みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
298.《ネタバレ》 ギャングの資金を横領し逃げた会計士を追う事になった元刑事の主人公、逃げていた会計士、その命を狙う昔主人公と関係のあったギャング、ギャングを逮捕するために会計士を証人として確保したいFBI、報酬をなるたけ払いたくないが早く会計士を確保したい保釈屋、そして主人公のライバルであり友人の賞金稼ぎ。そこに情報をもらす保釈屋の相棒、ちょっと間の抜けたギャングの手下も加わる。 それぞれのおっさん達がそれぞれの思惑でとにかく自分中心で動くさまがとても自然。上記のキャラ達がいろいろにからみ合いストーリーは進んで行く。特に過度なアクションや無意味な恋愛シーンなどないのが素晴らしい。全体的に地味なのだが、そうだからこそいろいろなものが染みて来る。また、この監督の特徴でもあるがほんの数秒にか出てこない脇役までもが粋でいい味を出している。列車の乗員、バス切符売り場のおばさん、コーヒー屋のおじさん、などにはにやりとさせられる。 たくさんのウソと駆け引き、大人気ないやりとりの果てに主人公と会計士にうっすら、そう、あくまでうっすらと生まれる友情もさり気ない。全編で使われる音楽も飾らなく重くなくあっさりしていて良い。 保釈屋は痛い目にあったが、大団円。ラストシーンを見終わってとてもすっきりできる。 大笑いはできない、しかし、たくさんにやりと笑ってしまうはずだ。心地良い映画で、こういう映画に会うとまた映画館に足が向く。 【お米券半額】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2007-07-29 14:40:58)(良:1票) 297.何度観ても楽しめる映画というのは少ない。特に最近の映画は、映像ばかりが凄くて、一度観れば充分、という作品が多過ぎる。後世に残る名作というのは、心の琴線に触れ、登場人物に感情移入でき、観終わった後、確実に自分の中の何かが変わったと感じる映画だろう。『ミッドナイト・ラン』はそういう映画だ。主人公ジャック・ウォルシュがこの旅の中で何かを得、変わったように、我々もまた変われるのだ。映画の効用とは実はそれに尽きるのではないか。 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-07-27 00:04:14)(良:1票) 296.いや弱いですね、こういう男の友情映画には。アクションシーンもなかなか見所ですがアクションよりむしろ合間にはさまれるちょっとしたドラマの方が見所。2人のやり取りに笑いがあったかと思えば少ししんみりしたり・・・と非常に良いです。アクションの合間にウォルシュの少し湿っぽい話などが入ってくることで、徐々に良い感じに効いてきます。こういうところで話に引き込まれました。ウォルシュとマデューカス、横取りしようとするマーヴィン、それを毎回逮捕するFBI、殺し屋・・・・・・構図も素晴らしい。それぞれが絶妙に絡み単純ながらも楽しませてくれます。それに加えコメディ要素もありますから「男の友情」ってのが描かれなくてもそれなりに楽しめる映画だと思います。あのロードムービー特有の雰囲気も好きです。そして言わずもがなラストの別れ方が素晴らしい。最高の演出です。観終わった後心が暖かくなり、つい笑みがこぼれてしまう。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-02-07 00:44:48)(良:1票) 295.《ネタバレ》 振り返ったら彼は居ない、最高の別れのシーンだと思います! 【AIRS】さん [映画館(字幕)] 10点(2007-01-28 03:55:58)(良:1票) 294.この映画好きです。何度も観かえしています。メインの2人(デ・ニーロとチャール・ズグローデン)のアンバランスな組み合わせが絶妙で、旅するうちに芽生える奇妙な男の友情がなんともいえず良いんです。さらに脇役も上手い。保釈期限というタイムリミットが設けられているため、ストーリーに程よい緊張感がありますし、二転三転する展開でまったく飽きることがありません。緩急をつけた演出と耳の残るテーマ曲も光ります。メインの2人が別れる最後のシーンは、少し切なく、でも心地よく、観終わったあとの清涼感につながります。ちょっと疲れたときに観てみたい良質の娯楽作品です。 【目隠シスト】さん [地上波(吹替)] 9点(2006-04-16 16:52:24)(良:1票) 293.どうしてこれほど点数が高いのでしょうか。ジャックとマデューカスのやりとりや、それを取り巻く登場人物たちのどぼけぶりを除き、それほどこの映画には魅力を感じませんでした。登場人物が多すぎたり、出てくる台詞が四文字単語ばかりだったせいでしょうか。期待していただけに、残念です。 【mhiro】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2005-05-11 16:39:17)(良:1票) 292.