みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
36.かなり不確かな情報で、今さら確認できないが、当初は、自動車産業の都市の話やベースボールの試合に勝って川に飛び込む熱狂的連中、それに、五人組の歌手グループなどの話が入っていたらしい。しかし、影のスポンサーの某新聞王から横やりが入り、それらのエピソードがボツになって、予定されてた題名も変えられてしまったとの事。当初の題名は何かって?「タイガース」 【パセリセージ】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-04-24 21:36:28) 35.西部劇はよく牧畜業と農業の争いをテーマにしたが、その後は牧畜業と石油業との争いになったわけか。あくまで牧畜業のほうから眺めるのが、カウボーイヒーローを持つアメリカの神話なんだろう。そしていつも「時代おくれ」なんだ。ジェットは登場のときから馬でなく車に乗っていて、石油産業への方向を暗示していた。そこに「嵐が丘」のヒースクリフ的な匂いも重ねて、歴史とメロドラマを二重写しにしている。あと東部と西部の対比もあり、牛の脳をガツガツ食べる西部で育つには、七面鳥を食べられない子どもは東部の血を引きすぎていた(だから育ってもD・ホッパーになっちゃう)。東の倫理が西の差別を是正していく、ってのはちょっと鼻についたけど、50年代の映画としては上出来なのか。どちらかというと連続ドラマに向いた話で、一本の映画としてはいささか大味。妹の結婚式の誓いの場で夫婦仲が戻っていくあたりとか、ひそかに恋するレズリーの残した靴跡からブツブツと石油の気配が滲んでくるあたりなどに、映画らしさがあった。 【なんのかんの】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-01-11 10:05:56) 34.全体がとてつもなくゆったりじっとり進行していくのに、結局は個々のキャラクターの描き分けがあまり上手くできていないので、ただ長いだけに感じてしまいます。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-12-27 03:19:47) 33.《ネタバレ》 単純明快かつ爽快な映画で楽しめた。登場人物がみな生き生きしていて魅力的だった。お父さんが最後レストランで殴り合いをしレストランのオーナーが額をなげるシーンよかったなー。 【ホットチョコレート】さん [地上波(字幕)] 9点(2011-12-23 09:25:32) 32.長い映画だったね。お話はどちらかといえば、映画というよりはドラマ向きの内容。 もろ大河ドラマだよね。ジェームズ・ディーン、エリザベス・テイラー、ロック・ハドソンと、 三大俳優の共演で、確かに見応えはあるんだけど、この三人の役柄のキャラがみんな我が強くて、 あまり感情移入はできなかった。映像はきれいで古さは感じさせないし、演出や音楽もいい。 ジェームズ・ディーン最後の出演作か。主演というかたちでなかったのがちょっと残念。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-08-06 05:14:33) 31.《ネタバレ》 ジェームズ・ディーンの遺作にして老け役までこなしている貴重な作品。 石油を当てて大金持ちになるけど、ここでも屈折した演技が冴えています。 【きーとん】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2010-07-26 00:13:28) 30.《ネタバレ》 地平線が見える美しく広大なテキサスの牧場を背景に上映時間200分を超える壮大な長編ドラマが描かれています。期待の若手俳優ジェームズ・ディーン遺作。ジョージ・スティーブンス監督は名作シェーンに続いてアカデミー監督賞受賞。挿入歌は名曲「列車は続くよどこまでも」。 【獅子-平常心】さん [地上波(字幕)] 6点(2010-07-18 16:39:52) 29.《ネタバレ》 今さらながら2枚組DVDで観ました。50年代半ばと言えば米国では公民権運動も始まる前ですから当時の状況を考えれば相当に先進的とも言える取組みです。話としては東部の町から種馬の取引が契機でテキサス州の大牧場主と結婚することになってしまった女性の一代記とも言えて、それを代表的な美人女優と種馬男が演ずるややコメディタッチのテキサス近代史です。東部での出会いから場面は一転して自家用寝台列車でのハネムーンで自家用の駅に乗り入れると言うおとぎ話風のタッチですが、当時のテキサスは米国に併合して間もなくで、米国の移住者と先住のメキシコ系住民とが差別の中で共存している状態で一種の植民地とも言える場所です。