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バルカン超特急(1938)

The Lady Vanishes
1938年【英】 上映時間:98分
ドラマサスペンスモノクロ映画ミステリー小説の映画化スパイもの
[バルカンチョウトッキュウ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-06-30)【TOSHI】さん
公開開始日(1976-11-13)


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監督アルフレッド・ヒッチコック
助監督ロイ・ウォード・ベイカー(ノンクレジット)
キャストマーガレット・ロックウッド(女優)アイリス・マチルダ・ヘンダーソン
マイケル・レッドグレーヴ(男優)ギルバート・レッドマン
ポール・ルーカス(男優)エゴン・ハーツ医師
メイ・ウィッティ(女優)ミス・フロイ
セシル・パーカー(男優)トッドハンター氏
グーギー・ウィザース(女優)ブランチ
アルフレッド・ヒッチコック(男優)ヴィクトリア駅にいる男(ノンクレジット)
大川透ギルバート・レッドマン(日本語吹き替え版)
金尾哲夫エゴン・ハーツ医師(日本語吹き替え版)
楠見尚己チャータース(日本語吹き替え版)
原作エセル・リナ・ホワイト「バルカン超特急―消えた女」(小学館)
脚本シドニー・ギリアット
アルマ・レヴィル(コンテ<撮影用台本>)
音楽ルイス・レヴィ(音楽監督)
撮影ジャック・E・コックス
美術アルバート・ホイットロック(舞台装置)(ノンクレジット)
モーリス・カーター(アシスタント・セット・デザイナー)(ノンクレジット)
あらすじ
雪深い中欧の小国バンドリカからロンドンへ向かう国際列車の車内。乗車前のアクシデントで頭を打ったアイリス(マーガレット・ロックウッド)はコンパートメントで目覚めた。前には初老の夫人が心配そうに見つめている。その夫人と食堂車へお茶を飲みに行く事になり、夫人はミセス・フロイだと名乗る。アイリスはお茶から帰って再び眠りに落ちるが、次に目覚めるとミセス・フロイが見当たらない。同室の人たち(富豪の夫人、母子、イタリア人らしい男性)に訊ねるが、誰もが”そんな人はいなかった”と云うのである...

Mr.MONK】さん(2003-12-16)
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【クチコミ・感想】

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51.80年も前の作品、チャップリンでいえば「モダンタイムス」と「独裁者」の間。
現在のミステリー映画にも大きな影響を与えているという意味で、偉大な作品と言えるんでしょう。
もちろんツッコミどころは各所にあれど、こんなに古い作品を 最後まで楽しんで見られるというのはすごい。 くろゆりさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-01-11 18:47:29)

50.まず、オープニングのホテルのシーンが無駄に長く感じられ、これは期待外れだったかなと。

でも食堂車の窓ガラスに名前を書くところから徐々に惹きつけられていきました。
ジョディ・フォスター主演の「フライト・プラン」てそのまんま本作からきてるのね。

密室、乗客たちの個々の事情、性格が絡む群像劇スタイルとか
これまでの数々のサスペンス、アクション映画のお手本になったような映画だと思いました。
いちばんそれらしくないフロイさんについては少々面食らったけど。
ユーモアもちゃんと入ってるところがヒッチコックらしいですね。

しかしさすがに今観ると、都合よすぎといいますか満足感は得られませんが、
ヒッチコックは娯楽サスペンスの神様なんだということは確認できました。 envyさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-12-16 14:41:01)

49.さすがに今の時代に観てしまうと、トリックも想像つくし窓の字がキーになる伏線だな、と読めてしまうのですが、でもこれ戦前の作品なんですね。当時初見だったらきっとすごく興奮したと思うなあ。列車の中で忽然と人が消え、目撃者もいない。ヒロインが追い詰められる展開は緊張感があってスリリングですし、時折はさまるコミカルなセンスも品があります。
クリケットの試合のことしか考えないイギリス人二人組なんかは脇役ながら変な存在感があったり、皆キャラ立ちしてます。古典ながら娯楽作品としてのあり方を確立しててやっぱりヒッチコックは凄い。 tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-10-25 20:36:44)

48.列車に乗るまでのシーンが間延びしていてイライラする。乗ってからもハラハラすることもなく、笑えるでもなく、黒幕はこの人だろうと早くに分かるし。対決の決着は曖昧で、ラストの再会にも「はぁ? 何じゃそりゃ」。指文字などハッとするシーンがあるものの無理筋なストーリーで興に乗れずじまいの作品。 The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 4点(2018-07-02 11:29:45)

47.《ネタバレ》 これは貴重!前半はヒッチコック節絶好調なのだが、医師が敵だと分かってからの展開がヒッチコックらしくなく、特に駅馬車のような銃撃戦をヒッチコックが描くなどまったく珍しい作品。後半はヒッチらしいユーモアもなく、本当に珍品。加えて政治情勢を加味して、非常に社会派サスペンスとしての色も濃く、興味深い。特に無抵抗主義をつらぬく男性がかんたんに殺されたりして、第二次世界大戦前の不穏な空気をあらわしている。そして暗号が曲だなんていうオシャレなところも憎い。アメリカに行く前のヒッチコックの作品なので、色んな意味でイギリス時代のヒッチコックの円熟味が堪能できる。 トントさん [ビデオ(字幕)] 7点(2017-09-18 14:12:31)

46.《ネタバレ》 列車から消えた婦人の真相を追ってヒッチコック得意のサスペンス性で引っ張られるけど、ネタばらしとなってもあんまり「してやられた感」がない。
突っ込みどころが多くて、スパイをめぐって逃げる方も追う方も手口が回りくどいし手際が悪い。
婦人はいなかったというウソの証言が揃ったのも、面倒事に巻き込まれたくない等の幾つかの異なる理由がたまたま重なったというのでは都合がよすぎる。
説得力に欠けるのでどうしても消化不良の印象が残ってしまう。
それでもところどころさすがと思わせる描写もあって、窓の指文字が浮かび上がるあたりはお手本のよう。
ユーモアがあちこちに散りばめられており、他のヒッチコック作品とは印象が違った。
今見るとさほどインパクトはないが、この時代に作ったことは立派で、後の作品にも本作の影響を受けたようなものを見かける。 飛鳥さん [DVD(字幕)] 6点(2013-09-01 20:12:23)

45.列車から忽然と消えた老婆。彼女は一体どこに?
ヒロインの心理描写を中心に、推理的な要素も含んだサスペンスドラマ。
鑑賞者を物語に引き込ませる作りは、ヒッチコックならでは。面白さはもちろんのこと、ハラハラ感たっぷりのストーリー展開は手に汗握らせてくれます。
終盤からラストにかけて、妙に安っぽくなってしまったのが残念。こういう完璧さに欠けるところもヒッチコックらしい。 MAHITOさん [DVD(字幕)] 7点(2012-11-10 02:11:30)

44.《ネタバレ》 後々のヒッチコックの作品より断然おもろかった。皆が嘘をつく恐怖、正体不明のフロイ氏、当時の時代背景を彷彿させるバックボーン等飽きさせない構成は見事。 すたーちゃいるどさん [DVD(字幕)] 8点(2012-04-08 11:14:25)

43.《ネタバレ》 フロイさんを見つけるシーンまではサスペンスとしての面白さは充分ですが、後半はどうも・・・。それでも最後まで飽きさせずに見させるところは、さすがヒッチコックといったところでしょうか。 ramoさん [地上波(字幕)] 6点(2011-07-20 23:59:49)

42.《ネタバレ》 どこが良いのかよくわからない映画。ご都合主義というか、ヒッチコックらしくない。ミセス・フロイ失踪の謎解きあたりまではおもしろかったが、その後は列車もストーリーもあらぬ方向へ、まるで米国西部劇のような撃ち合いとなる。安物のスパイ映画になってしまったのが惜しまれる。
暗号のメロディも結局何だったのかわからずじまい。 ESPERANZAさん [ビデオ(字幕)] 4点(2011-05-25 13:52:30)

41.1938年にこれだけのものを作ったことに、驚くべきだろう。 みんな嫌いさん [DVD(字幕)] 6点(2011-04-01 13:16:56)

40.《ネタバレ》 スロースタートで話が動き出すまでが長く感じられますが、列車が動き出してフロイ婦人が消えて以降はテンポの良さも素晴らしくとても面白かったです。物的証拠の眼鏡をめぐる格闘のシーンなどサスペンスとしての緊張感はゆるいのですが、サスペンス、ミステリとユーモアの上質なブレンドや、紅茶のパックや窓に指で書かれた文字の巧みな見せ方はヒッチコックの十八番。イギリス時代のヒッチ作品はあまり見ていないのですが、本作も僕が好きなヒッチらしさが随所に感じられる作品でした。 とらやさん [地上波(字幕)] 7点(2011-03-27 21:23:46)

39.ヒッチコックの映画の中で一番楽しめたかもしれない。ミステリーのお手本のような映画。 akilaさん [DVD(字幕)] 8点(2011-02-21 18:37:49)

