みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
7.《ネタバレ》 地味だけど、何年か一作はこういう作品がきちんと創られるべきだと思う。コツコツものをつくる大切さ、と言うか・・。派手さはないけど、こういう仕事が、この世界を支えてる。松田龍平ちゃんの役柄もピッタシ!「探偵はBARにいる」といい、最近、愛される性格のためか、良い作品に恵まれ、幸せみたいです。この調子で伸びていって欲しい。ラスト、パーティで小林薫とのツーショットで、お父さんの優作さんと小林さんの共演した森田監督の「それから」を思い出しました。映画界も変わってきてる。なんか感慨深かったです。 【トント】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-11-17 01:14:40) 6.《ネタバレ》 面白かったけど長かった。辞書作りってあんなに時間かかるものだったのね。さて馬締はあの性格でどうやって入社した?しかも営業やらせるって会社もバカだろ。最初から辞書の部署にいれば違和感なかったが。あと前半での香具矢との間の長さは観てるこっちもドキドキして面白かったけど後半はそれほど絡みもなくなって少し残念だった。ただオダギリジョーはこの作品でいい味をだしてた。 【ぷるとっぷ】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-11-16 02:21:07) 5.地味ですが、あとからじわじわくる良い映画でした。 【ケンジ】さん [映画館(邦画)] 7点(2013-07-22 19:43:21) 4.《ネタバレ》 一冊の辞書ができるまでのお話。それ以上でもそれ以下でもありません。あえて言うなら「ちょっと変人でも大丈夫だよ」ということもあるのでしょうが、どうも最後にとってつけたような感じになってしまいました。中盤での香具矢さんの「なにが普通かわかんないけど」というセリフは重要だと思いますが。それ以外、夫婦の話も松本先生との話も、最終的には「辞書を作る」という大枠内にとどまっていて、はみ出すところがない。それが本作の長所であり短所でもあると思います。お話としてはまるでプロジェクト某の映画版のよう。実際、実はそうだった(実話が元になっている)と言ったら、信じる人が多そうです。後半での掲載漏れをめぐる一連のエピソードも、あざといほどセオリー通り。そういった点ではよくできていると思いますが、面白味には欠けます。製作にテレビ局や新聞社がずいぶんとかんでいるようですが、この安全運転ぶりはそこから来るのでしょうか。もうちょっと「変人映画」でもよかったかもしれません。 ところで、異動前に馬締くんは熱心に何を読んでいたのでしょう。それが一番気になったりして。 【アングロファイル】さん [映画館(邦画)] 7点(2013-05-03 10:49:04)(良:1票) 3.《ネタバレ》 最初に辞書作成の場面を見た時に「ああ、電子化してやりてぇ」と思った。そして、最終局面頃になれば、前の版との項目比較くらい、データベースでチョチョイと済むような気もした。でもやっぱり、その目で比較を見ないと安心しないのが、彼らの気質なんだという感じも判る気がするのだ。 用例採集の時に使う紙片の、小さな紙を取り扱う音、鉛筆を滑らす音、この辺の描写から、作り手の紙に対する思い入れと言うものを感じる事からも判る。完成したのは’10年という事だが、その時にもまだ紙と鉛筆で改訂版の用例を書こうとしている、彼らのこだわりにちょっと感ずるものもある。メモ専用の機器、ポメラなんてものを思い出す自分はずいぶんと軽薄な感じもするが、そういったモノの基礎となる言葉の指標を作っている、いわば先進洞抗(『海峡』参照)なんだろう、この仕事は。 そうしたものは、辞書一冊の為に紙を新開発するという描写にも表れている。ここの部分はもっと詳しく見たかったところでもある。 さて、馬締くんだが、当初は頼りない無口な青年でよろよろ歩いていたのが、そのうちに走る、喋る、大きく成長した凛とした立ち姿が頼もしい。