みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
11.《ネタバレ》 ヒッチコック映画がとてもすきなので点数が甘くなっているかもしれませんが、単純にとっても面白かったです。最高傑作ともいわれるあの「サイコ」があんな厳しい状況でつくられたことはまったく知らなかったので、ヒッチコックが自分の財産をなげうってまでつくってっくれたことに今更ながら感謝の気持ちでいっぱいになりました。奥さんのアルマとのかけあいが面白く、そして彼女が浮気しているんじゃないかと悩んで冷蔵庫をからっぽにしてしまったり、「サイコ」を観る観客の反応を必死でうかがっているヒッチコックがかわいらしく描かれています。本当は女癖が悪くていろいろと噂の多いヒッチコックなので、ちょっと実像とは違っているのだろうけれども、その点を割り引いても十分に楽しめます。ヘレン・ミレンはあまりすきな女優さんじゃなかったのだけれども、この作品でいっぺんにすきになりました。あんなカッコイイ女性になりたいものです。スカーレット・ヨハンソンはやはりあでやかで華をそえていました。アンソニー・ホプキンスにいたってはいうにおよばず。ヒッチコックを演じるのは本当に楽しかったことでしょうね。 【はちかつぎひめ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-04-21 12:44:13) 10.《ネタバレ》 誰もが知るサスペンスの巨匠、アルフレッド・ヒッチコック――。生涯にわたって天才の名を欲しいままにした彼の言わずも知れた代表作「サイコ」製作の舞台裏を、その知られざる苦悩の日々や、赤裸々な私生活をも絡めて描き出した伝記作品。いやー、あの古典的名作誕生の裏側には、こんな中年夫婦の倦怠期の危機が重要な役割を担っていたとは(笑)。そんな創作活動の根源的な苦しみと、危機を乗り越えたからこその夫婦の篤い信頼関係を軽妙にユーモラスに描いたところは素直に面白いと感じました。映画史に残る猟奇殺人鬼を創出したヒッチコック監督の役を、レクター博士というこれまた希代の猟奇殺人鬼役で一世を風靡したアンソニー・ホプキンスが演じるってところもなんだか暗喩的で良いです(そしてサイコの殺人鬼役は、名前が激似のアンソニー・パーキンスって!)。ただ、伝記映画としてそのあまりにも優等生な創りに、若干パンチに欠けるかなーって感じたのも事実でした。夫婦の危機をもっと破滅的に描くとか、ヒッチコックが創作の苦悩からはまり込むエド・ゲインの狂気の世界を濃厚に映像化するとか、そんなパンチの効いた演出があと一つあれば、もっと良かったかなぁと思います。当然だけど、ヒッチコックの「サイコ」という映画を観ていなければ、この作品を完全に楽しむのは厳しいと思われるので、未見の方は必ずエド・ゲインという実在の殺人鬼をモデルにした、狂気のサスペンス映画の傑作を事前に鑑賞すること。その後に、この熟年カップルの夫婦愛をハートフルに描いた作品を観るのってどうなんだろ?とは思うけどもね(笑)。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-02-23 00:32:06) 9.《ネタバレ》 とっても興味深い内容で面白かった。あの「サイコ」はこうやって生まれたのか!と感慨深い。制作会社のOKが出なくて自費(!)で制作したとか、一回出来上がったけどダメダメで再編集したとか知らなかったことがいっぱいで勉強になったなー。アンソニー・ホプキンス演じるヒッチコック(もぅ雰囲気がそっくり)が劇場のドア外で客の反応を伺うシーンとか、こちら側もしてやったりな気持ちになりましたね。ヘレン・ミレンもさすがの貫録で実力者ぞろいの映画はやはりいい。カラス?が肩に止まるエンディングも意味深でなかなかのものでゴザイマシタ 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-11-05 12:42:05) 8.ヒッチコックの主要作品は昔ほとんど見たが、彼の私生活や人柄については興味を持ったことさえなかった。実話に基づいているとはいえ正直たいしたエピソードではないが、名作「サイコ」とシンクロさせながらの展開は予想外に良かった。A・ホプキンスもさることながらH・ミレンが秀逸でした。 【kaaaz】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2013-10-12 22:38:45) 7.