みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
11.秀作でした。誰の目にも破滅が明らかになる中、人々が見せる冷酷さと優しさ、頽廃と忠誠、緊張と弛緩。そのコントラストが見事です。特に気に入ったのは、ヒトラーの死を知った将校たちが一斉にタバコに火をつけるシーン。些細な描写ですが、この一服はさぞかし微妙な味だったことでしょう。米人はこれを優越感と興味本位で観るでしょうが、日本人は共感を抱きつつ観ることができると思います。 【眉山】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-04-16 17:38:45) 10.ドイツがこういう作品を作るのは、別に過去の負の遺産に対する贖罪ではないのだろうが、やはり立派なんだと思いますよ。こういう映画人の姿勢は。それを「自己満足」としかとらえられないイスラエルポスト紙のコメントも悲しいとは思うが、当事者でない我々には理解し難い両国の深き溝なんだろう。う~ん。こういう作品、原爆をテーマにして米国に作ってもらって日本で公開してみたら、イスラエルポスト紙の気持ちもわかるかも?否、そんなんじゃわからんか。悲しいもんだ。相互理解するのにも一苦労させてしまう戦争とは、まったくに悲しい。しかし、えらいヒトラー似の俳優やな…と思ったらB・ガンツだったのには、吃驚。 【aksweet】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-04-02 18:12:39) 9.難しいことは良くわからないけどよかったっすよ。 【ゆきむら】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-03-18 16:34:32) 8.最後のユンゲの告白。あってよかったかなと思います。ちなみに私は若干右よりの人間(笑)。でも真実を見極める為に目をしっかりと開いて見なくてはとの彼女のコメントは不思議なほどに今の自分にズシリと感じた。日本でも戦争経験者の重みのある言葉を聞くときに感じる、実経験から来る真実の叫びとでも言うのでしょうか。少なくとも私は「あの悲劇を繰り返さないためにもどうか聞いて欲しい」と感じ取ったつもりです。ちなみに皆様のコメントはおおよそ私も同じなんですが、ちょっと思ったのが日本近辺のとかくうるさい一部アジア諸国の人達が、この映画をみてどう思うか聞いてみたいですね。 【はむじん】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-03-12 01:09:58) 7.人間アドルフ・ヒトラーを描いたとパッケージにあったが,それにはさほど興味が湧かない。彼は冥府の王でも大魔王でもなく,当然ながら最初から最後まで人間なのだ。迷妄の虜となってわめき散らすのも人間ヒトラーなら,女性秘書らにそっと垣間見せる繊細さを持ったヒトラーもやはり人間。しかし,私はその点にあまり興味をそそられなかった。全体主義という名の巨大な鉄の要塞が,率いるべき途を示す指導者という求心力を失ってしまったとき,どのように崩壊していくかを私は見たかった。そしてその崩壊は音もなく,響き渡る民衆の悲鳴も伴わず,あたかも老人が静かに息を引き取っていくかのようだった。全欧州を蹂躙したナチス・ドイツのいまわの際とは,かくも静寂であったのかと今にして空しさがこみあげ,そして,あらためてその陰で犠牲になった多くの人達の冥福を祈らずにはいられない。それにしても,ラストで秘書が語る「もっと目を見開いていれば」の言葉の,なんと虚ろなことか!いくらを目を見開いていても,初めから見ようとしなければ決して見えないというのに。あの時代のできごとは大昔の伝説ではなく,今日我々のすぐ隣に存在しているはずだ。そういう意味で,多くの人に観て欲しい映画の一つです。 【Roxy】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-02-05 09:49:17)(良:2票) 6.ナチにはナチなりの悲劇があるのですね 【NIN】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-01-15 17:31:54) 5.ドイツではタブーとされているヒトラーを描いたことで、賛否両論あったそうだが、評判ほどヒトラーの「人間性」に重きを置いて描かれているようには思えなかった。史上最も悪名高い男の「カリスマと狂気と苦悩」が描かれているかと思ったが、自尊心から現実を受け入れられず部下を罵る彼の姿は、単なるヒステリーな夢想家にすぎなかった。しかしそれこそが一人の人間として描いた場合の彼の実像だったのかもしれない。「アレキサンダー」を観た時のように、倒産する会社を観ているような感覚、カリスマの権力者を中心に集まった集団が滅び行くさまをまざまざと見せつけられた感じがした。‥‥‥鍵十字のナチ自体を忌み嫌い、それに触れることすらタブー視するのが今のドイツなのかもしれないが、この映画はヒトラーを描いたことが問題にされているのではないように思う。ヒトラー=悪という大原則のに思考停止するのではなく、ヒトラー=ナチスという団体の中に居た先祖の人々の人間模様を真っ正面から描き切ったことが問題であり、評価に値するのではないか。ナチスの犯した罪は大きい。しかしその中にも、軍人としての立場を超えて奔走した医師のように市民を守ろうとした真の愛国者も居れば、歪んだ民族主義を抱きユダヤ人を虐殺した者も居たことだろう。その当時の様々な状況を見据え、現実をとらえて考えることが大事なのだ。これは同じ敗戦国であり、戦争犯罪という「言葉」の前に思考停止している我々日本人にも共通するべき点なのではないだろうか。 【six-coin】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-11-17 13:47:37)(良:3票) 4.見応えあり。力作です! 【リーム555】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-10-31 18:49:06) 3.下の方に書いている方もいますが、戦争って始める事より止める事の方が 難しいんじゃないかと思います。 あの状況下で自分の意見を言う事の難しさ。 生き抜くことよりも死を選んだ方がいいと思ってしまう。 忠誠を誓って・・・と言う所は、日本の神風特攻隊となんら変わりが無いように感じました。 子供が武器を持つ、そんな世の中は間違っています。 上層部は最後まで食料があり、酒を飲み、タバコを吸い・・・・ 日本の最期もこんな感じだったのでしょうか? ドイツは同じ敗戦国でも日本とはちょっと違うように感じます。 日本ではこのような映画は作れないでしょう。 しかし・・・いつの時代も女性は強いですね。 ヒトラーの愛人(最期は奥さんか)のいさぎよさ・愛の深さには 女の私も惚れちゃいます。 子供を手にかける奥さんも 自分で生んだから自分で始末つけたのでしょうか。 終わった後、ダンナを見る目が・・・何も語らなくても分かるような。 命の土壇場の時、女って強いなぁ~としみじみ。 【あずき】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-09-01 21:02:11)(良:2票) 2.この映画に対して点数をつけるのはとても困難です。おもしろいとか、価値があるとかそういう言葉で表しきれないけれど、でもこの映画を見て考えるべきことはたくさんあると思います。同じ敗戦国である日本とドイツは戦後補償の点においてよく比較されます。日本では大戦時のアジア侵略をこのように形に表すことはおそらくないでしょう。とかく、日本は被爆国であることを強調しているように思えるのですが、日本も戦時下ではアジア諸国に対して残虐な行為もしてきたということ。そしてその後の対応が現在の中国や韓国との歴史問題に発展していること。この映画を通して、戦後補償における日本の在り方についても考えさせられました。 【織姫】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-08-11 00:53:46)(良:1票) 1.冒頭の、主人公が初めてヒトラーに会う場面の、あの緊張感!まるで自分がヒトラーに実際に会いにいくような気分になります。けど、この場面に限らず、ヒトラーが画面に登場するときは画面に対して小さくしか写ってなくて、いつもポツンと立っているのが印象的でした。 【ゆうろう】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-08-09 08:26:33)
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