みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
5.若い頃のプロフェッサーXとマグニートーの友情と決別が、とても丁寧に描かれていて良かったです。アクションシーンも文句なしに楽しめたので、高品質な作品なのですが、次回作は旧シリーズ以降の世界を描いて欲しいです。できれば本キャストと旧キャストをうまく混合させて。なぜなら、正直なところエピソード0とかは、あまり興味がないし、好きでもありません。登場人物や物語の未来がわかっていては、純粋に楽しめないからです。(タイムマシンで自分の未来が知りたくない方の人間です) たぶん新生シリーズなので、この路線で行きそうですが、莫大なストーリーがある原作ならいくらでもその先のストーリーがあると思ってしまいます。 【バナナシェイク】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-06-17 02:02:24) 4.《ネタバレ》 すごく面白かった! 大傑作「キックアス」を撮った、マシュー・ヴォーン監督のサービス精神は今回も健在、 今までの作品を観ていなくても楽しめる作品です。(以下超絶ネタバレ注意) 今作は「エリック」と「チャールズ」の友情を色濃く描いています。 チャールズはエリックを助け、「一番楽しかった思い出」をも思い出させてくれました。 しかし、エリックは憎しみを隠しきれない人間でした。 「エマ・フロスト」の首を絞めようとしたり、「平和には興味がない」と言ったり・・・そして、復讐相手の「ショウ」を殺してしまうエリック。 彼は、チャールズの意思を聞きませんでした。 終盤、ミサイルを止め、人間に跳ね返そうとするエリック。 また、彼を止めようとするチャールズ。 とことん、エリックは自分の復讐のために行動しようとした。 チャールズは、親友のことを「心を読んでわかった」上で止めようとしたのです。 エリックは、流れ弾をチャールズに当てた女性化学者を殺そうとします。 しかし、チャールズは「やったのは君だ」とエリックに言います。 殺すのをやめたエリックはチャールズが何回も、何回も行動を止めようとしたこと、責められたこと、それに思うことがあったのでしょう。 また、中盤には「ショウ」の資料を持って去ろうとするエリックに対して、チャールズは「自分の力だったら君を止めれるけど、止めない」と言うシーンがありました。 エリックを身を制してでも止めようとしたチャールズですが、本心では「エリック自身が道を決めてほしかった」のでしょう。 その性格は、最後にエリックについていく「レイブン(ミスティーク)」に、「決めるのは君自身だ」と言うシーンにも生きているのです。 そして心に残る「Mutant is pround.」 チャールズは左右の目が違う女性を「イカした突然変異」だとも言いました。 レイブンはそのことばを気に入り、「ハンク(ビースト)」にも、レイブンはそのことばを伝えました。 この「突然変異」は「障がい」や、人の悩みの種になる「コンプレックス」、「人種」などにも当てはまります。 それを肯定するこの作品は、たとえようもない優しさに満ちています。 【ヒナタカ】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-06-14 18:54:49)(良:2票) 3.《ネタバレ》 全く期待していなかったのですが、これがまさかの掘り出し物。非常によく出来ていると思います。本来のX-MENが持つ"差別"というテーマを描ききっている。私はこのシリーズが面白能力人間博覧会になっていることに非常に不満を持っていたのですが、今作はシリーズの起源であるマグニートの過去に照準を合わせる事で、その不満も吹き飛んでしまった。映画の冒頭はポーランドでのナチスによるユダヤ人虐殺のシーンから始まり、ユダヤ人の少年が若きマグニートである。これはどうみてもこのX-MENが人種差別に関する物語であるということの表明だ。マグニートは若き日に母を殺されたことに対して復讐を始める。それは形を変えて人間という種族への憎悪へと変わる。彼の親友であるチャールズはミュータントの人間への憎悪の連鎖を断ち切ろうと奔走する。この二者の関係性はあらゆる現実の団体に共通しているものだ。パレスチナでテロ活動を繰り返す急進派と、東エルサレムの解放を目指す穏健派。はたまた北アイルランドのナショナリスト・ユニオニストと、シン・フェイン党。他にも無数にあるだろう。