みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
12.突っ込みどころは両手で数えきれないくらいあります。前作「ダークナイト」のあの緻密さや人を狂気に走らせるような異様さは皆無です。ですが、本作にはヒーロー映画に不可欠な勝利のカタルシスに溢れています。ご都合主義という言葉が似合う駄作に感じる人も少なくないかと思います。自分がレビューを投稿する時点での平均点が7.76点ですが、間違いなく平均点は下がるでしょう。それでも、自分は一観客として、卑怯ともいえるラスト30分の盛り上げ方と風呂敷の畳み方を圧倒的に支持します。 【bolody】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-08-09 22:57:15) 11.《ネタバレ》 映画鑑賞の前に「ベインは何者なのか?」ということを原作漫画で読んでおくと、何倍も面白くなります。 映画館でも日本語訳版が販売されているのでぜひ見て頂きたいです。 …ということで、今作は各キャラクタの背景を知っているか否かで大分評価が別れるかと思います。あまりにもベインの話が省略されすぎているため、小物感が否めないのがもったいない。 突っ込みどころは結構あります。なぜベインは五ヶ月もの間、警官を殺さずに地下に閉じ込めていたのか?ブルースは脱獄後、どうやってゴッサムに戻ってきたのか?そもそもなぜ見張りに部下を配置しておかなかったのか? ただ、最後の盛り上がりを見て、その辺はぶっ飛びました。キャットウーマンエロ可愛い!スケアクロウの全作登場もいい!そして何より「後継者」の演出がいい!あそこまで活躍を描かれたら応援するしかないでしょう。 何はともあれ、新生バットマン3部作、お疲れ様でした。 【HIGE】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-08-07 13:14:34)(良:2票) 10.《ネタバレ》 ノーラン版バットマン三部作の最終章。この「ライジング」は内容的に「ビギンズ」「ダークナイト」と深く関連しており、「伏線回収篇」ともいえる位置づけのため、前二作の内容を頭に入れて鑑賞した方がより深く楽しめる。前作では「正義」とは「悪」とは、がひとつのテーマだったが、今回は「ヒーローとは」という問いかけが印象に残る。それゆえに、バッドマンが最後にゴードン本部長に語りかけるシーンは感動した。ただ、今回の敵であるベインのすごみが尻すぼみだったのと、ブルースが閉じ込められた地下牢をもっと闇と絶望を象徴する描写にすればなお良かったと思う。しかし、アクション映像の素晴らしさと最終章としてのまとめ方の上手さ、後味のきれいさなど、さすがはノーラン監督と思った作品ではあった。 【田吾作】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-08-06 15:14:35) 9.《ネタバレ》 完結篇として申し分ない出来だろう。3時間弱の長尺なので、途中で少し眠気が差したが、クライマックスのあまりのハイテンションぶりに目を見張った。核爆弾というのが今の日本人にとっては他人事ではなく、実際に福島の原発で作業にあたっていたり、放射能汚染から逃れて疎開してきた住民たちのことを思うと、本作での外界から隔絶されたゴッサムシティと、そこで勇敢に戦う人々を見るにつれ胸が熱くなる。前作に比べ悪役に華がないのが難点だが、アン・ハサウェイのセクシーなキャットウーマンと、「三作連続出場おめでとう!」のキリアン・マーフィ(スケアクロウ)に思わず頬が緩んでしまう。 【フライボーイ】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-08-04 07:16:46) 8.《ネタバレ》 歴史的大ヒットの前作に負けず劣らずの傑作でした。 今回の敵ベインはシリーズ最強でした。ブルース・ウェインを破産させ、バットモービルなどのテクノロジーも奪い、警察官たちもみんな仲良く生き埋めにさせ、終いにハービー・デントの真実を暴露してゴッサム市民も味方につけてしまうという鬼畜ぶり。堪り兼ねたバットマンの怒りの鉄拳も力で圧倒。コテンパンにして地下牢へ投獄。精神・肉体・経済面全てを徹底的に壊滅させていくベインの力は前作のジョーカーを遥かに上回っていたと思います。 全てを失ったバットマンの運命は…!!?ラストの感動と興奮がたまらない。 【nyaramero】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-08-02 12:28:16) 7.文句なく面白い! 【アフロ】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-08-02 03:06:31) 6.善と悪、富と貧、嘘と真、希望と絶望が隣合せで存在している街、 Gotham City(愚衆の街)。 サブストーリーは突っ込みどころが満載で、 その役割を終えると破綻していきますが、 その破綻に気づく間もなくメインストーリーは終焉に向かって突き進みます。 それから、わかりやすい大量の伏線が投入されているので 『気を抜かずに見ることがこの映画を楽しむコツ』です。 前2作を踏襲しつつ、なおそれを超えてゆくことを命題にされる第3作目は 高確率で面白くないですが、今作品はそれには当てはまりませんでした。 前2作を見てなくても十分楽しめますし、 単品作品としてのクオリティも高いです。 万人にお勧めできる作品に仕上がっていると思います。 しかし第2作目で確立したダークヒーローという地位を 維持しきれなかった点は非常に残念です。 サブキャラ陣も充実しており、 ジョン・ブレイクはとても好感のもるキャラです。 しかし今作の一押しサブキャラはなんといってもキャットウーマンですね。 綺麗な顔立ちにもかかわらず精神的にも肉体的にもたくましく、 しかもナイスボディの女泥棒。 信頼と裏切りの狭間を行き来するその姿は、 太ももの内側に拳銃を仕込んでいたらそのまんま峰不二子です。 是非ともスピンオフで『Batman - a burglar called Catwoman』を作ってほしい、 もちろん大人向けに【Restricted】でね(笑) 【はいぷ】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-08-01 23:27:20) 5.《ネタバレ》 ここに投稿してから他の方々のレビューを読んで、大きな勘違いに気が付きました。ラストで執事のアルフレッドが見たブルース・ウェインは彼の願望が見せた「幻影」と思い込んでいました。主人公の生死を取り違えて長いレビューを書いてしまったので、書き直す元気なし。評価だけは5点から8点に変更。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-08-01 00:58:53)(良:1票) 4.《ネタバレ》 凄い、もうビックリ! 単品の作品としては、ジョーカー>ライジング>ビギンズの順だが3部作総合としてこの作品の点数を最上とします。 他の多くの米アクション映画とは一線を画す出来栄え、前2作による十分なフリを最高に生かす伝説の終結。165分がまったく長く感じられない、これはもう映画史に残る。 予告編を観ていても全然大丈夫、はるかに上回る本編、ベインのヤツが無茶苦茶しやがるので街はニューヨーク1997状態、さすがに心配になった。 なぜあんなに仲間がいるのか?、一気に破産って?、彼を殺さず長期放置?、氷の上平気なの?、などの事にはあえてツッコミません、楽しめたから。 ラスト、バットマンにナイフを突き立てた人物も意外だったし、後日談もモヤッとするがこれ以上の続編が無い事を祈ります。 この監督、結構脚本に穴が多いけど、これだけ見せる映像に仕上がると帳消しに出来る力強さがある、次回作も期待。 【カーヴ】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-07-31 11:01:54) 3.《ネタバレ》 とても面白かった。映像の美しさ、音楽の良さは相変わらずで、長い時間を感じさせない。前作には及ばないと思うけれど、「バットマン・ビギンズ」と「ダークナイト」を見た人なら、十分見る価値があると思う。逆に、両作品を見ていないと話がわからなくなりそう。【ネタバレ注意(前作を含む)】前作のジョーカーが素晴らしかっただけに、どうしてもベインが見劣りしてしまう。最初の方、総力を挙げて悪党(ベイン)を追いかけているのに、バットマンが登場したせいで、悪党たちを取り逃がすことになってしまったことについて、アルフレッドが「あなたのせいで取り逃がしたかもしれないのですよ」で済まされてしまった。汚名をかぶって身を引いたのだから、警察のいる中で再登場するなら自分が追いかけられる覚悟が必要だし、それで悪党を取り逃がさないでほしい(そもそも最初からバットモービルで追いかけるべき)。また、前作では悪党たちがいざというときに良心を見せたのに対し、今回はただ悪役に成り下がってしまった。ゴードンが氷の上を歩かされるところで、どうしてバットマンは氷の上を歩けたのか、なぜわざわざ火をつけたのか(あれは道を示しているのかと思ったが、氷が溶けるよなと思ったところで、ただ炎でバットマンのマークを燃やしているだけのようだった)、歩くより(冷たいけど)腹這いになる方がよいんじゃないかと考えたりしてしまった。たんなる善対悪だけでなく話を入り組んだ形にしようとしたのも、かえってストーリーをわかりにくくしたように思う。ただ、それらは細かいことであり、全体として面白い映画であることに違いはない。 【mohno】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-07-31 00:03:27) 2.《ネタバレ》 無茶ができる2作目に比べると、やはり1・3は描かなければならないことが決まっている分無難に収束したといった印象を受けました。とはいえ時間が気にならないほどに十分面白かったですけどね。個人的には2で受けたような衝撃的な展開を期待していたので、1寄りの内容になってしまって残念でした。ですがそれにしてもオーソドックスな題材だとしても、ノーランじゃないと撮れないアイデア満載の映画だと思いました。この監督の作品は要注目ですね~。 【mustang_news】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-07-29 19:41:41)(良:2票) 1.見事、クリストファー・ノーラン。 ジョゼフ・ゴードン=レヴィット演じるジョン・ブレイクの「本名」がさりげなく明かされるエピローグのシークエンスを観ながら、この新しいバットマンシリーズを完結させた鬼才監督を思わず賞賛したくなった。 「ビギンズ」でバットマンという周知のヒーローをまったく新しい「黒色」で塗り替え、様々な要素が重なり“伝説”とまでなった続編「ダークナイト」でその「黒色」を漆黒の闇にまで更に深めた同シリーズ。 否が応にも世界中の期待は高まり、ハードルはその分高まった完結編だったと思うが、ベールを脱いだその出来映えは素晴らしかったと思う。 165分と非常にボリュームのある長尺だが、決して「長い」と感じることはなかった。 序盤の展開に対して冗長な感覚も覚えたが、それらも含めてシリーズで描かれたことのすべてが、ラスト30分の怒濤のクライマックスで意味のあるものとして昇華される。 大富豪のブルース・ウェインが蝙蝠男のコスチュームを着て闘う理由は何なのか、この世界における「悪」とは何なのか、そして「ヒーロー」の意味とは何なのか。 シリーズを通して突き詰められてきたそれらのテーマが、過不足なく描きつけられていたと思う。 前作において完全に悪役に食われてしまったヒーローを、更に滅茶苦茶に打ちのめした上で「復活」させる。そういう娯楽映画としての王道をきちんとプロセスとして描きつつ、独特のシリアス性を併せ持たせる。 その卓越したエンターテイメント性が何を置いても素晴らしい。 “ジョーカー”により闇にまで深まったヒーローの黒い造型を丁寧に浮かび上がらせ、遂には白い光に転じさせてみせた。 一作目、二作目の両作を踏まえて描き出されたストーリーと顛末は、クリストファー・ノーランが導き出したこの世界観に合致したとても真っ当な「結論」だったと思う。まさに「THE DARK KNIGHT RISES」というタイトルに相応しい。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-07-29 12:05:07)
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