38.列車の窓に指で書いた文字が浮かび上がるアイデアは素晴らしいものの、前半のホテルのシーンが長いことや、終盤の急展開に着いて行けず消化不良の感を否めない。 きーとんさん [DVD(字幕)] 5点(2010-07-18 16:11:51)

37.面白い。ミステリのネタ自体はそんなに驚くような意外性はないのですが話の持っていきかたが上手いです。ヒッチコック映画は観客を映画の世界に引き込むのが上手いですね。 ケ66軍曹さん [DVD(字幕)] 8点(2009-09-13 00:49:51)

36.《ネタバレ》 よくまとまってて好きかも。急に銃撃戦になるところとか。 デフォルトモードさん [ビデオ(字幕)] 7点(2009-01-23 18:54:24)

35.やっぱりストーリーテリングの上手さに尽きます。あちらへとこちらへと、観客の心理を自由に操った上で、ストーリーに意外性を持たせていくヒッチコックの映画作りが堪能できる。とはいえ、ラストの荒唐無稽な展開はさすがにマズいかと... j-hitchさん [DVD(字幕)] 7点(2009-01-17 10:39:35)

34.《ネタバレ》 評価ほどの面白さを感じられなかった。まず、邦題が「バルカン超特急」とあるだけに、前半のホテルのやり取りを無意味に感じてしまった。登場人物の出し方などなかなか上手いとは思うが、サスペンスミステリーという雰囲気ではなかった。 TOSHIさん [DVD(字幕)] 5点(2008-03-18 12:44:39)

33.《ネタバレ》 本作『バルカン超特急』は、相当数あるヒッチ作品の中でも、とりわけ人気のある作品だ。


今まで観てきたヒッチ作品の中では、『サイコ』が個人的には一番好き。

何故かっていうと、『サイコ』はミステリー作品の様な謎解きがメインではなく、ハラハラする様なサスペンス的作品だから。

特に、お金を盗んだ女性が雨の中を車で逃走する場面がハラハラして最高だった。


一方、ミステリーは少し苦手で、ハラハラ系のサスペンス重視型の作品が好きなのだが、本作『バルカン超特急』は、どちらかというとミステリー寄り。(もちろん、多少はサスペンス的な部分もあるが。)

その意味では、少し身構えて観た感はあったが、内容的には冒険活劇、いや、“旅行”活劇的な内容だったので、意外と気楽に楽しむことができた。


最後の方で、武装兵隊たちと一般人が唐突に銃撃戦を始めたりと、相変わらずのヒッチ的な“飛躍し過ぎ”の大詰め展開には閉口させられたが、全体的にみれば傑作であることは間違いない。

さすがはヒッチ作品の中で人気があるだけのことはあった。

特に、“超特急な電車内で忽然と消えた女性を探せ!”的な状況設定が秀逸。

又、「消えた女性が実はまぼろしだったのでは?」と観ているこっちまで思わせておいて、「その女性が窓に書いた指文字」が発見され、「物理的な証拠がその女性の存在を証明する」とした流れには脱帽した。

この「窓に指で書いた文字がその者の存在を証明する」という演出は、本作がオリジナルなんだろうか?

もし本作が「窓に書いた指文字」の元祖なら、もっと評価すべきかもしれないが・・・ にじばぶさん [DVD(字幕)] 7点(2007-09-02 23:03:35)

32.前半はやや退屈ながら本題突入後は惹き付けられるものがあります。観客も存在を疑いたくなる展開や鉄道内の部外者同士の人間模様の何気無い細かな描写などが上手く、角砂糖でクリケット談義などは他人事には思えず苦笑してしまいます。我関せずのイギリス人の特性というのは日本人のそれと良く似ていて心理も分り易いです。全編通して牧歌的でコミカルなムードなのでサスペンスとしての緊張感には欠けますがヒロインの格闘シーンなど笑えます。噛むところなんか最高です。・・・ただ、実はこれ極最近になって観まして、現代の目まぐるしいサスペンス映画に毒されてしまった私には少々物足りなかったです。もちろんそれらの多くが本作の影響を受けているのでしょうけどね。シベ超のように直接的でなくても。 ミスター・グレイさん [DVD(字幕)] 6点(2006-12-27 18:21:43)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 71人
平均点数 7.08点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
434.23% line
579.86% line
61318.31% line
71926.76% line
82028.17% line
957.04% line
1045.63% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.75点 Review4人
2 ストーリー評価 7.40点 Review5人
3 鑑賞後の後味 7.40点 Review5人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人

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