《ネタバレ》 神と呼ばれた男、神を創った女のキャッチと、ヒッチコック夫妻が名優なので、そうかと思って観ていたが、映画の前にヒッチコックの人間ドラマですね。サイコは難産だったのですが、苦悩と、成功の裏の歓び、なかなか人間くさい好演で。しかし、ヒッチコックが無冠で、映画批評家の評価でめまいが一位というのが皮肉か・・・ 【min】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-10-03 20:31:58) 6.《ネタバレ》 タイからの帰りの飛行機で鑑賞。放送では無いので、一応”ビデオ”としておきました。 吹き替えなんですね~これが。BRなどで販売するときには声優さんが変わっているかも。 「あ、これ4月から日本で上映してたなぁ」として鑑賞。 どんな映画かも判らなかったのですが、「サイコ」撮影時のヒッチコック夫婦の物語。 いやあ面白い。アンソニーパーキンス役の人も良く似てたし。スカーレットヨハンソンが綺麗! また映画の作り方も良くわかってよいわな。あんな巨匠なのに、映画会社から冷遇されてんだねぇ。 苦言を言えば奥さんが編集でハサミ入れる所の描写は少しマニアックにしてもらいたかったなぁ。 「サイコ」上映時の宣伝の仕方も面白い。今ではスリラー映画の常套手段をこのころからやってたんだね。 日本に帰って来て、本日NHK-BSで「サイコ」放送。 見てやるぞうぅ! 【亜輪蔵】さん [ビデオ(吹替)] 8点(2013-04-22 14:54:16) 5.《ネタバレ》 巨匠にして奇才アルフレッド・ヒッチコック監督の代表作「サイコ」撮影ドラマ。視覚効果の工夫により検閲を潜り抜けたシャワールームシーン、独創性に富んだ大々的な宣伝方法など監督自身の機転・行動力に加えて、妻の愛情無くして「サイコ」は成らなかったでしょう。この巨匠に挑んだのはアンソニー・ホプキンス、でっぷり肥った容姿に口先を尖らせた話し方などよく似せて体現していました。ヒッチコックの肩にカラスが舞い降りるラストショット、次は「鳥」で「ヒッチコックⅡ」を見せてくれるのでしょうか(笑)。良作。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-04-18 01:40:13) 4.たまに見せるヒッチコックの脆さが丁寧に描かれていて考えさせられた。寂しさと緊張感は紙一重なのだろうか。 【reitengo】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-04-17 17:02:14) 3.劇場内の観客の反応をロビーでリズムを取りながら聴くアンソニー・ホプキンスの 満足げな姿は、『フレンチ・カンカン』のジャン・ギャバンのようでもある。 『映画術』での、「大衆のエモーションを生み出すために映画技術を 駆使することこそが歓び」であり、「観客を本当に感動させるのは、 メッセージでも名演技でも原作小説の面白さでもなく純粋に映画そのものなのだ。」 との監督の台詞がこのシーンに体現されている。 その意味では、ヘレン・ミレンのいかにもな「名演技」臭に少々くどさも感じるが、 いずれの役者もモデルに似せる以上のアプローチを目指していて、 演劇的な楽しさに満ちている。 セロリを齧る咀嚼音や、ソファの軋む音など、 さりげなく不穏を掻き立てる音使いとその積み重ね。 装置としてのプール、水着などのドラマへの活かし方もいい。 【ユーカラ】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2013-04-14 22:04:42) 2.アンソニー・ホプキンスとヘレン・ミレン、 どちらかが画面に必ず出てる。ある意味すごい。 【mimi】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 5点(2013-03-28 16:04:08) 1.とても楽しみにしていたのですが、もっと深くえぐって欲しかったというの感想です。S.ヨハンソンがまたいい味だしていました。 【HRM36】さん [インターネット(字幕)] 6点(2013-03-26 16:43:52)
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