンドにダニエル・クレイグが選ばれた時は顔が悪役っぽくて大丈夫かと初めは心配したが蓋を開けると結構似合っていました。今作品新ボンドが15歳若くなったのでアクションにまずキレがありました。肉体派です。モノクロの時の便所での戦い、序盤の追跡劇、空港での戦い、階段での戦いなど肉体派のボンドなので楽しませてくれる。特に追跡劇は本当に凄い。悪役の人のあの俊敏な動きは観ている側をハラハラさせてくれる。ヤマカシの様な動きでした。調べたらセバスチャン・フォーカンが始めたスポーツ「パルクール」というものでヤマカシもその一種だそうです。どうりであの動きが出来たのかと納得。さすが創始者だけの事はある。シリアスなシーンの連続だったので少し笑えるシーンもありで拷問シーンのあのイカレっぷりの「右、もっと右だ」は最高でした。お決まりの銃を撃つ始まり方のタイミングと終わり方が上手い。最後は「ボンド、ジェームズ・ボンド」って今までそう言えば言ってなかったなと思ったらそこで名のるのかーみたいな。ダニエル版ボンド今回が良かっただけに果たして2作目はどうなる事か。 【TRUST NO ONE】さん [試写会(字幕)] 9点(2006-11-29 00:02:29)(良:1票)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS