みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
13.《ネタバレ》 井上靖の自伝小説を映画化。母親が息子を捨てるはずない、無二の母子の絆を懐かしく香る昭和日本の風景が優しく包み込みます。目の前にいる息子に気づかずしきりに息子に会いたがる認知症の母を希木樹林が凄みある怪演。 【獅子-平常心】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-03-25 00:20:41) 12.う~ん、不覚にも終盤のオチで、泣かせて頂きました..痴呆症の母親とその家族の、なんでもない日常を描いた平凡な物語だが..長男が幼いころに抱いた母親へのしこり(疑念)が、物語の随所にそれとなく描かれ..後半から、その小さなしこりが、徐々に主題へと変わって行き..断片的に、謎解きのように、長男洪作の目の前で明らかになって行く..「親の心子知らず」とは、よく言ったものです..本作は、それを見事に描ききっています..日本人の気質、文化が見事に表されています..やはり、脚本が上手い!秀逸! 脱帽です..そして、誰もが認める日本を代表する俳優、樹木希林と役所広司..二人の自然な演技に、吸い込まれそうでした..好演です..玄人好みの、高度な演出、邦画ならではのストーリー展開..秀作です、映画ファンなら観るべし... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-01-26 17:01:54) 11.井上靖氏のものは結構好きで読んでたので観賞。原作もあり、脚本も、俳優陣の演技も悪くない(樹木さんの演技の特筆はみな書かれてますね。)、カットにもこだわっているような素場らしい映画なのに、印象が薄い・・・何故。何故か後に残るものが少ない映画の一本になってしまいました。 【min】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-12-21 20:07:38) 10.お手伝いさん(メイドではなく)がいるようなセレブの家庭の話なので、感情移入できるはずもない。と言いつつも、老いて子供に帰って行く母親の気持ちを知る過程は丁寧に描かれており、素晴らしいと思う。 ついでに言えば、樹木希林の演技は凄いの一言に尽きる。どうでもいいことだけど、冒頭の宮崎あおいの中学生姿はちょっと無理があると思うぞ(その後の展開を考えると仕方がないとは思うが)。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-12-16 23:57:21) 9.《ネタバレ》 うちのお婆ちゃんも完全にボケてるからよくわかるが、 ボケ老人の世話は本当に大変だ。とても笑ってられない。 本人に自覚は無いし、誰も悪くないが、なぜあんなになってしまうのだろう・・・ 【虎王】さん [DVD(邦画)] 6点(2012-11-26 14:09:42) 8.《ネタバレ》 画作りがとても気合入っているのがわかって、その映像の綺麗さを堪能するだけでも良かったです。もの凄くブルジョアな一族の物語。正直に言えば感情移入しにくい面もあったのですが、自分の祖母も認知症だったので、八重さんが夜な夜な、ふら~っとどこかに出て行っちゃうのはこちらも経験あり、みんなして捜す光景に共感出来ました。役所広司も熟練の演技を見せてくれていましたが、なんといっても樹木希林ですよ。最初の頃と、物忘れが酷くなっていってからとで顔が全然違う。いやほんと、すごい女優さんだなと驚嘆致しました。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2012-11-15 22:59:51) 7.話がきれい過ぎるので、イマイチ感情移入できませんでした。 【Yoshi】さん [映画館(邦画)] 4点(2012-05-27 22:29:08) 6.《ネタバレ》 もっとシリアスで暗い作品を想像していたが、意外と笑えるシーンもあり、いい意味で観やすい映画だった。とにかく樹木希林の演技を見るだけでも価値がある。ここまで役者の演技に引き込まれたのは久し振りだ(これで日本アカデミー賞を取れなかったら、もう授賞式を見るのやめる)。ところで、主人公一家が裕福な家庭であることに違和感を感じる観客もいるようだが、本作のテーマはそんなところにはないでしょ?それはただの設定であって、じゃあ登場人物が貧乏だったら「良い映画」になるのか?って話。彼らはお金持ちだったから、家族で認知症のおばあちゃんを看ていられたのかもしれない。