みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
270. 僕のなかでは永遠のトラウマ映画なんです。とにかくね、もうただひたすらに怖いんです。ちゃんと最後まで観れたのは一回きりなんです。しかも中学生のとき。しかもなぜか授業中。しかもなぜか技術の時間。なんで?変わった先生だったんですねえ。のどかな学校だったんですねえ。今でも、長い廊下が怖いです。タイプライターが怖いです。双子の女の子が怖いです。鏡が怖いです。あの奥さんの引きつった顔がたまに夢に出ます。ニコルソンが嫌いです。キューブリックは好きです。僕の恐怖心を引き起こすトリガーのきっと大部分があの映画から来てると思います。大人になってから、一度だけ観直しましたが、最後までたどり着けませんでした。大人なのに・・・。というか、本当をいうと最後の方はよく覚えてません。ホラー好きに言わせると全然怖くないらしいですけど、僕はもうだめです。ゆっくりゆっくりニコルソンが狂っていく、というか、ホテルに取り込まれていくその一つ一つの細かい描写がいちいち僕のちっちゃな肝っ玉をがしがし責め立ててもうたまらないのです。三輪車!あのバーの居心地の良さそうな様子!廊下の血!やめて!お願いですから!ゆっくりズームインしないで!同ポジも切らないで!キューブリックの映画を見てていつも感じる、”あぁ、この人、人間がすごく嫌いなんだなぁ”という感じが最大限の不快な皮膚感覚で伝わってしまった映画です。まったくおんなじ感じが例えば『2001年』とか『フルメタルジャケット』とか『時計じかけ~』なんかではすごく入ってきたんですけどね。好きなんです。基本的に。キューブリック。人間嫌いなところが。でもこれはもう、ただただ嫌。怖いんです。でも、すごいと思う。これをもう一度ちゃんと観れるようになったら、僕は本当に成熟した大人になれるのかな、なんて思っちゃうんです。今はまだ、ただただ怖い。目をそむけていたい。 【am】さん 10点(2004-12-13 03:29:24)(良:1票) 269.怖いかと聞かれたら正直怖くない。ラストは良かったしジャック・ニコルソンの表情も怖かったけど。分類はホラーだけどホラーとは一味違うと思う。 【ゆきむら】さん 6点(2004-12-07 17:15:08) 268.鬼才キューブリックの作品だけあって、普通のホラーとは違う映画。見事にキューブリックの独断と偏見で作られているので、原作者のキングは怒るでしょうね。しかし、なんともテンポが悪い。ジャックが狂いだすまでは、何かが起こりそうなことを予感させる演出が多々盛り込まれているものの、テンポが悪いため、入り込むことが出来ません。と言っても、ジャックが狂いだしてからも、心理的演出が盛り込まれているものの中途半端で、これもまたテンポがあまりよくないし、なにより恐怖も面白味も感じない。愛、同情、優しさの部分を全て排除し、狂気に徹して作られているわりには狂気を感じない(ホラーではない時計仕掛けのオレンジの方が狂気を感じる)。しかも、これからじゃないの?って時にTHE END(見た目、中途半端に終わるのはキューブリック作品ではよくあることですが)。ジャック・ニコルソンの演技は凄いが、後半が薄っぺらく感じてならない。予想の範囲以下でした。原作に忠実に作られているキング版もいつか見てみたいと思います。 【A.O.D】さん 4点(2004-12-06 22:07:33) 267.とにかく親父の怖さに尽きる。俳優の演技力でこんなに圧倒され恐怖感を覚えた作品は類を見ない・・・猛吹雪でホテルに閉じ込められた家族。そのホテルには悪魔が棲みついていて、親父に憑依。徐々に気が狂う親父は家族を皆殺しにしようとする。本来家族を守るはずの存在の者が全く逆の存在になり、且つホテルにいるのはこの一組の家族だけで、助けてくれる人間はいない。なんて設定だけでなかなか怖そうなのに、加えてその親父の狂気ときたらもう凄い。特殊メイクやCG等を超越した圧倒的な形相、インパクト、オーラだけで、見る者を恐怖のどん底へと陥れてしまったんだ。そしてそれはシャイニングという作品の本来の価値観をも超越してしまったのかもしれない。 【ホーラン℃】さん 9点(2004-12-02 23:07:10) 266.キングが文句をつけたということで、「どんな映画や?」という好奇心から、観てみました。文句をつけられるような作品ではないという感想です。 ホラー作品としては、中の上だと思うし、ストーリー展開も悪くない。