みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
42.この、「産まれてから一度も船を降りたことのない天才ピアニスト」をめぐる、美しくも儚い作品のイタリア語原題が『NOVECENTO』であると知った時、ああ、やっぱり…という感慨にとらわれたものだった。それは、ベルナルド・ベルトルッチの『1900年』の原題と同じだであるからだ。 たぶん、それは決して単なる“偶然”ではないだろう… あのベルトルッチの大作は、イタリアの大地で繰り広げられた20世紀初頭から第2次世界大戦後までの激動の歴史を、壮大な《叙事詩》として謳いあげる。一方、トルナトーレによる本作は、同じく1900年から第2次世界大戦直後の‘46年までを背景としながら、世界恐慌とも、戦争とも(直接的には)まったく無縁の寓話を《叙情詩》として歌うのだ。 そこに、醜い地上の「歴史(ヒストリー)」を拒否し、あくまで美しい「物語(ストーリー)」を対置させようとするトルナトーレの作家的姿勢をぼくは見たいと思う。彼の『ニュー・シネマ・パラダイス』がそうだったように、彼は、常に“夢見る者”を肯定し、けれどその“夢”が結局は“現実”に押しつぶされるしかない儚(はかな)さを、深い哀悼とともに見送り続けるのだ。 本作における、あの、あくまで地上(=現実)を拒否して船もろとも消えていった主人公がまさにそうだったように… そんなトルナトーレの映画は、確かに甘く、美しく、“敗北”すらも甘美な「蜜の味」に変えてしまう。ただ、そういった現実逃避を、それ以上に現実を「拒否」するトルナトーレよりも、あくまで聖も俗も美も醜もいっしょくたになったこの現実こそを直視し、まるごと「肯定」するベルトルッチにこそぼくは組みしたい。 何故なら、ぼくらは「物語」ではなく「歴史」を生きざるを得ないのだから。ぼくらの生は、夢じゃなく現実の側にあるのだから。 そのことだけは、片時も忘れたくはないと思うのだ。 【やましんの巻】さん 6点(2004-07-26 16:30:27)(良:1票) 41.船を降りようとしていた時が良かった 【ムート】さん 6点(2004-07-09 14:36:19) 40.ピアノ演奏の対決シーンとか、揺れる船の中で何事もないようにピアノを弾くところとか、ピアノに関する映像は面白かったけど、内容を見た場合、果たしてこれが感動するドラマなのかと考えたら、いまひとつ乗り切れない部分がある。初めて目にする町の風景に、こんな場所では僕は生きられないという感じに再び船に戻るナインティーンハンドレッド。ありきたり過ぎます。ラストで興ざめしました。 【カーマインTypeⅡ】さん 6点(2004-07-06 22:17:19) 39.切ない。邦題がイイですね。 【ギニュー】さん 6点(2004-04-28 19:16:59) 38.《ネタバレ》 船から一歩踏み出す話が見たいクチですが…実話だから仕方がないのか。でも何故か雰囲気の気持ち良さは捨て難いものがあります。ジェリーロールモートンとの対決は、お笑いと紙一重のカッコ良さ。このシーン好きです。 【番茶】さん 6点(2004-04-25 13:25:14) 37.メルヘンとリアリティが絶妙に同居しているので、かえって戸惑いを覚えた。素敵なエピソード満載で、いかにも優等生的な構成であるのだが、佳作にとどまっている印象を受ける。自分にはラストの突拍子のなさは受け入れがたい。音楽はさすがにモリコーネだけあって美しい。 【やすたろ】さん 6点(2004-03-02 22:48:34) 36.ピアノ勝負最後の曲が、全然いいと感じられなかったです。夜這い?のシーンがドキドキした。 【コジコジ】さん 6点(2004-01-25 02:48:16) 35.いい大人になっても「自分さがし」とかいってる日本人には理解しずらいテーマかも。悪くはないけどこんなに大金つかってこんなに宣伝するほど大衆ウケの見込める映画ではなかったのではないのでしょうか。ってことで「お金の使い道まちがえましたで賞」かなあ。 【ETNA】さん 6点(2004-01-21 16:05:35) 34.《ネタバレ》 ティムロスという人選がいい。そしていつもどおりのティムロスが、これまたいい。恋愛を中盤でサラッとスルーするとこも、大作っぽくなくよいと思います。男同士の絆も、ロスだと暑苦しくないです。でも、ロスのピアノや、微妙に座った眼で苦悩する姿にシビレることはありますが、全体として極上の深い感動を与える物語って程ではないです。 【ドレミダーン】さん 6点(2004-01-16 08:11:42) 33.思ったより感動しなかった。ピアノ大回転のシーンは驚いたけど酔いそう・・・。