みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
783.《ネタバレ》 「なぜジーンを産んだ」「(病気が)遺伝することは分かっていたのに」 この問いに対するセルマの「赤ちゃんをこの腕に抱きたかったの」という答え。コレとゆーのは、本当に人間のいちばん奥底にあるモノだ、とゆーか、人間からその人間性(善きにせよ悪しきにせよ)を根こそぎ奪い取ったとして、その最後に残っているのがコレだ、という様にも(私には)感じられたのですね。コレこそがヒトのヒトたりし最も美しい部分だ、と言っても好いものか、と(私としては)。私が今まで観た映画のどのシーンよりも美しいシーンだった、とも思います。本当に大好きですね。 今般、4Kデジタルリマスター版が公開されるってその予告編でドンピシャこのシーンが流れて、ついまた観に行ってしまいました。まあ、この肝心なシーンを予告編で流しちゃって好いのか?と思うトコロではありますケド。 【Yuki2Invy】さん [映画館(字幕)] 9点(2022-01-08 19:33:04)(良:1票) 782.《ネタバレ》 この映画、創った奴らが一番ダーク。 2000年だっけかなぁ……確か大阪に帰郷した時。 昔、仲が良かった女友達と行く予定だった、この映画。 色んな想い出が追従して、ずっと観てなかったんだわー。 でも、大学の生徒から感想を聞かれたんで観ない訳にいかんから急遽Amazonで購入して、閲覧したんだが… …うぅ――ん…(色んな意味で)すげぇ映画だった。 全てが「人を不快にする為に作っている」ってのが、さ。 悪いけど…この映画で俺は、一切っ!…感動なんざしなかった。 もっと言うと、不快感極まりない! 俺は、不快映画の頂点と(個人的に)想ってる「異端の鳥」や「炎628」、そして「エレファント・マン」ですら作品としての完成度は高いと思ってる。 けど、この作品は最高のスタッフ、キャスト、そして技法を使いながらも、人間の感情を不快にしようとしているのがミエミエなんだわ。 まず、カメラは「手持ち撮影」で、観てると酔ってくる始末。 俺は前に「ノロイ」を映画館で観てて、気分悪くなってトイレで吐いたのを想いだしたくらい。 あんときゃ「本当に呪いに掛かったんかな?」と思ったわ。 それはそーとして、カメラの動かし方も、まーた最悪で、その動作方向をよーく確認してたら第三者の視点になってやがんの! すなわち、強制的に「その場にいる人間」にさせられてしまう動き… そう、「主人公を助ける事など出来ない第三者として参加させらる」って意図を強く感じて最悪。 更にはミュージカル映画なのに状況が「工場内作業場」やら「電車の路線上」 そして「刑の執行場」とミュージカルダンスには不安定極まりなく、俺は最初から最後まで「大丈夫かなぁ?ケガするなよ…」って気持ちになり、ミュージカルなのに「リズムに乗って身体が動く事は一切なかった」んだけど、どーなん、コレ? ともあれ、だ。 創りが下手とか、構成がダメって訳じゃない。 最高のスタッフが集結して、全部計算した上で不快感にしとる! それと、上記の評価もあるが、うーん…。 これは仲のいい人間にしか報告してない事なんだけども… 2年くらい前……俺は持病で「眼の中で大量出血」しちゃって、視界は真っ白の擦りガラス状になり、失明しかけた。 いやー、視力を失うかも知れない!って精神状態が、どんどん心を疲弊させて、心も体もヤバくなってしまった。 気持ちも「人に迷惑を掛けたくない」、とか「見下されたら”次”がなくなる」って焦ったり…本当に側近の人間にしか報告してなかった…。 心が弱ってっから要らん妄想もする。 よーく考えたのは「両腕がない」のと「両目が失明」と、どっちが怖いか?…個人(それぞれ)に違いはあるだろうけど、俺にとっては両目が見えないってのは悪夢だなぁ~と思った。 そういや、昔に癌に掛った時、「ドラゴンボールの神豆」にもムカついたw っつーか、悲しいってより自暴自棄な気分になってたしな…。 その考えって「病人限定」じゃないだろうけど、心の状態で作品の捉え方って大きく変わるなぁーてのを勉強できた……病んでるけどw あ、でも「2.0」だった視力も、今は目にレンズを入れて(日々後退してるけど)「0.5」くらいになってる(はず)で、ここまで視力が戻った事にはアレです。 治療してくれた医者に、勇気づけてくれた仲間に、そしてあちこちに配慮してくれて人間としての正しい道を説いてくれたた姉ェちゃんにはマジで感謝してる。 