みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
7.去年の年末、名古屋高裁で名張毒ぶどう酒事件の再審開始決定が取り消された。再審請求人は最高裁で死刑が確定してから35年も獄中から無実を訴え続け、齢80を越えている。ようやく開かれた重い扉が、再び閉ざされてしまった。再審開始を勝ち取るため、弁護団は科学的な実験も行い、今は消えてしまった証拠を新たな見地から導き出したという。「最高裁が下した判決に間違いはありえない」という強い意志が感じられる再審の取消決定。 裁判所は法の下において人を裁く場所ではない。法廷は、官僚である裁判官が主役の「舞台」なのである。裁判官は裁判官として自らを立派に演じ切れば、その後の立身出世も思いのままだ。この映画はドラマではない。いやむしろ実際の法廷の方がもっと馬鹿げたドラマを生み出すこともある。ほとんどの人が裁判の実態など知らないだろうから、映画を観ても作り話にしか思わないかもしれない。しかしこれが日本の裁判制度の現実だ。 だからこそ思う、周防監督の偉大さを。 今は悲惨な事件が多く、被害者救済の声が大きくなっている。それはもちろん大切なことだが、そのために無実の人が裁かれてはいけない。心の叫びをかき消すような時代の渦となってはならないのだ。 【denny-jo】さん [映画館(邦画)] 10点(2007-01-26 00:07:59) 6.満員電車は 右手は上げて摑まって 左手は鞄を持って 乗りましょうってことですな…コワイコワイ 蛇足:某元大学教授が保釈されたのもタイムリーでした(認めりゃいいのに) 【栗頭豆蔵】さん [映画館(邦画)] 10点(2007-01-23 13:40:56) 5.話としては面白かったですが、特に見せ場もなく、あっと驚くような意外な展開もなく、淡々と終わったという感想です。実際の上映時間ほどの長さは感じませんでしたが、この程度の話なら、わざわざ映画館まで足を運ばなくともDVDが出たら家でのんびり鑑賞しても良かったなと思います。主演の彼、他に何をしている人か私は全然知りませんが、演技はなかなか良かったと思います。 【(^o^)y-~~~】さん [映画館(邦画)] 6点(2007-01-22 23:11:59) 4.《ネタバレ》 カタルシスという言葉の意味をあらためて考えさせられる映画でした、スッキリしたい人は観ちゃダメ。8年前に2番手なのにネズミ取りに引っかかって、当時の仕事の都合で訴訟に持ち込めなかったことを思い出して今でも地団駄踏みそうです。ま、持ち込んでもこの映画とおなじ流れだったんでしょうけど。減点の理由は、長すぎるってこと、たぶんずいぶんと削ったんでしょうが。鈴木蘭々をキャスティングする意味があったのかってこと。周防くんの落とし所はなに?ってこと。観る意味は充分すぎるくらいある作品だと思いますが… 最後に亀山千弘くん、小日向くんに特徴的なキャスティングして、HERO映画版で相変わらず事務官させるのは危険じゃないですか?CXとして。それから事務官の多くが現在副検事になってることもあることは考慮しないと。結局、脇を演じる俳優が払底してるんでしょうね。 【shintax】さん [映画館(邦画)] 7点(2007-01-22 21:05:03) 3.《ネタバレ》 本当は9点でも良いのですが、いかんせんまだ1月。 今年一番と評価するには、チト早すぎるので8点献上。 2時間半のどちらかと言えば長めの映画ですが全然飽きる事無く あっという間の時間でした。 主役の加瀬亮の演技が良い! 以前から注目していましたが、やはり今回も良い! 【あずき】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-01-22 20:35:33) 2.映画を観終った後、誰かと熱く語りたい衝動に駆られます。「これはいったい如何なのよ!?」と、「俺にも一言いわせてくれ!」と・・・、観た人は必ず自分の中で意見を持ち何かを感じる筈。特に男は他人事ではいられない。明日は我が身ですよ。周防監督が現したかった日本の裁判制度のおかしさと怒りをヒシッ!と感じられます。2時間半の上映時間なのにあっという間だった・・・。いい映画です、みんなに観て貰いたい! 【まに】さん [映画館(邦画)] 9点(2007-01-20 22:07:48) 1.この作品を観終わった後、電車に揺られて家に帰った。その間ずっと、痴漢に間違えられないように怯えながら帰った。この作品の中にあるもの全てがあまりにも距離が近い。いつ、どんな形で同じ目に合うかわからない。ぼくはこの映画を観終わった後、どうしようもなくイライラした。それはこの作品が悪いわけではない。この日本の現状に腹が立ってしょうがなかった。日本の法律、それを取り巻く警察、検察、裁判官、その全てに腹が立ってしょうがない。裁くべき人間を裁かず、裁かれるはずのない人間が何を償えばいいのかもわからない状態で牢屋に押し込められ、時間を奪われる。そんな事、一分でも、いや一秒であってもあってはならない。この作品を通して監督が訴えたいことが心に染みた。もしかすると、満員電車が怖くて乗れなくなるかも…恐ろしい恐ろしい… 【ボビー】さん [映画館(邦画)] 7点(2007-01-20 18:35:05)
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