みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
5.一般的にいうシャマランのイメージは”こけおどし”または”どんでん返し”とかなんだけど、実は非常にオーソドックスというか伝統的な構図やら色彩やらを非常に重要視している監督だなあ。映画らしい映画を撮れる監督だと思う。今回もある意味予告編からすると”肩透かし”を食らった人もいるかもしれないし、得意のどんでん返しも”猿の惑星”やらで語り尽くされた、定番でもある。しかしながらそういった先入観を取り払って見れば非常にストレートなラブストーリーであるし、構図、色彩にこだわった演出もいよいよ風格が出てきた。これまでの作品がとりあえず冷蔵庫にあった素材(過去のB級映画ネタ)で一流の腕でちょいと料理してみました、という腕ならし的な映画であったならば、これからは本腰いれるぜ、的な予感もさせる作品に仕上がっていたように思う。”シックスセンス”、”アンブレイカブル”は色彩にこだわり、”サイン”はひたすら構図にこだわり、今回は構図プラス色彩と来た。次回はその腕を一流の素材で思う存分発揮してほしいものだ。 【GO】さん 8点(2004-09-23 22:33:45) 4.《ネタバレ》 ヴィレッジなんと2回目見てきましたーー。1回目は、何が出てくるのか・・どんなどんでん返しなのか気になって、色々細かいところとか見逃していたことがわかって面白かったです。 ●少年の死やら、年長者の話しやら伏線はりまくりーーこれなら前半で謎がわかってしまうかもーー。やっぱり謎は途中でわかっていいってことじゃないのかな~。●アイヴィーが森の化けもの前でルシアスを家に入れる為に手を差し伸べるシーン、ここってーー音楽のマッチしていてスゴク感動できる~♪●「村」の姿がアメリカとオーバーラップ、ボーリングコロバインの中で、メディアに作られた恐怖におののきおびえるアメリカの市民の姿がヴィレッジの第二世代以降の姿のように見えましたーー。●エドワード(アイヴィーの父)が彼女を1人で街に行かせたわけ。これがはっきりわかってなかったんですが映画の中でエドワードさん語ってました。「アイヴィーは自分たちと同じ暴力によって愛するものを亡くそうとしている被害者であり街へ行く権利がるんだ」と年長者たちにつげます。(ここの場面すき)●アリス(ルシアスの母)とエドワードのほのかな思い「これしか君にできない」といいながら視線が交差する感じがよかった。●あと、目の見えないアイヴィーは、ルシアスへの思いだけで、目の見えない体でひたすら前へ前へ進む姿にとても感動ーー。やっぱり世界の希望は「愛」ってところでしょうかーー。●最後に化け物正体がノアとわかり(最初の方は違うと思うけど)小動物を殺したのもノアとわかり(ノアのお母さん語ってます)二度見ると伏線がいっぱいはってあるし、謎解きはしてくれているし、親切なわかりやすい映画だとわかりました。映画って二度見るとやっぱり違いますね。 【rika】さん 8点(2004-09-20 00:26:49) 3.《ネタバレ》 ネタバレちゃんと書くので未見のかたは読まないよ~に。純愛映画ですね。賛否両論ですが私は好き。北朝鮮というより現実逃避のカルト集団ですね。いろいろドンデンのネタが散らばってますが、“感染症”という台詞が決定的でした。時代背景からあり得ない話なんだもん。絶対ディテール調べたくなるからもう一度観ます。ただねぇ、盲人が初めての道であんな歩き方ましてや駆け足になったりする? いかに光は感じてるにしても。 <追加>2度目観てきました、1点加点。トリック構造が2段階になってるのは初見の時からわかってました。現実逃避の村を年長者たちが作り「伝説」によって外部との接触を断つという内側と、年代も遡った設定にするという外側の構造。今回、ディテールを確認しながら観たのですが、アイヴィが壁のツタをよじ登ろうとするまで外側の構造について具体的に語られていないのが確認できました。しかし、ウォーカー保護区のツタ(=ivy)を上って外に出るIvy Elizabeth Walkerという役名って… 全回観たとき引っかかった“感染症”も、もしかしたら「翻訳の問題」かも知れない。DVD化されたとき英語字幕で確かめます。なお、日本語における感染症はウィルスが発見されるまで存在しなかった言葉です。初見の時感じたカルト集団という印象の原因は、19世紀の合衆国なのにプロテスタントの気配が全くないことに起因するものだとわかりました。教会、牧師、十字架がどこにも登場しない、あって当然の空間に。たぶんアメリカに住んでる人なら早い段階で違和感を憶え疑い始めることでしょう。シックスセンスの時も感じたのですが、もしかして監督のほんとに表現したいことってキリスト教のこと? 【shintax】さん 8点(2004-09-16 15:28:15) 2.《ネタバレ》 シックス・センスから着実に転落してきたシャマランですが、個人的には前作のサインからかなり復活。相変わらず丁寧な作りで、伏線も張られ綿密に組み立てられたお話だった。愛情表現にもいろいろありますね。ノアは無垢で純粋なだけに残酷さも兼ね合わせてるんだなぁと。盲目でありながら森に入ったアイヴィーの勇気と愛に感服。現代社会に悲観した大人が文明から隔離された村社会を作り、掟を課し村から出さない。第一世代の人が作った財団からのお金で保護区になっており、外界からも来訪者は来ない。今回は今までで一番リアルなお話に思えましたね。どこかにあるのかもな。 【ロカホリ】さん 8点(2004-09-13 02:45:49) 1.《ネタバレ》 アメリカにて鑑賞。サインとアンブレイカブルには裏切られたが、シックスセンスを超える映画を見たくて出かけた。シックスセンスを超えてはいないがなかなかいい映画だった。大どんでん返しはないけどいい感じのひねりがある。中盤に村の秘密が明かされ、なーんだこれが落ちかと思ったら、物語はまだまだ続いて終盤にもう一ひねり。勘のいい人なら中盤ですべてわかってしまうものなのだろうか。内容についてこれ以上かいてしまうと全てひねりに結びついてしまいそうなので、なかなか書くのが難しい。細かいところは言葉のせいで良くわからなかったから、今度は字幕つきで見てみたいと思った。最後にもうひとつだけ。公式サイトでも映画でも明言されていないが、ヤフーなどのあらすじによると舞台は『1897年のペンシルバニア』なのだが、この映画のどこにインド系アメリカ人のシャラマン監督が登場するのかと楽しみにしていた。後姿とガラスに映った姿だけだったけどしっかり映っていた!顔はわからなくてインド人でも何人でもよさそうな役で、でもエンドロールで確認できた。 【HK】さん 8点(2004-08-01 09:39:18)
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