みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
10.私はハワード・ヒューズがうらやましい。一度焦点を定めたら、我を忘れるくらい夢中になって打ち込んでいく。そんな人になってみたいと思う。そこまで予備知識を蓄えないで映画を見たので衝撃は大きかったです。ただのサクセスストーリーじゃないなと、後々気づきました。ディカプリオの演技が光っていました。今まで見た彼の映画の中で一番いい演技だったように思えます。この映画には2人のケイトが出演していますが、中でもケイト・ブランシェットは最高良かった!彼女に対しては今まで穏やかなイメージを持っていたのが一転。サバサバしたクールな、でも女らしさはしっかり持っているという素敵なかっこいい役がぴったりでした。迫力満点なので興味がある人はぜひ映画館でどうぞ。これを家で見るなんてもったいない! 【未歩】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-04-18 13:06:49) 9.クラシカルな飛行機を何十機も飛ばす「地獄の天使」の撮影シーンは、似たような映画「つばさ」を思い出した。 どうやって撮ったのかスケールも迫力もすごい。さらに見事だったのはヒューズが飛行機事故で墜落するシーン。 家を壊していくバリバリッという大音響の臨場感はすさまじいまでにリアルな迫力があり、ヒューズが瀕死の重傷を負うシーンは息をのむほどすごかった。 こういうシーンだけ見ても監督のこの映画にかけた熱意が感じられる。主演のレオはヒューズという才能ある複雑で特異な人物を熱演して見事だった。映画史上の実在の人物がいろいろ出てくる中で、キャサリン・ヘップバーンのケイト・ブランシェットは話し方や動きの特徴をつかみよく雰囲気が出ていた。 キャサリンは自伝「me」の中でヒューズとのことを「相性がよかった、楽しかった」といい、「めったにいない男だった」と好意的に書いていたので二人のくだりは特に興味深かった。 ただヒューズという人物がいろんな面ですごい人だったんだということは分かっても、その人間性は今ひとつ伝えきれなかったような気がする。 【キリコ】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-04-10 21:01:39) 8.共感も感動もしないけれど、退屈はしませんでした。やはりレオは大作の主役を背負って立てる華のある役者さんだなぁ。楽曲の使用も効果的だったし(音楽ステキぃ!と思ったら最愛のショア様でした)、それなりのカタルシスもあるので後味は悪くなく、出演者も豪華で個々のキャラクターの人となりに奥行きを感じさせてくれました。 【HIDUKI】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-04-08 14:25:29) 7.《ネタバレ》 確かに大作で迫力満点!事故のシーンや後半の異常になっちゃうシーン、またはジュード・ロウやウィレム・デフォーがちょい役で出てたりなど、一見の価値ありです!でも、でも、どうしても本作内のハワード・ヒューズ氏に魅力を感じる事が出来ませんでした。レオ様も熱演していたし、言わんとしていることはわかるんだけど、ただただ長~く感じてしまいました。そして、予告を観た時に感じた、色トリドリでワイワイガヤガヤとしたイメージが見終わった後そのままの感想だったので、この評価です。 【らふらんす】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-04-03 21:45:19) 6.《ネタバレ》 「カジノ」はうんざりするほど長く感じたけど、本作では約3時間でも長さは感じなかった。 各エピソードは細かく切断されて、一見繋がりがないようにみえて、全体として見事に調和されていると感じる。 このあたりはスコセッシの演出の素晴らしいところだ。 しかしスコセッシらしい抑揚のなさ。ストレートに観客に訴えるものがないのも彼の映画らしい。 観ている間は、ヒューズの人生からはほとんど感じるものがなかった。 しかし、観終わった後、この映画について思い起こせば、自然と色々と感じるものがふわふわと頭に浮かんでくる。 なかなか不思議な魅力のある映画だ。 既存の大きな体制・権力(ハリウッド・大航空会社・政治家)に自己の財源と情熱と執拗なまでの完璧さで立ち向かった男。 誰にも負けない情熱と妥協を許さない信念が、自由な発想を生み、不可能を可能としていった。 そういうヒューズのような先人達の想いが「現在の世界」を形作り、「未来への道」へと向かっているのではないか。 更には、情熱や信念の「強さ」と人間の(精神の)「弱さやモロさ」を対比的にあるいはミックスさせて描いている。 というような結論に帰りの電車の中で辿り着いた。 このようなことを映画を観ている間に感じられればもの凄い良い映画のはずなのだが、 そう感じられないところが、良くも悪くもスコセッシのような気がする。 人間というのは単純な生き物だから、ストレートに心を揺さぶるように描けば、 スコセッシのような才能ある演出家であればアカデミー賞は取れる気がするが。 