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2.最近の日本の大型娯楽映画には、以前と比べて随分良い作品が増えてきたのだが、今作の場合は、悪しい日本映画の典型を脱却できていない。それは、エンターテイメント映画のメッカであるハリウッドに対して、製作予算の絶対的差が生み出すものではなく、それ以前の問題であるように思う。 まず、とにかく演出があまりにチープ。もはや、まともに演技指導しているのかという風にすら感じてしまった。江口洋介にしても、鈴木京香にしても、それなりに達者な役者のはずである。それなのに、ああも自衛官に見えないのは、どういうわけだ。もちろん本人たちの役作りの甘さも大いにあるが、全体的に酷い演出が目に付く。特にラストの、意味不明な敬礼シーンなどは、失笑そのものであろう。 次に、映像的な工夫の無さ。(日本映画としては)それなりの製作費を投じて、それなりの大セットなり、CGなりを駆使しているのにもかかわらず、映像に説得力がまるでない。それは、あとほんの少しの、工夫と繊細さをサボっているからに他ならない。 ちょっといろいろな面で「酷い」映画だった。それにしても、良作だった「亡国のイージス」に対して、今作の方が圧倒的な数でレンタルビデオ店に並んでいるのは、一体どういうわけなのだろう? 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 1点(2005-12-27 11:03:44)
1.《ネタバレ》 『自衛隊が戦国時代に』というコピーからして面白過ぎで、かつ役者陣もそうそうたるメンバーを揃え、決して企画倒れに終わってない名作を今宵リメイク。近年の邦画ブームによりリメイクのゴーサインが出たのだろうが、それは失敗に終わった。オリジナル版と見比べれば一目瞭然。全てにおいて負けている。まず演者。サニー千葉をはじめ、夏木勲(現・夏八木勲)や渡瀬恒彦、鈴木ヒロミツ、ムッシュかまやつに三浦洋一、超脇役に真田広之、そしてスタントinJAC。この濃すぎる面子をどう再現するのか、おてなみ拝見だったのだが、凡庸な面子に。北村一輝のキャスティングのみは評価。まあキャストはしょうがないにしても、肝心要の演出がちゃち過ぎ。城の庭でただ小規模のバトルを繰り広げた所では、ハリウッドアクションに見慣れた客を唸らせる事はできない。もっと兵隊VS戦車のガチンコバトルが見たかっただけに残念でならない。オリジナル版のざらざらした感じの中にマグマのような熱さがある映画にはほど遠い、ぬるま湯映画に。福井春敏の凡庸な脚本にもガッカリ。
【カイル・枕クラン】さん [映画館(字幕)] 1点(2005-09-20 00:56:46)
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【点数情報】
Review人数 |
114人 |
平均点数 |
3.32点 |
0 | 5 | 4.39% |
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1 | 22 | 19.30% |
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2 | 12 | 10.53% |
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3 | 33 | 28.95% |
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4 | 10 | 8.77% |
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5 | 17 | 14.91% |
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6 | 2 | 1.75% |
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7 | 9 | 7.89% |
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8 | 2 | 1.75% |
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9 | 2 | 1.75% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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