みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
90.兄弟や親子など肉親間での差別的な愛情やそこから生まれる嫉妬や心の葛藤のストーリーには共感できるものがあるのですが、映画の中での感情表現に違和感を感じてしまいます。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-09-10 20:55:37) 89.A masterpiece at MoMA theatre I stumbled into during a weekend. It was actually intended as a birthday celebration for the film director of this title, Elia Kazan. This rare last name forced me to do several clicks and.... voila! My hunch was right. It was connected to two generations later talent, Zoe Kazan, who was familiar in "Meek's Cutoff" and a theatrical work, "A Behanding in Spokane" with Christopher Walken, Sam Rockwell, and Anthony Mackie. In other words, she is one of rare Hollywood stars I have seen in live format. Having said those all kind of trivia, I totally understood why this has been called as one of three James Dean's greatest movies. He was too perfect to play such a boy with very naive and sad feelings. To fully understand the reason of title, I guess I have to be a bit more familiar with the bible... 【kei】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 6点(2014-04-10 20:20:01) 88.ポケットに両手を突っ込んで猫背気味でどこか怯えたような上目遣い。うじうじした奴と見られる紙一重のところで、無邪気な笑顔が救っている。50年代の看板のような俳優になったが、同時代を演じたのは『理由なき反抗』だけで、本作も第一次世界大戦が背景になっている。どうしたって50年代の若者として見ちゃう。こういう「ビクビクしたように見える」スターはアメリカ映画史上後にも先にもあんまりいないんじゃないか。だいたい「強い男」の伝統の国で、精神的な弱さをアピールすることで女性の母性本能をくすぐり人気を得た新手の役者だった。彼が長生きし続けたらどんな役柄をアメリカ中年・老年像にもたらしたか興味が湧くが、その展望がない国だから早死にしたのか。第一次世界大戦からもう「デモクラシーを守る闘いだ」という理屈はあったんだな。 【なんのかんの】さん [地上波(吹替)] 8点(2014-03-15 10:04:01) 87.《ネタバレ》 ジョン・ スタインベックの原作を映画化。 原作は聖書の英語訳版である「欽定訳」と「アメリカ標準訳」の異なった訳を比較し、登場人物たちに新しい解釈をさせようという狙いを含み親子3代に渡る葛藤と苦悩を通して家族愛を描いていく。 本作は一人の少年の青春を軸に描かれる。 大戦の暗い影が差す1917年のアメリカの片田舎を舞台とするエリア・カザンの「エデンの東」は聖書の一節を元に、 一人の女性をめぐって対立してすれ違っていく兄弟、 母親の真実、 父親との確執、 「許されざる恋」が「許される恋」へと変わる瞬間、そして親子の絆。 聖書のアダムの如く東の街へと逃れてきた父親。 今度はその息子も兄と対立し逃げようとしている。 そこに訪れる救い。 現実と向き合い、真っ向から取り組む道を進むことを決める主人公。 相手の誠意が自分を傷つけ、自分の行いが相手を苦しめる・・・そんなすれ違いを丹念に描き、決裂し、修復していく・・・。 父と和解し救うことが出来たキャル。 まるで天から見守られるように穏やかな締めくくりを迎える。 が、唯一決別したままとなってしまった兄のアロン。 劇中では彼の行く末は語られない。 原作のラストにしても、誤解が生じ互いに心に傷を負わせ、それが修復しない内に悲劇が訪れる。 傷心しきった兄の心同様、キャルの心にも傷が残るもう一つの結末が暗示されている。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-01-22 00:17:08) 86.《ネタバレ》 初見。肉親の縁が薄い四人の葛藤が丹念に記されています。価値観を押しつける父と愛してやるから愛し返してと切望するキャルの対峙が哀しい。キャルが悔恨の情を示す父は死の床、兄は死の淵にいる結末が居た堪れない。 【The Grey Heron】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-01-03 17:31:02) 85.