みんなのシネマレビュー |
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
8.《ネタバレ》 皆さんの言うようにこれはジグソーパズルです。 最後にすべての謎が解明されるのではなく、新しいピースがはまるごとに 少しずつ謎が解け、ストーリーを理解していきます。 時間の前後がとても激しくついていくのが大変でしたが、 俳優たちの演技を注意深く見て、ピースを一つずつはめていけば 時間の前後を読みとることが出来ます。 残念なところは自分の夫の心臓を持つ人間を愛するというのが甘く描かれていて 殺す殺される、生きる死ぬの関係と比べて軽く見えてしまったことです。 しかしそこはショーンペンにナオミワッツの一つ上の演技により、 違和感なく話が進んでいき、二人の関係もとてもまともな物と見ることが出来ました。 良いことなんか一つもなく進んでいくこの映画は新しい命を作るのに 人工授精と、余命1ヶ月の心臓移植待ちの患者と、神に心を捧げ自分の生き方を すべてゆだねてしまった人間という全く異なる人間たちが、 追いつめられ、追いつめられて極限を描くのに、すばらしい演技と、 すばらしい展開で何か希望を残してくれたような気がしました。 【風と一緒にとばされる(Q_Q)】さん 8点(2004-07-05 22:21:46) 7.最近、こんな重量級ドラマ観てなかったから、後からジワジワと効いてきますね。なんかひとつひとつのシーンが忘れられない感じ。ただ、不思議と思ったより重くないのはパズル的時間展開のせいなのかな。デル・トロ、あんたスゴイよ! 【★ピカリン★】さん 8点(2004-06-25 14:04:07) 6.3人の役者は兎に角すごい演技力。その中でもひいでていたのはナオミワッツだと個人的に思います。サングラスは似合ってなかったですけども。あの時間を交錯させるのはどーなんだろ。分かり難いワケではないから問題はないけど、順をおって話が進めばもっとおもしろかったのかなーと思いました。大きなスパイスにはなってましたけども。少し前の流行の名残かしら。観終わった後、何かと考えさせられました。 【かずのすけ】さん 8点(2004-06-18 16:36:17) 5.「それでも人生は続く、、」というフレーズからは「ミスティックリバー」が浮かび、次に「25時」が浮かんだ。 死と共に命の誕生の話も描かれるので「生の連鎖が続く」といったほうがいいかもしれない。 こういう映画が立て続けにアメリカで作られたのは9.11の影響なんだろうか、、? 人の生死や命、人生の重さを改めて考える、みたいな所に真摯なものを感じる。 全く関係のない3者を時間軸をずらせて見せるので特に話の見えない前半は判りにくいが、眺めていれば段々話はつながってくる。この作りにも何か意味はあるんだろうけど意図が分からない。 心臓疾患で生死を脅かされる男、死亡事故を起こし罪の意識に苦しむ男、一瞬にして最愛の家族を失った女、みなそれぞれに生きることに苦しんでいる。家族を含めての苦悩は見ていても辛く重苦しい。 喪失感に苦しむナオミ・ワッツには思わず一緒に泣かされるほどの迫力があったが他の出演者もみな見ごたえがある。 ベニチオが熱心なキリスト教信者でその教会シーンがあるが、説教は一方的なアジテーションの洗脳みたいで違和感がある。 アメリカと宗教の関係は深いが、こうなるとキリスト信仰も恐い気がする。 最後のS・ペンの行動や21グラムの意味など見る人にいろんな謎を問いかけてくる。私、魂の存在は信じてますけどね。 (彼は再度の移植が誰かの死によってしかなされないこと、やらなければ死が近く苦しみしかないこと、などに絶望してああいう選択をしたのか) 【キリコ】さん 8点(2004-06-17 17:27:29) 4.3人の命を奪った男・3人の家族を失った被害者・その死んだ男の心臓で生きる男・・・この構図を見た時に真っ先にミスティックリバーが頭に浮かんだ。そしてとにかく重い。私は重い映画が好きだがそういうのが好きじゃない人にはお勧めできないかも。最初に結末を持ってくる新しい構成で、時々時間軸が分からなくなったが最後まで飽きずに見れた。人間が死んだら21gだけ軽くなると言ってたが、「21g」という意味は他にもあるが一回見ただけじゃその意味は分からなかった。考えさせられる映画でした。 【すごろく】さん 8点(2004-06-13 22:29:48) 3.《ネタバレ》 見てよかったです。登場人物全員の心の動き、誰でもその立場になったら、同じ事をするかもしれない、って思いました。誰もが幸せに生きたくて、そのために自分のエゴを押し通してしまう、まわりが見えなくなってしまうという感じが上手に描かれていたと思います。役者も皆上手だった。ただ、あのストーリーで時間軸をバラバラにする必要性があったかな??って思います。マルホランド・ドライブのような抽象的なものを押し出したお話でもないし、謎解きでもないわけですし。ストーリーとしてはわりと単純なので普通に編集した方がよかったかな、と私は思いました。まあ、お話自体がわかりやすいので、あえてあのようにしたのかもしれませんが。 【ぷー太。】さん 8点(2004-06-10 21:03:39) 2.Life goes on. 絶望しようが憎もうが、泣き叫ぼうが喚こうが、それでも人生は続く。 どれだけ悔やんでも、許す事が出来なくても、それでも人生は続く。 だから進むしか無い。 踵で過去を踏みしめ、爪先を未来に突き出し、一瞬の”今”の上でバランスとりながら。 空を飛ぶ鳥と同じ、止まった瞬間に墜ちてしまうから。 悲しみも、憎しみも、愛しさも、何もかもを引き連れて。 だけどこの映画は違う。その時間軸は自在だ。 決して戻る事の出来ない過去も、暗闇の先に広がる未来も、順不同に次々と襲いかかる。 愛する人たちの数と、自分を愛してくれる人たちの数。 それを「21グラム」に掛ければ、それが"heart"の重さだ。 行き場の無い感情たちの乱交、灰色の涙が乾いた大地を濡らしていく。 【紅蓮天国】さん 8点(2004-06-06 19:55:20) 1.これはさ、あれだよ、ほら。自動車免許の更新時に見せつけられるやつ。あれだよ、ほら。あれの2時間版ですな。だから、ほら、ひき逃げ犯のベニチオ 苦しんでたよ。 被害者側のナオミだって相当に悲しんで苦しんでいましたよ。 個人的にはシャルロットの出番が予想外にも多くて嬉しかったんだけど、残念ながら彼女は英語では魅力が半減してしまってますよな、やっぱりおフランス語でなくっちゃな…^^ そしてさ、最後に“21グラム”についてなんだけど、それってあんまし関係無いように思えましたよ。いかにも題名の為にって感じでさ、取って付けたようでしたしな。。 【3737】さん 8点(2004-06-06 01:19:56)(良:1票)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS