みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
8.説明的な要素を排し、静けさに包まれながら淡々と進行する物語。大人の微細な心理を伝える映像表現の確かさ。遠き南米の人間に己自身を垣間見た気がした。あの仮初めのカップル写真も感慨深い。判りやすい外面ばかりを追った映画が多い中、中年の秘めたる内面を捉えた紛れもない傑作。 【丹羽飄逸】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-06-11 22:50:34) 7.出勤し、シャッターを開け、電気を点け、機械のスイッチを入れ、運ばれてきたお茶を飲む。そして代わり映えのしない靴下を作り続ける。たぶん何十年ものあいだ繰り返されてきた、儀式にも似た日常。この無間地獄の様な日々に埋没して暮らす兄の元に、そこから飛び出した弟が、ほんの少しの「変化」を連れて戻ってくる。不変を愛する兄、変わり続ける弟、そして変わらぬ毎日を生きながら、実はずっと変化を待ち望んでいた女が、互いに微妙に作用し合い、新たな関係を構築していく。例え僅かな変化でも、一度変わってしまったものはもう元へは戻らず、やがてそれは大きな変化をもたらすことになる。弟が去った後、以前の日常を取り戻したつもりの兄も、既に昨日とは違う明日へと足を踏み入れていたのです、7点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-10-22 00:06:22) 6.すごい地味だけど良かった。前半の日常生活の繰り返しを淡々と何度も映すのが、後半に繋がってて興味深かった。 【あしたかこ】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-08-02 06:43:58) 5.ラストあたり理解できず??? になっちまいました(笑)。ここ読ませてもらってなるほど~! って、自分、お人よしっつーかバカっつーか(汗)。ショーウィンドウ・ケーキ・選び放題・てんこ盛りシーンなんぞにトキメイてる場合ではなかった(笑)。 【ジマイマ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-05-19 23:59:41) 4.わだかまりのある中年の兄弟と、その兄から偽りの妻役を依頼された中年女性との奇妙な三角関係を描いた作品です。結構淡々としていて、面白みには欠けるかなと思っていたのですが、予想を裏切られました。確かに地味で淡々としてはいるのですが、これが下手な娯楽作品より面白い。とくに遠方に住む弟エルマンが来てからが見ものです。何ともいえない微妙な笑いを挟みつつ、偽りの妻マルタが弟エルマンに抱く好意、兄ハコボの嫉妬心を実に繊細に描いています。とりわけマルタの見せる前半と後半の表情の違いは絶妙です。単調にも感じる物語前半の描写が中盤以降になって効いてくるあたりに「上手さ」を感じ、また画ひとつひとつの構図に「センスの良さ」を感じます。解釈を観客に委ねた描写やほろ苦いラストも秀逸です。個人的には「神が望めばまた明日」という挨拶が気に入りました。大人向けの良作です。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-05-15 17:45:30) 3.《ネタバレ》 `日常´というものをうまく描いていると思います。日々の一つ一つはなんてことないことの繰り返しなのに、何故ウン十年経つと色んなものが変わって、人は恐ろしいほど磨り減ってしまうのでしょう。写真を撮る時のあの「ウィスキー」という意味なくハッピーな響きがいい。クスっときます。映像はちょっと狙い過ぎかな・・・? 【タマクロ】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-01-14 13:36:19) 2.《ネタバレ》 おじさんは女心がわからない。ハコボにはマルタが見えない。だからしょうがないね。 【mogu】さん [映画館(吹替)] 7点(2005-09-11 23:09:04) 1.この3人の役者の演技に脱帽!特に女優の細かい表情がいい! 動かないカメラで同じカット割で平坦な日常を見せるもころが凄くいい。 特に二つ目のスィッチを押したところで階段を上っていく、というところまで 毎日が同じタイミング、ってのが、若い監督なのによくこういう演出ができるなあ。 偽装結婚のはずが次第に愛が芽生えてハッピーエンド!ってな感じの ハリウッド的なノリを一切排除しているのが心憎い。リアルでいい映画です。 【GO】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-05-15 18:04:08)
【点数情報】
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