しかも、キューブリックらしい繊細さがある。キングの負けだ。そして、97年くらいにキングの独断と偏見で作り直したシャイニングよりも断然よいだろうとも思った。 やはり、人がだんだん狂っていく様は怖いと感じるね。 【Takuchi】さん 8点(2004-11-20 17:44:26) 265.もう10回以上観ています。これは単純にホラーに分類されるものではないですね。次第に狂気に追い詰められていく心理ドラマでもあり、美しい芸術映画でもあります。キングは好きですが、彼がこの映画が気に入らなくて自分で作り直した作品は、原作に忠実なだけの平坦な映画でした。映画は小説の作り方とは違うとつくづく思います。 キューブリックはやはり凄い! 【霧のターンパイク】さん 10点(2004-11-17 23:49:21)(良:1票) 264.《ネタバレ》 これは怖かった。エクソシスト以来の恐怖です。あまりに怖いので観るのを止めたくなったが、途中で止めると続きが夢にでてきそうなのでノ 仕方なく最後まで観ました。出てくる人の顔が皆怖くて、何をしていても怖い(おもちゃの車が走るのですら恐怖)。唯一の真人間、救世主の黒人のコックさん。豪雪をかき分けやっとたどり着いた彼のあえない最期には呆然自失。それにしても奥さんと子供が助かって本当によかった。この映画、心臓にはよくないです。 【杜子春】さん 8点(2004-11-08 16:17:02) 263.あまり怖くなかったですね。ニコルソンの演技はさすがにうまいと思いましたが、これも怖いというよりは妙に滑稽でちょっと笑ってしまいました。 【NIN】さん 4点(2004-11-08 16:02:25) 262.《ネタバレ》 再度見直すと、ジャックが家族と離れて、狂気に取り付かれていく様子が綺麗に描かれていました。恐怖・狂気・心霊といったものを表現するのに、いくつか印象的なシーンがあります。スティーブン・キング原作なので、話自体も非常に凝っていて面白い。ドキドキしちゃう映画ですね。 【ちひろ】さん 8点(2004-11-06 01:32:02) 261.怖いのは怖いけど、意味がよくわからないところが多かった。 【HK】さん 6点(2004-10-21 10:29:27) 260.家族愛をテーマにし、人間のキャラクター重視に物語を置いた原作に比べ、映画はホテルが主役で、登場する人間はサブに回っている感じがします。キング版の原作の熱狂的なファンは、キューブリックの映画版を扱き下ろしました。なんせ原作の終わり方まで変えてしまったのですから面白くありません。しかし私も含めキューブリックの熱狂的なファンは映画「シャイニング」を支持しています。私は原作も読んだし、映画も何十回と観ましたが「映画は映画、原作は原作」として楽しめばいいと思います。どうも原作のファンと言うのは、自分の頭の中に描いたとおりに映画化されないと面白くないとする声が大きすぎます。これは「原作>映画」と言う悪い構図を撤回する上でも、無くしてほしい偏見です。 映画「シャイニング」は目を瞠る素晴らしい点が沢山あります。三輪車でホテル内を走るダニーを後ろから滑らかに追うショットや、左右対称構図は勿論おどろおどろしい音楽にジャックニコルソンの名演技。美しい映像に不気味なホテルの内観。エレベーター横を流れる血の濁流。確かにホラーというジャンルの中では怖くないのでその点は至らないかもしれない。しかしこれほどの作品が作れるのはやはりキューブリックの才能だと思います。原作のキングはこの作品を観て不快に思い、17年後に自らが製作総指揮でテレビ版「スティーブンキングのシャイニング」を作りました(監督はキングお気に入りのミックギャリス)。しかしこの原作に実に忠実な作品が、同じ映像としてキューブリック版シャイニングと比較して勝ってるとはお世辞にも言えません。忠実だけど退屈で安っぽい。そんな感想も聞きます。いざ不満を持って作ってみて、比べてみたら勝てなかった。ホラーの帝王と言われる作家と完全主義で鬼才の映画監督。張り合ってはいけない2つの大きな才能それぞれの長所短所がうかがえる作品の代表例だと思います。 【まさかずきゅーぶりっく】さん 9点(2004-09-22 18:53:20)(良:2票) 259.奥さんの顔がすごくこわかった。ガチャピンのモデルだとおもった。最初から最後までずっと怖かった。しかも、ジャック・ニコルソンの演技すごすぎだ。すてき・・・!! 【ギニュー隊長★】さん 8点(2004-09-18 12:31:04)(笑:4票) 258.何度見ても、怖いというか不安を煽られる演出や音響にどきどきしてしまう。ニコルソンが徐々におかしくなっていく姿は本当に怖い。奥さんも怖い。 【耳】さん 9点(2004-09-16 04:45:53) 257.嫁さん強っ!旦那だらしなっ!。あとはシーズン中にあのホテルに行って見たいかな。 あの建物って今も現役なんでしょうか。むしろそっちが気になりました。 【ひろほりとも】さん 6点(2004-09-11 22:09:26) 256.ホラーとして怖いというより、鑑賞後、「映像」が頭にこびりついている。その辺、映画を映像表現として追求するところが、キューブリックなんだけどね。「映像」を一つ一つ芸術作品として丹念に作ってあるところが好きです。(たとえば、子供がバイクで部屋の中を駆け回っているシーンとか、子供の視点が印象的だった)そして、その映像に、見事にジャックニコルソンと奥さんの演技がはまっている。なかなかの傑作。ジャックニコルソンは、実はこのあと生きていて、山をおりて、「恋愛小説家」になったとさ。追記:ところで、RedRumの発音は、二つもRが入っていて難しい。。。おいらが発音しても「赤い子羊」になっちゃう。あんなガキでもちゃんと発音できているのに。。。アメリカ在住X年、この映画をみてRedRumが出てくるたびにそれがトラウマ。 【あまね】さん 8点(2004-09-05 23:34:54) 255.俺にとっては怖い映画だった。深夜1時ころ見てて怖くなって、、、続きは翌日の昼間見た(休日だった)。 【T橋.COM】さん 6点(2004-09-04 00:34:15) 254.《ネタバレ》 横で一緒に見てたオカンの顔もシェリーデュパルになってて、それ見てよけいにビビリまくった。。。 【ヒロヒロ】さん 6点(2004-09-01 15:49:28)(笑:1票) 253.音楽が良すぎます。Krzysztof Pendereckiの"Utrenja"や "Dream of Jacob"、Gorgy Ligetiの"Lontano"、Bera Bartok、などの使い方、そしてこれらの曲を選曲したキューブリックに敬服します。とにかくどの音楽も最高。宴会のシーンやラストで流れる"Midnight with the Stars and You"にもうメロメロ。 【ooo-oooo-o】さん 9点(2004-08-28 10:54:58) 252.《ネタバレ》 作りも演技も巧い。人工雪も豪快だしセットも豪華。なのに響いてこない。イマイチ。なぜならそれは、(ダンスホールのバーのシーン/エンディングの写真でわかるように)幽霊たちを一種の「社会」と解釈して、父親が狂っていく過程に理由付けをしている(社会に順応する=家庭を抑圧する)から。そういう閉じた大屋敷の世界観は『ファニーとアレクサンデル』にも通じる設定なので、映画芸術としてはOKかもしれないが、「じゃあ幽霊話くらいでこんな大作にすんなよ」って言いたい。また、近所付き合いを失ってポッカリ空いた穴が、見えないものを見せているのだとしたら、当然奥さんにも何らかの異変があるはずなんだが。全体構成はキングの原作を踏襲しているので、こういう部分で突き抜けられない(原作ではオヤジとダニーが霊感を持っているので過去の亡霊を見る事になる)。最初のスクリプトは「狂ったオヤジが妻と子供を惨殺した後に自分も自殺。翌年になり、次の管理人一家がやってきて、食卓を囲んで楽しそうに談笑しているダニー一家の亡霊を見る」てな感じだったらしい。これなら理解できるんだけどねえ。出来上がったラストじゃ、社会の一員になるためには家族と別れなならんのか~っ! てな無常さを感じるね。 撮られた時期がベルイマンの『ファニーとアレクサンデル』に近く、かつ話のベクトルが全く逆(コッチは「幽霊を理解し愛する演劇一族」の話)なので、天才キューブリックの限界点を見る思いがする。(追記:これはいわゆる「雪ボケ」の話なのだが、雪の多い日本でもこの手の民話はある。冬中雪に閉じ込められた山寺の和尚さんを助けに行ったら仏像を食っちゃってたとか…人食で生き延びたドナー隊の話もそうだが、「雪ボケ」ジャンルと言うものはもっと追求されていいかもしれない) 【エスねこ】さん 3点(2004-08-27 05:16:47) 251.顔も恐けりゃ演出も恐い。 【腸炎】さん 8点(2004-08-26 20:39:41)(笑:1票)
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