みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
41.正直言ってこの複雑なストーリーの構造のすべてを完璧に理解したとは言い難いのだけど、 この作品が面白くて、この作品をつくった人に才能があることは完璧に理解できた。 こんなことを思いつける人はすくない。たとえこんなこと思いついても、形にできる人はすくない。形にできても、実行できる人はすくない。実行できても、話題にできる人はすくない。希有な才能というのはこういうことを言うんだなと思いました。 【コダマ】さん [試写会(字幕)] 8点(2010-08-10 15:55:35) 40.観賞後、目の前に広がる現実世界が、実は夢の世界なんじゃないかと疑ってしまった。 【Yoshi】さん [映画館(吹替)] 6点(2010-08-09 23:20:24) 39.《ネタバレ》 夢に入り込むというアイディアは単純に面白い。さらに二層・三層へと重なる複雑さはストーリーを豊かにさせており、それらが一体となっているため緊張感も増大されている。複雑さはあるものの、構造は極めてシンプルでもある。 「下層に進むたびに時間が倍増される」「虚無に落ちる」というような分かるようで分からないルールも、ストーリー上必要不可欠のルールであり、許容するしかない。 「全てが夢」「ラストだけが夢」「全てが現実」と観た者がそれぞれの感想を抱くこともできる点も面白いところだ。個人的には、「夢の中でしか生きることができなかった男が夢と決別して、現実の世界に戻る」というシンプルな感想を抱いた。たとえそれが夢の中であっても、本作にはハッピーエンドという形がしっくりとくる。会長の息子同様に、夢の中でも幸せになれば、どこか救いがあるのではないか。妻を死なせてしまったという罪悪感に囚われて逃れることができなかった男が開放されるシーンには明るい希望を感じられる。 ただ、夢に囚われた男が夢と決別するにしては、やや盛り上がりを欠くラストだった気もする。夢の中の妻の姿は、リアルな妻の姿ではなくて、自分が過去に知っている姿・自分の理想の姿の投影・虚像でしかないという“現実”を痛感させて欲しい。 パソコンやゲームといったように二次元の中でしか生きられない世代が育っている中で、本作を観ることで“現実”に向き合えるような作品に仕上がれば、もうちょっと変わった作品になったかもしれない。 また、「インセプション」という使命のためには仕方がないにしても、夢の中にしては極めて現実的で常識的な世界が繰り広げられている。二層においての重力を無視した戦い、四層においての幻想的な世界が構築されていたが、相手にバレない程度には夢の特性をもうちょっと活かして欲しかった。二層での階段のようなトリック辺りではやや弱いか。重層構造ではあるが、夢の下層は夢でしかなく、観客の想像を超えるサプライズを与えるまでには至らない。 夢と現実、現実に見える夢、夢の中での夢、各キャラクターの夢が微妙にズレているといったように、もうちょっとグチャグチャにしても良かったかもしれない。 コブと奥さんが過去に自殺に使用した際のイメージだろうか、一層での列車の突然の出現など、コブのイメージと夢の中の世界はゴチャついているが、ハマっている感じがしない。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-08-09 22:58:10) 38.《ネタバレ》 インランドエンパイアを分かりやすくしたかんじ。 街がぐにゃーってまるまるあの夢の中のあいまいな感じを後半欲しかった。強固な要塞とかでなく、インランドエンパイアみたいなぐにゃぐにゃした世界を。 【no_the_war】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-08-09 22:11:48) 37.《ネタバレ》 ものすごく面白い映画なんだけど・・・結局すべてが夢オチみたいなもんですな(笑) 主人公と奥さんの話がちょっと長く感じました。 【りんご】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-08-09 00:44:21) 36.《ネタバレ》 8月8日、みなとみらいの新しいシネマコンプレックスで鑑賞しました。 夢オチですが、4重構造の同時進行のスリル&サスペンスは、上出来です。有料の価値は、ありました。男性向きですので、カップルや、ファミリーはつらいかも。インナートリップ型の娯楽大作としては、十分です。難をいえば、ディカプリオでなくてもよかったような気がしました。