みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
57.石田三成「よい戦じゃった!」←お前が言うな! 【Yoshi】さん [映画館(邦画)] 4点(2012-11-30 17:56:43)(良:1票) 56.《ネタバレ》 この垢抜けないお姉ちゃんはダレだっけか?見た事あるような無いような・・・ってエンドクレジットで名前見るまで榮倉奈々だと気付かず。あらら。一方で山口智充が殊のほか良かったですなぁ。どっしりとして力が漲っていて、まるで『三国志』の張飛みたい。総じて「顔」がよく撮れてる映画だったかな。 さて、映画は最初からしばらくがキツいなぁ、という感じ。もうひたすら状況説明。勢力状況とか人物関係とか、とにかく説明に費やすばかりでちっとも映画にノッてゆけないの。のぼうだって、あれ、ただのウザいヤツで(麦踏み妨害したりして)みんなに慕われてる、っていう感じには全然見えない状態でしたし。あの前半部分をもう少しキレイに整理してさっと流してくれたならば、もっと中盤以降が活きたと思うのですけれどもねぇ。 中盤以降はテンポアップし、見せ場もタップリで楽しめるようになります。スペクタクルな要素も盛り込まれ、大作らしいスケール感に溢れて。樋口真嗣共同監督って事で昭和版『日本沈没』のオマージュみたいなシーンがありますが、ちゃんと物語に生きてますし(「直ちに門を開いて避難者を宮城(きゅうじょう)内に入れて下さい!」ってね)。 そのスケールゆえに映像を整理しきれていない感はあります。せっかく対峙する勢力を地理的に映像で分けていたのに途中でイマジナリーライン越えたり各門の地図上の位置と映像とのリンクに半端に拘って逆にワケ判んなくなっちゃってたような気が。後半になるとそれってどの門のハナシ?って感じになっちゃいますからねぇ。 でもまあ今の日本映画の世界で良くやった、という感じで。これだけのものをよく作れたねって、そこは素直に褒めちゃいます。最後にそういう事が本当にあったっていう事を伝えるためには現在のその場所を見せるべきだよねぇ、って思ってたらちゃんと出てきて溜飲が下がる思いでしたし。見せ方はともかくとして(ちょっとクドくて不粋かな)。 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 6点(2012-11-08 20:45:39)(良:1票) 55.《ネタバレ》 楽しかったです。石田三成が率いる2万の関白軍を500の軍勢で迎え撃った地方のお城の奮闘記。その総大将が領民から「のぼう様」と呼ばれる城代で、「でくのぼう」の略らしいです。そう呼ばれるくらいに武張ったところが無く、軍略や折衝に長けているようにも見えない。でも、なぜか領民からは人気がある。彼が取る戦略がメインの見どころでした。 と言っても、戦略と意識してやっていることは少なくて、彼の態度や言動が他者の共感を得て、それが士気を高揚させる。それも、武士だけではなく、領民たちを戦う気にさせる。これは人柄です。 あの時代、「人柄」で人心を掌握した例は他にもあると思いますが、戦国時代劇で武士と農民が一緒に戦う物語を初めて見た気がします。そして、上意下達の命令系統に対して、「人柄」と「共感」が発する力が勝る。それは痛快でした。 「のぼう様」を演じる野村萬斎は、まさに狂言師的なひょうきんさで観客も共感させてくれます。そこに佐藤浩市と山口智充が戦国武将らしくバランスを取る。榮倉奈々はラブコメ要員かな。成宮クンだけがどうしても戦国の武士に見えず、浮いていて可哀想でした。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(邦画)] 7点(2012-11-05 23:16:07)(良:1票) 54.《ネタバレ》 笑いあり涙ありスペクタクルありの、盛りだくさん歴史エンターテイメントという感じでお腹いっぱいです。 野村萬斎の魅力が爆発ですね。他のキャストはもう考えられない!というくらい魅力的なのぼう様でした。丹波も和泉もはまり役ですね。難を言えば甲斐姫はあまり魅力的ではなかった……姫と靱負のあのシーンもなかったしね。あとひとつ気にかかったのが、秀吉の入浴シーン。一緒に露店風呂に入ってる女性たちがみんな震えてるのに違和感感じました。きゃっきゃ遊びながらも軍略を練られる秀吉、というイメージだったのだけど、なんかあの雰囲気では吉継入りにくいんじゃないでしょうか。