ふとっちょの彼の目が小刻みに震えるのが気になる! 【オカピ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2004-01-16 03:14:10) 32.出だし異様に面白そうだし名作になれそうなエッセンスがたくさんちりばめられている。でもイマイチ。すべてがアイデア倒れしていてそれ以上が無い。色んな意味でいまひとつ踏み込めていない映画だった。肝心の二人の友情も薄い。2時間もある映画なのになんだかスカスカだ。もったいない。脚本のせいだなこりゃ。映像の美しさとティムロスに免じて+2点。 【ロビン】さん 6点(2003-12-29 03:26:03) 31.《ネタバレ》 死んで手が(こちらはピアノ、あちらは釣り)動かない残酷さは、リバーランズスルーイットと似ています。この海の上のピアニストは宣伝が気に入って、かなり期待して劇場へ行きました。なにせあの、ニューシネマパラダイスの監督です。忍耐の果ての感動とかまえてました。ところが最初からもう、涙腺が緩んでいました。ゴッドファーザーのような船上から見える自由の女神にです。これはすごいことになりそうだ。船で生まれた子供は伝説のピアニストとなった。これがティム・ロス。これもかなり期待した。シャインのジェフリー・ラッシュと知らない間に比べてた。確かにあの対決シーンは見事でした。そして恋愛の娯楽もありました。ナレーターは古物商に楽器を売りにきたかつての仲間。たぶん期待大の感動のラストを求めていたのでしょう。船が壊れるラストに、心の中にあった映画館が壊れる気がした。元は舞台劇で、一人芝居らしいです。あの最後のふたりのやりとりに、生々しさを感じてしまいやりきれなかった。ってことは、それだけうまいのでしょう。主人公に情が移ってしまってたから・・ 【アルメイダ】さん 6点(2003-12-07 11:11:55) 30.ピアノものは好きなので当然サントラも購入したが,ストーリーとしてはちょっとイマイチだった感じが。。。カットごとでは気に入っているシーンが多々あるものの,つなげてしまうとあまり面白いとは思えなかった。賛否両論のラスト・シーン,私はどちらかと言えば「賛」ですね。 【ロウル】さん 6点(2003-11-23 17:07:05) 29.全てのエピソードが美しく、閉ざされた空間での出来事にもかかわらず、躍動的でさえある。ティムロスもさすがの演技で1900という人物と物語にグイグイ引きこまれていき、結末への期待感も高まていく。が・・・・・・・・ラストがありえねぇ。 【犬】さん 6点(2003-11-10 01:04:49) 28.ラストが良かったら、8点~9点だろう。 【ボバン】さん 6点(2003-11-05 00:21:49) 27.ピアノがなんて心地いいんだろう。彼はどうやって独学であれだけの演奏を身につけたのかな。競争の最後で演奏した曲は彼のオリジナルでしょ?また、1900とコーンの別れる時の一つ一つの言葉のやり取りに純粋に感動した。彼にとって、大きいもの、終わりが見えないものが無限の海であり陸地であり、すべてだったんだろうな。確かになぜ彼は大戦中廃墟の中でまだ生きようとしたのか、タラップから戻った時点で自決の気持ちというのは起こらなかったのか。最後にコーンが合いに来てくれると信じて2年も待っていたのか…よくよく考えると不可思議なところが多いですけどね。 【ブッチ・ハーモン】さん 6点(2003-10-15 18:34:39) 26.大揺れする船でピアノを滑らせながら弾くシーンが好きです。本当にできるかどうかは別として、なんか気持ちよさそう。そんな船の上を軽快に歩く姿も素敵でした。彼にとって揺れのない陸上は、やっぱり歩けない世界だったのかも。海の上のおとぎ話でした。 【ピンク】さん 6点(2003-09-13 20:28:30) 25.微妙な作品で、好きなシーンはあるのだがストーリーがもう一つ。嵐でピアノとダンスするシーンやタラップから山高帽を投げ帽子すら岸に届かない等はいいのですが、少女が生きていないし、レコード盤も出て来ちゃダメ。これはトランペッターの作り話なんですから。 【亜流派 十五郎】さん 6点(2003-09-06 21:50:29) 24.感動作と聞いて期待していたが、それほどでも.... 【kaz】さん 6点(2003-06-19 18:05:19) 23.途中はおもしろかったけど、結局何がいいたいのか私には分かりませんでした。とうも、この監督の映画は私には分からないものが多いです。 【しゃぼんだま】さん 6点(2003-06-09 23:34:31)
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