蛇足ですが、サイトーのミッションは果たせたのでしょうか?二代目社長と初代社長が和解してしまったのでは、会社はつぶれないでしょうに… 【クゥイック】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-08-08 20:16:17) 35.《ネタバレ》 朝、目が覚めて出掛ける準備をしてたら、目が覚めて準備してたのは夢の中だった。・・・こんな体験、誰でも1度はしているはず。この作品は、そんな夢の中の世界の話。「調合師」「設計師」「階層」など独自の言葉がバンバン出てくるので、ちょっと難解かもしれませんが、学生アリアドネを通して観客にも分かるように説明されていきます。夢の中で夢を見る、そんな不思議な世界がどんどん広がっていき、同時進行で複数の夢が進んでいくところの見せ方がウマイ!私が気に入ったのはアーサーの無重力の世界。これぞ映像美!この手の映画は世界観や映像だけで引っ張りすぎて、内容がスカスカだったりするんですが、脚本がしっかりしていてドップリと世界観に浸れました。ぜひとも、見て欲しい作品です!!******ただし少々難解ですので、これを理解できるかでハマれるかどうかが分かれると思います。私の後ろのシートの方は豪快な寝息を立てていらっしゃいました。ハマれなかったんでしょうね~(^^;) 【ななのじ】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-08-08 13:30:05) 34.正に「凄まじいアイデア」ですね。エンディングでは鳥肌が立ちました。ただ少し長かった。記憶を整理しつつ二度鑑賞しましたが、やはり第四階層で頭がパンクしてしまい眠くなってしまうのが残念です。十二分に楽しめましたがもう少しコンパクトに収めて欲しかったのも事実かな。しかし今後ともノーランからは目が離せませんね。 【Kの紅茶】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-08-07 19:58:27) 33.良く出来てますね。話の構成もそうですし、映像も信じられないくらいの出来です。ただ、登場人物の人種を均等にしていたり、アクションシーンを入れたいが為に雪山を舞台にもってきたり、不自然な作り込みが気になりました。それに、C・ノーランは愛情表現があまり上手ではありませんね。怒りや苦悩は巧く描けるのに。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-08-07 00:11:16) 32.《ネタバレ》 恐ろしく濃~い映画。一瞬でも気を抜くとワケが分からなくなります。設定がとっつきにくいのですが、それさえ許容できれば派手な映像と濃密な脚本、演技に満足できるでしょう。第二階層の無重力アクションのシーンは必見モノ!!CGを使っていないらしいです。 また、自分はこの映画2回観ましたが、2回目の方がはるかに面白かったです。とても丁寧に作られていて、伏線の張り方(初見だとストーリーを追うのに必死でおそらく気づかない伏線がいっぱい!!)などはお見事としか言いようがありません。 さらに、観終わった後にネット上での議論を見ると二度楽しめます(笑)。 あと、謙さんが渋くてカッコよかったです!英語はいかにも日本人!って感じの英語でしたが(笑) 【bolody】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-08-06 23:27:48) 31.《ネタバレ》 事前知識ナシで観ても、作中でちゃーんと解説されるのでだいじょうぶです。 ただ、真面目に観てください。 家でレンタルビデオを見るような感覚で、流し観してると置いていかれます。 ノーラン監督作品としては、『メメント』『ダークナイト』に次ぐ、密度の高いシナリオです。 【伊達邦彦】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-08-06 05:05:45) 30.《ネタバレ》 ★今年はメジャーな映画にあまり当たりがないんで、これはよかった。ので甘い9点 ★世界観はマトリックスと似てるが、機械の造ったVR世界よりも、人間の想像力が生み出した世界のほうがある意味怖い。そう、これはSFアクションの体裁を借りたサイコホラーだ。しつこく現れるモト妻、夢の第4層のコワレタ様相など薄ら寒いものを感じる。 ★まあ、大掛かりな仕掛けやアクション、小難しいせりふなどに比べて、結局やってること(目的)がちっちゃい(取りあえずは個人を心変わりさせることだもん)ってのはご愛嬌でしょう。