ここでは努力と幸運次第で牧畜や石油発掘で巨万の富を得ることができるアメリカンドリームの場所でもあり、そこで大牧場主の子供達も自分の夢を実現し、メキシコ人の貧農の息子は大戦に召集されて運悪く戦死するけれど星条旗と州旗ローンスターの下での華やかな葬儀に送られます。反抗的な使用人のジェット(ジェームス・ディーン)は僅かな遺産の土地に賭けて大石油王になるけれどかつての雇用主とのパーティでの突っ張り合いが面白い。メキシコ系住民への差別意識が大きなテーマになってはいるけれど黒人はほとんど登場せず、教会も結婚式以外にはでてきません。この映画でのディーンのイメージはディカプリオとそっくりなことに気づきました。ちょっと時間が長いけれど気楽に観られる映画です。ちなみに原題のGIANTはローンスターの州旗が示すように孤高の大テキサス州のことです。 【たいほう】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-11-01 17:14:01) 28.《ネタバレ》 古い価値観が時代と共に剥落してゆく物語。テキサスの大牧場主ベネディクト家の当主ビックは美しい娘レズリーと結婚する。その未来派薔薇色に見えたが、人生は彼の思い通りには進まない。姉と妻の諍い、姉の死。妻は夫に従順に従わない女権主義者で、家の習慣を守らず使用人と仲良くしたり、村に出入りする。息子は跡を継がずメキシコ人と結婚、姉娘の夫は独立して小さな牧場主になるといい、妹娘は仇敵ジェットを好きになる。戦争で、牧場の一部をジェットに売らなくてはならなくなる。レストランでの殴りあいで、打ちのめされる。妻はその姿が「英雄に見えた」という。どういうことか?それは長年メキシコ人に偏見を持ち、差別してきた夫が、メキシコ人のために体を張って、殴りあいをしたからだ。喧嘩に負けても、真に弱いものの味方になったのだから、精神的には勝利。心の勝利者こそが人生の真の偉人(GIANT)という物語。ジェットに目を向けよう。レズリーと初対面のとき彼女はすでに結婚していた。最初から報われない恋だ。が、これは脚本のミスだろう。未婚の彼女に恋心を抱き、失恋する設定でないと、あとの物語が続かない。土地かお金か選ぶときに土地を選んだのは、レズリーの近くに住みたい気持ちがあったから。石油採掘に成功し、成金に。病院を寄付する善意も見せる。空港を作ったり、ホテルを経営したり、ビジネスの才能もある。ラズと付き合うのは、母の面影を追っているため。が、前半に彼の恋愛感情に触れる場面がほとんどないので感情移入できず。ビックが彼を嫌っている理由も不明。ジェットが石油を掘り当てたとき、ビックも採掘すればいいのに思った。当然石油が出て、邪魔できたはず。二人とも不器用な人間だ。ジェットは人生の敗者?失恋の空白を酒とお金で埋めるような生活を25年も続けてきた。だが悔い改めるのに遅すぎることはない。これから失った人生を取り戻すことは可能でしょう。ジェットを悪人として描き、最後は破滅する物語にすればインパクトがあった。少なくとも彼の苦悩をもっと描くべきでした。レズリーは村人を助ける活動をしていたが、その成果があいまい。政治にまで口を挟もうとしていたが、どうなったのか。このあたりが中途半端で、女の自立物語としてのカタルシスを得られない。また四代の物語なのにビックの父や祖父が登場しないのも未消化の原因。 【よしのぶ】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-09-15 08:08:26) 27.3時間以上で30年以上を一気に描いているが、長すぎもせず、展開に違和感もなく、安心して、落ち付いて見られる。年末年始に、自分を振り返るによい映画だ。 ところで、なんで、邦題「ジャイアント」じゃなくて、「ジャイアンツ」と複数形にしたんだろう。特に意味がないんだろうな。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-12-06 10:57:03) 26.久し振りの鑑賞。アメリカの、西部の雄大さをつくずく感じたものだ。59万5000エーカーの牧場???。 高校生頃と思うが後の「大いなる西部」ともに大好きな作品。 エリザベス・テイラーの世界一と思える美しさ。ロック・ハドソンのビッグ、190cm超と思える巨体と強さ。 ジェームズ・ディーン(既に死後にも関わらず大スター、大人気、でもこのとき初見)の石油発掘場面等印象大。 夫婦、家族愛をベースに盛り沢山のテーマ(東部と西部、男と女、白人と先住民、保守と革新・・)を表現。 「大いなる西部」の男の理想、信念、友情、闘いの物語と双璧!! 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2008-10-08 18:49:26) 25.僕はジェームス・ディーンの演技に弱いんです。 本作でも目を合わさずに「ハイ、奥さま」というセリフ一つで使用人の 哀愁を感じてジーンとしてしまう。 不器用に紅茶を振舞うシーンなんてもう泣く一歩手前。 何度見てもいいです。 【パターズ】さん [地上波(字幕)] 9点(2008-01-24 21:36:37) 24.ベネディクト家の壮大な物語でした。ジェームズ・ディーンの映画をもっと見たかったなぁ。非常に残念だ。 【ギニュー】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-08-14 18:33:27) 23.《ネタバレ》 本作でジョージ・スティーヴンスが見せる悠々たる大河ドラマ演出に、昨今の●HK大河ドラマ制作スタッフは括目せよ!と声を大にして言いたい。二流の大根アクターに過ぎないロック・ハドソンが(ジョーダン役で)かくも輝きえたのはスティーヴンスの非凡なディレクションの賜物である。彼(ハドソン)が後にAIDS感染をカミングアウトして死去するまで本作以外コレといった代表作も名作も無いのが何よりの証拠!レズリー役のリズ・孤独な牧童ジェット役のジミーとも持ち味を遺憾無くフルに発揮しており、キャストのアンサンブルも(前半は)ほぼ完璧と言えよう。難点は…強いて挙げるとすれば、後半の主役3人は(チャチい)老けメイクではなくて年齢相応な熟年俳優でダブルキャスティングにしてくれてたならなぁ。文句無し10点満点だったんだけど。あと、ジェットの当て馬にされるキーパーソンにしてはラズ二世役にキャロル・ベイカーじゃチト弱いってか荷が重い。2点マイナス。余談ながら個人的に作中で最も印象的な場面は、幼いラズ二世がペドロと名付け可愛がっていた七面鳥がクリスマスで丸焼きターキーと変わり果てたのを見て「これがペドロ?」と泣きじゃくるトコロ。ジェットがオイルにまみれながら石油を掘り当てるシーンとか他にも名場面には事欠かない本作で何故選りに選ってそのどうでもいいシーン??とお思いでしょうが、本人にも何故かはよく分からない。とにかく強烈に印象に残ってしまったんだから仕方ないとですw。 【へちょちょ】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-04-15 01:53:33) 22.《ネタバレ》 ジェームズ・ディーンの嫉妬が入り混じった、どこか屈折した野望がよく描かれていました。成功者にはなるものの、結局愛までは手に入れることができない。ロック・ハドソンも良い味出してました。 【H.S】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-12-23 19:48:03) 21.よかった。ジェームスディーンかっこいい。 【あしたかこ】さん [DVD(字幕)] 7点(2004-03-13 22:42:33) 20.ビッグな俳優達がビッグな大地でビッグな人生を演じている。エリザベス・テイラーは前中半、ロック・ハドソンは前後半、ジェームズ・ディーンは中後半がジャイアンツ。愛する女性レスリイの愛を得たビックとそうでないジェットの人生が良く描かれている。結果としてジェームズ・ディーンの映画人生最後になったカットをなんとかしてほしかった。一つ確実なのは老け行く3人のメイクがわざとらしい事。 【スルフィスタ】さん 8点(2004-03-01 21:34:14) 19.すごいよかった。Eテイラー、Jディーン共に初めて見ましたが、Eテイラーは作中で言われるほどあまり美しいという感じはなく、むしろ年を取った時の方が綺麗だった印象。Jディーンは有名なだけありとてもかっこよかった。一番よかったのはRハドソン。結婚式での再会のシーン、夫婦で子供を語るシーン、そして殴り合いシーンどれも感動した。なんかすごいかっこいいと思った。時間は長かったが、見てるうちにだんだん引き付けられる感じでよかった。間違いなく名作でした。 【バカ王子】さん 9点(2004-02-05 02:26:35) 18. とても長い映画だけど退屈せずに見ることができました。25年の長い年月をかけて変わったものが沢山ある中、ジェットがずっと奥さんのことを思っていたのが印象的です。 【erica】さん 7点(2004-01-30 16:06:50) 17.壮大な大河ドラマで、観賞後に充実感を感じた。色々な出来事が起こり、どれか一つにテーマは絞れない。しかし夫婦が愛し合い、ぶつかり合いながらも一緒に人生を歩み、一緒に老いていく姿がこの作品の主題だと感じた。ジェームスディーンにそうではない人生を歩ませることによって、一層それが強調されたように思う。音楽に馴染みのある曲ばかり使われているのも良かった。 【プミポン】さん 6点(2004-01-18 12:19:00)
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