健康ってのは、本当に幸せの基本だよなぁ~…と思う日々。 だから、この映画の主人公の視力がどんどん下がっていく描写が(妙に上手くて)辛かったわー……病んどるなぁ、本当にw だから、俺の気持ちも「可哀想」ってより、「もっとしっかりしなきゃダメだ!」とか「弱ってるなら人を頼る勇気も必要」とかね…余計なお世話だけど。 まぁ……作った人らはそれも知ってて、ワザと「救済できない不幸の道筋と結果」を用意してたんだろうけど…ヤな感じ。 うーん、色々と想起して、嫌な気持ちになった映画だったなぁ…。 ともあれ、映画ってのは…神経を集中して観る人がいる。 創った人間の意図や想いよりも、強い気持ちで観る人もいるんだよなー。 面白い作品を創作できるよう努力するのは、クリエイターとして当然の義務だけど…なんつーか、もっと強く意識して、心掛けなきゃなんない事ってのもあるんだな、と考えるきっかけになった………かな、多分。 それより創った奴ら…ダーク! ダークすぎる!暗黒面が酷いッ! 皇帝閣下に心をヤラレたんか!ライトサイドの心はどこに?! つか、シスの一員かよ! ミディ=クロリアンが足りなすぎ! 【映画の奴隷】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2021-01-23 23:14:02)(良:1票) 781.《ネタバレ》 想像以上に楽しめた。後味悪さNo.1の呼び声が高い本作。観賞後、そうでもないでしょというのが感想。 救いが皆無とは思わない。そりゃカルマの冤罪晴れて息子の眼も治ってが理想だけど1つでも救いがあるじゃない。セルマは息子を助けるために死刑を選んで希望を息子に託した。たしかに運は悪かったがミュージカルを愛し障害にも負けず直向きに生き、愛してもらえる家族や仲間がいる。圧倒的に人権を無視しているような映画よりもはるかにマシに思える。 障害が遺伝する可能性が高くても赤ちゃんを抱きたかったから産んだ。人間の道理。母親としての愛。感動すら覚える。 【mighty guard】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-12-29 22:50:38)(良:1票) 780.《ネタバレ》 あらすじは簡単。 馬鹿な母親が悪人に騙され、子供のために死刑になりました。 主人公の母親は、犯人を確かめた後にすぐ警察に向かえば良かった。 犯人の金の入手経由。主人公の貯金。お札の指紋。調べればすぐに分かるはず。 給料は手渡しだったから。 主人公の母親は、工場で真面目に仕事をしていなかった。 台本を作業場に持ち込んだり、機械を壊したりして解雇。 危険な工場で、一番困るタイプ。同情の余地がない。 ミュージカル部分が楽しめる人には、たぶん良い映画なのだろう。 だが私には、自己チュー馬鹿女の自己陶酔、現実逃避にしか見えなかった。 金を盗んだビル(警官)のために、小学男子を残して死刑にされる母親。 なぜ戦おうとしないんだろう。ふだんは、こだわってばかりの性格なのに。 小学生の息子には、母親の存在は大きい。それが死刑。 貯金が警官のビルに盗まれたことは、いずれ息子にも分かるだろう。 たぶん息子ジーンは、ビルの妻との縁が続くだろう。 「戦えよ、セルマ」と思うが、私はこの戦わない女性が嫌いなようだ。 【激辛カレーライス】さん [DVD(字幕)] 0点(2016-01-28 17:07:37)(良:1票) 779.「観たら必ず後悔する後味最悪な映画BEST30」の堂々1位に輝く本作品。そういう括りで語ると他のレビュワーの皆さんに失礼かもしれませんが、これは確かにきっついわー。なに?アメリカって死刑見学できんの?これ観た後、第2位の「ドッグヴィル」見た。なんの予備知識も無しで観たら「これまたきっついわー。」後で調べたら同じ監督。さすがというか何というか。 【S.H.A.D.O.】さん [DVD(吹替)] 6点(2015-12-01 00:19:36)(笑:1票) 778.《ネタバレ》 あまりに救いようのないストーリーに、苦手なミュージカルがブレンドされて、観賞後しばらく後遺症が残りました。 面白い、面白くないに関わらず、今までに、観賞後「見なければ良かった」とまで思ったのはこれと「メメント」くらいです。 完全無実に決まっているのに、その無実を証明するために、弁護士費用として息子の目の手術代が必要って・・・そこまでしますか・・・。 観賞時、DVDのパッケージだけで勝手に「サクセスストーリー系の感動もの」と思い込んでいた自分も悪いのですが、それにしてもあのパッケージと中身のギャップが大きすぎます。 しばらくしてから、友人と「ダンサー・イン・ザ・ダーク被害者の会」を作って(と言っても3人だけですが・・・)、慰めあって、お互い元気を取り戻すことができました。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 0点(2012-05-18 15:03:17)(良:1票) 777.視力の問題を隠しながら働き、息子の手術費を貯める日々を描いた前半は良かったけど、警官がああいう事をしでかしてからは監督に腹が立ってきて、裁判中は怒りに震えた。どういう気分でこのような映画を作るのか知らないが、相当悪趣味だ。これは間違いなく0点と決めて、とりあえずは布団に入ったが、その夜はどうにも列車でのミュージカルシーンが頭から離れない。気になってた黄色みがかった映像も、このシーンの青い空、白い雲の美しさを引き立たせる為だったのかな。朝起きて、これだけ印象に残る映画も珍しいだろうと考え直した結果、2点ということに…。今はこれが限界。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 2点(2012-01-14 14:01:07)(良:1票) 776.《ネタバレ》 私も母一人息子一人の母子家庭なんですが、どんなに辛くても一緒に生きる事を選んで欲しかった。そんな当たり前の息子の願いも、この母親には届かないのでしょうね。 残された息子さんが不憫でなりません。この映画の何に感動すればいいのか全くわかりませんでした。 【Danbar】さん [DVD(字幕)] 0点(2010-07-30 19:02:48)(良:1票) 775.こいつァ、好き嫌いの大きく分かれる映画だろうなあ……。 俺はどうかというと、めっちゃめちゃ嫌いだね。こういう映画は。 はいそりゃもう、かわいそうです。気の毒です。悲しいです。 だけどさ。悲劇であると同時に問題を提示するとか、社会の断面を切り取るとか、あるいはかすかにでも希望を見せるとか、何かないとさ。ただの不幸の押し売りじゃんよ。 こんなもん、見ず知らずの人のお葬式に参加して泣いてくれ、てのと同じ。流す必要のない涙よ。仮に泣くとすれば、だが。 ビョークは大したものだ。言ってはなんだがあまり綺麗でないあの顔で、あれだけ可愛さを醸し出せる人って本職の役者さんでもあまりいないんじゃないか。驚いたのは、鼻歌うたってる時点でそれがすでにアートになってることよ。 ビョークの力を再認識した。それ以外何もなし。 そういえば手ぶれの激しいハンディカメラ風映像だったが、何か意味あるのか。ドキュメンタリー的ストーリーじゃないんだから、無意味だろ。 【佐吉】さん [DVD(字幕)] 3点(2009-08-04 17:05:36)(良:1票) 774.これは一種の宗教と呼べるものです。支持者はこの映画に入信していて、聖母セルマを崇めてるんだと思います。彼らが喜んで苦行に耐えているのも、それが自分の魂を高めてくれると信じて疑わないからでしょう。さらに嫌なのはラース・フォン・トリアーが「この映画の中には愛はどこにもない」と無責任な発言をしていること。ビョークも‘Gling-Glo’の頃がいいな。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2009-06-10 04:07:13)(笑:1票) 773.《ネタバレ》 ビョークは大好きです。では何故この点数か。それはこの監督の「愛」に対する考えに全く共感できないから。セルマは息子の為に生き続けるべきだったと思う。それが一番の息子への「愛」なのではないだろうか。もしセルマの選択に共感できれば10点にもなり得る作品だが、自分には到底受け入れることはできなかった。 【mickey】さん [DVD(字幕)] 0点(2009-01-19 06:55:04)(良:1票) 772.監督の自慰映画。ビヨークが途中撮影を放り出して失踪したりで、さんざん苦労したらしいが、それもカンヌを取るため我慢したらしい。 徹底したカンヌ好みに作り上げて、念願の賞を取ったんだが、次に続く作品がもう作れないみたい。 とにかく、カンヌは日本人の好みとは合わないってw 【にゃお♪】さん [DVD(字幕)] 1点(2008-12-19 19:07:58)(笑:1票) 771.何の因果でこんな後味の悪い思いをしなきゃならんのでしょう!この監督は私たち観客に何か恨みでもあったんでしょうか?