みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
13.《ネタバレ》 ◆この映画の一番いいところは、トリクシーの存在だとおもいます。詐欺師のモーゼは歳の大きく離れた少女のアディをビジネスパートナーとみなし、アディはモーゼをお父さんとも恋人ともつかない存在とみなす。その微妙な二人の関係がこの映画の面白さの根底にあり、そしてその関係がもっとも活きたのが、あまり美人でもないし、かといって魅力が無いともいえないトリクシーさんの存在なのだと思うのです。 ◆モーゼは遊園地(?)で出会ったダンサーのトリクシーに尽くし、アディの特等席だった車の助手席にも彼女を座らせる、アディはそれにやきもちをやいて「あの乳牛をおろさなければ車に乗らない」と反抗する。そんな、むくれて一人で座っているアディを説得するためにトリクシーがやってくる。僕はここのシーンがとても好きなのです。 ◆まず、トリクシーはむっつり顔のアディに建前で説得する。ところがアディは黙ったままだ。頭にきたトリクシーは車に戻ろうとするが思いとどまり、観念して自分の本音を語りだす。「今まで私は男と長く続いたことが無いの、だからほんの少し、デカパイのトリクシーを前に乗せて」・・・それを聞いたアディは少し微笑んで一緒に車に戻っていく。 ◆このシーンでは、モーゼとアディの奇妙な関係無くして、アディは微笑まないと思うんです。仮に微笑んだとしてもそれはありがちな、アディがモーゼを父親だと思っていて、トリクシーを「お母さんとして認める」というシーンになると思うのです。しかしそれでは押し付けがましいホームドラマにしかならないでしょう。そうではなくてアディはモーゼを父親とも恋人ともとれない複雑な気持ちで見ていた。だからこそアディはここで彼女を、いったん母親でも恋敵でもなく、自分に悩みを話してくれた人間として受け入れるのです。だからそれを示すために、少し笑った。 ◆僕は、一瞬ですが、年齢も、立場も、とっぱらって一人の人間を受け入れる、優しさに満ちたこのシーンが好きです。 ◆そんな広大なアメリカの土地の中で慎ましやかに人間関係が結ばれる映画ですが、トリクシーさんと別れて以降、乗り換えたトラックのようにストーリーが減速していったので、その分を引いて7点をつけたいと思います。 【もりたろう】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-05 21:36:45) 12.こういう雰囲気の作品は好きだ。 【アオイ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-09-04 21:08:27) 11.松ちゃん松神で一番好きな映画って言ってたから見たけど、そんなでもないような。 【Sleepingビリ-】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-08-04 05:59:32) 10.《ネタバレ》 モノクロ。旧き良きロードムービー。 アディが生意気!コレに尽きる、しかし憎めないのがなんとも。 ムスっとした顔にリボンとオーバーオールの不釣合い加減がとても印象的。 男の子にも見えたりするんだけどコロッと天使のようなキュートさも見せる。 画になるシーンが多い、洒落てる。 親娘なのか?二人の関係をハッキリさせないところがこの映画の全て。 父親・・?恋人・・?この絶妙なバランスがいい塩梅。 やさぐれてタバコを吹かすテイタム・オニールは最高。 表情や仕草に目が離せない、美人というわけでもないのに・・。 補足するが私は幼女趣味でもない。 【HIGEニズム】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-08-01 22:42:21) 9.テイタム・オニールの中の人も大変だな・・・・・とでも思わないと、この演技力は信じられない。 【永遠】さん 7点(2005-02-26 02:36:11) 8.特典映像の「制作秘話」と「撮影秘話」を観て感心させられた。ああ、普段気にもしてなかったけど、こんなにいろいろ工夫してたんだって。特に、エンディングが決まってないのに見切り発進でクランクインしたってエピソード。脚本が完璧に出来上がってからスタートするもんだとばかり今まで思ってたかんね。「現場でなんとかオチをつけた」っていう監督の言葉に驚かされたもんだ。 本当は子役がもっと不細工な子だったら良かったんだけどと思いつつ、テイタム・オニールの頑張りと前述のスタッフの頑張りに敬意を表してこの点数。 【あなたのはレビオSir.】さん 7点(2005-01-31 20:13:18) 7.私がよく映画を見るようになった頃、某映画雑誌での人気投票女優の部ではテイタム・オニールとブルック・シールズがトップ2。二人に共通するのは子役で華々しくデビューし、その後パッとしないってこと。(あと二人ともテニスプレイヤーと結婚して離婚している。)子役の場合、演技らしい演技をしなくてもそこにいるだけでその愛らしさをじゅうぶん見せることができるから得、であると同時に、かわいいだけじゃ務まらなくなる年齢に達したときにその真価を問われる。でもこの作品のテータムはかわいいだけじゃなくてやっぱりうまいんですよねえ。けっこう長回しも多用されてて、その中でちゃんと演技してるもんなあ。思うにこの人は女優業にあんまり魅力を感じなかったんじゃなかろうか。この作品も二人暮しで留守がちな父親とたくさんいっしょにいられるから、という理由で出演を承諾したとか。そう考えると、才能あるのにもったいないなあと思う。で、そんな天才子役の活躍が目玉な映画なんですが、黒が濃いモノクロ画がきれいで、特に空の色の濃さがロードムービーであることを際立たせています。 【R&A】さん 7点(2005-01-27 15:22:32) 6.子役が名演ですね!ほほえましい映画です。 【患部】さん 7点(2004-01-30 13:53:25) 5.やや単調な感じはするが、決して退屈はせず、ほのぼのとしたテンポでストーリーが展開されていくので息抜きにはもってこいの映画です。 【東京50km圏道路地図】さん 7点(2003-12-27 16:52:55) 4.憎たらしいクソガキ!・・・・・・・でも、許すか・・。 【STYX21】さん 7点(2003-11-13 22:14:11) 3.随所で頬が緩む楽しい映画。またアディが素晴らしい。ただ、本来はこれが先駆けであったろう少女(子供)とおじさんの交流という形などが、最近の映画(レオンとか)を見ているため、平凡さを感じてしまいこの点。この映画の問題ではないのだけど、映画に出会った時期で印象が左右されるのはしかたないですよね。 【リグビー】さん 7点(2003-05-31 22:11:51) 2.いま見てみると平凡な部分も多々あるなと思うのですが、かわいい映画ですよね。アメリカンニューシネマには思い入れがあるのでこれも好きです。批評が懐古に負けてるか。オジさんを許して。 【チューン】さん 7点(2003-04-21 22:00:34) 1.聖書を売り歩く詐欺師の物語。離れてはくっつく父と子の微妙な関係がさすが本当の親子だけに実によく表現されていました。それにしても堂々とタバコを吸ったり(演技?)、不幸な身の上を話して騙したりテイタム・オニールの演技は感動を呼びます。 【さかQ】さん 7点(2001-12-14 02:32:09)
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