みんなのシネマレビュー |
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
4.《ネタバレ》 2時間半近い映画の内容も、4つの場所と時間の出来事をパラレルに進めるストーリーのやり方で見応えがあった。ただ、その4つのストーリーが最終的に一つになるかと言えばそうではなく、あくまででもそれぞれの物語として進んでいく。できれば4つのストーリーが最後で結びついてくれればなと思った。あと、メキシコの甥は後先を考えずに行動しているように見えて、日本の警官はもっと毅然とした態度をとって欲しかったなど、その決断はどうかと思える場面もあって、見ててもどかしかった。 【珈琲時間】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-04-30 12:32:30) 3.《ネタバレ》 Babelという題がヒューマンな教訓的映画であるこの作品にSF的ファンタジック的超常現象的なものを期待する人が映画館に来てしまう結果のこの平均点なのだと思います。 映画宣伝もそういう情報与えないでいるは意図的でありますね。 しかし、いかにもヒューマンで私たち全ての者はつながって関連があるのに皆孤独で交わろうとしない。 かなりクラッシュに似てると思いました。 そこにバベルって付けるからややこしいのであって、人間というカテゴリ1つで考えたら皆人の気持ちを理解できるのにというのが主題な気がします。 実は現実の私達もカメラがついて来ないだけでこのような影響を与え合って生きている。だからこれを特段変わった珍しい事と皆感じないので、さらっと見れるんだと思います。そこは悪くないと思った。無理やりこじつけ入らずに自然に見せているのは。 多分、アメリカもメキシコもモロッコもある程度世界的に知られている内容で描かれていて、日本だけがかなり外国人には異様に映るのだと思います。だからこれを日本人が見ても山場をあまり感じなく日本の場面が要らないように感じてしまうのだと推測します。今の日本は外国から見たらかなり異様で興味が沸く結果こうなったのじゃないですかね。ラストシーンの日本のタワーマンションの引きの画と坂本龍一の音楽はそれを象徴している感じがします。娯楽感を求めている人にはちょっと合わないかも。 【森のpoohさん】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-04-30 01:04:10) 2.《ネタバレ》 わかりやすいようでいて難解、難解なようで実はわかりやすい、二律相反かもしれませんが私はこの映画を観終わった瞬間、上記のような感想を持ちました。モロッコ篇、メキシコ篇、日本篇と、オムニバス的各エピソードは若干時間差を置きながらも、一応明快に描かれているにもかかわらず、さてさて肝心の、じゃあこの3つ(4つ?)を総括して、この映画の作者は一体何を我々に問い掛けたかったの?って考えると・・・何だかモヤモヤしてそれが明確によく見えてこない。ワールドワイド的罪の連鎖?異郷、あるいはハンディキャップを背負わざるを得ない立場に身を置いた人間の、コミュニケーションの不調和?にしては描写が猥雑過ぎるような気が。でもこの種の、鑑賞後観客の想像に解釈を委ねさせる映画は久々だったので自分とっては新鮮でしたね。これは評価分かれるでしょう。評論家連中には受けが良さそうな映画だけど。ラスト、役所広司の微笑みが自分にはちょっと意味不明で混乱。フツー、年頃の自分の娘がマッパでベランダにいたら、一瞬ギョッとし→とがめる表情をして→手をつながれて安堵しようやく微笑むというのがスムーズだと思うけど、途中のワンショットが何故か抜けてるので、私はこの父娘の関係にどこか不健全で病的なモノを感じてしまい、もしかしたらそれが母親の自殺した真の原因だったのかと勘繰ってしまいました。刑事役の役者は渡部篤郎そっくり。話題のリンコ・キクチ嬢は・・・、映画のポスターだけだとちょっと城戸真亜子さんに似てる(←それだけかい) 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-04-28 15:56:58) 1.この監督得意の時間軸をずらした展開が今回も見事炸裂しています。4つの異なる場所で起こっている出来事を同時進行で描いていくんですが、え~この後一体どうなるんだ?っていういいところで違う場所に飛んだりするので気が抜けません。そしてまた忘れた頃に戻ってきたりして、おお!そんな大変な事になっていたんだぁ、と驚かされたり。ほんとに目まぐるしく行ったり来たりなんだけど凄いまとまっていて、最後まで緊張感が途切れなかったので良かったです。 それにしても、なんてスケール感のある画を撮れる監督なんだろうと思った。崖の上からライフルでバスを狙う少年の構図や、バベルの塔の如くビルが聳え立つ東京の夜景、などなど。カンヌ映画祭監督賞受賞も納得。 あと、話題の菊池凛子さんですが、たしかに存在感はありました。出演者の中でも1番ではないでしょうか。ちょっと反則的な目立ち方もありましたけどね。 ただ、そのキャラクター自体にはあまり共感できず、別に必要のないキャラに見えたのが残念です。 【ヴレア】さん [試写会(字幕)] 7点(2007-04-14 21:38:41)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS