みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
169.《ネタバレ》 「ガリレオ」の劇場版。ドラマからの勢いで見たが、この映画では石神(堤真一)と花岡(松雪泰子)のドラマが主軸になっていて、ドラマであった軽いコミカルな雰囲気がなく、陰気な雰囲気となっているのに驚かされる(数式を書いて推理するというドラマではお約束となっている部分もない。)もののこの二人のドラマが見ごたえがあり、原作のせいかもしれないが、客寄せパンダ的な印象が強い(そのために普段はあまり見る気が起こらないジャンルではあるが。)最近のテレビドラマの劇場版ではわりとよく出来てると思う。主演のはずの福山雅治を差し置いて堤真一と松雪泰子が事実上の主役として描かれているが、二人ともなかなかいい演技を見せている。ただ、脚本的にはなぜ石神が無関係の人間を殺してしまったのかという部分がちょっと理解に苦しむし、よく考えればわざわざそんなことしなくてもいいのではと感じてしまう。石神と花岡のドラマがよかっただけにこのあたりの石神の心境をもう少しちゃんと描いて欲しかった。それに殺されるホームレスの扱いの軽さも気になる。一方、花岡に関しては娘を守りたい親の心情や、石神に対する心の葛藤がよく描けていて、はっきり言って石神の心情よりよほど花岡の心情のほうが理解できる。最後のシーンは連行されていく石神よりも、意を決して自首した花岡のほうに感情移入してしまい、ジーンとさせられた。しかし、その後の二人の号泣シーンはちょっとわざとらしい気もする。主題歌を「ガリレオ」のアップテンポな「KISSして」からバラード調の「最愛」に変えているのは映画の雰囲気に合わせてのことだと思うが、それならば最後の最後で福山雅治作曲の「ガリレオ」のテーマ曲を流すのは止めてほしかった。(余韻がアレでちょっと飛んでしまった。せめて流すならドラマ同様最初のほうが良かった。)面白かったというわりには褒めているのか貶しているのかよく分からない文章になってしまった気もするが、予想ではもっとつまらないだろうと思っていたのでちょっと甘めだけど7点。このシリーズはけっこう好きなのでもし続編がまた出るなら見てみたいなあ。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-02-03 01:23:02)(良:1票) 168.《ネタバレ》 人を殺しても自首しない女と、好きな女のために関係ない人間を殺す男、自分とその手の届く処までしか考えられない愚かな人々、世の中恐ろしい。 【こねこねこ】さん [地上波(邦画)] 6点(2011-01-14 00:09:46)(良:1票) 167. 映画じゃなくてもよいレベルかなと思いました。 【海牛大夫】さん [地上波(邦画)] 5点(2011-01-08 23:34:14)(良:1票) 166.《ネタバレ》 原作を読んだ時から思っていたんですけど。 隣に引っ越してきた「花岡靖子」がデブでブスな中年女だったら、石神はここまで献身したのでしょうか? しないですよね。世の中そんなもんです。 最後の「泣かせてやれ!」って湯川のセリフがなかったのでマイナス点です。 【MILA】さん [地上波(邦画)] 4点(2011-01-08 21:40:14)(良:1票) 165.《ネタバレ》 妻のレコメンドで観てみました。うーん。何で邦画は(お金も掛かり有名俳優を起用した作品は特に)こうもテレビっぽいのでしょう。福山の大げさなキャラ立て、狂言回しとしても実際にも映画に何一つ貢献しない柴崎コウ、警察組織の胸元についている嘘くさいステッカーなど、芸術性の無さにがっくりしてしまいます。それはさておき本題ですが、ままあといったところでしょうか。私は犯人究明よりも堤真一がいかに松雪泰子に救われるに至り、身代わりとなることを決意したのかに興味が湧きました。ラストで2人の出会いがフラッシュバックされ、松雪泰子の登場で堤真一の完全な献身が断ち切られるのは出色の出来でした。ただ、福山が真相を究明できるのか・できないのかについてはまったく関心が湧かなかったですねぇ。彼は各種の犯行(殺人)の道徳的是非には興味がなく、真実を追究するために警察の手伝いをしているようですが、 福山は愛を知った堤真一への嫉妬から真相を暴いたように感じたのは、穿った見方ですかね。本作で最も不幸なのは惨殺されたうえに身の上ひとつ顧みられないホームレスですが、論理的でないとうそぶき愛という主題に取り組むことすらしない福山はそれに次いでいるのではないでしょうか。 【さめがい】さん [DVD(邦画)] 5点(2010-12-26 01:09:32)(良:1票) 164.《ネタバレ》 確かに面白いプロットでした。2日の夜に何をしていましたかと問われて、実際に母子で映画を見ていたならば、真実を疑われることもなく証言できますからね。堤さんも好演でした。但し、この映画の最大の欠点は、果たして石神さんは第二の殺人を犯す必要があったのだろうか、という点です。石神さんのアリバイ工作のためには第一の殺人の遺体が簡単に見つかってはいけないわけで、それゆえ死体を巧妙に隠しました。ならばそれで終わりではないのでしょうか。富樫はホームレス同然でしかも多額の借金を抱えて逃げ回っていたわけで、そういう男が消えてしまったからといって誰も捜索願などは出さないし、警察も死体がでなければ捜査を始めないでしょう。現に警察が殺人事件として捜査を開始したのは死体があったからです。石神さんが母子に恩を売りたかったのであれば、何も第二の殺人など犯さずにに、富樫の死体の隠滅をすれば目的は達せられたはずです。この点は映画が封切られた際に指摘はなかったのでしょうか? 【キムリン】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2009-12-30 16:03:32)(良:1票) 163.《ネタバレ》 初見の印象はすごくよく、傑作だなぁと思ったが、二回目は雪山のシーンが無駄に長いのと、内海と湯川が映画の雰囲気からずれている(ドラマっぽい)のが気になった。それから真相の明かされ方がかなり地味で、バーンという派手さはむしろ不要にしても、少しインパクトに欠けた。 とはいうものの、トリックやグッと来るシーンなど、全体としてはかなり楽しめた。原作の力かな。原作の良さを生かすなら柴崎コウのキャスティングは疑問(一般に男を女に変えてキャスティングする手法はよく使われるがその手法には疑問を感じる)。 【ホシ】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-05-20 23:59:42)(良:1票) 162.《ネタバレ》 たしかに感動的でものすごい献身であり、またミステリーという特殊なジャンルにおいては一般的な倫理性を求めることはちがうとしても、石神のしたことは隣人の大きなお世話だったんじゃないかとちょっと思う。 ささいなことでも人と人とが関わることって、かならず双方向であり一方的な関わりはあり得ない。たとえばテニスのラリーのように、どんなに不器用でもプレイヤーであることからは免れなくて、ゲームに無関係な観客にはなり得ない。花岡家族にとって石神は“プレイヤー”だが、石神自身は花岡家族に対して“観客”のつもりだった。そのズレがこの映画の感動的なところでもあり、同時に歯がゆいところでもある。 【michell】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-04-24 21:08:48)(良:1票) 161.《ネタバレ》 数学・物理好きで元山岳部なんだからこりゃ見るしかないでしょ、とドラマ未見・原作未読で鑑賞。 まあ多少変なシーン(おそらくドラマ由来)はあるが、総じて楽しめた。 もうちょっと「天才同士の対決」をフォーカスしてもよかった気がするが。 (あ、私は普通にネタとして楽しみましたが、あれを真に取られると困るので注記すると、数学者も物理学者もあんな風に「論理的でない」とか言いませんから。 物理の理論を見つけるのは普通に「直観」に依拠しますし、数学の解法もしかりです。むしろそういう学者は論理の適用範囲の限界を分かっているので) 山のシーンは無駄。むしろ心理的部分をもっと深めていい。 あと、「安易に人を殺すのに興ざめ」という否定的レビューが散見されたが、「殺した人間の咎」という側が今回のスポットだし、人を殺すことがそこまでよくないことである(殺される側がかわいそうである)からこそ、殺した側はますます重い十字架を背負うのであり、だから別に問題ないと思う。 【θ】さん [DVD(邦画)] 9点(2009-04-01 23:42:13)(良:1票) 160.原作既読+ドラマはたまに見ていた程度で飛行機で鑑賞しました。冒頭の爆破と実験シーンで「ああ、テレビの延長なのね」と思いましたが、本編が始まれば、もう別の「映画」になってました。全体を通してみて、堤&松雪がつくる「映画」の世界と、福山&柴咲の「テレビ」の世界が最後までかみ合っていなかったように感じて、うまく物語に入れませんでした。ただ、過酷なシチュエーションを感情移入を廃して淡々と描く東野作品の雰囲気はうまく出せていたのではないかなと思います。ベタベタになりそうなところをうまくコントロールしていたのでは。それだけに、二つの世界の不整合が残念。他のベストセラー原作邦画のように、いっそのこと別モノにしたほうがよかったんじゃないのかなあ・・・。 【ころりさん】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2009-03-31 13:28:25)(良:1票) 159.《ネタバレ》 これは驚きました。TVドラマのスケールアップ版などではなく見ごたえのある「一本の映画」に仕上がっています。堤真一の濃密な演技が全体を引っ張っていますが、そこに絡む福山雅治のドラマでのキャラ作りが生かされた良い意味での「軽さ」がまさに黄金比のバランスを保っており他にはない独特の雰囲気を醸し出していました。柴咲コウは一見存在感皆無ですが、観ていて疑問に思ったことを湯川に代弁してくれるので助かりました。気になったのはダンカンの胡散臭さと石神が自殺を考えるほど生きることに絶望していたようには見えなかったことくらいか。 【8bit】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-12-01 19:38:37)(良:1票) 158.《ネタバレ》 泣けた~。特に娘がしのび泣くシーン。孤独はやっぱりしんどい。生きてる事に虚無感を感じた人を救えるのは誰かとのかかわりでしかない。家族、親、友人、会社の同僚、そしてそれは例えば、なんのかかわりもなかった隣人だったりする。そんなつながりののなかで人は心を維持していけるのかもしれない。孤独を理解している数学者がふれた隣人とのかかわりは、隣人にとっては大した事でなくても、彼にとっては、生きてる喜びを感じれた救いだったわけだ。なんて思ってしまった。それにしても、東野は女性につくす男を描くのが好きだな~ 【なにわ君】さん [映画館(邦画)] 10点(2008-11-16 23:33:32)(良:1票) 157.《ネタバレ》 原作未読、TV未見で観賞しましたが、楽しめました。松雪泰子は薄幸な母親に見事にハマっていたし、石神役の堤真一も抑えた感情表現で天才数学者を表現していて好演でした。本編との絡みのないクルーザーを爆破するくらいなら、石神の背景をどこかで少し見せて欲しかった。冒頭での爆破シーンは、ハリウッド映画の常套手段だが、今作の場合静かな印象の本編に対して変に浮いていた。福山雅治のお芝居はなんというか相棒の水谷豊とダブってしまい、キャラ作り過ぎで気になりました。言葉は悪いけどTV的な感じ。とはいえ、全体的には脚本がしっかりしていて、うまくまとまっていたと思います。改めて原作を読んでみたい作品です。ラストの私なりの解釈は、すべて計算通りだった石神の筋書きが「一緒に償います」という一言で覆されてしまった絶望。でも、そんな形でしか愛情を表現できない石神が、おそらく初めて触れた人の体温なのでしょう。 【ポテサラ頂戴】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-10-07 06:25:10)(良:1票) 156.《ネタバレ》 二回視聴。最初観た時非常に面白かった印象があったので再度見直してみました。話の筋自体は何となく覚えていたので演技とか小道具とか細部にも注意を向けることができました。 宮崎駿さんが言うのには、特異なキャラが登場するのがエンターテイメント(トトロみたいなやつ)、誰にでも起きうる物語を文学作品(例として火垂るの墓)と分類できるそうな。すると、この作品はエンターテイメント的な犯罪捜査と文学的な犯人、犯罪で構成されていると思われます。そのことをよく理解した演技の役者陣はさすがというか、このメンバーのレベルなら当たり前になりますか。 ただ、見ている間ずっと疑問だったのが、このトリックが意味があるのは本物の死体が発見されない場合だけなのに、死体が発見されなければ偽装工作としての殺人も必要がないわけです。つまり、偽装工作の殺人にはまったく意味がなく、推理小説の素材としての意味しかないわけです。これをどう考えるのか。リアリティがないと否定するのか、想定外で面白かったと肯定するのか。 まあ、こんな原作の在り方もあると見聞が広がった感じで私は嫌いじゃございません。 【たこのす】さん [地上波(邦画)] 8点(2024-05-09 11:59:38) 155.全てがTVドラマ的な作りだと感じました。キャラ設定が作り物めいています。演技も稚拙。 冒頭の松雪泰子のダメさかげんにげんなりしましたが、その後はたいした技術が必要とされないシーンばかりで、不自然さは感じなくなりました。この人だけではなく、概ね俳優陣には、皆 演技力を期待せずに作られているように見えました。 私は俳優ついてほとんど興味がないのですが、かつて「そして、父になる」での福山雅治の演技に感心したことがあります。