みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
6.《ネタバレ》 原作もアニメも見たことがないので、先入観ナシに楽しめました。 私はどのギャンブルも、ドキドキでした。山本太郎がまったく小憎らしい・・・・。 鉄骨渡りはなんかもう、クラクラします。 あの上で振り向いたりしたら、すぐ落ちちゃうでしょーとか、次のEカードの時にはもう服が乾いてるよ、とか、ちょっとした私なり突っ込みはあったけど、それはそれで。 Eカードもハラハラでしたよ。何だかんだ、カイジは頭がいいんですね。 藤原竜也さんは、いい役者さんだなと思いました。 【ラファエロ】さん [映画館(邦画)] 6点(2009-10-20 21:54:08) 5.《ネタバレ》 原作はかつて“沼”辺りまで見ていたような思い出がある。本作に描かれているゲームはかなり簡略化されているだけではなくて、ポイントが少々ズレているので、それぞれのゲームの面白みは薄れている。カラクリを知っているためか、それとも演出がマズいためなのか、ゲームに息を呑むような緊迫感があるわけではないので、評価を下げたいところだが、本作のメッセージがそれほど悪くはなかったので少々評価を上げたい。 脚本家の大森美香は、金を持っているから「勝ち組」とか、金を持っていないから「負け組」といったことで“人”を判断してよいのかということをメッセージとして伝えようとしていたのではないかと感じた。“金のため”に平気で仲間や他人を裏切って、それによって「勝ち組」ということになるのならば、「勝ち組」になんてならなくてよい。カイジが船井や利根川に勝てたのはイカサマというよりも、相手のイカサマや能力を逆用しただけだ。 カイジは友達の連帯保証人になっただけにも関わらず、限定ジャンケンの負けを被り(一人で十分なのに一緒に落ちるというのはいかがなものか。おっさんの負けを被ったあとにおっさんも地下に落ちてきたという流れの方がよい)、勝利した金を遠藤にかすめ取られ、それでもなお、おっさんと交わした“約束”を守ろうとしている。 カイジは誰も裏切ることはせずに、佐原や石田のおっさん、そして遠藤までをも最後まで信頼しているのである。現代にはあまり存在しないバカ正直なオトコだが、カイジは「勝ち組」でも「負け組」でもない何か新しい“階層”にいるような気がした。 一寸先は闇である不況時代においては、そういう人間こそ、真の「勝ち組」といえるのではないかというメッセージを受け取った。1年前は金を死ぬほどもっていても、1年後には破産するような時代である。「勝ち」でも「負け」でもない、人間としての当然の在り方を求められる時代ではないか。 あのシチュエーションで、遠藤が組織に歯向かってでも5千万円をカイジに貸すということは、原作的にはあり得ない流れだが、そういうカイジのバカ正直さ(自分のことを最後まで良い人と言う)、他人に対する信頼を、彼女なりに信じてみたくなったのではないか。 彼女もいわゆる「勝ち組」から脱して、違う“階層”に進みたかったのかもしれない。 最後は騙し討ちをしているが、“金利”という名目なので仕方はないだろう。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(邦画)] 6点(2009-10-19 00:06:08) 4.《ネタバレ》 原作は福本伸行氏のコミックで、既にアニメ化になっているほどの人気作品です。私はこの作品の大ファンで、単行本も全部持っているほどですが、正直この作品の実写化にかなりの不安を感じていました。キャストを見た時も「ああ、こんな感じなのか」と特に違和感を感じず、特に期待しないで本日劇場にて鑑賞しましたが、ひと言で表現すると「まずまず無難に仕上げたかな」と。 2時間ちょいの尺の中で原作『黙示録』シリーズの『限定ジャンケン』『鉄骨渡り』『Eカード』と3つの要素を取り入れた割には、無理矢理押し込めた感はありませんでした。それでもやはり気になる点が…①それぞれのギャンブルに対する動機が非常に希薄(原作ではかなり感情移入出来た部分だけに、非常に残念)②カイジが知略に優れている部分がうまく描かれていない(映画は単に場当たり的にクリアしている感がある)③原作にあったギャンブルの『重み』『心理戦』などの部分が薄らいでいる(2時間ちょいの枠の中ではやはりきついか)。 色々言いましたが、3つの要素を映画的にアレンジした部分は評価できると思います。キャストも特に問題ないと思いましたし(遠藤金融の社長が天海祐希さんというのは最初はビックリしましたが)、それぞれの熱演も良かったと思います。でも原作のファンとしてこの点数しか与えられません。映画でこの作品に初めて触れた人には原作も見てもらいたいと思います。 余談ですが、映画の中のEカードの話で遠藤社長が5,000万円カイジに融資するシーン。あの状況ではまずありえないですが、原作では『破戒録』シリーズで遠藤社長が絶対に勝ち目のないパチンコ台を攻略するためにやむなくカイジに5000万円貸すシーンがあります。そのシーンを今回の『黙示録』シリーズに当てはめたが故に今回のようになってしまったのです。やはり違和感はありますね。 【さくぞう】さん [映画館(邦画)] 6点(2009-10-15 16:09:35) 3.最初のトランプはまだ許せるとして、後は緩い仕掛け。5000万の投資に至っては、コレは無いでしょうとなる。SM趣味の映画。マゾの人が金銭的生命危機の抑圧の快感を感じるのには良い作品かも知れません。罵倒されるのが好きな貴兄に御すすめ。でも昨今の会社員はこの映画の会社に近いカルト教育を受けている感じもする。エコノミックアニマルという言葉の復活を希望する。 【チューン】さん [試写会(邦画)] 6点(2009-10-14 22:00:03) 2.《ネタバレ》 確かに面白かった。でもヒーローみたいに見えても元はクズでしょ、考え方も終始そうだし。普段の生活に戻っても結局はまたクズでしょ。それにEカードもあの程度の作戦では5000万円は貸せないでしょ、普通は。地下帝国が待っているんですよ、遠藤さん。 【アスモデウス】さん [映画館(邦画)] 6点(2009-10-11 03:06:39) 1.《ネタバレ》 原作を知らず全く知識なく見に行った。終始ひきこまれた。 一攫千金を得るか、はたまた死か・・命を懸けたギャンブルに挑むため船に乗り込むのは「クズ」と呼ばれる借金まみれの貧乏人達。 船に乗れば借金がチャラになると夢見ていたのに、そこで行われるゲームに参加するためには最低100万円を借りねばならなかった。暴利で膨らむ借金を返すために、またさらに借金を重ねる。まさに借金地獄。 特に2ゲーム目の地上74メートルの鉄骨渡り(人間競馬)は恐ろしかった。 渡りきれば賞金は1000万円、しかし失敗は即死。まさに死のレース。 ホテルの中ではディナーを楽しみながら、次々と「クズ」が脱落する様を高みの見物する金持ち達・・ 人間の醜さ、弱さをまざまざと感じさせられた。 ラストまで主演2人の演技はすごかった。すごい迫力だった。 舞台ちっくでおおげさという意見もあったが、原作やアニメをかなり忠実に再現してたと思う。 私は映画を見終わった後アニメを見たのだが、アニメは相当グロイし黒かった・・ でも恐いもの見たさで見てしまう。続きを見ずにはいられない。 ギャンブルにはまっていくカイジにはまってしまった。 この映画はグロイ描写があるわけではない。とにかく精神的に恐怖を感じる映画だった。 子供には見せたくないけど、子供を生む前に大人に見て欲しい映画かもしれない。 【ましゅまろシナモン】さん [試写会(邦画)] 6点(2009-10-04 15:14:05)
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