みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
12.大作で、長いのですが、ドラマチックな人生なので、最後まで面白く楽しめました。バリーは光源氏に微妙に似てるのかなとか思いました。キューブリック作品にしてはわかりやすい映画でよかったです。ただ、キューブリックはやっぱりどっかひねくれてた作品しか作りたくないんでしょうね。 【りょう】さん 8点(2004-05-16 07:00:43) 11.いつも完璧な作品を作っているキューブリックだが、人の一生までやっていたとは恐れ入った。他の作品も確かに完璧ではあるが、それはその人の一生のうちの一部分をピックアップして、そこの部分で完璧に仕上げているのだがこれは明らかにバリーの一生を描ききっている。画や音楽は言うまでも無いが、本作品は人間の一生なんざいくら思い通りになってもこんなもんさと言っているかの様に思わずにはいられなかった。 【taron】さん 8点(2004-04-10 18:50:07) 10.とにかく美しい・・・。キューブリックの作品を全て鑑賞したわけではないがキューブリックの完璧主義を改めて感じた作品でした。長編にもかかわらず映像や音楽に浸っている間に3時間という時間はあっという間に過ぎていきました。必死に上流階級の仲間入りを果たそうとするバリー、最期にはああいった結末。最初の純粋だった頃のバリーの心はいつ失われてしまったのでしょうか・・・。 【MINI1000】さん 8点(2004-03-21 17:09:18) 9.《ネタバレ》 観終ってから気付いたのですが、これってヴォルテールの「キャンディード」が下敷きになっているのじゃないかと思いました。(バーンスタインのオペラはまた違った筋書きのようです)「人間万事塞翁が馬」じゃないけれど、最初の旅立ちでの親子強盗との遭遇で全ての筋書きが狂ってしまって、それでもまあ、成るように成っていくところが面白いです。日本とは馬とか道路とか事情の違いがあったとしても、西欧の若者ってあの時代にもそんなに積極的に行動していたのでしょうか? 【たいほう】さん 8点(2004-01-29 08:15:45) 8.《ネタバレ》 「奇怪なものを観た」というのが正直な感想だ。美しいヨーロッパの自然,華麗な生活を営む貴族達。だが,キューブリックの冷たい眼を通してみれば、それらが全て面妖で奇怪なものへと変わる。「この映画は一幅の絵のようだ」というコメントがあったが、これははかなり的確な指摘だと私は思う。確かにこの「絵」は美しい。しかし、いうまでもないことだが「絵を描く」というのは、実はかなり人工的な行為であって、大抵はその絵を描いた「精神」がその絵に立ち現れることに私は注目したい。「絵のような美しさ」の下に流れるものこそ、この映画の基調色だと思うのだ。まるで白痴のような眼をしたバリーが、腐臭を放ち奇形化しながら人生の闇に落ち込んでいく...。やはりこの「絵」には、グロテスクで冷たい西欧的精神の暗いトーンがはっきりと表れているように私には思える。まるでゴヤだ。 【veryautumn】さん 8点(2004-01-29 01:46:00) 7.数々のキューブリック作品で鑑賞中断し、挫折を繰り返してる私。『シャイニング』だけが唯一完全制覇できた作品でした。そしてやっとこ、これが仲間入り~。小難しくもなく、カルト色も強くなく気軽に楽しめました。しかし、到底物語の主人公になりそうもないダメ男の話を題材に選ぶあたりはやっぱりキューブリック・・・。ほんとに、何だったんだよ、何の教訓だよー?と問い掛けたくなる内容だけど、TVドラママじゃない、映画の贅沢さを思い切り満喫できました。 【桃子】さん 8点(2004-01-28 15:39:17) 6.確かNASAから手に入れたと聞きましたが、非常に明るいレンズを使って、ろうそくの火のみをつかって屋内シーンを撮影しています。こういうチャレンジを彼はよくしますね。スコットが「決闘者」で同じ試みをしたかったそうですが、断念したそうです。 【ロイ・ニアリー】さん 8点(2003-12-12 22:46:09) 5.緑の丘を赤い服の軍隊が行進していくシーンにやられた。音楽も映像も、これでもか!というくらいに綺麗。絵画のよう、という意見に、すごい同感です。ていうか、ロングで撮ってる遠景とか、奥行きが少し微妙な気がするのは…あれは、本当に絵なんじゃ…?(違う?) 話のほうは、少し古典文学みたいだと思った。別に、つまらないとか難解だとかという意味じゃなくて、ただ、マンガみたいには読めないかな、という感じ。ラストなんかが、まさにそう。でも、観ても絶対、損はないと思う。 【三尾】さん 8点(2003-02-08 19:59:22) 4.十分長時間だけど,端折った感じのとこもある。 重厚な大河ドラマで、絵画みたいなシーンの連続。 【nb】さん 8点(2002-08-07 15:10:54) 3.序盤を見て、これはスタンダールだと思った。若くて情熱的な青年がその情熱ゆえに大きな渦に飲み込まれていく。正直、この映画を見ているときはそれほど感銘を受けなかったが、見終わった後にこの映画は何かすごかったな、といった漠然としたものを与える不思議な作品。 【ユウスケ】さん 8点(2001-07-31 11:54:41) 2.あの当時にしてあの映像の素晴らしさにはいつも驚かされる。さすがキューブリック!!3時間という長さもそれほど感じないほどにリズム良く話は進んでいく。しかしこの作品を通して彼が何を伝えたかったのか分からなかったのが残念だった。 【のりお】さん 8点(2001-01-18 21:10:00) 1.S・キューブリックが18世紀の世界とその時代の人々の営みを、まるで美術絵画を見るかの如く再現した映像叙事詩。その素晴らしさは光や風や空気までもが、いかにもその時代のものと感じとれるほど。ただ主人公をはじめとする登場人物には最後まで感情移入できないままでした。 【ドラえもん】さん 8点(2000-09-29 14:55:35)
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