なのに、この現実感のない平板さは何なのでしょう。キャラ設定に問題があるんだから演技もそれなりですとゴリ押しされている気もしました。 トリックには感心しましたが、映画のプロットとしては単純すぎるのではという物足りなさも感じました。 原作はどうなっているのでしょう?。これだけでは小説として成り立たないのではと思います。ちょっと調べてみようかなと。…、と皆さんのコメントを読む限りでは読む価値ないのかな?。 【傲霜】さん [地上波(邦画)] 6点(2024-03-31 09:25:16) 154.《ネタバレ》 福山主演の映画の中で一番成功し、面白かった映画ではないだろうか?(2023年3月時点で) ガリレオシリーズの第1弾でもあり、気合が入ってたのかな。 福山も若くてかっこいい。 しかし演技は脇役の堤真一が上だった。未亡人の松雪泰子も奇麗だった。 演者もさることながら、脚本、ストーリーが秀逸だった。 堤が演じる数学教師のアリバイ工作に脱帽です。 共犯者だった松雪さえも最後に騙す手法、アリバイの問題にように見せて、実は日時の問題とは。 ラストの主題歌もよかった。 【キャメル】さん [DVD(邦画)] 9点(2023-03-30 02:26:01) 153.《ネタバレ》 多くの人が指摘しているように原作の石神に比べて、堤真一は二枚目過ぎてミスキャストじゃないかと思いましたが、なかなかどうして、風采の上がらない数学教師役をよく演じていて、最後の慟哭は心に響きました。福山の役は少し軽薄すぎる感もあるのだけれども、堤真一との対比という面では、いい味になってたと思うし。お話、ロケーションともに、かなり原作を忠実に再現していて、それだけでも好印象。万が一にも起こらないような、悪魔的な条件の符合によって、狂気が発動してしまうような作品が大好物です(本作では、隣の親子が事故で人を殺してしまったところに、たまたま、壁越しに、不器用な天才数学者が居合わせてしまう)。一度しかない人生の数奇な命運を感じて、心が揺り動かされるのですよね。石神による被害者があまりにワンノブモブキャラであるがために、1モブキャラだから殺していいのかという道義的な側面で問題がある点も、複雑な余韻を残すという面で面白く、斬新だとさえ思えてしまうのですよね。 【camuson】さん [インターネット(字幕)] 8点(2023-02-10 17:41:18) 152.読了後視聴。人は愛する人を守る為にここまで出来るのだろうか。 【TERU】さん [インターネット(邦画)] 7点(2022-09-18 20:02:44) 151.《ネタバレ》 石神が無関係の男を殺したシーン、普通そんなに人を殺せます?? いくら好きな人を守るからといって、おかしくない? 石神の心理について考えてみました。 石神は靖子に惚れていた。でも彼は人とのコミュニケーションが下手で、 お店とかで彼女から話しかけられてもロクに返事する事すら出来ない。 石神は物語中無表情だった。それは内に秘めた彼女への思いの裏返しの暗示で、 内部にはふつふつと思いをため込んでいたに違いない。 石神は靖子の部屋を盗聴していた。彼女に湧き上がる思いから始めた行為だが、 結果として隣室で起こった殺人事件を把握する事になった。そして、その事件で 彼女を助けるという「大義名分」で靖子と話が出来る方法を天才石神は思いついた! 事件の隠蔽方法を指示する事で彼女と話が出来る!と考えた(に違いない) 靖子が殺した男を海に捨てる方法では、彼女と話をする大義名分が生じないので、 石神の中ではその方法は排除されたのではないか? 彼女と話(隠蔽の指示)をしたい欲望に目がくらみ無実の男をして殺しめるに至った。 と推測してみました。 また、今回アリバイ作りで石神は自分の別の欲求も満たしていると思います。 彼女に言い寄る男への脅迫文、靖子への脅迫文。いずれもアリバイを装った自身の本音の発露。 普通に脅迫文にすると靖子に嫌われるのは石神もさすがにわかるので、 アリバイとこれ幸いに自身のどす黒い本音をぶつける事が出来た快感を味わえたのではないか。 盗聴もアリバイ工作に利用した。 もしかして石神が無実の男を殺したのも、靖子に近づく男たちの代表?として日頃の恨み?を 晴らす生贄の意味もあったのか?とも考えるのは考え過ぎか? 【S.O】さん [インターネット(邦画)] 7点(2022-08-23 00:16:31) 150.《ネタバレ》 見ている間はそれなりに面白い。でも軽い。もう少しなんだがなあ。 【にけ】さん [映画館(邦画)] 6点(2019-01-23 16:45:54)
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