ジェームズ・ディーンが美しく、ちょっと触れたらガラスのように壊れてしまうのではないかと思うくらい繊細です。10代の多感な頃に一度見たきりで、十分に理解していないところもあったと思いますが、激しく魂を揺さぶられました。以降、再び見るのをためらっているのは、初見の印象を失いたくないからかもしれません。もう十分に年を重ねたので、今見ると父親の気持ちで見ることになるような気がします。主題曲は映画音楽の中でも名曲中の名曲と思います。 【ジャッカルの目】さん [映画館(字幕)] 8点(2013-09-25 01:39:33) 84.《ネタバレ》 ジェームズ・ディーン出演作品は2度目の鑑賞、年齢設定はわからんけど両親の愛に飢えてるのがやや理解できませんでした、誕生日に金を渡し理解してもらえず泣きながら抱き着くシーンは切ない。兄嫁が似たような経験から関係修復で行動するのが好感が持てる。それと崩壊してしまった兄貴の行く末が心配です。この手一応はハッピー風味な終わり方の家族愛ものは、僕の弱点なんだけど何故か感動はできなかった、ジェームズ・ディーンに共感できなかったからかもしれない。あのオトンとやさぐれオカンが結ばれたのも不思議な感じ、それだけで作品が作れそうとか思ってしまいました。 【ないとれいん】さん [地上波(吹替)] 6点(2013-09-09 11:08:27) 83.《ネタバレ》 兄ばっかり愛されて何だよ!…という単なるフテクサレでなく、 母・父・兄・彼女との関係の中で抱く淋しさや悲しみ、嫉妬、苛立ちなど、 複雑な心理を身体全体で表現しているJディーンの演技力が素晴らしい。 しかし、(次のコメントは、お叱りを受けるかも知れないが) 「キャルの人物像は、若干の発達障害があるのでは?」と思えてしまう。 「アイ・アム・サム」ほどじゃないが、ほんの少しだけの発達遅滞。 出兵出来るほどの年齢で「父の愛が感じられない~」と嘆く姿は、 やはり不自然さを感じる。アメリカなら尚更だ。 母の愛を知らずに育ったとしても、父が厳格過ぎたとしても、 それだけで双子の弟がああなるとは思えない。 母の様子を知りたくて尾行と投石、兄と彼女の触れ合いを覗き見る目つき、 嫉妬ゆえ?突然の氷柱投げ捨て、石炭落としの窃盗、 大豆の投機話を鵜呑みにする危うさ…、様々な場面で見せる「微妙な行動」。 当時の米国社会において発達障害は、全く認識されていなかっただろう。 「お前のする事は分からん!悪い子だ」と父が嘆くのも無理は無い。 聖書朗読の際に「第8章~」「数字を省略しろと言ってるだろ!」となるが、 彼は父に反抗しているのではなく、たぶん省略が「出来ない」のだ。 ラストにおいて父から「側にいて看病してくれ」と頼まれた時に見せる彼の安堵も、 若干の障害があると仮定すると妙にしっくり来る。自分の居場所を確定して欲しいのだ。 この作品が、たまたま「そう見える」のではなく「障害を背負っている青年の複雑な葛藤」を 意図して描いたのだとしたら…。1954年に?。 それって、超先進的な傑作・問題作だったという事に…なるかな?。 【じょるる】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-09-02 05:15:19) 82.《ネタバレ》 「愛を乞う人」カザンバージョン。キャルはさあ、ジミーが演ったから観られるんだよ。あの危なっかしげな佇まいと、物憂げな瞳。彼でなければ、あの年齢で親の愛情をああもストレートに渇望するとは気恥ずかしくて観てられないと思う。適正年齢は10~12才の子の心理だろう。他の人物の造形もちょっと極端だなあ。親父のスーパー謹厳実直ぶりもさることながら、兄貴もさあ、母親が水商売やってるからって泥酔して軍隊へ、ってそこまで捨て鉢になるかー。ホステスはバイキンか。登場人物の中では、自らの複雑な暗さを自覚している兄嫁が意外と一番好感が持てた。 【tottoko】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-06-01 00:10:54) 81.10代の頃にリバイバル上映で観たが、J・ディーンの泣くシーンを見て「おいおい、男がそんなに泣くなよ」という印象しか残らなかった。彼の出演作では「理由なき反抗」が一番良かった。「ジャイアンツ」はR・ハドソンとE・テーラーの映画だしね。 数十年ぶりに再見しての補足 1 J・ディーンの細かいしぐさが鼻につく。アクターズスタジオ仕込みの“内面表現”(メソッド演技)とやらだろうが、明らかに演技過剰。百歩譲ってこれを是とした場合、「孤独で愛に飢えた」青年というよりも「病的な性格」の青年と映る。 2 母が売春宿を経営していた事実を知ったショックから、反戦主義の兄が戦場に赴くのはあまりにも唐突で短絡的。 3 父子の和解に看護師(婦)をダシに使っている。それほど悪い看護師? 4 結局、問題児が弟から兄に入れ替わっただけじゃないか。 【風小僧】さん [映画館(字幕)] 1点(2012-12-16 16:53:06) 80.《ネタバレ》 これはキャルに感情移入できるかできないかで評価が割れる作品でしょうね。彼の不器用なまでの父への執着が物悲しい。父親からのモラルハラスメントに耐え、認めて欲しいと嘆き悲しむ姿はいつ観ても胸が締め付けられる。 【movie海馬】さん [地上波(字幕)] 8点(2012-08-16 19:37:48) 79.《ネタバレ》 まだ短い人生ではあるが、いままで観たどの映画よりも心に、そして記憶に残っている作品。 ジェームズ・ディーンの、言葉では表せないような、深層心理をも体現するかの如く巧みな表情、話の筋書き、音楽、すべてにおいて私の中の『映画』というものにぴったり当てはまる大作。 