もうちょっと秀吉は粋な感じだと思うのだけど、甲斐姫の運命を重ねてああなっているのかな。 【kiryu】さん [映画館(邦画)] 8点(2012-11-04 22:58:09)(良:1票) 53.《ネタバレ》 でくのぼうにあやかり「のぼう様」と呼ばれる成田長親(忍城城主の従兄弟)が、城主不在時に石田三成勢に攻められるも、農民を味方につけて、あっぱれな戦をするという話です。ポテンシャルが高いのに色々と残念なところが多い作品です。素材はとても面白いです。コンピュータグラフィックス、特殊効果も頑張っています。堤防の決壊のシーンなどは素晴らしいです。しかし、演出面、脚本面でアチャーと頭を抱えてしまうところが多かったです。役者の演技力のデコボコ感が半端ないのですよね。軽薄で薄っぺらな色男の役柄を入れたくなるのは分かるのですが、成宮がとにかくへたっぴで。それを補える華や美貌やオーラがあれば良かったのですが・・・華がないのは榮倉奈々にもあてはまります。のぼう様役の野村萬斎も、序盤は演技過剰で、ちょっと見ているのがツラいです。長親が「のぼう」を演じているという劇中構造を考慮に入れても、ちょっと浮きすぎています。昔の「あぐり」の飄々とした演技が良かったので、どうしてこうなっちゃったかなと。終盤はさすがの凄味を見せつけてくれますが。三成役の上地は結構良かったです。冷徹な役がハマっています。山口智充も与えられた役を十分にこなしてます。鈴木保奈美も端役ではありますが、貫禄があり、見直しました。佐藤浩市はさすがです。あと、脚本の問題で、嘘臭すぎるというのがあります。泥まみれの農民が城に上がれるように、のぼうが泥まみれになるとか、農民の子供がおにぎりを渋るシーンとか、必要ないどころか、しつこいと思ってしまいました。その分を、リアリティや深みを与えるために使っていればなぁと。 【camuson】さん [DVD(字幕)] 5点(2023-03-03 19:38:17) 52.《ネタバレ》 原作を読んで、すごく楽しみにしていたシーンがあったんだ。御屋形様が敵方に内通するということがみなに知られて「秘密を知った奴は生かしておけない!」と憤る丹波守に、のぼうが、「大丈夫だよ。みんな御屋形様が好きなんだ。御屋形様の命が危ないと分かれば誰もそんなことを話したりしない。」と諭すところだ。 ところがだよ、この映画じゃ宥めるのが武勇自慢の丹波守なんだ。のぼうのセリフもあるけどおちゃらけにしかなってない。なんだよ、何で変えちゃうんだよ。これじゃまるでのぼうはただの馬鹿じゃないか。何やってんだよ、監督。何出しゃばってるんだよ、佐藤浩市!てめえら、原作読んだのかよ。萬斎、お前分かって演技してんのかよ。信じられないぜ。 この改変によって主人公ののぼうさんは普段は阿保のふりをしているけれど人の心がわかりすぎるほど分かった人物だという表現が失われ、忍城が戦いを選択するのもただ、彼が馬鹿なだけだったとなりました。そこに人情に根差した深い洞察などがある可能性はなくなってしまったのです。 監督は腹切って当然でしょう。佐藤浩市さんはこの出しゃばりでこれからどんなに頑張って演技したとても自分的には大根役者で評価決定です。 【たこのす】さん [地上波(邦画)] 3点(2023-02-18 13:19:51) 51.《ネタバレ》 題材が面白そうなのに勿体ない。茶髪の侍が出てくるので、ライトノベル調の時代劇として見るのも悪くないものの、基本ダラダラしててスピード感がないし演出もチープ。史実通り開城で苦みを含んだハッピーエンドだったが、その解放感はやっと映画が終わるという徒労そのものだった。野村萬斎のキャラクターで何とか持った感じだ。 【Cinecdocke】さん [DVD(邦画)] 4点(2022-03-24 23:11:48) 50.基本的には可もなく不可もない合戦物なんですが、気になる点が3点。 1点はセリフがあまりにも聞き取りづらい事「うんぼらじゃわかー」「おんじゃわらかーー」とか何言ってるのかわからないシーンが多数。 まぁ本筋は追えるので問題ないっちゃないんですが、これ演出でそうしてるんでしょうか?そうじゃなければ音声担当はもうちょっと気を遣うべきだったと思います。 もう1点は(これは原作の問題でもあるんですが)長束正家を無能な悪人に描きすぎな点。まぁわかりやすいキャラ設定ではあるし、なんとなく悪代官イメージがある長束をそれにあてるのはわからなくもないんですが、いやいやちと安直すぎじゃないですかね? 最後の1点は石田三成役が上地である点。