しかしヒューズのようにスコセッシも彼らしい信念と情熱があるのだろうか。 いつのにかその強い信念でアカデミー賞という体制にディカプリオと共に打ち勝って欲しい。 その他にも、ヒューズのことをよくは知らないのだが、ヒューズというエピソードがありすぎる人であるため、 有名なエピソードに振りまわされてしまうことが良くある。 それらを全て映画の中に描こうとすれば、本筋からズレて、まとまりが悪くなることはある。 全体の調和は取れていると感じたが、いくつかちょっとズレているエピソードがあった気がする。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-04-03 01:54:49) 5.《ネタバレ》 ハワード・ヒューズについての知識はほぼ皆無に近いですけど、一人の男の伝記としてはなかなか楽しませてもらいました。自分の思い描いてる映像を何とか実現しようと徹底的にこだわるところなど、一人のクリエイターとしてのプライドを感じられましたし、実名の映画会社や役者、監督名、作品名などが出て来る所などは「サンセット大通り」のような楽しさがああリました。後半部分の飛行機製作、飛行実験等もなかなか見ごたえがあり、充実した3時間だったと思います。それにやはり、ディカプリオの貢献度はかなり高いと思います。イアン・ホルムやウィレム・デホーなどの役者も出ていましたが、そんなほかの役者達に負けることなくハワード・ヒューズを熱演していたと思います。まあ、他の方と違って殆ど出ずっぱりのような状態でしたから必然的にそうなってしまうんですが、それでも演技力はすごいと思います。昔は、ただのアイドルみたいな感じにしか思っていませんでしたが、実はそうじゃなく、彼はそれ以上の物をちゃんと持っていたってことですね。 【クリムゾン・キング】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-04-02 22:49:10) 4.3時間近い長丁場でしたが、なかなか楽しめました。公聴会のシーンはただだるいだけだったけど・・・あと、本物の飛行機がたくさんでましたね。それだけでもすごいと思います。 【シェリー・ジェリー】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-04-01 20:30:37) 3.僕はいつもスコセッシの映画にクールさとスタイリッシュさを見てきました。彼の映画は実に音楽的です。独特な編集やカメラワークは独特なリズムとテンポ、構成を生み出し、男性的、女性的な側面を作り出します。スコセッシはいわば黒人ラッパーのようなもので、彼が歌うその歌詞はいつも人生の儚さ、切なさ、愛、夢と欲望を語り続けます。僕はそのスタイルに魅了され、そしてこれからも魅了され続けるんでしょう。それにしてもハワード・ヒューズ、本当に凄い人ですね。アメリカの申し子という感じで。強迫症、潔癖性の部分が彼のプラグマティズムな部分とどういう風に関わってるのか、まだちょっとよく理解できていないので、これから時間をかけてそこらへんを探っていきたいです。時間はちっとも長くなかった。良作です。 【あろえりーな】さん 7点(2005-03-29 03:37:12) 2.話題の映画のはずですが、映画館は僅かに30人程度しかおりませんでした。3時間ものなのでお尻の痛みを覚悟していたのですが、割と面白い映画でしたので、まあ耐えられました。さて、内容ですが、これが実話に近いのであれば、まさに本当にお金持ちなんですね。少年時代の母親の偏愛ぶりとかは割とあっさり描かれ(というか殆ど描かれていない)、機械いじりに天才振りを発揮する部分は省略、その結果、その後の彼がなぜ機械好きなのかもうひとつ説得力に欠けます。また、墜落事故から1年で奇跡の回復を遂げるところが省略なのはまあいいとして、容貌・性格が激変したところは描き足りません。と、いくつか不満はあるのですが、概ね楽しめました。男性向きかも。あ、それから軍事マニア、飛行機マニアにはお勧めです! 【ぴよっち】さん 7点(2005-03-27 18:04:28) 1.《ネタバレ》 傑作なのか?駄作なのか?評価に困ってしまいました。そもそも、スコセッシ監督の作品は今まで暴力的な映画作りをするので、だいたい割り引いて観てしまうが、この映画に限っては、破壊的だけど暴力的では無いし、退屈なシーンが続くと思えば物凄く引き込まれるシーンがある。突然場面が変わってしまって“あれ?”と思う事が多いが、何故そうなったかいちいち描いていたら時間がいくらあっても足りないわけで、見てる方が勝手に考えればよい事だと思えば苦にはならない。この映画の特に好きな場面はヒューズが公聴会でブリュスター上院議員をやり込めてしまうところ。ディカプリオの役者魂が炸裂していたと思います。残念なことにアカデミー賞男優賞は逃しましたが、ディカプリオの演技は間違いなくアカデミー賞級だと思いました。ところで、ジュード・ロウが出演していたみたいだけど気づかなかったなぁ 【みんてん】さん 7点(2005-03-27 01:31:37)
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