僕の中では、デニーロの映画で12番目ぐらいかな。「ミッドナイトラン」以降の映画に限定すれば、ベスト3には入るだろう。確かに「デニーロの転機になった映画」というイメージはある。あまりにも普通の映画で普通のデニーロだったからね。当時、僕の中でこの作品は、流行りの刑事アクション&コメディ系映画のワンオブゼムとの印象しかなかった。<デニーロである必然を全く感じなかったのが最大の印象だったのだ。> まぁ今観ればまた違った印象を受けるとは思うが。。。個人的にデニーロの本質とは、自然に滲み出る孤独と狂気の表情、現実への「もどかしさ」を漂わせる語り口にあると感じている。そういったイメージによって支えられた彼の存在感を自ら吹っ切ったのがこの「ミッドナイトラン」だったのだろう。この作品によって、彼の役者としての可能性が広がったのは間違いないが、明らかにアプローチを変えた以降の作品群のあまりの「普通っぽさ」に一抹の寂しさを感じることもまた確かなのである。これは、あくまで個人的にではあるが。。。 【onomichi】さん 7点(2004-10-10 19:45:37)(良:1票) 291.個人的にデ・ニーロ作品の中でもベストです。何回観たか分かりません。デ・ニーロ本人も「マイベストムービー」と言っているそうですが、本作以降、これを凌ぐロード・ムービーに出会っていません。体重の増減や容姿をいじったりと、いわゆる“デ・ニーロアプローチ”をしないデ・ニーロは当時としては新鮮で、過去の傷を引きずる神経質な賞金稼ぎ役を見事に演じています。デ・ニーロとグローディンの絶妙な掛け合いや、その脇をガッチリ固める素晴らしき役者陣。笑いあり、涙あり、アクションありと娯楽映画とはこういうものだ、というお手本のような作品です。 【トニー】さん 10点(2004-03-12 11:01:42)(良:1票) 290.かなりの評価なので、見てみましたが可も無く不可もないイマイチな印象しか残りませんでした。いかにも製作時の時代の流行を反映した演出だと思うし風化された感じがします。80年代ハリウッド・アクションの演出に愛着・ノスタルジーを感じられる人には良いかもしれませんが、90年代以降のハリウッド・アクションを中心に見てきた私には退屈でした。 後味の良さは良いですが、5点です…。 【fujicccoo】さん 5点(2004-02-15 15:32:05)(良:1票) 289.デニーロ作品の中で最も好きです。こんなにたくさん好きな方がいらっしゃってうれしい限り!この時代は髪を伸ばしたり、カポネになったりと、外見を作りこむ役が多かったデニーロですが、この作品は等身大のデニーロの旨みを堪能することができる作品だと思います。故・松田優作も当時そのようなことを言っていたような気がします。ナンセンスギャグではなく良質のおとぼけ漫才のような二人の掛け合い。またそれが後の複線となったりする。マービンの愛らしいバカっぷりが最後にして最大の障壁になるところなど、脚本のすばらしさには舌を巻きます。「来世で会おう」「ドーナツ買って来る」など、名台詞満載の映画。「ビバリーヒルズ・コップ」のジョン・アシュトン、「エイリアン」のヤフェット・コットー、「マトリックス」のジョー・パントリアーノ、「スティング」のジャック・キホーなどなど、立ったキャラクターの脇役陣もとてつもなく贅沢!サゲ(オチではない)もさりげなく素晴らしい! 【神谷玄次郎】さん 10点(2003-12-16 21:16:48)(良:1票) 288.笑いあり、アクションあり、友情あり、感動あり、ケチの付けようの無い素晴らしい作品でした。 【ケンジ】さん [映画館(字幕)] 8点(2003-12-13 21:00:14)(良:1票) 287.キャラ設定が素晴らしい。ラスト、二人の間には友情が芽生えているのに、「来世でな」って去ってゆくのがクールというか、センスあるというか、始めから終わりまで目が離せない作品でした。 【もちもちば】さん 9点(2003-11-19 12:05:30)(良:1票) 286.こういう作品に対する自分の感性のなさというか、ニブさに情けなくなってしまう。そうか、そんなにも面白かったのか…。公開当時も前評判は高かったし、それなりに期待していったんだけど、ああ、これって『或る夜の出来事』に代表されるスクリューボールコメディを、男同士のカップルで再現したものかあ、と最初のうちは感心。だけど、ストーリー展開ではなく、演出がいちいち律儀すぎて先が読めてしまうものだから、途中からいささか退屈しちゃったんですよね。もったいないなあ…と思っていたら、周囲は絶賛で、ここでも賞賛の声しきり。正直、焦ってます(ホント)。でも、やっぱりデニーロはチャールズ・グローディンに完全に食われていたんじゃない? 【やましんの巻】さん 7点(2003-10-14 13:58:25)(良:1票) 285.世間の評価のわりにあまり印象に残らなかった映画。ラストに清々しさはあったけど、ストーリーにいまひとつ深みを感じなかった。 