彼の言葉への思いはかぐやさんをイラッとさせはしたが、嫌われはしなかった、むしろその誠実さが理解されたのが、嬉しい。 それに、偉大なプロジェクトと言うのは、人を虜にするらしい。馬締君は資質があったとは言え、ファッション誌から来た彼女をも辞書の人にしてしまう大いなるプロジェクト、人と人をつなぐ言葉と言うものの魅力なのだろう。だが、映画的にはその部分はちょっとわかりにくい、とうのが玉に瑕だ。 しかし、全体的には馬締め君の静かな情熱とでも呼ぶべき熱意によって、十数年にわたる大事業を成し遂げた、言葉の専門家たちの想い、生き様といったものに感動させられた。 p.s 松田龍平はもちろん、オダジョーもすごく良かった。辞書から外される前は、これがオダジョーとは思わなかったくらい、若い編集者を演じていた。小林薫は久しぶりに見たが、すっかり名優の仲間入りだな。『風の歌を聞け』の頃が懐かしい。 【Tolbie】さん [映画館(邦画)] 7点(2013-04-18 00:02:08)(良:1票) 2.《ネタバレ》 鑑賞目的は、「きれいなオダジョー」。CMで見た髭のないオダギリジョーの姿につられ、きゃんきゃん尻尾を振って本日鑑賞してまいりました。眼福、眼福。(やっぱり、あれですかね、95年当時のヘアスタイルはヅラですよね?男性陣のズボンの太さといい、池脇ちいちゃんのお化粧といい、絶妙なダサさ加減でした)。そんな目的ではありましたが、まじめ君とかぐやさんのシーンにかなりやられました。恋人と別れの電話の後、黙々と包丁を研ぐかぐやさんの背中。振り向いた彼女は、こっちまで泣いてしまいそうな切ない表情でした。まじめ君は、不器用なりにも、かぐやさんを元気づけようと一生懸命話し続け、そんな彼のまじめな優しさに、ふっと何かがほぐれたような表情に変わる・・・。宮﨑あおいという女優さんの底力を感じるシーンでした。あとは、告白のシーン。OKもらってるのに、「え~、え?え~・・・」と言い続けるまじめ君に、しばらく笑いが止まりませんでした。年月が経ち、いつも体が斜めで挙動不審気味だったまじめ君が、大人の風格あるまじめ主任に変貌していました。きっと、かぐやさんに思いを伝えられたことが自信につながり、丁寧な手順でいつもおいしいご飯を用意してくれる彼女の理解と支えがあって、辞書作りという気の遠くなるような仕事を積み重ねる過程が、まじめ君を大人の男に成長させたんだろうなあと思いました。あ~、いい映画でした。 余談ですが、先日の「王様のブランチ」で、西岡さんが新入りちゃんに「面白い顔だね」というセリフは、台本にないアドリブだったと話してました。そしてオダジョーは、「正統派のきれいな顔より、面白い顔が好みなんです。」とも言ってました。でも、嫁の香椎由宇さんはどう見ても正統派の美人さんですよね。フンだ。 【おおるいこるい】さん [映画館(邦画)] 7点(2013-04-17 15:45:10)(良:1票) 1.《ネタバレ》 原作未読。こういう落ち着いた雰囲気の邦画もいいものだ。辞書作りと一言で言っても、言葉というのは日々変化し、新しい用語が次々と現れては消えていく中で、大切な言葉をひとつずつすくい取り、十数年かけて完成させるという途方もない作業なのだ。辞書作りを始めた頃には流行している言葉でも、10年後には時代遅れになって使えないものもあるが、一方で不変の言葉というものもある。「恋」もそんな言葉のひとつだ。主人公のマジメ君は、辞書一筋の変わり者だが、ある日、大家の娘に「恋」をする。今まで恋愛なんてしたこともなさそうなマジメ君の恋の行方は…。馬締に扮した松田龍平はコミュニケーション不全の若者を見事に演じているが、相手役の宮崎あおいがちょっと可愛すぎて釣り合わない。普通に考えて、あんな童貞オタクが、ひょいと現れた美女とまともに恋愛できるわけないでしょ?もうちょっと不美人でも気立ての良い娘とかの方がリアリティあると思う。そこだけが腑に落ちないが、全体的にはとても良い映画でした。 【フライボーイ】さん [映画館(邦画)] 7点(2013-04-16 07:53:27)
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