みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
34.《ネタバレ》 人種差別をされたことのない私には、この作品が持つ意味を感じたくても感じられないでいる。 けれども、感動した。 様々な人種が混在する国の強さや弱さ、希望が上手く表現されていた。 作品自体の完成度は一級品。 【urara】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-07-21 23:56:08) 33.《ネタバレ》 とりあえず巧いってのが先にくるけど、マット・ディロンには全く共感できず……。なんであんな感動的に描くのかわかりません。全くの悪人ではないというのは判るけど、許されないことをしたと思います。むしろ黒人を射殺してしまうエピソードのほうがなんか同情できました。あの辺かなり巧いです。人種差別といえばスパイク・リーの専門分野みたいな感じがありましたが、作品賞をとるほどのクオリティは十分です。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-06-30 01:24:05) 32.《ネタバレ》 完全群像劇。話題は終始人種差別。通行中の自動車の衝突も含めて、このタイトルにしたのは言うまでもありませんが、もう少しヒネリを加えたタイトルにすべきですね。 私はアメリカに行ったことはありませんが、本当にこんな世界があるのでしょうか? でも、登場人物全てにそれなりの理由があり、それが正論にも感じられるから不思議です。 ただ、全てが同じような内容で群像劇の割には、バラエティーがないというか、マット・ディロンが黒人女性を助けたところは涙してしまったけど、他は「お涙頂戴」的で感動まではしなかったです。 でも、テンポがいいのであっと言う間に観終えることができました。 前半は汚い言葉のオンパレードですが、それだけ後半を美しく描く作り方は上手いです。 マット・ディロンは久々のグッドジョブ! でもダイエットしなきゃダメだよ! 「アウトサイダー」しか知らない人には、そのうち誰なのかわからなくなるでしょう。 【クロエ】さん [DVD(吹替)] 7点(2009-06-14 03:41:36) 31.人種差別をここまで主役にした映画を観たのは初めてでしたが、かなり面白かったです。 【映画】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-01-08 21:02:08) 30.バックグラウンドが違う人たちが肩が触れるほどに身近に暮らしているのに、銃だらけのアメリカ、そりゃイライラするわ。 【はるこり】さん [DVD(吹替)] 7点(2008-07-14 00:00:35) 29.《ネタバレ》 終盤まで、話がばらばらに感じられたが、最後に一気につながった。 映画の見せ方におどろいた。 人種の壁は、日本人である自分の想像を絶しているのだろう。人種差別をしていないつもりの人間の心の奥で眠る差別意識が、あるとき一瞬顕在化する一方で、人種差別を明白にしている人間が人種の壁を超越した人間として助け合い理解したりする。 映画を観終わった後に、絡まった毛糸が解けるように、メッセージが伝わってくる映画だ。 【りえりえ】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-06-30 08:07:59) 28.登場人物が多いわりに退屈しない。それぞれの人物がじわりじわりと結びついていく展開も面白い。人の結びつきを強く感じる作品。世の中って狭い。 【FIGO777】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-07-29 10:23:43) 27.《ネタバレ》 人種問題の描き方が強烈な印象でしたが、もう1つの面として、なんだか常にイライラしている人々の風景も印象的でした。登場人物同士がいろんな場面でぶつかり合っているのですが、その怒りの感情に、差別意識でない原因も含まれているところが、映画に深みを持たせていると思います。ディレクターの夫婦のいがみあいも、弟を探せと怒り続ける刑事の母親も、ヒッチハイカーを乗せた後、笑われたことでイラつく若い警官も、それぞれの別な問題をかかえていて、そのイライラ感が、異人種と出会ったときに噴出していたのでしょう。サンドラ・ブロックが最後のほうで「朝起きるとなんだかとにかく怒っているの」と夫に告白しているシーンが象徴的でした。日本人も、電車なんかに乗っていると、とにかくイライラしてるような人を見かけるので、似たようなものだなあと思いました。 【かねたたき】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-05-06 09:32:37) 26.