みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
9.《ネタバレ》 暴力には暴力で対抗するしかないのかと諦めかけていたが、衝撃のラストに救われる。床屋のイタ公とのやりとりが笑わせてくれ、葬儀の場に笑顔で出席していたのが泣けた。 【Q兵衛】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-05-02 14:49:26) 8.最後は丸腰でしたね。イーストウッドは生涯をかけて演じてきた”男の姿”を終わらせたかったのでしょう。さよならハリー!、さよならブロンディ! 【爆裂ダンゴ虫】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-05-02 10:37:56) 7.「ジー・ティー・アール」だったら10点だったのに・・・ 【マー君】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-05-01 01:01:05) 6.《ネタバレ》 イーストウッドの、いつものマジモード文芸調の映画なのに何かこうわかりやすさが押し出されている作品だった。 前半のジョーク混じりの説明的な展開は速くて心地よく、本当によく練られていると言う感覚。 晩年余生を静かに送りたい近所のおじいさんが、ダーティハリーの台詞に似たしゃべり方でドスをきかせるセンスはすごく面白い。 さて後半、取り返しのつかない事件が起こるが結末で本当に感動してしまった。 だけど、泣けるとか涙が出るとかそう言う感覚ではなく気持ちが大きく動くと言う意味でものすごい感動だった。こういう結末で本当に感動できる安心の本物の映画職人だとおもう。 イーストウッドは44マグナムをぶっ放して、正義の味方を演じるのが得意という評価が日本に定着しているのは、映画会社の思惑なんだろう。どういう訳か、日本ではイメージが変形して固定してしまった。あげく21世紀に永遠の大根役者として評価され続けていると言うのが面白い。 イーストウッドはいつだって本気で映画を作り続けている。本気で文芸作品を撮ったかと思うと、全くの同時期に本気で固定ファン専用プロモーション刑事映画を撮る。センチメンタルアドベンチャーとファイヤーフォックスが同年であったり、バードとダーティハリー5が同年であったりする。イーストウッドが文芸調なのはほんの最近だと思ったら大違いで、愛のそよ風とダーティハリー2も同年。この人ははじめから文芸調とファン向けアクションを併走している。 この映画は(というか全部そうだけど)一切情報を入れないで観た方が良い。 宣伝番組や雑誌特集で中盤の流れを知ってしまうとせっかく脚本家が用意した驚きを得ることができず感動のしどころが一つ消滅する。 メディアの姿勢は懸命に作った脚本家に失礼だと思わないのかちょっと疑問だ。 【黒猫クック】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-04-30 01:29:11) 5.脚本は、パーフェクトに近いです。たぶん初めての映画がこれだったら、満点つけたかもしれない。あのクリント・イーストウッドがくされじじいの役をやる、それだけで十分凄い事。日本で言えば、高倉健がやる様なもの。この映画を観て、世界中のじじいは元気が出ると思うし、自分も将来こんなじじいになりたいと思いました。 【Yoshi】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-04-29 23:42:02) 4.《ネタバレ》 ミリオンダラーベビーの書き込みで、この映画が好きか?と聞かれたら、好きではないと答えるでしょう。と書いたのですが、今回のイーストウッド監督作品はたぶん、私の好きな映画の一本に入るでしょう!なにが今までのイーストウッド作品と違うのかということです。今までの作品は問題を提起して説明して、解決を一応するのだがしかしその問題の特殊性、普遍な大きさに見ての帰りに、ともすれば気持ちが釈然としないというか、気分が悪いというか、そうなんですよいつも良い映画なのに! それが、この映画のラストときたら、五大湖から吹く心地よい風の中をこれまたビッグエンジンのグラントリノがタオのドライブで走り抜けていく!まるで、アメリカ基幹産業の象徴のように。その少し前に私に涙を溜めさせた映画のラストがこんなに爽やかで、未来の希望にあふれる穏やかなシーンで締めくくられるとは.... 確かにこの映画の中に ハリーがいます。あのマグナムをぶっぱなして強引に解決していく、でも今回は違ったのです。もうそんな時代ではない。暴力は暴力を呼び、孫子の代まで続いてしまう。そう考えたコワルスキーのとった行動があの壮絶に撃たれ死んでいくことでした。それはタオやスーの家族に対する償いだったのでしょう。また戦時中に自分の犯した罪への償いなのかもしれません。とにかくこの映画でクリントイーストウッドという人は映画の基本に立ち返った作り方をしたのではないでしょうか。それがあのラストに繋がる事になったのでは私はそう思います。 私もわざと物語にはふれません。あまりこんなの読まずに見に行きましょう。絶対に納得できる貴方にとって最高の作品です! 【としべい】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-04-29 22:10:09) 3.なにを書いてもネタバレになるので多くは書きませんがいい映画でした。強く心を揺さぶられるという意味では出色かもしれません。エンドロールをもう少しゆっくり観ていたいと思わせるような映画です。音楽も相変わらずいいです。今更かもしれませんがこれからご覧になる方は出来るだけ情報を入れないで観る方が良いと思います。 【ことひき】さん [映画館(字幕)] 9点(2009-04-29 10:00:33) 2.《ネタバレ》 途中までは満点をつける気などさらさらなかった。 ありきたりの父&息子の成長譚に似すぎていてちと痛いとか、老人の孤独と死にまつわる諸々など個人的に映画館では見たくもないとか、カットのつなぎに性急さがちらほら見られ、にもかかわらず序盤の事件が起きない退屈さを隠蔽しきれていないとか、だいたいアメリカの片田舎でならひょっとしてあるかもしれないギャング話に、なんで日本人である私がわざわざあっちの小市民のふりして感情移入してやらにゃあならんのか、などなど。むろん間違いのない映像の質の高さに安心して身を任せてはいたのだが、そうした小文句が脳内を駆けめぐっていたのだった。 しかしあの、よくぞここまでと書くしかない娘の悲惨な姿が映し出されてからはもう、映像世界に引きずり込まれてどうしようもない。首根っこをつかまれて無理矢理という感じであり、しかも最期を遂げるシーンがあまりにも想像ベタすぎてかえって意外というか、ど真ん中すぎて茫然見逃しというか、こんなのありかという混乱の収まらぬうちにシーンは葬式会場へと移り棺を眼前にしてまるで本当の肉親が死んだかの如き気分をありありと味わい、感動して腰を抜かしていたのであった。あんた、そりゃないよ爺さん。このわけのわからない涙はいったい何なんだベイビー。 俳優イーストウッドは死んだ。映画の主人公でしかなしえない死に方で最後に死んでみせたのだ。そうしてわれわれに、現実と区別の付かぬ混乱の中で悲嘆と嫉妬と羨望の入り交じった涙を流させ、そういう死に方がありうるのだということを示し、スターとしての義務を果たしたのである。 【アンギラス】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-04-28 21:33:03) 1.妻を失った、偏屈な爺さんが自らの人生を憐れ見る作品でした。こうなってはいけない。こうなっては、いけない、そう聞こえました。それでも、若者には、つたわってはいかないのかもしれない。なかなか、現実を見つめるのって難しいものです。年を重ねてからもう一度、見てみたいです。 【杉下右京】さん [試写会(字幕)] 7点(2009-04-17 03:59:14)
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