それ言っちゃ映画はおしまいよ。だったら一番えらいのはやっぱSWってことに・・・それ異論ある人多いでしょ(笑)。あとマトリックスのアイデアもオリジナルじゃないので。 ★かなり説明不足なのはぼくはいいとして、SF的にはやっぱり技術的な背景をもう少し(もちろん嘘っぱちに決まってるが)描き込むと後半のサスペンスがもっと生きてきたかも。ただそれは監督の意図するとこでない・・あくまでも夢の中のお話が本筋。 ★あの技術は非合法で出来る人間(チーム)も限られてる。公にもなっていない。しかしそのスジには知られており、すでに医療や学術利用を飛び越して産業スパイに波及してる。大企業のトップは知っており、心理防壁を立てることも訓練でできる。コブとモト妻は開発にかかわってたのかな。あんな技術、警察はともかく、軍(もちろん現実世界の)が介入しそうだ。 ★ハンス・ジマーの重厚なBGMもよかった。ちょっと盛り上げすぎだけど。けんさんの目立ちぶりもグッド。英語うまいと思うよ。何しゃべってるかわからないもん(笑) ★そういや、冒頭の似非日本建築見て、あ~また今度はノーランがやっちまったのか~と、がくっときたが、あれはけんさんの妄想の世界だったのか?あれがけんさんの理想のうちだったのか!! 【wagasi】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-08-04 00:02:08) 29.《ネタバレ》 全編を通して哲学的だが、俳優たちの演技が巧く、難解な世界設定にもかかわらず物語に没入しやすかった。エレン・ペイジは特に注目すべき。パッと見ちんちくりんだが非常に美しく感じさせる。他人の夢に入り込む技能にも、キャラクターごとに各々得意科目(設計、抜き取り、擬装、調合など)があり、階層構造を成す夢世界を能力を存分に活かして縦横無尽に冒険する姿は、新たな映画の舞台として非常に魅力的。ある夢世界の物理現象が一階層奥の夢世界に対して干渉する(特に重力)のは斬新な設定だ。ラスト間際の「キック」の連鎖による覚醒は、時間制限の緊張感とも相まって、大きなカタルシスを感じる。ラストの止まりそうで止まらない独楽の演出も良い。ハッピーエンドであって欲しいが、夢から覚めないほうが良い場合もあるかも。非常に楽しめた。 【しぇんみん】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-08-03 23:42:03) 28.《ネタバレ》 これは2回目に挑戦すると、すごく楽しめそうな作品。エレン・ペイジやキリアン・マーフィという、私の好きなキャストが出ているのも嬉しいところ。ジョセフ・ゴードンのホテルでのぐるぐるアクションが見所。話は複雑で映画館で観ている過半数のミーハーな人達は、恐らく話の流れに付いていけないでしょう。ラストは想像に任せますという形式ですが、私はバッド・エンドに感じました。心地よい世界を創造できるという美味しさから、抜け出せなかったのでしょうね。階層のジャンプ手段等はかなり強引な設定で付いていけませんが、雰囲気はなかなか良かったです。エレン・ペイジのファンの方はは必見。 【マーク・ハント】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-08-03 01:51:21) 27.《ネタバレ》 ディカプリオのハッピーエンドが夢の中のスペクタクルとは実は関係なく、サイトーの電話一本っていうのは、サイトーの権力がどんだけすごいんだって思いました(笑。 俳優陣の好演と最後のハッピーエンドに+1点。良作。 【珈琲時間】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-08-01 11:07:11) 26.恐い夢から無理矢理”ジャンプ”して目が覚めたと安堵していると・・・そこはまだ夢の中だった。。。 誰しもが経験している小さな恐怖を逆手に取っての大活劇!「エルム街の悪夢」や「パプリカ』等で描かれたような夢絵巻を最新技術を駆使して臨場感溢れる映像に昇華させ、個性溢れる俳優陣と迸る音楽がそれを支えるノン・ストップ・SF・アクション・ミステリー!! 「欲張り過ぎ、詰め込み過ぎ」というなかれ。ここまで映画の愉しさを味わせてくれれば、制作費の「注ぎ込み過ぎ」も納得できますわ。お見事!!! 【つむじ風】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-07-31 21:49:23) 25.