みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
14.《ネタバレ》 思ったより悪くなかった。 あくまで思ったよりやけどね。 なにが悪いってナレーションによる説明が多すぎる。 役者の表情や演出でもっと話を進めてほしい。 昨今の観客は舐められているのか? アクションはなかなか。 ただワイヤーやCG、スローモーションの多用はいただけない。 いずな落としはファンサービスのつもりだったのかもしれないけど別にいらない。 そもそもカムイ伝無しにカムイ外伝は存在することはできないというちょっと偏った立場なのでどうしても点数は低く付けざるえない。 【CBパークビュー】さん [DVD(邦画)] 4点(2010-10-17 20:23:22) 13.《ネタバレ》 原作は救いのない物語。人の命は畜生並み。非人が忍者になり、自由を求めて抜け忍に。カムイに関わったせいで、愛するものどころか、島民全員が殺されてしまう(原作では半兵衛一家のみ)。半兵衛は二度救ったし、サヤカからは初めて愛される経験をしたのに。 全体を通じてムラがある。良い部分とそうでない部分のギャップが著しい。 漁民の生活などリアルだが、バカ殿とバカ奥方などはまるでギャグ。 半兵衛の豪快で開け広げなキャラは良く描けているが、カムイのキャラはブレがある。地獄を見てきた人間の重厚さ、悲哀、氷のような心が描かれていない。感情を露わにしすぎるのだ。抜け忍になった経緯も不明で感情移入できない。眼光鋭く、孤独で影のある役者でないと務まらない。スルガはカムイより悲惨な運命を背負う。演技に難あり。 凄惨な物語を救うのは、胸をすくような超人的痛快忍者アクション。みんなこれを期待して観るのだ。これがハチ切れていない。アクションの見せ方が上手くない。低予算のためCG丸出し、ワイヤー丸出しは許すとしても、カメラアングルや構図、カット割りが凡庸。タメが出来ておらず、場面が流れてしまう。スローモーションはここぞという場面で使ってこそ効果的。マトリックスもどきは恥ずかしい。前半の戦闘シーンはまだ見どころもあったが、不動との最終対決は全くだめ。記憶に残らない。美的センスが無い。 冒頭、原作の劇画で生い立ちを説明するが、安易すぎる。あくまで写実で見せるべき。劇画と写実では世界が違うのだから、別の世界を描ききる覚悟が欲しい。原作を淡々と描くのではなく、伝えたいもの。こだわりたちものを描いてほしい。例えば冒頭のスガルの戦闘シーンで大頭は菅笠を被っていたが、次のシーンでは被っていない。編集が杜撰なのだ。万事がこの調子。やっつけ仕事。こだわっているところが見えない。 人間ドラマが希薄なのも残念。例えばスガルは父が抜け忍となり、父を殺した。なのに自分も命を狙われ、家族も殺されるという。家庭を得たが、追手を恐れている。カムイを何度も殺そうとした。これを掘り下げれば厚みがでる。不動は渡り衆のボスという地位を得ているのに、どうしてイヌになる必要があるのか?密告したところで彼の命は危ういだろう。彼の残忍性が見えてこない。サヤカの月日貝の挿話は良かった。ところで島人全員が飲むまで効かない遅効性の毒は存在するのだろうか? 【よしのぶ】さん [DVD(邦画)] 5点(2010-06-16 03:38:36) 12.臨場感がなかったですねーー。荒々しさとか土臭さとかあんまり感じなかった。小雪も松ケンも佐藤浩市も好きなのに・・・しっくり来なかったです。 【まりんこ】さん [DVD(邦画)] 4点(2010-03-29 21:31:34) 11.子供の頃にアニメの「カムイ外伝」が大好きだったので、自分のような古くからのファンが観ないで誰が観るんだ、ってな気分で滑り込みで劇場へ。うっ、けっこう広い劇場に自分を入れて2人。ここの評価を見ていたので、ある程度は想像していたけど、かなり寒い空気。そして、確かにそんな出来映えだったかも知れません。でも、観て良かった。そもそも原作の忍者同士の戦いからして、有り得ない立ち回りをしているので、仮にCG技術がもっと良くても、そりゃ荒唐無稽には見えるでしょう。自分は変移抜刀霞切りや飯綱落しを実写で見られただけで満足しました。松山ケンイチくんも、アクション俳優じゃないのに、頑張ってアクションしてましたよ。一番大事なカムイの猜疑心の表現は・・・すでに多くの方が指摘されているのでスルー。たまには思い入れだけで観て、弁護したくなるような映画があっても良いだろう。