みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
149.タバコ呑みのタバコ呑みによるタバコ呑みのためにあるような映画。名作です。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-03-19 21:42:27) 148.《ネタバレ》 ストーリーに一本の太い幹があるわけではなく、幾つかのエピソードによってできたオムニバス形式の映画。 起承転結のはっきりした盛り上がりのある映画ではないので、ちょっと苦手なタイプ。 でも、人間が立体的に描かれて体温を感じるような映画になっている。 人間はウソをつかずには生きていけない生き物だ。 ちょっとした見栄でついついてしまうものや、相手を思いやってのものなど、種類はさまざま。 ウソがキーワードになっていて、人と人とが触れ合いぶつかる中で、裏側にある隠れたものが見えるたびに、その人の人生が感じられる。 ブルックリン版「人間交差点」のよう。 ラストのオーギーとポールの会話は、言葉の裏にあるものが深くて、最初は意味が汲み取れなかった。 お婆さんとオーギーがお互いウソだとわかっていながらの交流は、温かくてほろ苦くてなんだか胸に迫る。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 7点(2013-07-06 22:52:52) 147.《ネタバレ》 日米合作で作られただけあり、日本人にも好まれそうなブルックリンの下町人情劇。ポール・オースターの作家性をここまで見事に映像で表現できたのも、ウェイン・ワン監督の繊細で情感豊かな演出と、ハーヴェイ・カイテルをはじめとする演者たちの素晴らしい演技があってこそ。些細な偶然の積み重ねが、やがて〈運命〉という形をとって人生に巡ってくる。自分が選択し決定した行動は、当然の帰結として、良くも悪くも自分に跳ね返ってくる。そんな人生訓がさりげなく散りばめられており、下町の煙草屋を舞台に、多種多様な登場人物たちのドラマが煙のように立ち昇っては消えてゆく。久し振りの観賞だが、以前観た時よりも感動できたのは、自分も少しは大人になったからかもしれない。姉妹編の『ブルー・イン・ザ・フェイス』もオススメ。 【フライボーイ】さん [DVD(吹替)] 9点(2013-04-03 08:58:24) 146.昔恵比寿で見たのを思い出しました。いい作品です! 【HRM36】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-11-05 15:54:54) 145.《ネタバレ》 嘘をつき通すというのは実は結構しんどい、孤独な重みがある。嘘を共有してくれるというのは、真実を明かすのと同じく、その重みを煙のように昇華してくれる。嘘をつくのが上手い人は嘘を見分けるのも上手い。ジャンキーの娘の虚勢を張った嘘もオーギーにはお見通しだった。なんと優しい映画だろうか。 【長谷川アーリオ・オーリオ】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-03-15 01:11:11) 144.シブイ!優しい!クール!アツい!全て詰まった男の映画!でも女性が見てもほんわかすると思います。 【460】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-02-16 20:13:03) 143.「煙の向こうに人生が・・・」というキャッチフレーズが似合いそうな作品。 一応章仕立てにはなっているんだけど、これはあまり関係なく、 主人公の経営するタバコ屋を中心にした、数々のエピソードでお話を展開させていく構成。 人情劇でありながらも、ベタベタ演出などはいっさいなく、 大人の鑑賞に耐えられる作品に仕上がっております。 地味な内容にも拘らず、妙にほっくりとさせてくれる佳作。 【MAHITO】さん [地上波(字幕)] 5点(2011-09-03 12:03:47) 142.いろんな理屈は抜きにして、見終わったあとに「あー、いい話だったなあ」と、幸せな気分になれる映画でした。年に一度くらい見たくなるので、めったに買うことがないセルDVD、購入しました。 【ramo】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-07-02 23:15:32) 141.《ネタバレ》 雰囲気だけの地味な映画で、非常に退屈。味や雰囲気だけを楽しむにしても、最後のモノクロ映像は蛇足で、すべてを台無しにしていると感じた。語りだけで表現し、想像する余地のあった部分を、まるっきりそのまま、わざわざ映像にする意味がわからない。 【ブラック武藤】さん [DVD(字幕)] 4点(2011-01-09 13:35:58) 140.《ネタバレ》 生きるということはタフなこと。若い頃は無茶もするし、心に傷を負い、大切なものを失うこともある。片目や片腕は人生で喪失したものの象徴だ。四千枚もの街角の定点写真は時間の象徴であり、あっという間に過ぎていったと感じられるものだが、じっくりと見返せば見えてくるものがある。人生をそんなに急がないで、時には煙草一服くゆらしながら、休憩してゆきなさい、という趣旨の映画。◆完璧な人生など無い。作家は最愛の妻を失っているし、黒人少年には両親がいないし、煙草屋は恋人と別れた心の傷を持つ。正直だけで生きられたら良いが、実際の人生はそうはいかず、時には嘘をついて相手を煙に巻くことも必要だ。嘘にも種類がある。自分の利益のために相手を騙す嘘、世間を乗り切るための処世術としての嘘、相手を思いやっての優しい嘘。害にもなれば薬にもなる。煙草も似たようなものだろうか。◆作家は生きる気力を失くしていたが、少年との関わり合いで世間との関わりを持つようになり、煙草屋の体験談を元に、作家として復帰する。少年は嘘の名人だったが、作家と出会い、作家に父のような感情を持ち、まじめに働くようになり、遂には実父との再会を果たす。煙草屋は、元恋人と再会し、実の?娘と会い、過去のわだかまりを捨てて、お金を渡す。が、小説のようにうまく収まったわけではない。作家の妻の喪失感は消えることは無いだろうし、少年と実父との関係もぎくしゃくしたままで、煙草屋の娘は悲惨な運命が待っていることが予想される。それでも一歩一歩、毎日を刻んでゆかなければならない。お互いに心を開けば、街角の交差点にように人生が交差し、物語が生まれる。素晴らしいことだ。