一般的な三成のイメージを考えると上地はないんじゃないかと…どうしてこんなキャスティングなのかわかりませんが、最後までどうしても違和感が抜けませんでした。 【あばれて万歳】さん [インターネット(邦画)] 5点(2019-01-08 14:32:12) 49.《ネタバレ》 面白かった。 「忍びの国」で気になった和田竜の原作である。 本作ともども負けはするが、ただでは負けぬ戦模様を題材にすると、とてもいい話を練り上げてくる人のようだ。 のぼうの城側の配役がいい。 のぼうには野村萬斎しか考えられない。 歴戦の勇者は佐藤浩市にふさわしい。平成の三船敏郎といった貫禄がある。 そして山口智充が実にいい。時代劇をやるために生まれてきたような風貌だ。今後の出演作が楽しみだ。 先に本城が落ちて、開城をさせられるラストが、いかにも史実らしくていい。 今後も和田竜時代劇はチェックだな。 【トント】さん [DVD(邦画)] 7点(2018-06-16 15:29:24) 48.《ネタバレ》 戦国時代天下統一目前の豊臣軍石田勢2万に対し 北条軍成田勢3千で城を守りきった忍城の戦いを描く。 主人公の高笑いがいまいち好きになれない。 戦闘もどこか緊張感がなく全体的にダラダラを話が進む。 見どころと思われる田楽踊りのシーンも面白みなし。 駄作。 【Dry-man】さん [DVD(邦画)] 3点(2018-05-05 15:06:47) 47. 野村萬斎を初めて見たのは映画「陰陽師」であり、魑魅魍魎蠢く平安時代という舞台と彼自身が纏う独特の妖しげなオーラの相乗効果で「気色悪ッッッ!!!」という印象を抱いただけに終わりましたが、今作「のぼうの城」では天衣無縫な成田長親のキャラクターと、彼が狂言師として培った独特な声の張り方やオーバーかつひょうきんな動作、コロコロ変わる表情の演技が完璧なまでに噛み合って「やっぱり気色悪ッッッッ!!!!」という印象しか抱けませんでした。田楽踊りのシーンは凄いと思いました。プロってやっぱり凄いわ。この人以外にあのシーンをあそこまでうまく演じられる役者が他にいるのかどうか。同じ狂言師の和泉元彌くらいでしょうか。…どっちも気色悪ッッッッ!!!!! 【あなたのはレビオSir.】さん [DVD(邦画)] 5点(2018-04-18 22:28:03) 46.冒頭から、演出とかテロップの出し方とか、とにかくダサい。 ぐっさんの演技は、大袈裟すぎて違和感ありあり。 田楽踊りの尺が長い長い。。。 ただ史実という事で、その点好奇心から最後まで鑑賞できました。 【はりねずみ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-02-11 17:44:36) 45.犬童監督には期待してなかったけど、2万の軍勢に対して5百とも3千ともいわれる小兵力で戦い最後まで城が落ちなかった史実にまずは興味がそそられる。コメディ調の今風過剰演技に戸惑うがVFX映像はまずまずだし脚色されたストーリーも慣れてくるとそれなりに面白い。勝者が歴史を書きかえてしまうのが世の常だがこの戦の細かい記録が残っていないのが残念。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-10-17 23:32:56) 44.あまり期待せずに見たのだが、素直に楽しめた。なんといってもみなさんが既におっしゃるように野村萬斎演じるのぼう様がハマリ役で、このキャスティングだからこそこののぼう様という人物がとても魅力的に見え、このキャスティングありきの映画のようにも思えるが、本作はそれによって成功している。少数が大群相手に戦うというストーリーが「七人の侍」を思わせているが、冒頭の音楽や劇中の田植えのシーンが「七人の侍」を意識しているのがニヤリとさせられる。それに全体的にコメディタッチで楽しく見られ、それでいて合戦シーンはしっかり迫力のあるアクションに仕上げてあり、そのバランスも絶妙だった。犬童一心監督と樋口真嗣監督の共同監督作品だが、ドラマ部分は犬童監督が、合戦シーンや水攻めシーンといったスペクタクルシーンは樋口監督が担当といった感じがいい。晴れ晴れするようなラストも爽快だった。キャスト陣に石田三成を演じる上地雄輔などバラエティー番組でよく見かける人がチラホラいるが、それも気にならずに見れたのは良かった。しかし、甲斐姫を演じる榮倉奈々だけは背が高すぎるせいか、見ていて少し違和感を感じ、これだけがちょっと気になった。