世の中にはいろんな映画があります。んでもってどんな映画を撮るかは確かに創るひとの自由です。そんでもねー、ただ衝撃的で印象に残りゃいいってモンじゃないでしょ。おかげさまで坊主憎けりゃ袈裟までってヤツで、ビョークという人の歌まで大っっキライになってしまいました。もう!この後味の悪さどうしてくれんだよ!って感じです。 【ぞふぃ】さん [DVD(吹替)] 0点(2007-01-22 12:37:00)(良:1票) 770.後味の悪い映画全てが嫌いなわけではないがこれは好きになれなかった。暗いし、教訓めいたものも何もない。ミュージカル部分も無理やり挿入したような違和感があった。 【こまごま】さん [DVD(字幕)] 0点(2006-12-26 11:13:08)(良:1票) 769.この映画をきっかけにミュージカル映画が嫌いになりました。ある意味トラウマです。わざとなのか?ドMなのか?好んで不幸の道を突き進む主人公に全く共感できません。ただただ悲惨なだけな映画。 【にう】さん [DVD(邦画)] 0点(2006-11-18 04:29:37)(良:1票) 768.絶望感しか残らない。何を言いたいのか理解できない。こんな表現をする必要があるのか疑問。 【まさきち】さん [DVD(字幕)] 0点(2006-08-05 00:28:14)(良:1票) 767.《ネタバレ》 このヒロインをなにがなんでも、不幸のドン底に突き落とさなければ映画自体成立しないと言わんばかりの、作者の独善的開き直りっぷりがすごく不快です。「母性愛」って自分自身が犠牲にならない限りは発揮出来ないものなの?おぬし、テーマを描く為の手法を明らかに勘違いしてるぞなもし! 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(字幕)] 2点(2006-07-28 17:22:37)(良:1票) 766.《ネタバレ》 徐々に、しかも確実に視力が失われていく恐怖は想像を絶するものがあるだろう。 一人息子もまた、同じ運命をたどるとなれば、もう現実から逃げ出したくなってしまうのは良く分かる。 セルマは、そんな人生に対する不安や、息子ジーンに対する責任、果ては自分の気持ちまでも、貯めたお金とともにドロップの缶に封じ込めてしまったのだろう。 そしてその缶にしがみつくことで自分を納得させながら、自分だけの夢想の世界に入ってしまったのかもしれない。 彼女は「ミュージカルの最後の歌は聴きたくない」と言うが、これは「物事を締めくくらずに逃げる」という彼女の精神構造を表していて、実際作中でも、「ビルのついた嘘」から、「キャッシーの友情」から、「ジーンに対して親として生き抜く責任」すら放棄して逃げている。 どこかで逃げずに立ち止まっていれば、何かが変わっていたかもしれないのに・・・。 まだ終わりじゃないと言う結末も逃避的。 それが結果、そこで全て終わりなのだ。 セルマという女性の愚直な純粋さと現実とのずれが、取り戻すことの出来ない大きな歪みとなって重く心に突き刺さった。 繊細な彼女の精神世界には多くの感情を喚起され、揺さぶられた。 辛く苦しい作品だが、傑作だと思う。 【Beretta】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-06-17 03:05:54)(良:1票) 765.《ネタバレ》 セルマの死は当然だったと思います。 それが母親の姿としてどうかは賛否が分かれていますが 自分には究極の愛が垣間見えたような気がしました。 虐待などのニュースが多い中、 今の時代の母親に足りないものかもしれません。 【05】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-01-03 21:43:36)(良:1票) 764.テーマ:自己満足、自己陶酔。それにつきます。意味不明な不幸の羅列で感動もなにもないでしょう。ただ、ここまでいくとインパクトは絶大。しかも主演:ビュークですから!レビューの多さも理解できます。いやあ、しかしこの監督、実に罪なことをなさいます。貴重な0点とさせて頂くとしましょう。以下余談ですが、デビュー当時から好きだったビューク、この映画観てから全く聴けなくなりました。トラウマです。 【タマクロ】さん [映画館(字幕)] 0点(2005-10-31 18:37:21)(良:1票)
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