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(邦画)] 6点(2009-11-10 20:39:53) 10.予備知識として原作漫画を読んで鑑賞に行きました。小雪さんは完全にミスキャストですね。必死に生きるための執念や敏捷性を彼女に求めるのは無理でしょう。 宮藤官九郎の脚本でぬるい映画となっています。 【くだごんべ】さん [映画館(邦画)] 3点(2009-10-30 10:58:41) 9.タダ券もらったので行ってみた。この点数みて期待してなかったので、さほど落胆もなく、まあこんなもんかなという印象。CGや内面描写等々は皆さんのおしゃるとり。小林薫とカムイの子役を除いて役者がダメというかミスキャスト。佐藤コウイチと土屋アンナは使い方がオカシイし、伊藤キノコは貫禄無くて、親分って感じじゃないし、小雪も松山ケンイチも結構演技がヘタだなあという印象。小雪は過去を背負って猟師町で強く生きる女って感じが全然しないし、松山ケンイチは顔も体もドンクサイというかシャープさがなくて忍者って感じじゃないしセリフも棒読み。デスノートやゼニゲバ見たときは結構いい役者だなと思ったんだが、要は役に合っていなかったのかな。どうせならカムイは柴咲コウあたりにしてしまった方がよかったんじゃないの?って思うが・・・。 【東京50km圏道路地図】さん [映画館(邦画)] 4点(2009-10-19 01:29:04) 8.説明的な語りや、不自然なアクションのたび現実に引き戻されそうになった。重力どこいった的な跳び方をされてしまうと、実際にそうしているように見えないため「すごい!」と思えず。 だけど、スローでの水滴などはきれいだったし、松山ケンイチのしなやかに動く肉体も見ごたえがあった。誰にも感情移入できないまま、観終わってしまったのは残念。 【kaki】さん [映画館(邦画)] 6点(2009-10-04 21:32:29) 7.私はリアルタイムで「カムイ伝」「カムイ外伝」を貪るように読んでいました。この映画を見ての感想は、よくぞ映画化してくれた、という素直な喜びでした。ひと昔前の実写映画は糸で吊っていたり、それと判る合成だったりして、映像表現にがっかりしたものです。もちろん今の技術も所詮作り物と判るのですが、でも私にとっては十分なレベルの満足感がありました。白土三平の描く無慈悲に満ちたリアリズムが欠けてはいますが、松山ケンイチという得難い俳優を配したことで、私は楽しく鑑賞できました。これを機に、白土三平の作品群が映画やテレビにどんどん取り上げられてくれれば、と切に願います。 【ジャッカルの目】さん [映画館(邦画)] 7点(2009-10-01 00:52:48) 6.原作既読。カムイの説明のような序盤はアッチ行ったりコッチ行ったり過去に行ったり主観が変わったりで、編集やカット割りが物凄く悪いため観ていて疲れましたね。島に行った辺りからようやく落ち着いて話が進んでいきますが、今度はキャラクターが何をしたいのか、後々「あ~そうだったのか」と思わせる行動原理がさっぱり無く説明もないのでワケがわからない。あと数カットでも入れておけ、と思われるシーンが多かったな。馬の脚の秘密とかね。もう脚本が悪いのか演出力の無さなのか想像力が無いのか時間制限アリだったせいなのか分かりませんね。 あと海のシーンが多いがほとんどがお粗末な出来でガッカリ。スローで躍動感の無い忍術関係も含め、CGは出始めの頃のレベル。「おっ」と思わせたのがカムイの中段回し蹴りでポッキリ折れた追忍だけ(でもアレはCGではなく人形と役者だそうです。ようは発想力なんでしょうね)。あの出来で「最新のVFX」と誇らしげに言ってましたが、もう言葉が出ませんね。アントニオ・猪木なら間違いなく「お前はそれでいいや!」と言うでしょう。 松本と小雪はスルーして、他は昔の日本人のように濃そうな人たち、ロケ地や美術、衣装などお金をかけた甲斐があって雰囲気だけは良かっただけに残念でした。 【ロカホリ】さん [映画館(邦画)] 3点(2009-09-30 22:00:42) 5. 原作のファンなので見ました。ストーリーが悪いとは思わなかったけれど、映画の作りが雑な感じがしました。CGもあきれるほど貧弱でちょっとしらける感じです。そんな中、主演の松山ケンイチも頑張っていますし、伊藤英明も妙な役ながらいい味を出していました。やっぱり演出が悪いのかな。 【海牛大夫】さん [映画館(邦画)] 4点(2009-09-26 18:02:19) 4.