【スマイル・ペコ】さん 5点(2003-06-04 11:53:19)(良:1票) 284.《ネタバレ》 (あ、いけない。なぜか「笑」票をもらっていたのに、かなり書き直しちゃった! 投票してくださった方、ゆるしてつかーさい。)レビューはココカラ→ 私もこの作品でのデ・ニーロが一番好きかも。この映画を愛してる方がたくさんいることがわかって、うーー、感動!です(でもでもでも、決して男にしかわからない映画じゃないよー、そこちょっとふまーん)。あとこの映画はシナリオがいいことももちろんですが、相方のチャールズ・グローディンがいてこそでしたよね。絶妙なキャスティングでした。脚本や製作などスタッフとしての仕事も多かった人だと聞き、なるほどと思いましたが、最近はTVに活躍の場を移してしまったとか。これとか「ベートーベン」だけじゃなくもっと演技を観てみたかったと思います。ちと残念。〈追記〉別の用で棚をゴソゴソやっていたら10年くらい前に録画した本作のテープ(日曜洋画劇場! 淀川さんの最後の解説は途中でブチッと切ってしまっていた。今思うと、もったいなかったなあ・・)が出てきました。再生してみたら、何と鑑賞に堪えうる保存状態だったので、ルンルンして見ちゃいました。やっぱりいいわ!これ。自分の子どもが成人して一通りの過程を通ってきたからか、別れた娘と再会する場面で涙が止まりませんでした。あれ?ここまでのドンデン返しだったっけ?というのと「まあよくタバコすってるなあ」は、私も思いました。マンガチックなキャラの登場人物が多いから、オチャラケが過ぎるように思う人もいるのかもしれないけれど、その中にキラッと光っている真実味テイスト。これがいいんよね。その味わいが合う人と合わない人がいるのでしょう。 【おばちゃん】さん 9点(2003-03-21 02:34:46)(笑:1票) 283.公開初日に待ちきれずに見に行った作品です。何故かというと、この映画にデ・ニーロ自身が結構入れ込んでいて、かなりのマスコミ嫌いなのにも関わらず、この映画の為にプロモーション来日し、挙句に村上龍ホストのトーク番組「Ryu's bar」に出演したのを観たからでした。このデ・ニーロが、そこまでしても宣伝したいなら当然観るぜ!ってな具合です。私はその時デ・ニーロが、まるで学校の用務員のおじさんの如くに全身のねずみ色〔濃いグレーのセーターとグレーのスラックス〕の、これ以上地味にできない位地味な姿で登場や、村上龍が緊張しまくって、声が震えていたことも覚えていたりする。余談はさておき。この映画はデ・ニーロの映画の中で最も好きだし、自分の映画ベストテンにも入る程のお気に入りです。特に感動を狙ったわけでもさしたるアクションもないけれど、男二人の友情、主人公の真っ正直な生き方、周りの人物の描き方、全ての台詞が無駄になっていない綿密な脚本、音楽、スタッフ、キャスト全てがピッタリハマッタ、最高のエンターティメントだと思います。他にもすばらしい映画に出ているデ・ニーロだけど、本人も数年後のインタビューで「自分の中で、一番印象深いのは『ミットライト・ラン』だった。初めて、コメディー・タッチの役だったし、撮影は最高に楽しかった」と、筑紫哲也に答えているのを観て、「やっぱり!!」と思いましたもん。筋はわかってても、何度でも見たくなる映画って書き込んでいる人も多いみたいだけど、私も本当にそう。観た後の爽快感はたまりません。グローデンも最高だし、個人的には魅力的な脇の中で、保釈会社のインチキな経営者も好きです。 【ひろのしん】さん 10点(2003-03-15 18:27:45)(良:1票) 282.「何度見ても飽きない。」それが私の傑作映画の条件です。この映画もそれに当てはまります。美味そうにタバコを吸うデ・ニーロを見て私も吸い方を真似したものです。デ・ニーロ・・・本当は吸えないのにスバラシイ演技ですね。 【せい】さん 10点(2002-12-30 00:45:57)(良:1票) 281.ストーリー展開がだらだらとしていて退屈。メリハリ無さ過ぎ! 【NOMI】さん 2点(2002-09-29 00:39:27)(良:1票) 280.もし「渋谷のハチ公にまたがって、『私はミッドナイトランが好きだたまらない!!』と叫べ」と言われれば、そのとおりにするであろう。 【raindog】さん 10点(2002-02-07 04:35:46)(笑:1票) 279.これって“デニーロらしくない”って意見も聞こえてきそうですが、最近のコメディなんかに出演している姿を見ていると、もっとこう言った作品に登場して欲しいものです。それにしてもこの作品が成功した一番の要因は、チャールズ・グローディンでしょう。アクションはこれと言って印象に残るほどスケールの大きなのはないんですが、とにかく巧いです。唸りっぱなしでした! 【☆】さん 10点(2001-11-05 23:55:09)(良:1票)
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