でも子が親を看るのは当たり前の話で、これが理想の家族の姿だよね。母親は幼い子供の幻影を追い、息子はそんな母親を背におぶる。息子にとって、母親というのはやはり特別な存在なのだ。 【フライボーイ】さん [映画館(邦画)] 8点(2012-05-21 07:29:08) 5.現在日本で女優と呼べる女優は樹木希林くらいでは。 【akila】さん [映画館(邦画)] 9点(2012-05-20 20:52:51) 4.《ネタバレ》 昭和の時代の家族を描いたものだが、映画の善し悪しは見る側によってずいぶん変わると思う。映画は特別大きな出来事が起こるわけでもなく淡々と進んでいく。その日常の会話の中に、家族のそれぞれの思いが込められていて、ちょっと聞き逃すとわからなくなってしまう。それでも物語は進んでいき、映画自体にはついて行けても、微妙な感情がつかみにくくなってしまうのだ。 したがって、映画は見る側の年代や家族や最愛の人を失った経験があるかないかで大きく変わりそう。しかも見ている側は映画と自分の体験を重ねてしまいがちだ。 ま、いろいろ言っても樹木希林の演技が素晴らしいのは誰しも思うところであり、洪作が子どもの頃書いた作文をそらんじる所では涙がとまらない。ところでこの映画、見ているうちちょっとだけ「東京物語」を思い出してしまった。 【ESPERANZA】さん [映画館(邦画)] 8点(2012-05-14 14:35:35) 3.若いころからおばあさんの役をやらせたら天下一品ではあったけれど、ここまでくるともう神の領域、人間国宝にしてもいいような樹木希林さま。「親子の愛の物語」というようなべたーっとしたお涙頂戴いたしますという雰囲気は全く感じさせず、さらりと淡々と進んでいく作風はよかったです。 1960年代の上流の家庭の中で育った3姉妹もとても品があって3人とも素敵でした。でも・・・奥さんはどうしてあんなに大事なことを夫に話さなかったんだろう・・・夫の心の根底にかかわるような重大な事実なのに。瀬川君もまだまだ修行たたりません。まぁ、そういうことはいいのか、映画だから。 【longsleeper21】さん [映画館(邦画)] 7点(2012-05-09 15:46:54) 2.正直気になったことが多かったです。 そのひとつがとにかく説明台詞が多すぎること。 映画の設定を事細かに、物語そのものを俳優の台詞で表現しているシーンがたくさんあります。 原作を読んでいないのではっきりとしたことは言えませんが、これは井上靖の文をそのまま表現したがための弊害だと思います。 主人公の独白なら良いのですが、日常的には言うことがないようなことばで登場人物がやりとりすることに、どうしても違和感があったのです。 もう少し映画ならではの表現で、物語を伝えて欲しかったです。 もうひとつが主人公の境遇です。 映画の設定にとやかく言うのもナンセンスですが、ブルジョアすぎる環境に全く共感を得れませんでした。 作家として大成功をおさめている。 介護をするために金銭的に悩んだり、自分の仕事を省みたりする場面は一切ない。 家族に主人公の娘3人、その妻、妹2人と、母の面倒をみてくれる人物がとても多い。 しかもこれらの描写は原作にはないそうです。 もちろんこの設定が効果的に働いている部分も大いにあります。 この環境だからでこそ、「親と子」の話が際立っていますす。 しかし「いくらなんでも」な恵まれ方は、観る人を選んでしまうと思うのです。 役者の皆さんの演技は素晴らしかった。 特に樹木希林は認知症をわずらい、さらにそれが日に日に悪化していくという難しい役どころ。 もう彼女のこの演技だけでも観る価値があります。 何をやっても面白くて、どうしてもクスクス笑ってしまいます。 それだけでなく、終盤には「症状の悪化」ということまで見事に表現しきってしまう。 見事ということばは足りない、素晴らしい名演でした。 また、香典帳を例に、「日本人は『貸借管理』の精神が根付いている」という洪作のことばが印象的でした。親孝行も、ひとつの「貸し借り」なのでしょうね。 【ヒナタカ】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-05-05 20:14:01) 1.井上靖さんのファンなので拝見しました、とても良かったです。未見の方はぜひ! 【teruhisa】さん [映画館(邦画)] 10点(2012-04-28 13:28:30)
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