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【クチコミ・感想(9点検索)】
3.最近、「リトルダンサー」を観たこともあってとても大きな期待を持って観にいった。観終わった直後は正直、感想としての言葉をうまく出すことができなかった。脚本、演技、演出、映像、音楽とすべてが素晴らしくこの映画が間違いなく傑作であるということは容易に感じることができたけど、そのストーリーの深遠さは容易に「感動した」とか「面白かった」などと言葉にできるものではなく、非常に濃密で難解だった。話自体が極端に難しいということではない。この映画の難解さは人間そのものの難解さであろう。すべての人間は本質的な欲望と自制心の間でもがきながら生きている。簡単に言えばこの映画は自分の抑え切れない欲望に対してあるがままに生きた3人の女性を描いていると言える。それは必ずしも賞賛されるものではなく、むしろ世間から疎んじられ反感をおおいに買う場合が多い。そんなことは3人とも百も承知なのだ。それでもそういう生き方でしか人生に「生」を感じられない彼女たちの苦しみをこの作品は悲しく、切なく、濃厚に斬新に描ききっている。この映画の好みや感じ方は観る人間の「欲望」に対する価値観によって大いに左右すると思う。でもきっとすべての人間が多かれ少なかれ彼女たちと同じように悩み苦しむことがあるはずである。世の中のほとんどの映画は人間を描いている。しかし、この映画くらい人間の本質をリアルに描いた作品もなかなかない。とにかく3人の女性、3つの次元を巧みに絡み合わせた脚本の構成力が素晴らしい。その脚本に集った演技がまた素晴らしくジュリアン・ムーアとエド・ハリスについてはなぜオスカーが獲れないのかと本気で疑問になる。すべてにおいて見事だった。人生経験の浅い僕がこの映画を1度観ただけで感じられることはこの程度だろう。しかし再びこの映画を観た時には必ず新たな発見と感動があると確信する。 【スマイル・ペコ】さん 9点(2003-06-02 12:25:42)(良:2票)
2.観れば観るほど理解も共感も感動も増す、と思わせてくれるこの錯覚かもしれない快感よ。全出演者の素晴らしい演技を拝めますね。ニコール(ヴァージニア)夫妻の苦悩する様は胸が痛かった。が、演技するのに一番難しかったのは、セリフの少ないジュリアン・ムーアだったんちゃいますか? ニコールのオスカーも、メリルの思わず引き込まれるような熱演(乱演?)も、認めた上で、しみじみと思います。普通はジョンCに100%肩持つとこですが・・私もオンナの端くれでしてジュリアンもちょとわかるわよ、です。 エドとメリルのシーンには涙してしまった、ウ~、、。ジュリアンとエドのノミネート止まりが惜しいくらいです。 千円リピーター割引に納得の 息詰まる難解ムードの劇場内・・・クレア・デーンズ登場で、正直なところホッと・・彼女は清涼剤のような感じ良さでした。★しかし、ミランダ・リチャードソン(静かな思いやり溢れるこのひとの演技が、私は最も好きでした)の役名が「バネッサ」だったため、緊張した雰囲気の中で、ガクッと一瞬コケル場面がありました、偶然だから仕方ないけど、、松浦さんは字幕作成時、笑わなかったのだろか? 劇場では???一瞬唖然となりました。 【かーすけ】さん 9点(2003-06-01 20:42:16)
1.ものすごくよかった。キッドマンのオスカーは納得です。 【ひろすけ】さん 9点(2003-05-19 23:08:48)
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【点数情報】
Review人数 |
210人 |
平均点数 |
6.16点 |
0 | 1 | 0.48% |
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1 | 4 | 1.90% |
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2 | 7 | 3.33% |
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3 | 10 | 4.76% |
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4 | 25 | 11.90% |
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5 | 30 | 14.29% |
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6 | 47 | 22.38% |
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7 | 21 | 10.00% |
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8 | 30 | 14.29% |
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9 | 23 | 10.95% |
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10 | 12 | 5.71% |
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【その他点数情報】
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