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 7点(2015-09-22 11:00:20) 43.《ネタバレ》 フィクションだろうと御伽噺だろうと構わない。その昔テレビ放送していた【まんが日本昔話】なみに心動かされた。笑ったし驚いたし、ほのぼのしたし感激した。最初こそ男のプライドを立てるための喧嘩だったのに、巻き添え食った領民のために涙流して激怒し復讐になる。しかもその奇襲戦法ときたら、敵の人心をも惹きつける策って…(絶句)。これ最強の戦術でしょう。こんな魅力的なトノ様だったらそりゃあ農民は笑って付き従うし家臣重鎮だって腹決めて付いていくでしょ。従姉妹の姫様だって、惚れた理由の具体的描写は無いけど惚れるのも頷けるってもの。強いフリして怒鳴ってカッコつける男なんぞより、弱さも怒りも涙も剝き出しにして、家臣領民のために闘いぬいたこのトノ様は最高。拍手喝采。スッキリした。『良き戦であった!!』。ただ一言だけ、成宮寛貴さんと榮倉奈々さんは時代劇の演技を研究していただきたい。 【役者の魂】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2015-06-20 16:44:40) 42.《ネタバレ》 のぼうさまの田楽踊りだけが頭から離れなかった。仕事中も、ずっと「おっとと、おっととー」とグルグル頭の中を回っていた。そのおかげで殆ど他のストーリーを覚えていないのだが、石田三成がなぜラストだけ急激に物分りが良い人になっていたのかは謎。 【TINTIN】さん [DVD(邦画)] 6点(2015-06-13 20:56:12) 41.《ネタバレ》 野村萬斎さんの演じる長親、何をするのかわからない魅力満載でした。 勝った負けたを超えた、戦う理由にスポットがあたった面白い作品でした。 上地さんの演技はたしかに気になりましたが、それもまた味かな、と。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-05-17 11:42:11) 40.原作を読んだ時、のぼうを演じられるのは、野村萬斎しかいないな・・・と思ってから数年後、思った通りのキャスティングで映画化された、自分にとっては、ミラクルな作品です。■地元の歴史に由来する物語なので、それだけで血湧き肉躍る♪■もちろん、物語の100%が、真実ではありませんが、単なる権力の象徴である殿さまの為に戦うのではなく、好きなヤツの為に戦う。このシンプルさw勇猛果敢な「我らは、坂東武者の血を引く者の末裔!!」と豪語した百姓頭たへえ(前田吟)の心意気は、21世紀の今も、地元民の性根を支えています。それは、真実。■それまで、なんの取り得もない、つまらないだけの”田舎”と思っていた地元民としては、戦国時代、最大規模の水攻めに耐え抜いたとゆう浮城の物語が、驚きでもあり、誇らしく思えてなりません。■作品の出来、不出来に関係なく、小さな田舎町に埋もれた宝を、甦られてくれた今作品には、心から感謝しています。だけど、野村萬斎のいつでも上から目線のオーバーアクトが、いささか鼻について・・・8点の献上ですw 【蓮】さん [DVD(邦画)] 8点(2015-04-14 13:56:46) 39.娯楽大作として素直に面白かった。上地雄輔のイメージ云々言う人もいるみたいですが私は普段あまりTVを見ないので彼に対する先入観無しで見られたのが良かったのかも?(この映画で初めて彼のことを知った) 私はいい演技してたと思いますけどね~、上地三成。バラエティ寄りの作品ですがキャストの熱演もあり、ストーリーも奇麗に纏まっていて視聴後の気分も爽快。いい映画でした。 【taxyun】さん [映画館(邦画)] 8点(2015-03-10 09:32:37) 38.《ネタバレ》 「忍城水攻め」の史実、状況を映像として観ることができたのは良かったです ただ、映画作品としては、ほのぼのとした喜劇的要素と迫力のあるアクション的要素と「めでたしめでたし」とは言えない戦国時代のシビアな史実とがコロコロと入れ替わっていくのに追いつけず、作品に入り込めませんでした。 どうせだったら、レッドクリフくらいの娯楽大作にしてしまった方が良かったかなと思います。 【TM】さん [地上波(邦画)] 6点(2014-11-08 15:01:32)
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