みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
265.《ネタバレ》 ええと、全然意味が分からないです。ダメなバッドエンド。ラストの大量の人間は一体どこに隠れていたの?何皆モンスターなんか全然いませんでしたよ的な感じでふるまってんの?衝撃のラスト15分?あれが? 無意味なバッドエンドは認めません。 モンスター映画にありがちな、化け物よりも人間の方がずっと怖いんだぜ!をテーマにした映画でした。はいはいワロスワロス。もう、そういうのいらないから。ホラー映画とかモンスター映画にそんなものは必要ない、いらない。なんで未だにこういうテーマの映画をやるんでしょうね。やるなとは言いませんがホラーとかモンスター映画にはそんなもん必要ないです。残念ながらこの手のホラー映画は物凄く嫌いなんですよね。知っていれば観なかったのになぁ。 物凄い悪意を感じるんですよね「ほらほらバッドエンドだよ~かわいそうでしょ?残酷でしょ?www」「ほぅら人間って醜いだろう? 嫌だねぇwww汚いねぇwww」って言われてるような気分になる。不愉快。人間全滅EDだったらもうちょっと評価上げました。 あの女を撃ち殺すシーンがとてつもなく快感でしたけど、そんなところを1番快感と思わせるような映画はもう駄目だろ。根っからの日本人の自分は宗教と神を小馬鹿にした感じも好きですね。 前半・・・薬局のシーンまではモンスター映画として普通に楽しめましたが、その後からは上記のような理由でイライラさせられました。前半に3点。 同時期に公開されてたクローバー・フィールドはまさに自分の求めるモンスター映画でした。あっちを映画館で観ておいて良かった・・・。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 3点(2008-09-23 14:44:37)(良:2票) 264.《ネタバレ》 宗教狂いの女のほうは、最初は1人ぼっちで孤立していたが、恐怖が人々を支配するようになると、徐々に勢力を伸ばし始めるという人間劇が展開され、そのなかで宗教に身をおく人間たちが、ことさら愚かにみえるのは仕方ないにしても、間違ってもこんな女には従わないとは断言できないところが奥深い。たとえば「神」を信じない者であっても、初詣で祈ることはあるだろう、それが「神」に対する祈りでなくとも、何かに祈っていることは間違いないわけで、つまり「神」という具体的な存在をいくら否定していても、見えない抽象的な存在に祈ったり、罰に怯えている。それが人間の本質である。ようするに意識して「神」を信じるか、それとも無宗教の日本人のように潜在化で信じるか、そのどちらかである。「わたしは無神論者です」と単純に主張する人間ほど、その本質を理解していない。人は弱いからこそ、見えない力を信じて生きている、そしてミスト(霧)はそんな人の深淵に潜むものを露にしていく。すべての人間は宗教観を持っているのだ。とても濃密な人間模様だと思う。問題のラストシーンでは主人公の行動を理解できない観客も多い。しかし主人公は、世界が滅んだ、と思ったからこそ、それを決断したのです。当初マーケットの周辺のみの霧だと思われていたが、ついに車で脱出してみると、実は全世界が霧で覆われており、すでに人類は絶望していた─。観ている私はそう解釈し、それが衝撃的ラストの意味だと思い込んだ。仮にそんなラストでも充分説得力はあったはずだ。しかしこの作品のテーマはあくまでも「人間の本質」を表現することなので、霧を晴らすことにし、人間の愚かさを炙り出した。世界滅亡という思い込みは、先の見えない霧が、そこまで人の想像力を飛躍させた結果なのだ。誰が主人公を責められようか?アーメン。 【花守湖】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-09-22 18:10:22)(良:2票) 263.《ネタバレ》 いかんよ、殺しちゃあ。 なんとか、なるかも知れないジャン。 化け物に殺されるとは、限らんジャン。 自分も息子がいるから、こんな行動は考えられんよ。 絶対、考えられんよ。 やめてよ、こんなオチは。 「驚愕のラスト」って言うから、 霧の正体の事で、何か物凄い事が判明するのかと思ってたので、 まさか主人公が集団心中するとは思いもよらんかったよ。 どんでん返しは、大好きだけど、こんな背負い投げは、いかんよ。 映画は娯楽なんだから。 子を持つ親としたら、絶対ありえん。 【こまわり】さん [DVD(吹替)] 5点(2008-09-18 16:36:11)(良:2票) 262.《ネタバレ》 オチがダメなんじゃなくて、オチが許せない。観た直後なら0点付けてた。一面が見渡せるガラス張りのスーパーマーケットに閉じ込められるという展開が絶妙なシチュエーションで、映画という異次元の世界のポスターを描いてる主人公がまさに異次元の住人たちをガラス越しに見ることになるのだが、蛸の足のような、または食指のようなものをいきなり見せられた時点でちょっとガッカリ。それでもその後のイケイケなモンスターパニック路線に興奮。異次元の住人たちってただデカイだけかよ!とか思ったりもしながら、そのいかにもB級なノリも悪くない。ダラボンやるじゃん。と思ってたらこのオチ。最悪。原作は違う結末らしいが、仮に書籍でこの映画の結末をするならべつにいいです。問題なしです。たぶんこの後味の悪さを堪能できる。でも映画ではできない。映画と書籍の違いがここにある。ストーリーをひたすら追いかけてゆくという鑑賞ができる人なら問題無いかもしれないし、むしろ急転直下ともいえるこのオチこそを堪能できるだろう。でも映画は、映像は、本来、文字ほどストーリーを明確には語れないゆえに常に観る者の(それこそ十人十色の)想像力との共同作業で「世界」を作り上げてゆく。それゆえに疑似体験度は大きい。私の場合は子供がいるので特に後味最悪に感じたのかもしれない。でもたんに後味が悪いからダメってことだけじゃなく(後味の悪い映画は山ほどある)、その後味の悪さが、現実を、あるいは本質を描くための必然としての後味の悪さなんかじゃなく、たんに後味の悪さを狙ったものでしかないという悪意にも似た戦略からくるものだから許せないのだ。 ちなみに超ネタバレだが、自らの子を殺すから最悪なのではなく、そのあまりにも悲しい結末をチャンチャン♪的な結末にしてしまうから最悪なのだ。 【R&A】さん [映画館(字幕)] 1点(2008-08-18 16:53:26)(良:2票) 261.《ネタバレ》 あの無情なラストでなければ8点。でも、悪い作品ではない。 主人公に限らず、最後まで正しく生きようとして死んでいった者がいることを考えれば、主人公を含む5人だけ助かるというのも虫の良い話しではある。 少なくとも「この世に神など存在しないのだ」というメッセージ(制作者がそこまで考えているかどうかは知らないが)は強く伝わってきた。 もしくは簡単に死を選んでしまった者への戒めとも取れる。もっとも、あのような状況で失望せずに生き続けろというのは無茶な話で、個人的には主人公の気持ちはとても理解できるのだ。 それでもやはり少しは希望の持てるラストが良かったなあ。 【へろへろ】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-05-14 14:36:37)(良:2票) 260.《ネタバレ》 街が霧に覆われたら?霧の中から人を襲う怪物が次々と現れたら?スーパーだから怪物さえ居なければ、暫くは生き延びられるけど…さぁどうしよう?ゾンビに代表されるサバイバルホラーとして、とても良く出来た設定だと思う。 そこで繰り広げられる人間模様がまた生々しく、よく解らない状況からカーモディのような狂人がそれらしい言葉を連呼していたら、自分も正気を保ち続けるのも難しいと思う。 子供を心配する奥さんに自分だったらどう接するか?一緒に付いていくか、アレコレ言い訳を考えて見捨てて居残るか…後者かもしれない。とか。 平凡を絵に書いたようなおっさんのオリーが、射撃の名手でイザというときに助けてくれる存在なのが心強かった。 ダラボン監督はスティーブン・キング原作のラストにひと手間加えるのが好きなのかな?今回はあまりに衝撃的なエンディングが追加されている。 原作『霧』では超巨大生物が登場し、ガソリンもほとんど無く、我々はどこまで行けるだろうか?って所で終わる。絶望しか無いけど、もしかしたらとワクワク感もあったんだけど。 映画のエンディング、デヴィッドの行動は、物語の可能性の一つだが、やりきれない終わり方。 その後の州軍と避難バスの登場は、デヴィッドのやり切れなさに追い打ちをかける。あんまりな終わり方だ。 【K&K】さん [DVD(字幕)] 7点(2021-02-13 21:43:06)(良:1票) 259.《ネタバレ》 ラストのある意味どんでん返しの感じが、最初から狙っていたどんでん返しの感じがしない。 まるで予定外のことを突然やったような、取ってつけたようなどんでん返しになっている。 ハリウッドのいつもの正義漢がいつものように活躍して、そのようにつくってきて、その流れで最後だけこうなるって、やはりかなり唐突。 そのためにすべての設定が価値観が最後に反転してしまう。この正義漢がすべての悲劇の原因になっていたように。 設定が価値観が、最後に反転する映画は面白いのですが、この映画の場合、どこか不自然なんだ。 価値観を反転させても宣教師もどきの狂信者その他の株が上がるわけでもないですし。。 だから、唐突な、最初から仕掛けている感じのしないどんでん返しになっている。 最後だけ変えれば全体の観方が変わるかも! という安易な「取って付けたような」どんでん返し。 と思っていたら、やはり原作のラストだけ監督が大きく変えていたのですね。 だから統一感がないんだ。だからキューブリック「シャイニング」はすごいんだ。 【woo】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-05-17 00:07:14)(良:1票) 258.《ネタバレ》 登場人物のチグハグドタバタ言動に始めから感情移入できず、殆どハラハラドキドキすることのないホラーですが、かの名作と監督・脚本・原作が同じでしたか。脱出の可能性を信じて生への強い執念を持って行動した人たちのあまりにも早いあっさりとした諦めの選択、皮肉な結末のつもりなんでしょうがチグハグ感しか伝わってきません。 【ProPace】さん [地上波(吹替)] 4点(2019-03-16 21:44:11)(良:1票) 257.《ネタバレ》 閉ざされた舞台での人間同士の精神的な恐怖による行動、というところに主眼が当てたいように思えたが、あのうるさいおばさんにあんなにたくさんの人達が賛同するとは思えない。また、そうかと思えば怪獣どもはとにかく気持ち悪くて、挙句の果てに恐竜並みのでかさもいると来た。最後はいくら望みがなくなったといえ、父親としてああいうな結論を出すとは思えない。そしてあの皮肉なエンディング。。。何とも言えない後味の悪い映画です。つまらない映画、ではなく、描写のグロさもあって、もう観たくない映画です。 【珈琲時間】さん [DVD(字幕)] 3点(2016-11-17 22:01:14)(良:1票) 256.《ネタバレ》 不条理の理不尽ここに極まり。 ヒャーっ!スーパーマーケットの外は地獄!でもいーもんね!スーパーは食料も水もたっぷりあるもんね!ってドアを開けるな!アアアア!!! なんだお前ら!あのババアの事信じるのか!?狂ってる!みんなどうかしてるっ!!! もうスーパーの中も地獄だよ!どっちみち死にそうだ!逃げてやる!逃げて!先へ!霧の向こうへ…あぁそんなのあんまりだっ! 恐怖描写ですが外の生物たちの生理的嫌悪感溢れる虫や触手な描写はまぁ若干ありがちで、恐怖的にはそこまででもないですが、外の恐怖よりスーパーマーケットに漂う空気は最悪です。人間の心の弱さに入り込んだカルトが発生し、人間同士が殺し合う結果になってしまったり、人間の心がどんどんへし折られていく様がコレでもかと丹念に描かれています。そして最後の最後にトドメと言わんばかりのやりきれない絶望感が、最高の後味の悪さを残して終わります。もう最高に悪いです。最高に! 不条理に始まり、理不尽な仕打ち。漂う不信感。そして不幸な結末。不の全てをコンクリートミキサーにかけてぶちまけたような地獄でした。素晴らしい映画です。 【えすえふ】さん [DVD(吹替)] 7点(2016-10-26 08:13:14)(良:1票) 255.《ネタバレ》 素晴らしい映画。●タイトルから勝手に「夏場の冷たい霧のサービス」をイメージ(俺ってバカだな)。爽やかな映画と勘違いして、ずっとDVDレンタル店で無視していた。テレビ放送で気に入った。好きなんだ、良く出来た「いざこざ」。●ダラボン監督の名前は、この『ミスト』で憶えた。バカボン、ウイスキーボンボン、モランボン。雑誌『スタジオボイス』でダラボン監督のインタビュー(2008年6月号、P68-69)を読み、ホラー好きを確認。映画の結末は原作と違うそうだが、原作者のキングは大絶賛したそうだ。●さて、この映画を嫌悪してる人が多いようだが、「善良を最大の美徳とするような人」は、ホラー映画は観ない方がいいのかも。■善良な家庭の食卓に並ぶ美味しい肉料理は、食肉工場で人が作る「家畜の死骸」を切り刻んだもの。美女も美少女も「死肉」を食べて成長する。「胸のふくらみ」もね。また牛乳も卵も、「自由」を奪われた家畜の体内から。嗚呼、人間は恐ろしい。毎日の大前提が恐ろしい。★この映画の最高に素晴らしい結末に「10点!」。あの巨大生物の映像はもちろん、主人公の行動が本当に素晴らしい。あれがあの状況でのベストの選択だったと思う。 【激辛カレーライス】さん [DVD(字幕)] 10点(2015-06-20 09:47:07)(良:1票) 254.《ネタバレ》 とにかく怖かった。得体の知れないモンスター達はもちろん怖い。人間どもが太刀打ち出来ないレベルの攻撃力を持つ様々なタイプのモンスター達(触手系、バッタ系、蜘蛛系、パラサイト系)からみたら人間は弱者でしかない。でもそのようなモンスター映画は数あれど、本作に至っては弱者であるところの人間が実は一番怖い。正義感、自己愛、宗教観、そこから来る究極の選択。これらの感情は人間ならではのエゴから来るもので、このエゴは殺意を伴う危険性をはらんでいる。つまり殺意を伴う人間のエゴ=モンスター という事であれぼ、モンスターパニックものを装った哲学宗教的ヒューマンドラマなのかなと。原作読みます。 【ちゃか】さん [映画館(字幕)] 8点(2015-02-28 23:35:57)(良:1票) 253.《ネタバレ》 原作スティーブン・キング、監督フランク・ダラボンのコンビの新作は、これまでの「ショーシャンクの空に」や「グリーンマイル」などとは路線が変わり、キングが本来得意としているモダンホラーとなった。それもただのホラーではなく、ガツンと衝撃を食らわされる傑作となった。特にラストシーンで受ける衝撃はすさまじい。この映画の表向きのテーマは「襲いかかる未知のものからいかに逃げおおすか」という典型的なホラー映画のそれだが、裏テーマはズバリ「神・宗教」である。主人公は、現代的な、神の存在を気にしない人物として描かれており、そういう考えのもとに行動する。その結果、あのラストシーンを迎えるわけだ。一方、強烈なキリスト教信者の女性は途中で殺されてしまうが彼女の発言に従ってスーパーから出ていかなかった人たちは最終的には救助される(その様子は描かれていないがラストシーンから考えるとそうなるはずだ)。スーパーに居残った人たちが助かるのはあくまで結果論でしかないが、キリスト教信者の女性の言うことに従うこと、つまり神に従うことが正解(生き残るとこ)につながってしまうのは皮肉としか言いようがない。 【MASS】さん [映画館(字幕)] 9点(2015-02-27 18:05:02)(良:1票) 252.《ネタバレ》 ホラーとしてはとても良く出来ていると思うが、やるせない。怖いけど燃えないし感動出来ない。人間の犯す失敗、いざこざ、後悔、愚かさがひたすらクローズアップされる。3回見たけど、やはり自分には今ひとつ合わない。何と言うかこう、立ち向かって切り抜けて欲しいんだよね。神の代弁者おばさんがもううるさくて気になって仕方ない。せめてもうちょっと早く静かにさせて欲しかった。 【にしきの】さん [DVD(吹替)] 4点(2015-02-17 00:48:48)(良:1票) 251.《ネタバレ》 CSでやっていたので見ました。 これは思いっきりネタバレします。 (詳細はブログにて) 【シネマレビュー管理人】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2014-05-14 15:46:34)(笑:1票) 250.救いようのないラストにはため息が漏れましたが、おばさん以外怖くないです。 【カニばさみ】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-08-18 15:40:29)(良:1票) 249.《ネタバレ》 ラストまではハラハラドキドキで面白かった。 宗教女や弁護士の言動にイライラ、無意味に虫を懐中電灯で照らす行動にイライラ、 銃に手を伸ばすシーンでノー!ノー!とやかましくわめきたてる行動にイライラ、 そしてまず窓危ないんだから女子供はバックルームに避難させとけよ!とイライラしながら見ていたが、 それでも面白かった。 しかしラストはもはやギャグである。 主人公は息子の為に最善を尽くしてないように見える。 車なんてそこらにいっぱいあったんだし ガソリン移し換えや車の乗り換え等も出来ただろう。 どう考えても「やるだけやった」にはならない。 結局何のためにあのスーパーを脱出したの? あの場から逃げたかっただけ? 主人公は奥さん失って精神的に追い詰められてたのか? いずれにせよ主人公より息子が不憫過ぎる。 もっと頑張れ親父! 【Fukky】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-08-25 01:13:55)(良:1票) 248.《ネタバレ》 見えない霧の中に得体の知れない何かが潜む恐怖・・・つかみはOK あっさり異様なイカの足?のようなものが出てきた時点でちょっとがっかり・・・ この時点でビジュアル面に目がいってしまい、どうしようもないグロテスクホラーに感じてしまいました。 しかし、見ていくにつれ、この作品に潜む恐怖とは、"怪物"ではなく恐怖に陥ったときの人間自体であることに気付きました。 思えば、最初に出てくるモンスターぺアレント的なおばさんからして、すでに人間の見苦しい姿にほかなりません。 そして、最後のどうしようもない絶望感での終わり方はなかなか個性的。 こういうラストはなかなか持ってこれないと思います。 問題は収束し、主人公は生き残ったのに、主人公にとって最悪の終わり方・・・言ってみれば死んでいたほうがまだマシ。 面白かったですが、正直、広く一般には薦められない作品です(^^; 【午の若丸】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-08-19 17:46:15)(良:1票) 247.《ネタバレ》 面白かった。 この映画、虫みたいなヤツとか触手とか出てきた瞬間「待て待て、これじゃキングだろw」とか突っ込みまくったりした。ちなみに宇宙人とか出てきて最終的には全員死ぬか主人公だけが人類の生き残りになるとかやるんだろうなキングだったらさ、とかバカにしてみたりもした。そしたらホントにキング映画でやんの。 で、キングなのに中盤から様子がおかしい。なんかだんだんクリーチャーがどうでも良い立ち位置にどかされて、キモいおばちゃんが存在感を放つ。で、このおばちゃん、キリスト教とか宗派とか全然関係ないただのキチガイだったりする。いくつかのレビューに宗教とかキリスト教とかがテーマという記述があるが、宗教でもキリスト教とか全然無関係で、アメリカ人とかも関係ない。あんなアメリカ人見たことないわと思ったりした。映画で変人が出てくると何でも一般的なアメリカ像にしてしまうのはとても日本的だなと。アメリカ人がアメリカ人に見せるために作ってるんだからそんなわけ無いでしょ。 だけど、そういうことよりもこの映画を観ていて恐ろしかったのは、だんだんあの地震を思い出し始めたことだ。地震の後、原子炉が崩壊していた。この映画の絶望感とは比較にならない諦観が自分を押しつぶしてしまったのを思い出す。で、あの当時やはりあのおばちゃんのように、「何が何だかよくわからないインチキな知識で周囲を扇動し始める人」が現れた。あのおばちゃんは現実にいっぱい居た。 恐怖感が耐えられる限界値を上回ると、ああいう形で諦めを形にしてしまう人もいる。人間の本質ではないが、数割のそういった人が実在するのも事実だ。そういった人たちが諦めた人間同士でそのヒエラルキーを構築し始めるのは驚愕だった。そう言う意味でとてもリアルな映画だった。 で、ラストに今まで思っていた事へ剛速球で回答がくる。「なんか自衛隊とか米軍の方が強い様な気がするけどキングだし猛威ふるっちゃってるな」とぼんやり思っていた。そしたらホントに米軍が見事解決しちゃってる。そう言うエンディングか。あのキチガイおばちゃんが居なければ、こうならなかっただろうな。今だってそうだけど、その立場にそぐわないのに他人が生きるのを諦めさせようとする人間と、そうでない人間はいつでも戦っているんだ。 【黒猫クック】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2012-01-03 07:19:47)(良:1票) 246.《ネタバレ》 せっかちすぎて失敗ばかりしてきた人にとっては、へたな感動映画よりポジティブになれる作品だ。 【日下部みさおは俺の嫁】さん [DVD(吹替)] 10点(2011-07-09 17:21:36)(良:1票)
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