みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
80.《ネタバレ》 止まらないタクシーを銃声を媒介させる事で停車させてから、グロリアは空間と時間を自由に移動し、支配するようになる。 タクシー、バス、電車。それらは寸分の狂いもなくやってきて、彼女の為に機能する。 乗り物は彼女の特権的な空間となり、そこでは男たちの自由な動きは奪われる。 彼女は墓地に眠る故人をも移動させる。そして時にはカットが変われば、時間も空間も移動し既に行動は終わっている。 彼女を追う者も、そして映画すらが彼女を捕らえる事は出来ない。 真の強者であり自由な女の魅力がそこにはある。 ラストでフィルが電車にタクシーにすんなりと乗る時、フィルは彼女と同一化する。 墓地で祈る彼の前にはすでに距離は無い。 そして、ウェイトレスとのとりとめないやり取りの後ろで、ドラマが繰り広げられる時、映画は背景、遠近感を捨て、映画という枠を逸脱し、今までは背景となり得た黒人の大柄なタクシー運転手が、ホテルマンが、バーのマスターが、町の雑踏が緊張感を作り出し、世界は平面化する。 その時グロリアとフィル、そして観客には気の休まる場所も時間も存在しない。 【ちゃじじ】さん [DVD(字幕)] 7点(2017-03-25 02:22:29) 79.《ネタバレ》 初見はテレビだったような記憶があります。 レオンより先に観てるわけで、当然最初に観たときは「レオンの原型」なんて要素は知るわけもないわけですが(レオンが存在しないんだから当たり前)、とにかく子役のジョンアダムスがよろしくありません。 映画の子供が妙に可愛すぎるとあざとさが鼻につくわけですが、しかしこの映画のように子役がかわいくないのはもっとダメなわけで、この映画は「あざとかろうがなんだろうが子役はかわいくてナンボ」という事を教えてくれる映画であります。 そして、この映画を観てからレオンをみるとおそらくマチルダに胸ずっきゅんされることは必定。 子役のキャスティングの時点で決まっちゃう要素ですから、これはなかなか恐ろしい話です。 おばさんの方はカッコいいのにね。 さて、この映画にはシャロンストーン主演のリメイク版があります。 基本的な設定は同じなのですが、シャロンストーンが娼婦というか愛人でして、また出会い方も違うわけですが、その辺の設定の違いはあまり大きくなく、むしろ子役の出来で映画の雰囲気がだいぶ異なる一本となっている気がします。 わざわざ見比べるほどでもないですが、暇なときには比べてみるといいかもしれません。 【あばれて万歳】さん [地上波(吹替)] 6点(2016-11-15 17:45:42) 78.《ネタバレ》 ○ジーナ・ローランズと子役の魅力でもった作品。○子供を守る動機づけがもう少し欲しかった。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-01-17 12:16:32) 77.《ネタバレ》 ジーナが渋くてかっこよ過ぎ。それだけで観る価値が私にはありました。確かに『レオン』はこれをヒントに作られた感じがしますね。レオンの場合は順調に事件に巻き込まれていきますが、グロリアの場合は直感に従って突き進んでる感じで、似て非なる作品。レオンの少女に比べると、こちらの少年は途中まではピンとこない雰囲気の少年俳優でしたが、ラストの笑顔にはやられちゃいました。 【movie海馬】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-09-27 00:36:34) 76.思ったよりも普通の映画だった。不完全燃焼感もある。 子供にもグロリアにも感情移入出来なかった。 【simple】さん [地上波(字幕)] 3点(2014-11-03 23:39:27) 75.主人公の果敢な行動の動機が徐々に明かされていくのかと思いきや、結局最後までよくわからず、あまりにも都合のよすぎる展開と相まって殆ど感情移入できませんでした。登場人物の背景や心理描写の乏しさを悲哀感たっぷりの音楽で補っているかのような退屈な映画でした。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2014-11-02 09:51:51) 74.アクション要素が弱ければもう少し楽しめたのかなー… 少年の可愛さに癒されました(笑)主人公が美人ではないのが、リアルでよかった。 【Sugarbetter】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-11-02 01:33:52) 73.《ネタバレ》 率直な感想は、このおばちゃんスゲー、ですね。いきなり銃で撃っちゃうし、とか思わせといて、バーでは子どもが気になって代わりに見て!っていったり。なんか独特の雰囲気のある人ですよね。6歳(確か)の男の子って、かなりまだまだどちらかといえば赤ちゃんに近いぐらいなのに、ちゃんと男として相手にしてるのもスゴイ。どうもレオンの元ネタみたいですね(ここのレヴュー読んで知りました;;)、殺伐とした雰囲気にニューヨークがよく合ってる。でもな~ちょっと子役の子がいまひとつで乗りきれなかったか印象かなぁ。S・ストーンのリメイクがあるみたいなのでいつか観てみたいですね。 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2013-03-09 21:53:40) 72.《ネタバレ》 「レオン」の原型?ならば徹底的に比較してみるのも一興。低予算を跳ね返す力を感じる作品ではあるが後出しじゃんけんには屈する。 【monteprince】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-12-09 16:20:23) 71.《ネタバレ》 これ『クレイマー、クレイマー』の翌年の作で、あっちの記憶が残ってるうちに観たので、比較してしまった。あっちは父親の女性性の回復というテーマだったんだろうが、その後でこっち見ると、とっくに女性は男性性を回復してるんだ、と言ってるみたいでおかしかった。男のようなヒロインが次第に女心を膨らませていくという、意地よりも子どもの命が大事、という心のドラマがあって、こっちは少しややこしくなっている。冒頭の夜のニューヨークの空撮が美しいが、見応えという点では、ジーナ・ローランズの顔だね。なんか日本の仁侠映画のやくざの顔にも通じるものがある。アクションと人情が重なる場、たとえば子どもを突き放そうとしてたところへ悪漢が来て撃ってしまうところ。バンバンと向きを変えて撃つほうだけを撮ってて爽快。いつも不意に発砲するのがいい。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-06-04 09:57:49) 70.アクションシーンはほとんどなく、どちらかと言えばドラマ性で見せる映画。 ストーリー展開や設定自体は面白いんだけど、総体的にやや粗っぽい作りで、 "母性愛"という本作の一番のポイントも、うまく表現できているとは思えなかった。 子供がかわいくないのが致命傷で、ジーナ・ローランズの魅力一本で持ってるという感じ。 ラストは安直すぎて、やっぱり逆のパターンのほうがよかったかな。 ジーナが、ハイヒールでドタドタ走る姿が印象に残っている。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 4点(2011-09-08 02:51:58) 69.《ネタバレ》 前半から中盤にかけて、自分勝手で恩知らずな子供にイライラしました。その子供をグロリアが見捨てられない理由、動機がわかりません。なにしろ、冒頭で必死な母親(グロリアの親友)に向かって、「あんたの子供は好きじゃない。」とはっきり言っています。それでも親友のために、その子供を命がけで守っているうちに、子供に対して母親に近い愛情が芽生えたと、とらえられなくもないですが、それほど人徳のある人物にも見えませんでした。単純な痛快アクションものとか謎解きベースのサスペンスならそれでも楽しめます。ですがこの映画の雰囲気とストーリーからすれば、主役の2人の行動原理に、いかに共感できるかでこの映画の面白さが変わってくると思います。だとすると、申し訳ないのですが、僕の共感点は0点。ただ、グロリアにやたら気をつかっているマフィア連中が面白かったので+2点。ほかの人に薦められる映画ではないかな。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 2点(2011-07-09 09:45:05) 68.《ネタバレ》 Take a walk. 【RTNEE USA】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-06-11 00:58:39) 67.《ネタバレ》 そこまでして守る動機が生まれるような子供には見えなかった。 おばちゃん強すぎるし。というか、ギャングが弱すぎるというか。 個人的にはイマイチです。 【虎王】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2011-04-23 01:22:49) 66.中途半端な予備知識があってグロリアがもっとド派手に撃ちまくる映画だと思っていたけど、意外にそのシーンは少なく、グロリアと坊やが次第に心を通わせていく逃避行の描写に重点が置かれている作品でした。グロリアと組織の追手との直接対決のシーンが結構あっさりしており、ここにもう少し緊張感があればよかったですが、全体を通しては荒んだ地下鉄や街の雑踏の風景や殺風景な安モーテル、どこから組織の追手が現われるか分からないような風景と、そんな風景の中にいるグロリアがとてもいい絵になっており、ジーナ・ローランズの役作りは完璧だったと思います。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-02-07 00:26:57) 65.こんなにベタベタなラストなのに、この晴れやかな気分はなんなのだろうか。 【せかいのこども】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-12-11 21:32:16) 64.おばちゃん強し 【くまさん】さん [地上波(吹替)] 6点(2010-06-04 22:07:01) 63.《ネタバレ》 強い女性に憧れてきた。スターリング,リプリー,サラ・コナー等々・・・。でも一番タフで,かっこよくてリアルなヒロインはグロリアだった。マフィアに追われていても,香水とハイヒールは欠かさない。命が危うくても,お風呂に入って綺麗な服を着る。つらくても,泣くより先に銃を抜く。脆そうだけど強く,そっけないけど愛情深い。そのギャップが彼女の魅力を引き立てる。グロリアは,戦士として,人として,なにより女として,誰よりも素敵です。 【さそりタイガー】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-09-29 23:53:51) 62.溢れる男気(?)の中にザラついた胸中が透けて見えるグロリアが同じようにザラついた街並に映えており、期待通りのジーナ・ローランズでした。しかし、他のキャラクター、展開、結末、音楽に観るべき点がなく、NY下町ルポルタージュ番組ならともかく映画作品としては期待外れの粗悪品でした。敬愛する彼女にプラス3点としました。 【The Grey Heron】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-09-05 22:53:58) 61.《ネタバレ》 80年代の映画ってよく分からない。名作の呼び声高いこの作品もよく分からんかった。 筋としては、かつてギャングのオンナだったグロリアというおばさんが、ギャングによって家族を皆殺しにされた少年を救い、逃避行を続けるうちに母性愛に目覚めていくというもの。ちぐはぐな二人組という意味では「レオン」にも似ている。 そもそもギャング組織が間抜けすぎで、しかも弱すぎる。おばさん一人に何やってんだか。子役はあんまりうまくないし、音楽は過剰だし、期待して観たのに残念だ。 シャロン・ストーンのリメイク版はもっとひどいんだろうか。 【枕流】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-05-17 23:10:18)
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