みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
39.暴力シーンの連続から一転、漢江での膝枕のシーンは泣ける。 女子高生ヨニの泣く演技が秀逸。 愛とは何か?とても考えさせる深い深い作品。 【tonao】さん [DVD(字幕)] 8点(2018-05-12 12:18:53) 38.主人公が最後はお約束通りなんですけどね。暴力的でコミュニケーション能力が低く、それでいて繊細で傷つきやすい主人公をうまく演じていたと思いますね。 みなさん言われているように、フジモンの上位互換で社長は渡辺いっけいクリソツ 切なく救いようのない物語ですけど味わいもある良作だと思います。 【東京ロッキー】さん [インターネット(字幕)] 7点(2018-01-23 17:09:19) 37.《ネタバレ》 暴力的で不器用でそれでいて繊細。 その暴力には楽しさも快感もない、誰かに苦しみを分かって欲しい叫びである。 貧困と格差の固定によって生み出される負の連鎖の中、 サンフンがヨニと出会わなかったら、ここまで変われなかったのだろう。 上手くいけば足を洗えたかもしれない。 もちろん、映画は彼の境遇をしっかり描いていて根っからのワルではないことは分かるが、 現実は一度根付いたイメージを覆すのはあまりにも困難だ。 誰だって悲惨な現実の中、歯を食いしばって生きているで片づけられるだろう。 結局、サンフンは悲劇的な最期を遂げ、 彼に止めを刺すのが最初は大人しかったヨニの弟なのだから皮肉すぎる。 因果応報だがそれで済ませたらいつまでも問題は解決しない。 それでも自分が被害者だったら… ヨニが母を死なせたのがサンフン一味だと分かったら… いつまでも虚しい。 互いの家族が団欒で焼き肉を食べる温かみのある結末と、 不毛な暴力に突き進むヨニの弟の行く末の対比が余韻を残す。 低予算で荒削りを通り越して、汚さすら感じてしまう部分を補い余るエネルギーで圧倒される。 魂の映画。 【Cinecdocke】さん [DVD(字幕)] 8点(2017-11-03 22:59:30) 36.上のあらすじが非常に簡潔で良いね! でも、私には「息もできない」ほどの緊迫さは感じなかった。その理由は・・・。 他のレビュワーさんも仰ってましたが、ヤン・イクチュンがフジモンにしか見えなくて・・・(笑) ほんとに粗暴で迫力のあるチンピラなんだけど、どれだけ殴ったり罵倒したり暴れまわっても、やっぱりフジモンに見えて吹き出してしまった。 でも、演技は凄く良くて引き込まれた。 あと少女役のキム・コッピ(ちょっと多部未華子に似ている)も素晴らしい演技だった。 物語は期待したほど面白くない。キム・ギドクの映画などによくあるキャラ設定だし、先も読めてしまったので。 【ヴレア】さん [DVD(字幕)] 6点(2017-10-24 18:26:52) 35.《ネタバレ》 サンフン。愛されてるじゃん。たくさんの人に愛されてるじゃん。お前の愛はわかりにくくて伝わりにくいんだよ。お前が破滅的な人間なのならもっと早く破滅しないと。多くの人間の心に通うようなマネをしないで。逆に…、家族や仲間との愛に生きることを選んだのなら最後まで愛さないと。息もできなくしてるのはお前自身だけでよかったのに。ヨニの弟への責任も果たせず、暴力が暴力を生み出す構図の頂点にお前がいるよ。 サンフン。孤独な男。雇われヤクザ。今日も暴力ですべてを片付ける。ヨニ。孤独な女子高生。サンフンとの出会いは最低だが、サンフンとヨニは互いの境遇が似ているためか、交流が始まる。そんなサンフンにも姉や甥に対する彼なりの愛情が。刑務所から戻った父を憎みきれず。葛藤する暴力破滅男。原題曰く「糞蝿」。 サンフンのヤクザ事務所に新入りが。ヨニの弟。物語の展開はここから激動する。 主人公のサンフン演じるヤン・イクチョンが監督・脚本・制作・編集。各国で絶賛を受けた本作は本当に殴るし叫ぶし泣く。うるさい。好きな人にはたまらない韓国の傑作。あくまで好きな人にだけたまらない大傑作。 【JF】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-07-29 22:42:59) 34.《ネタバレ》 ヤン・イクチュン。やられました。 荒っぽいけど、ある出来事をキッカケに真人間になっていくが、周りがそうさせてくれない、というよくあるパターンだが、ヤンイクチュンはじめ、役者が良すぎて、ベタにならず非常に良作! 