みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(3点検索)】
6.観終わった後味がこれ程悪い映画も珍しい。一言で言えば歴史認識の相違から生じる不快感だが、ノミネートということで、マスコミなど全く内容の是非については触れようともしない点についても憤りを感じる。アクションは日本の殺陣師の努力もあって良いのだから、極端に言えば「ロード・オブ」の様に娯楽アクションに徹してもらえれば、誰でも楽しめたのである。実際、インディアン=サムライと短絡的に”弾圧される者たち”と結び付けたり、忍者が出てきたりと、世界向けの戦略が見え隠れしたりする。何が一番問題かと言うと、政府に反逆する勝元(渡辺謙)の理由が分からないのである。役者やスタッフとはいえども日本人が制作に関わっているのだから、説明不足の一言では済まされない。根本がコレだから、トムが惹かれる訳も理解出来ないし、反乱軍のくせに天皇に簡単に目通り出来ることなど、何から何まで違和感だらけなのである。”武士道とは死ぬこと”が美化されし過ぎており、これでは世界から観れば「特攻隊」の原点位にしか感じられないだろう。このような誤った認識をされるのは甚だ迷惑である。私は時代劇が好きだし、数々の作品を観てきたので本能的に嫌悪感がした。小池一夫作「子連れ狼」の中に「武士道とは死をもって生きること」というセリフがある。心の奥底に死をも掛けて主君に仕えるということで、今回の様な”狂い死に”では断じて無い。勝元が仕えるのは天皇であり、刀を取られるという理由だけで反乱を起こすのである。何処に正義があり、死を掛ける理由があるのか。しかも銃を使わないで戦うなど、信長なども否定している。勝元が死ぬのは良いとしても、道連れの部下については全く見るに耐えない。最後に、翻訳で”朕”と訳したことについて疑問を感じる。少なくとも私には中国皇帝のイメージしかない。翻訳:戸田奈津子とあるだけで消沈するのは私だけでは無い筈である。 【まさサイトー】さん 3点(2004-06-05 04:57:19)(良:6票) 5.武士道嫌いです。別に誇りなんていりません!!私が子供だったらお父さんを止めます!!負けると分かる戦いは、させないと思います。どうしてこうゆうシーンがないんですか?トムとケンさんの映画だからですか?こんな映画で私は感動しません!!残された者がかわいそうで仕方がありません。 【はりマン】さん 3点(2004-05-19 00:47:49)(良:1票) (笑:1票) 4.《ネタバレ》 故あって鎌倉の映画館で見ました。「武士道は今の時代には不要になった」「違う。いま最も必要なものなんだ」…途端に「ズルッ」と鼻をすする音が。しかも四方八方から…流石は開幕の地の観客です。そっから後はもう涙をこらえる観客たちの嗚咽のウルサいこと(決してバカにしてるワケじゃないんだけど、あまりにストレートな反応なもんだから)。オイラの評価は低いです。彰義隊をイメージさせる戦場の絵造りは素晴らしかったし、敢えて歴史に背いて官軍をアメリカ式に教練させる事で「戦後の日本」までシンボリックに絵の中へ封じ込めてますね。ハリウッドならではの含蓄を持つ力技でした。けど、戦場と戦法がまるで運動会(もっと言えばたけし城)なみ。予算の少なさも響いてて、日本の国力自体、現実の1/20くらいに描かれてるし(あんなヘナチョコ官軍じゃ、半世紀後にアジアを席捲するなんて無理無理)。《イラク戦争》という外部要因で、シナリオやコンテを練るヒマもないまま急造しなければならなかったんじゃないかと疑ってます。結果、強烈なメッセージだけが浮き上がってしまった感じ。あー最後に。渡辺謙を使ったのはきっと『独眼竜伊達正宗』と『炎立つ』のイメージからだと思うんですが…これで生涯「天下を取れなかった田舎反逆者」というテーマを背負って行く事になってしまうんですかぁ…? 本作のイメージに押し潰されない事を切に祈っています。 (追記:小心な宰相・大村の扱いについて批判噴出してるけど、オイラは仕方ないと思うなあ。だって大村益次郎を悪者としたのはGHQなワケだし、過去の敵国の軍神を偉人扱いするような企画には、ハリウッドがお金出してくれないですよきっと…と、オイラは我慢して見ましたです) 【エスねこ】さん [映画館(字幕)] 3点(2004-03-21 18:01:40) 3.みなさん評価いいんですねぇ・・・。ま、ビデオよりかは映画館むきの映画ではあるけれど、私はいまいちだった。みんなよかったとゆうし、興味もあった。渡辺謙がいいというので見に行ったのに、息子のほうがかっこよかったと思うのは私だけなのか?勝元は、みんなが慕ってくれてからこそ侍魂を貫けたんだって感じで、独りよがりな男に見えた。 戦闘シーンは素晴らしかったけど、たくさんの人が死んでいくのに主要人物だけ死なないのは映画だな~なんて冷めたこと考える余裕すら出来た。そこまでのめりこめなかった理由が、自分でもよくわからないくらい。たいていの映画は面白かったといえる私だが、珍しく面白くなかった。なにがいいたいのかさっぱりわからない。期待しすぎたのか? 【レゲエラム】さん 3点(2004-02-17 23:55:33) 2.自分はこれを「トム・クルーズさんが出演してくれた日本映画」と勘違いしていたので、いろんなアラばかりが見えてしょうがありませんでした。後にこのサイトで、アメリカが制作したことを知ったわけですが・・・内容が同じなのに制作国のクレジットによって評価が変わるというのも、おかしな話だよなあと思い、この点数です。(トム・クルーズ、真田弘之、渡辺謙の熱演に1点ずつ)あと、字幕の出来がひどいように感じたのは私だけ? 【水の上のハイウェイ】さん 3点(2004-01-11 15:05:59)(良:1票) 1.全世界向けのハリウッド映画としては上々の出来としていいのでしょう。 トム・クルーズと日本人俳優たちの演技、ハリウッドスタッフの誠意にも好感が持てました。 しかし、「邦画」、特に歴史ものとしては時代や精神面を含めた文化の解釈や 考証が滅茶苦茶、はっきり言って子供だまし以外の何者でもありません。 「フジヤマ・ゲイシャ」レベルです。 例をあげればきりがありませんが、いくらなんでも明治に忍者はいません。 天皇は政治なんかしません、ラストエンペラーと勘違いしてます。 勝元がモーフィアスにしか見えません。 大村なんか「007」のハロルド坂田そっくりなステレオタイプで偏見の塊です。 日本は戦国時代以来、戦争の主力兵器は鉄砲であり当時は世界最大の銃保有地域でした。 物語のモデルと思われる西南戦争が起こったのは明治維新の原動力となった 薩摩藩士にその見返りがなかったのが原因でもあります。 いくらなんでも評価が高すぎます。自国の文化歴史を考えるべきです。 非常に期待して観たので辛口の評価になました。 追記 この作品のモチーフは、第2次世界大戦中の日本でたびたび見られた現象です。退却も降伏も許されない状況で敵に追い詰められ、精神的にパニックになった末の自暴自棄な特攻・いわゆる「バンザイアタック」と思われます。硬直した日本社会の縮図です。 しかし作品中ではこれが日本人の精神文化の最も神聖で気高いものとして描かれています。 最も根本的なところで考察が間違っています。 【y_osuka】さん [映画館(字幕)] 3点(2004-01-06 01:32:24)(良:6票) (笑:2票)
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