レイト・ショーで観賞。最近寝不足のため眠くなるかもという不安があったのだが、手に汗握る展開に、最初っから脳ミソ全開。眠るどころか、その日は深夜まで興奮状態が続き、かえって寝不足に輪をかけるはめに...。冷静に考えると、細部が雑というか、わざと説明不足にしているような気もしなくもない。もう一度観たくなる魅力的な作品であることは確か。ところで、同行した家内は隣で熟睡していた。こいつ、いつから寝ていたのか?帰り道、家内は映画の感想については一言も述べずに、その間に見た自分の夢を話し続けた。「デカプリが..」(←家内はディカプリオをいつもこう呼ぶ)「後頭部を見て謙さんだと思ったら...」(←家内は『ケン』という名前の人を全て『ケンさん』と呼ぶ。高倉健も、志村けんも皆『ケンさん』)「...振り向いたらなんとその人市川海老蔵だったの!」(←どうやら出掛ける直前まで観ていた結婚披露宴のテレビ中継が記憶にあったらしい...)「伊藤英明が出てきてね、加藤あいもいたのよね。そしたら...」(←おいおい。確かにスピーチしてたな伊藤英明...)「突然、海難事故発生のアナウンスが流れて...」(←始まる前に『海猿3』の予告やってたっけな...)家についてからも家内の話はしばし続いた。そして気がつくと家内はイビキをかき、ヨダレをたらして再び熟睡。私は例えようのない寂しさを感じつつ、おもむろに取り出したある物を..........クルクルクルクルクルクルクルクル....パタッ。私はその瞬間我に返ったのだった(涙) 【nizam】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-07-31 12:23:57) 24.《ネタバレ》 しかし、、「とりあえず寝る」っていうのはマヌケやな…ってどうしても思ってしまう(笑 これって、マトリックス以前にもあったのだろうか。この場合はまあ夢をみないことには、っていう前提があるから 仕方ないんだけど。落ちてゆく車のなかで「ああ、寝とるスローになってまだめっちゃ寝とるよ~」「なんか寝たまま皆ひとまとめに結わえて薪みたいに運ばれてますけど!?」って笑いを堪えてたアホはわたしくらいなもんなんだろうか。。 あとは、ケン・ワタナベなんですが、「ああ~ケン・ワタナベやなあ」「英語はこれうまいんかな」「ああ、またこれ悪っそうやな(笑 やっぱこのテイストなのね…」「ケン撃たれてもてるやん!」っとまあ、いちいちケン・ワタナベ気になり過ぎ(笑 「ハリウッド大作に出ずっぱり!」とか「レオ様の次にクレジット!」とかいうけど、うまく言えないけど、日本人としてはケン・ワタナベやなぁ…って思うようなんよりは、「渡辺謙だ」って思いたい。 それから、不思議と観た後印象に残らない、というのは私も同意です。なんでなんでしょうね。。。残ってるのは、あのちょっと闘莉王みたいな人クールでかっこよかったなあ。。っていうことくらいです。 抜け過ぎ(笑 【air】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-07-30 13:00:56) 23.渡辺謙が出ているということ以外、一切の予備知識なしで劇場へ行った。冒頭から前半にかけてちょっと難しく、やばい、こりゃ気を抜けんぞ!と思わず構えたが(笑)、終わってみると存外シンプルな作品であった。映像や音楽が大変素晴らしかったがなぜかあまり印象には残らず、むしろ人間ドラマの方にいいところがあったがやや単純であり、傑作には及ばない惜しい作品という感じがした。 【すらりん】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-07-29 18:29:41) 22.久々に濃厚な映画を見れて満足です。夢というあいまいな世界を何層もの世界異なる時間の動きで積み上げることによって薄っぺらさを感じさせずに重厚なものに仕上げていて面白いと思いました。それと夢に進入する手段の説明をザックリ切り落としてる所も上手いなと思いました、これはどんなに上手い説明でもチープさを隠せませんからね。これだけ面白いとシリーズ化して2.3と見たい気はしますが、まあこの作品を見た感じ監督の作り切ったという感じが滲み出ているので続編は作らないだろうなぁ~。 【映画大好きっ子】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-07-29 01:26:33)
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