◆最後のモノクロ場面は、作家の書いたクリスマス・ストーリーの映像化であり、回顧場面では無い。作家は煙草屋の語りがあまりに出来過ぎていたので、嘘と断じたようだが、真相は不明だ。煙草屋の「秘密を分かち合えないで友達とは言えない」の科白から推せば、真実と思われるが、何が真実かは重要では無い。真実と嘘の間には少しの違いしか無い。人生は重いが、同時に煙草の煙のように軽い。長く生きているとそういうことも分ってくる。そういうことをしみじみと感じさせてくれる大人の映画である。◆全員が煙草を吸うのは演出過多。自動車工が高価な葉巻を吸うだろうか?17歳に煙草を吸わせるのも疑問。娘に救いが無さすぎる。 【よしのぶ】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-12-10 18:45:13) 139.ポール・オースター書き下ろしの脚色だけあって、なんと言うか良い意味で小説っぽい映画ですな。それはオーギーはじめ登場人物が、それぞれ丁寧に性格付けされているせいでしょう。NY版下町人情噺というのがピッタリの佳作です。邦画だったら『釣りバカ日誌』みたにシリーズ化させちゃうんだろうな、きっと(『ブルー・イン・ザ・フェイス』はありますけど)。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-06-26 00:55:03) 138.う~ん… 味はありますね。でも、もうちょっと年齢を重ねてからでないとこの映画の良さは完全には理解できないかな? 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-06-05 19:31:45) 137.《ネタバレ》 なんてことない話、起伏があるわけでもなく、淡々といろいろなエピソードが続いていく。しかし見ていてあっという間に時間だけはたってしまう魔術。 見終わって心がきれいになったような気がした。なんでだろう。そんな感じの映画。 【θ】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-03-03 01:38:42) 136.煙草の煙が染みこんだようなハーヴェイカイテル老練の演技がしみじみと香ってくる。難点は一つ一つのエピソードが全体にからんでこず、どうも小ネタの単発のように見えてしまうところ。ただ逆に一つ一つのエピソードの質は高く、ポール・オースターの力量を感じます。彼の小説が好きなら大丈夫。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-11-25 19:26:47) 135.悪い映画じゃないし、物語の進展も雰囲気も嫌いじゃない。 でも、それでも起こるドラマの掴みが弱過ぎると思う。 登場人物の語り口や、掛け合いはいいんですけどね。。。 【ぬーとん】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-10-12 02:35:59) 134.丁寧に作られていて、ゆったりとした雰囲気を味わうことができる。地味な作品ではあるが、そんなに退屈させない。 ただ、さすがに地味すぎたかな… 【Yu】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-08-20 16:17:28) 133.ものすごく味のある映画。なんてことはないのですが素敵です。 【カルーア】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-05-06 17:42:45) 132.派手さはないがものすごく引きつけられる。出てくる人物が皆あたたかくて、とても心が癒された。 【茶畑】さん [地上波(字幕)] 7点(2009-05-04 21:34:47) 131.当時、映画館で観賞し、よく分からなかった。無理も無い、まだ十代でした。あの頃よりは、当然感じるものがあったりして、オーギーがあんまりかっこいいんで、俺も男に生まれて良かったな~なんて思ったり(笑)自分も悲しみを自分なりに消化して、静かに笑い、偏見もあったりするんだけど、受け入れ、その人について考えることが出来る、そんな大人になりたい。まだまだ人生は続くと思われるので、頑張るのさ。ところでこれの続編といわれている「ブルー・イン・ザ・フェイス」はいつになったらDVDになるんでしょう? 観たい、あまりにも観たいです。ジャンルは違えど負けず劣らず、いい作品じゃないですか。関係者様そろそろホントよろしくお願いします。 【マリモ125cc】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-02-16 17:56:05) 130.《ネタバレ》 ひと昔以前にレンタルビデオで見ていたけど、忘れられない映画の一本になっていたのでDVDを購入しての観賞。 ありとあらゆる場面で喫煙シーンが出てくるが、当時見たときは私もヘビースモーカーだったので、画面に誘われて何本も吸いながら観賞した事が懐かしく思い起こされた。 禁煙して3年経った今は、あの気持ち良さそうに吐き出される青い煙が『我慢すると身体に毒だよ』って誘いかけてくる。 にしても、当時この映画を劇場で観賞されたスモーカーの輩は、上映中に吸えない辛さがどのくらい大変だったかは容易に想像出来る。 今回改めて気付いた事はアシュレイ・ジャッドがなんとあの娘役だったこと。それと、両親に毒舌吐いて追い出した直後の悲しみを噛み締めた表情はなんだったんだろうか?身籠った子供を堕胎したと言ってたが、ひょっとしたら堕胎せずにちゃんと妊娠したままだったのかもしれないとも思えた。本当は両親に甘えたいくせに、ツッパって生きて来た以上弱みは見せられないから、ハグして欲しいのにわざと早く親を追い出すためにそう言ったのかもしれないとも思えた。 あと、Lostシリーズに出演しているマイケルもこの映画の重要どころで出演してたのですね。若いけどこっちでのほうが上手く演技してるように思えた。 全体的に台詞がとてもおしゃれで、いい雰囲気を醸し出してると思う。 どちらかというと若者や女性ではなく、いろんな経験をして人生にやや疲れ気味のオッチャンたちに優しく語りかける映画ではないかと思う。 【Pea Shan】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-01-11 00:17:03)
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