【ドクターペッパー】さん [DVD(字幕)] 9点(2015-01-12 15:22:56) 33.最初観たときは、なんか汚い…と避けていたのだが、久しぶりに全部観てみたら、こんな内容だったのか、と。あとからじんわりと面白さがわかってきた感じ。途中に流れる携帯の着メロがものすごく切なくて、その曲だけ聞きたくて何回か巻き戻したw 【おっちょ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-09-15 18:56:29) 32.《ネタバレ》 今のところ韓国映画で一番 衝撃 【aimihcimuim】さん [DVD(字幕)] 10点(2014-08-03 19:35:35) 31.韓国映画と言えば女優のクオリティが異常に高いイメージなんだけど、ヨニ役の娘さんが普通の女子高生っぽくてリアリティを感じられたのが良かった。 サンフンの方も根っからの悪人じゃなさそうな雰囲気がちゃんと感じられて良かったです。 暴力描写とまずそうな食事シーンが続いて吐き気がしたけど、ラストの焼肉が美味しそうだったので、多少は救われた気分です。 それぞれに悩みを抱えた2人が惹かれ合うのも納得できたし、出来れば2人で幸せになって欲しかったけど、この結末は致し方ないところかも知れませんね。 負の連鎖と受け取れば後味は悪いけど、サンフンの姿を重ね合わせることで、更生の余地もあると思いたいところです。 【もとや】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-05-28 15:24:33) 30.《ネタバレ》 暴力シーンが多く、無茶苦茶な部分有るが、いい映画。引き込まれるストーリー。でもやっぱり最後はこうなったかと後味が辛い。 【竜ヶ沢中段】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-02-26 23:23:36) 29.フィルムノワール。 この言葉の意味はよく知らないが、きっとこれは、韓国のフィルムノワール、のはずだ。きっと。たぶん。そうにちがいない。知らんけど。 以前、バカ売れした韓流映画を観て悪寒が走った。 そんな韓流映画とは一線をかくしている渾身の映画。 伝える気満々で、くどくなるところは表現せず、美しい流れのストーリー。 韓国だろうがアメリカだろうが、いい映画はいい映画。あたりまえのことを教えられた。 ちょっとしんどい描写もあるから、暴力表現に抵抗のある人は観ない方が懸命。 人がいない時間にじっくり時間作って観るべきフィルムノワール。 (フィルムノワールの意味を調べた) 対極だ。ウェットだな。こっちは。うん。 おれ、フィルムノワール嫌いだ。うん。言葉はいみを知らずに吐いてはいかんな。 勉強になった。ありがとうサンソン。 【おでんの卵】さん [DVD(字幕)] 9点(2013-06-23 22:36:55) 28.ほとんどの観客にとって、この世界は非日常でしょう。けれども距離感を感じさせられないのは何故なのか?それは主人公やヒロインのどうしようもない境遇が、多かれ少なかれ見るものすべての共感を得られる種類のものだからなのでしょう。はっきり言って大嫌いです、こういうチンピラ。もしかしたら単なる小心者の偽善者なのかもしれない。でも、受け入れてしまう。彼の中の「良い面」を見つけようとしてしまう。それは何故なのか?作り手の誠意が感じられるからかもしれない。心を動かされるエネルギーを内包した秀作です。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-03-30 21:43:25) 27.あんだけワルのサンフンに感情移入できたという点でとても良い作品だと思う。 【しっぽり】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-06-30 19:34:20) 26.《ネタバレ》 映画としてはかなり良いと思う。 チンピラにはチンピラなりの理由があるんでしょうけどね。 だからといってやられるほうはたまったもんじゃないが。 改心したもギリギリ間に合わず、ですね。自業自得と…。 主人公が辰吉に見えてしょうがなかった。 【虎王】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-05-31 21:00:01) 25.