みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(5点検索)】
7.ヒーローものにおけるリアリズムについて、ちょっと考え込んでしまいました。コレでいいの?と。アクションシーンがあんまり重要視されてないような気がします。何しろ、激しく動きまくりでブレまくりのカメラワークによって、アクションの具体的な姿がちっとも見えて来ません。香港映画のアクションシーンとは対極にあるような、なんとなくイメージで見て下さいと言わんばかりの、気持ち良さの全く感じられないアクション。バットマンの全身像すらも最後までハッキリさせない描き方は、まるでヒーローものとしてのケレン味を意識的に忌避しているかのような状態。一方で、じゃあドラマとして面白いのかと言えば、ベースに存在するアメコミ設定と真面目に映画であろうとする「マトモさ」との間で齟齬をきたしているような違和感があって、なんだかぎくしゃくした映画だなぁ、と。そもそも、リーアム・ニーソンが出てきて、心の闇だの恐怖の克服だの言うの、もーいいですわぁ、お腹いっぱいですわぁ、って。ひつこいよ、クワイ=ガン・ジン、って。ハリウッドの役所広司かよ!みたいな便利屋役者モーガン・フリーマンも当然でしょ、みたいな顔して出てくるし。クリスチャン・ベールとマイケル・ケインのかけあいは面白かったので、そこだけが救いではありましたが(しかし、ケインは「デンジャラス・ビューティー」の時みたいなポジションで、いつオネエ言葉で話し出すかとハラハラしちゃったい)、全体的にはだるだる~。時計見て「まだあと1時間あるよー」みたいな。私としては、中身なんてなくても、カッコいい、スタイリッシュな映画にしてくれた方が、ナンボか楽しめるんですけどねぇ。使い古しの、他の映画でいくらでも見られるようなメッセージをリピートされても、ねぇ・・・。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-07-16 22:38:20)(良:1票) 6.イギリスで見ました。え、ケン・ワタナベの出番あれだけ?ってところが一番感想・・。内容は100パーセント理解はしてないんだけど、なんかこう・・地味だったなぁ・・って感じ。クリスチャン・ベールがタイプなので、彼を見れただけで結構満足しちゃってるんだけどね・・。 【ネフェルタリ】さん [映画館(吹替)] 5点(2005-07-16 10:15:28) 5.《ネタバレ》 幼馴染の彼女に身元がわかるよう例の言葉を告げるバットマンの覚悟のなさが、どーしても許せない。あと、バットマンの唇の薄さが気になった。どーでもいいようなことなんだけれど、真っ黒の中、素肌が出るのは口だけなんですよねぇ。唇が薄いとどーも軽薄そうに見えるので(←私だけ?笑 ちなみに福山雅治クンも唇が薄くて苦手なんすよね)、もうちょっと厚めがよかったにゃぁ。 【元みかん】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-07-02 18:59:38) 4.渡辺謙に関して言うと、日本の観客動員を増やすために出したような感じで、日本人で無い人があの役をやっていたら日本のプレミアにその人が来るとは考えられないような程度のものであった。僕自身は今までバットマンシリーズはいくつか見たけれど特に思い入れも無かったので、誕生秘話といわれても感慨も無かった。地下鉄のあのシーンがあっても昔のように後悔を『自粛』したり延期したりということが無いのは、日本の社会が変化したということなのだろうか。 【HK】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-06-27 18:14:47) 3.前のレビューで、バットマンをバッドマンと間違えて表記してました。は、恥ずかしー。でもバットマンは、バットでもバッドでもなく意外と人間らしいバットでした。ところで、バットマン自ら自分のコスチューム作っちゃってるとこは笑うとこ? 【c r a z yガール★】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-06-26 00:06:12) 2.う~ん…。 結局この映画の作り手たちは、「バットマン」というものにまったく興味がないんだろう。原作コミックにしろ、ティム・バートンの映画化作品にしろ(あのシューマッカー監督作品にすら!)、この奇妙なコウモリ男が活躍するヒーロー譚の<本質>は、実のところ精神的・肉体的フリークスたちによるグロテスクかつバーレスクな「祝祭」としての非日常性にあった。彼は、他のヒーローたち(スパイダーマン.etc)のように正常な「日常」を回復するために闘うのではなく、逆に、さらなる「非日常」をもたらす“司祭”とも言うべきアナーキーな存在なのである。結果的に悪を倒したとしても、それは単に「祭の終わり」を告げ、もたらすものであったにすぎない。そう、バットマンとは、あのビートルジュース(!)と実は同類の、非日常世界の住人であり「怪人(フリーク)」なのだ。スパイダーマンだのXメンだのが、ニューヨークをはじめ現実の都市を舞台に活躍するのに対し、バットマンが「ゴッサムシティ」という架空の街を背景にしていることを思い出そう。もしバットマンをこの「現実世界」に登場させたなら、彼はたちまち狂人か精神異常の犯罪者として人々から石を投げられるにちがいない。バットマンが「ヒーロー」として“生きられる”のは、あくまで彼を含めたフリークスたちが思いのままに振る舞える、非日常世界でしかないのだ。…そういった“倒錯”にこそ、「バットマン」の真のユニークさがあったはずだった。 だのに、クリストファー・ノーラン監督たちは、何としてもバットマンをこの「現実」に引っぱりだそうとする。精神的フリークとしてでなく、自分の“弱さ”や心の闇を克服せんとする「求道的(!)」ヒーローとしてだ。ブルース・ウェインがカネにものをいわせてバットスーツやらモビールを開発していく過程を、映画は克明に見せてくれる。いかにも、「これはファンタジーだけど、いかにも“リアル”なファンタジーだろ?」と得意気に。だが、もはやそこに「バットマン」はいない。代わりにぼくたちは、単なる「金持ちのボンボンによる冒険物語」に付き合わされることになる。 とにかく、「バットマン」をシリアスな“色気のないジェームズ・ボンド映画”にした罪は重いぞ。…こんなの、バットマンじゃないやい! 【やましんの巻】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-06-22 20:13:57)(良:2票) 1.渡辺謙が出演しているので、かなり期待しましたが、前半に少し出ているだけで台詞も殆ど無いしガッカリ。 演出も今までのシリーズと違いシリアスになっているのは良いとして、何だかバットマン本来の良さが失われているような気がしました。前作まで、バットマンの敵といえばジョーカーやペンギンと言った怪人と呼ばれるほどの存在感がありましたが、今回の敵はリーアム・ニーソン演じるヘンリー・デュカード・・・普通の人間の姿なので逆にマスクをしているバットマンが間抜けに見えます。 まぁ~バットマン誕生の秘密を中心に描かれているので、それ程派手に演出されていないのも仕方無いところなのでしょう。 【みんてん】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-06-19 00:50:38)
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