《ネタバレ》 皆さんも書いてらっしゃいますがひたすらカムイが逃げるというだけの映画です。そこに主たるドラマはありません。辛抱強く観ているうちにどうやら終わりが近づいてきている悪い予感がして「まさか」と思っているうちに本当に終わりました。しかもいかにもパート2を匂わせるような終わり方で解決してない要素を残したまま。あまりにもムニバス的に話が分散するのでひょっとするとこの映画の主題にとって主たるストーリーは重要ではなく、繰り返し強調される忍びの世界の無情さや非情さとその対極にある普通の生活をイメージとして表現したかっただけなのかなとも思いました。豪華な脇役達を惜しげもなく殺してしまう決意があるならもう少し映画そのものの方向性をはっきりと決めたら良かったのではないかと思います。 【ことひき】さん [映画館(邦画)] 3点(2009-09-24 15:24:12) 3.《ネタバレ》 どうもキャストに違和感を覚えてしまう映画でした。コミックの「カムイ伝」は未読なのですが、冒頭にあった漫画の絵の描写からイメージするカムイは、松山ケンイチよりもっと若々しくて眼光鋭い若者という感じだったのですが、松山ケンイチはどこかカムイとして見れませんでした。(かといって他にキャストが思い当たるかと言われれば誰も思いつかなかったんですが) そもそも「外伝」ということで、原作未読でも楽しめるような無難な内容にはなっていたと思います。ですが作品通して観客に伝わるのは、カムイの人生の虚しさだけ。彼が行くところには血が流れ、交わりを持とうとする人は殺され、放浪の旅を続けるのみ・・・。原作ではその後なんらかの答えが得られるのでしょうか??外伝だけでは大変空虚な作品に思えました。 そうなるとあとの見所はアクションシーン。こっちも、忍術を使うキャラクターという設定上CGが必須になってきますが、実はこないだトランス・フォーマー・リベンジを観たばかりで、CGとしては種類がまた違うのですが、物足りなさはどうしても感じてしまいました。 個人的に現在のレベルの邦画に求めるものは、アクションでもなく、コメディでもなく、ドラマです。どこまでも人間くさいドラマです。邦画ではそのジャンルが一番面白い気がします。後のものはハリウッドの物まね的な感じがどうしても安っぽく感じてしまうので。 大作ドラマ、来たれ。 【TANTO】さん [映画館(邦画)] 5点(2009-09-24 11:26:59) 2.なんとも感想をどう表現して良いのかわからない作品ですね。 捻りがなさ過ぎというか、ホントにアクションムービーなんですよ。VFX?しらんけど、CGとかふんだんに使われてはいますが、どこが良い!とかどこが悪い!っていう点が、なさすぎ。 っていうか、このホンならクドカンである必要あったんですかね? 時代劇とクドカンの相性が悪いのか? 崔監督とクドカンの相性が悪いのか? たぶん、後者なんでしょうけど。 あんまりベテランというか、大御所と組んでもクドカンは駄目なのかも。 三池監督の「ゼブラーマン」も、「GO」や「ピンポン」のホン書いた人とは思えない感じだったし。 【バニーボーイ】さん [映画館(邦画)] 5点(2009-09-21 20:31:13) 1.崔洋一本来の、対象に一定の距離を置いた乾いたハードボイルドタッチでこそ活きる題材のはずだが、夢の場面等にみられる内面描写は脚本の甘さに引きずられた結果か。中盤からの沖縄風の舞台は、その汎アジア的主題の連関がいかにも崔洋一的で面白いが、脚本がどうもよろしくない。単なる二重説明でしかない饒舌なナレーションに、饒舌なモノローグはことごとく余計な上、人物造型もまた陳腐の極み。藩主役のエキセントリックな狂気演技など従来の時代劇通りのステレオタイプである。ゆえに、時代・社会全体が含み持つ狂気が浮かび上がらない。忍者アクションに関しては、終盤の役者の体技を駆使した剣戟や走りは素晴らしい一方、皮肉にもCGを援用したアクロバティックシーンはアニメ映画『カムイの剣』(1985)のスピード感とアイデアに溢れたアクション演出に及びもしない。サプライズ頼みの鮫のCGなども用方を間違えているとしか思えず、無駄なスローモーションもまたことごとく緊迫感を削いでしまっているように思う。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 4点(2009-09-20 23:06:40)
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