《ネタバレ》 最初は「マグノリア」のような群集劇だと思ったが、これはこれでしっかり色がある。まだまだ残っている人種差別や、アメリカ人の銃依存、見た目ではわからない人間性などを構成巧みな脚本を基に描いている。ラストはタイトルの如くクラッシュして終わるのだが、何か微妙だったかな。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-04-07 11:00:53) 25.個々の登場人物の話しが絡んできて飽きない作りで面白かった。しかし実際にアメリカに住んでる人達ってあんな感じなのだろうか?いつも映画を観るたびに疑問に思う。見終わった後はマグノリアを思い出した。 【miso】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-04-07 01:19:24) 24.構成がうまいので、登場人物が多くてもわかりやすく、話もだれなかった。 アメリカに住むとこんなにも人種差別でしんどいのね、という姿を見せてもらった感じですね。いろんな映画に人種差別問題は顔をだすし、この映画がいちばんひどい部分を見せているってわけでもないですね。実際そこに暮らす人ならこれ観て言いたいこと山ほどあるんじゃないですか。かぎ屋さんと天使ちゃんにプラス2点。 【のまっと】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-04-01 20:28:26) 23.エピソードを繋げること自体はたいした芸当だとは思わないけれど、それぞれに仕掛けを配し、ひとつの作品に仕上げているのにはたいした苦労でしょう。 殆どが相関図上の繋がりでしかなかった「ラブ・アクチュアリー」なんかより数百倍の苦労だ。 【カラバ侯爵】さん [DVD(吹替)] 7点(2007-03-26 12:17:20)(良:1票) 22.《ネタバレ》 アルトマンの映画を彷彿とさせますがブラックジョークはありませんでした。様々なことに耐えている人ばかりが出てくる映画でした。銃の音におびえる娘に父親が銃弾を通さない透明マントをかけてあげると安心させる話は、逆に娘が銃を恐れなくなり銃の犠牲になってしまうのではと心配になりましたが、それでも、その後のエピソードで泣いてしまいました。この映画はこのシーンにつきます。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-02-24 14:54:41) 21.それぞれの登場人物の利害が複雑に絡まり合った群像劇です。で、どの人物も完全なる善人、完全なる悪人として描かれておらず、ある時は善人に、ある時は悪人として描かれています。ある意味それが人間の本質であり、人間社会の本質であるということを、これら登場人物が遭遇する事件を通して垣間見たような気がします。ただ、我々の住む日本においては、このような激しい感情のぶつかり合いは無いのじゃないのかな。この辺り、この映画をアメリカ人が観た場合と日本人が観た場合とでは、現実感が違うような気がします。 【(^o^)y-~~~】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-01-04 16:09:48) 20.《ネタバレ》 よくできた映画だった。ステレオタイプではないストーリー展開で、とうてい一筋縄にはいかない人間社会の矛盾を追い、それでいながら、そこはかとない希望も見る者に残すという離れ業さえしていると思う。 しかしながら、本作がアカデミー作品賞というのは、しっくりこなかった。よく練られているとは感じたが、練りすぎてまとまりすぎている気がしたし、社会の錯綜する諸問題をテーマとしている反面、教科書的な印象もあった。あるいは、骨太さよりも繊細さのほうがより強く感じられたのは、本作の性格とは矛盾するものでもあった。 それは、一見、ややこしくこんがらがって、なかなか思うに任せない社会のもどかしさを描いているようでいながら、実は、立場こそ違え、登場人物はみな、ある意味で質的に均一だからだという気がする。ある部分善人で、ある部分悪党。善行を行ないもするが、ズルく立ち回ったり、アナーキーな激情に身を任せることもある。 そのような功罪や善悪あざなえる人間のありさまこそ、制作者の本意とするところだというのはわかるが、もし人間や社会の捉え切れなさを浮き彫りにするのであれば、人間のダイナミックレンジはもっと広く取る必要があったかと思う。おそらく、実際の人間のあり方は、もっともっと幅広く激しいこともあるのではないだろうか。ということで、7点也です。ドン・チードル、最近当たってますね。 【delft-Q】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-11-19 21:00:20) 19.「人種問題」はただ材料にしただけ。それだけでは終わらない、日本でもどこでも共通して言えるテーマに思える。 【Syuhei】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-10-15 16:24:07) 18.どこかでみんな繋がっている、そしてそれぞれの人間におきるドラマ。人種差別問題を織り交ぜつつのストーリー構成もよく出来ているし、アカデミーが好きそうな作り方?とまでは言わないけど、充分及第点以上です。面白かった。 【Andrej】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-10-10 21:23:26) 17.「25時」でも出てきた「アメリカにおける人種」の問題。 これは白人監督による場所を替えての(LA)お話だ。スケールも韓国人からペルシャ人までと大きい。 この映画では人々は「人種間の憎悪」を解決するためにすーぐ銃を用いることを考える。 「怖い気に入らない憎たらしい」→「じゃ銃だな」。 「銃」を用意しないサンドラ・ブロックのような人は恐怖と不安でノイローゼになるしかない。 アメリカは白人がネイティブアメリカンを追い出して(殺して)住み着いた国であるのに、そこに自分達より後に別の人種が入ってくると、「俺たちよりいい思いをしなければお前らがここに居ることに目をつぶろう」というレベルから基本的に少しも進歩しないのだ。 これはよその国の自分に関係ない出来事ではない。 留学生を装って日本に出稼ぎにくる中国人、ダンサーだと言って売春する東南アジア人、薬物を売買するイラン人、日本語も話せずブラジルから出稼ぎに来て2~3年で帰ってしまう日系3世。日本の安全を守りにきたはずなのに、現金も持たず(超低収入)街に出てきてナンパをしたり悪さをする基地の米兵。 もちろん普通の無害な外人もいるだろう。しかし、「無害かどうか判断のしにくい」外人に対して、「どうぞ私の家のとなりに家を建ててください。」とか、「私の店のとなりに店を出してください」とか「私の所有するマンションを借りてください」とか「どうぞ私よりたくさん稼いでください」と言える人が何人いますか。 上記の白人と同じでしょう。「俺たちよりいい思いをしなければ目をつぶっていてやるよ。」 これが「人間」の真実の姿だと私は思う。普通の人間はもともとそんなに立派ではないんだ。 この作品を見る限りポール・ハギスの考えもおそらく同じだと思う。 「立派じゃないので、避けないでぶつかれ。触れ合え。避けるともっともっと相手が怖くなるだけだ。」と彼は言いいたいらしい。 「日本ではここまでひどいことは起こらないわ。銃が無いから。」?それでは、福岡の4人殺しとか、ペルー人の女児殺しとか、世田谷一家殺人事件はなぜ起きたのか? それでも、ポール・ハギスの言うように、「怖がって避けてばかりいないで触れ合え」ますか? 脅かしているようだが普通の日本人もあの検事の妻のように、不安とイライラに苛まれる日は近い。たぶん「銃のあるよその国の出来事」として見るのでは甘い。 【パブロン中毒】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-09-24 14:34:48)(良:2票) 16.最初はよくある白人と黒人との人種差別問題の映画かと思っていたが、とてもそんな単純な物語ではなかった。そこにはメキシコ人やトルコ人、中国人もいる。車を盗む奴もいれば他人を傷つける奴もいる。人を殺す奴もいる。逆に人を助ける奴もいる。いや、誰かを傷つける「時」もあれば助ける「時」もあるというべきか。「人間」という生き物の不可解さを約2時間ほどの間垣間見せてくれる名作だと思います。 【とかげ12号】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-09-02 17:49:34) 15.アンサンブルドラマは脚本と演出で観客を混乱させる可能性がありますが、この作品はギリギリの部分で素晴らしい作品となっていると思います。ただ柱にある人種差別のテーマは日本人にはちょっと理解しづらい難しいテーマだとも思いました。それに加えてメッセージは観客に委ねる形なので、アメリカ社会を考えさせられる作品ではありますが、直接的に心に響く映画ではありません。それなのに演出の妙で2時間弱飽きさせないのは素晴らしいです。人類みな兄弟みたいな顔して生活してるけど、心の奥底にある偏見が元で直ぐに衝突してしまうのだなと思いました。主役を誰と置かずに展開される作品なので、テーマを意識して観たらもっと感じるものがあったのかなと・・・、それでも凄いパワーのある静かな作品である事に間違いはありません。 【まさかずきゅーぶりっく】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-08-27 13:54:32)
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