キャルと父とのラストシーンは涙が止まらなかった。 【バトルコサック】さん [DVD(字幕)] 10点(2011-12-19 04:56:55) 78.J・ディーンが好きでないので、人気映画として評判は高くても気乗りがしないまま見た。聖書の「カインとアベル」の話に基づくスタインベックの小説が原作だと知ったのは、ずっと後になってからである。 撮影秘話を聞くとカザンがどうして無名のJ・ディーンを主役にしたか、なぜ彼の映画が好評をえたかも納得するものがある。親子の愛、兄弟の葛藤など、よく表現されていると思うが、聖書になじみのない日本人には今ひとつかもしれない。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-12-17 23:38:30) 77.何も語らずとも、訴えかけているような切なげな表情。 不良っぽい容貌とのギャップが魅力のジェームズ・ディーン代表作。 彼の出演作の中では、やはり本作が一番評価が高いのかな? お話的には兄の婚約者以外は、アクの強い家族ばかりという印象しか受けなかったのだが、 ディーンの役者としての魅力を満喫するには、本作のストーリー展開は良かった。 ラストシーンは別の意味でやけに強烈。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-11-13 03:59:35) 76.s 【ホットチョコレート】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2011-07-28 08:21:44) 75.《ネタバレ》 あの問題のエリア・カザンである。赤狩り時代の汚点がアカデミー賞授賞式で再燃したのであった(アカデミー賞という環境もなかなかしぶとい、忘却しない、水に流さない)。本作品は、家父長制の甘ったるい美化である。家父長制に積極的に従うジェームス・ディーンという役柄(かっこわるい若者像である!)は、『理由無き反抗』にもある(監督は違うが、父親からエプロンを剥ぎ取るシーンの反動性)。カザン監督の作品は四つ観ただけだが、『アレンジメント』がいちばん良い(あとは『欲望という名の電車』と『草原の輝き』)。 【ひと3】さん [映画館(字幕)] 5点(2011-03-18 14:24:35) 74.ジェームス・ディーンが思春期の少年役だったのですが、野良猫みたいでどこか甘えたな感じがとても自然でした。あの看護婦さん…強烈です(笑)。 【*まみこ*】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-02-21 01:30:15) 73.《ネタバレ》 硝子の名優ジェームズ・ディーン主演による青春映画の代表作。やんちゃだが愛に飢える双子の弟を好演。若い双子と父親の親子愛、双子の間で揺れる女性との恋愛。愛憎の人間ドラマを繊細に綴っていました。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-10-16 02:52:33) 72.《ネタバレ》 聖書のカインとアベルの挿話を基にしたスタインベック作品の映画化。親子・兄弟・男女関係が深く掘り下げられたシリアスドラマ。 個人的にはアブラが自分の父親の葛藤をキャルに話すシーンが印象的だった。父親と後妻の結婚に反抗した彼女は大切な指輪を川に投げ捨て、父親に怒られる。父親の気を引こうとしての行為だったが、結局その後も特に父親は優しくならなかったと彼女は言う。しかし、それから彼らは「普通の親子関係」になることができたのだとも言う。親からの愛情が足りないと感じる子供は親の気を引きたいがために更に問題を引き起こす。そして、それをきっかけに状況は好転することもあれば暗転することもある。 この映画はこの「暗転」を題材にしたわけだが、最後に一抹の希望を描くあたりがうまく作られている。はまり役であるジェームス・ディーンの名演と相俟って味わい深い作品になっている。 【枕流】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-08-01 23:55:37) 71.《ネタバレ》 高校生か大学生の頃、三本立ての名画座で見ました。この時は字幕が読みにくいところがあったりして、全然いいとは思わなかった。 ところが今回再見したら、すばらしい映画ではないですか! いち家族を描くことによって、罪と罰、善と悪、人と人とのあるべき関係について、真理に迫るような深い考察を促されました。特に「人を許す」ことについて、いろいろと考えさせられます。人は一人では生きていけないのだ、誰かが必要なのだと痛切に感じました。もしかするとアダムやアロンは、その点勘違いしていたのかもしれません。 ジェームズ・ディーンは、役を演じるより「役になりきる」タイプなのでしょうね。おそらく本作では、演じたキャルと彼自身とがオーバーラップする部分が多かったのでしょう。その分存在感があり、非常にインパクトが強くなったと思います。それ以外のキャストもそれぞれはまり役。特にアブラとサムが記憶に残ります。 これはやはり、名画として今後も残したい作品です。時代や国を超えた普遍性があります。結局はそういうものが、人の心をつかむのでしょう。 【アングロファイル】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-06-26 20:37:51)
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