《ネタバレ》 罵倒と暴力のオンパレード。特に主人公が最悪で汚い言葉しか吐かず、気にくわない事があれば見ず知らずの人をとっつかまえて殴る蹴るとやりたい放題。生い立ちが悲惨すぎてそんな性格になってしまった事が分かるんですが、それにしてもひどい。ただ見終わった後何ともいえない感情が押し寄せ泣いてしまった。サンフンは本当可哀相な人間です… 【nyaramero】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-05-08 10:58:16) 24.革新的な内容ではないが、非常によくまとまっていると思う。良質なドラマとしておすすめできる。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-05-03 22:11:42) 23.《ネタバレ》 息もできないというか、息をつかせないというか・・・無音の描写と何か起こりそうな暴力がそれを煽ってる。ただ演出と言葉の選びがいい加減しつこく感じた。もう殴らないと決めたときには、昔の自分を作り出してしまっていたってことか。それはそれでありきたりな感じもするが・・・ 【ラグ】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-04-17 01:09:44) 22.《ネタバレ》 スゴい映画を観てしまったな・・・という印象。 方法は間違えているけど、暴力は彼(サンフン)にとって生きている証し・・・もっと言えば愛情の裏返しだったのではなかろうか・・・と。 だから、殺してやると意気込んで父の所に行った際、自ら命を絶とうとしてグッタリしている父の姿を見た時、何してくれてんだよ、死んだら俺の気持ちのぶつけよう、持って行きようがないだろ・・・てな感じで、背負って病院へ行くという逆の行為へ。 漢江で少女(ヨニ)の膝枕で泣くシーンは、自然と涙してしまいました。 途中『人を殴る野郎は、自分は殴られないと思っている・・・でも痛い目に遭う日がくる、そのサイテーの日が今日で、殴るのもサイテーの奴だ』と言って女を殴っていた男に対して言うセリフがあるが、サンフン自身にその言葉が降りかかってくるのは、甥っ子の学芸会に行く日に訪れるという最大の因果・・・ 終盤、皆が笑顔で焼肉を食べているシーンが暴力ばかりだった此までとの対比で物凄く平和で暖かみを感じました。 悲しいかな、その輪の中にサンフンは居なかったのだけれど・・・ そしてラスト、街中で暴れる弟にサンフンを見てしまうヨニ・・・ その時のヨニの何とも言えない表情が深く印象に残りました。 【ぐうたらパパ】さん [インターネット(字幕)] 8点(2012-01-06 14:29:03) 21.劣悪な家庭環境から発生していくどうしょうもない暴力の連鎖と、それでも他者のぬくもりを求める悲しい人間の性を、遠近を巧みに使い分けたカメラワークによって鋭く切り取っとり、そこで描かれる暴力描写の痛さと哀れさは半端やなかったし、後半はやや予想どおりで国民性である粘着系のしつこさが出て失速してもうたんやけど、暴力が生み出していくどうしょうもない現実っちゅうもんをいやおうなしに突きつけてくれとった。 【幻の『モンスター』】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-12-18 16:22:12) 20.うんざりするほど繰り返される暴力シーンと汚い言葉から、ボロボロに傷ついた魂の叫びが聞こえてくる。 それは、慟哭であり、渇望である。 そんな主人公と出会う少女は「幸福な家庭」と嘘をつきながらも、実は彼と同じ痛みを抱えている。 魂が呼応し合うように惹かれあう彼らは、決してそれぞれの境遇を語り合ったりなどしない。 ただ、意味もなく共に過ごすことで同じ痛みを分かち合う。 漢江の畔で彼は少女の膝枕で涙を流し、彼女は声を殺して優しく泣くシーンでは、そんな二人のむき出しの哀しみに胸を打たれた。 全編に張り詰める緊張感と漲るパッションはとにかく圧倒的で凄みのある映画だった。 そして、これ以上ないくらい純真で優しい物語だった。 【poppo】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2011-09-03 00:22:42)
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