劇中のプロフェッサーXが正しいのか、マグニートが正しいのか、明確な答えは示されない。そんなことは示すことができない。観客はどちらの心情も同等に理解できるからだ。だからこそこの映画は良作なのだ。 【民朗】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-06-12 07:46:23)(良:5票) 2.《ネタバレ》 ミュータントの起源や、プロフェッサーXとマグニートーの若き日を描いた「X-MEN」シリーズ5作目。過去の「X-MEN」シリーズでの人気キャラであるウルヴァリンやストームを登場させることが出来ない(出てたけど。)という制約を受けながらも、史実を絡めたストーリーと丁寧に描かれるドラマで見事な娯楽作品に仕上がっている。監督のマシュー・ボーンは「レイヤー・ケ-キ」「スターダスト」「キック・アス」に続き、また素晴らしい仕事をしている。3Dが主流になりつつある大作映画だが、本作の豊かなイマジネーションで描写される映像は3D以上の迫力を内包している。社会派な展開を匂わせつつ、多彩な能力を駆使した奇想天外な見せ場の連続。この映画はまさしく「X-MEN」映画であり、その代表作だ。ストーリーはチャールズとエリックの、出会いと決別を軸にしており、他のミュータント達のドラマも本筋と適度に絡ませているので、終盤でミュータントが二つの勢力に別れるという落としドコロが違和感無くまとめられている。また一般に「悪」と見られる集団、エリック側(ブラザーフッド)にも、多彩な団結の動機を描いた点を評価したい。自分が受けた仕打ちへの復讐のためや、能力を悪用するためという理由もあるかも知れないが、ある者にとっては自分が自分らしく生きる為の手段であり、またある者にとっては生きるための「平和」以外のオプションだったかのかもしれない。「自分を誇りに思いたい」という主張を「悪」と思えなかったから、チャールズは妹分でもあるレイブンを行かせたのではないだろうか。1~3作目のエリックとチャールズの敵同士ながら互いに尊敬している関係を考えると本作のドラマが魅力的にかつ、無理なく構築されていることに気づく。そんな細やかな演出に加え、セレブロ、ストライカー、ウルヴァリンなどのファンサービスをも忘れない。「ファースト・ジェネレーション」は大変満足度の高い一本となっている。 【サムサッカー・サム】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-06-12 05:52:45)(良:3票) 1.《ネタバレ》 右肩上がりにド派手になっていくCGや盛り上がるBGM等アクション映画としては及第点以上の出来。 さらにびっくりしたのがストーリー。確かに素晴らしいとまではいかないが、突っ込み所や矛盾点はパッと見て気になる所は無く(あったかもしれないが少なくとも気にならなかった)、所々箸休め的シーンを入れつつしっかり順を追って描いており一本の筋になっていた。ミュータントを用いた人種差別的内容も、雑過ぎずクドくなりすぎず丁度好い按排でした。 他にも史実の事件(キューバ危機)と絡め、そこにミュータントが介入した事により『我々の世界』と『彼らの世界』と言う二つの世界を分かつターニングポイントにしたりと実にエンタメの『ツボ』を分かっている作りになっています。 細かい所でもセレブロや恵まれし子らの学園を始め、ストライダーやローガン等この先のストーリーに関係するシーンが多く『起源』と言う意味でも十分その役割を果たしていました、てかローガン出たのはマジビックリ(チョイでしたが)。 前作の『ウルヴァリン』をローガン一人にスポットを当てた『個』の映画とするなら本作はX-メン果てはミュータントと言う『組織』の原点と言う別角度からスポットを当てた作品でありアクション映画としても前日談としても楽しめる内容でした。確かにあれだけの事されちゃマグニートが頑なにエグゼビアとの戦いを避けていたのにも納得。 個人的に好きな『大統領』が地味な能力ながらジャンパー相手に互角の戦いを見せたり猫口が激烈キュートだったりと大活躍で満足。 最後に、ぶっちゃけメガネが邪魔にならないし、十分大迫力だったので『3D』はとっとと消えて欲しい。 【ムラン】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-06-11 17:59:07)(良:2票)
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