みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
7.思ったよりもさらに重厚なテーマを持った映画。 冤罪の恐ろしさもあるが、主人公の頑固なまでの誠実さも気になった。自分を疑うものは全て悪で許せない、という感情がとても強くてそれが逆にもどかしい面が多かった。 この作品が描く集団心理、特に大人のそれによる正義感の怖さは十分に感じられる。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-04-23 21:46:50) 6.とっても怖い映画。 でも映画としての面白みはあまりない 【aimihcimuim】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-08-20 01:44:49) 5.《ネタバレ》 過剰な忖度が世の中をおかしくするとか、バカがバカを呼ぶとか、そういう陰々滅々とした社会派ドラマであるとしばらくは観ていました。しかし観終わった今、ワタシに残っているのは、家族であること、友だちであることの鉛を飲んだようなやりきれない気持ちです。最後の一撃は一体どんなメッセージだったのだろうと未だ解釈できないままですが、それでもこれは10点だ。【追記】pillows様。なるほど、それだと腑に落ちる。ありがとうございます。知ればなおさら胃に悪い。すごい作品。 【なたね】さん [DVD(字幕)] 10点(2014-07-06 15:22:18) 4.《ネタバレ》 久々に、ずっしり重いテーマの映画を観た気がします。幼な子の嫉妬からきた嘘で性的虐待と疑われた主人公が周囲の悪態と戦うという、もしかしたら自分にも降りかかりそうな内容でした。 日本でも電車の中で痴漢と訴えられた人が、正義感ぶった周囲のサラリーマンに押さえつけられる映像が浮かんできますが、本作を観ると「正義」って何だろうという疑問が湧きます。 キリストが娼婦に石を投げた人たちに対して「この中で本当に罪を犯したことがない人はいるのか」と訴えかけたシーンも思い出します。 一度疑われると、こういった疑いは一生消えません。 ですが、性的に変態な人間がいるのも現実です。 もし、私に、この映画に出演したクララと同じ歳の女の子がいて、猥褻なセリフを言わせ、こういう演技をさせたいとは絶対思わない! それが一番の感想かもしれません。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2014-05-13 05:39:27) 3.《ネタバレ》 こういう強制的な映画はだめである。ドキュメンリー映画でももっと詩的自由はある。とはいえ、あの憎らしい子供の演技があまりにも素晴らしい。求愛表現がはねつけられたと感じたあの子供は、なんと「プライド」護持の嘘へと動いた。 【ひと3】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2014-03-15 23:14:15) 2.点数が高かったので期待して見たが、それほどでもなかった。 デンマークでは性犯罪に関して、被害者側が告訴する・しないというシステムは無いのだろうか。 日本にはこのシステム(親告罪)があるせいで、残酷な仕打ちをした加害者が罰せられないことがある。被害を受けても警察に言わない女性もいるため、立件数も少ない。 日本の性犯罪の認知件数はわずかであるが、レイプ被害を受けた女性のうち、警察に訴えたのはわずか4%である。(この数字はある統計からのデータだが、泣き寝入りする女性は9割以上というのが日本のレイプ被害に関して、関係者に一致する見解である) この数字は世界的に見ても圧倒的に低く、立件されていない犯罪も入れれば、他の先進国並(かそれ以上)の犯罪発生率となる。決して日本は、性犯罪が少ない国ではない。 実際に、自分の実家の近くでも小学生女児が高校生の男に性的虐待をされ、子宮を切除する事態になったが、親が告訴をしなかった為その男は野放しになっている。そのような男が再犯する可能性は高いのではないか。このような面でも、日本は女性が生きにくい国である。 この作品で描かれるように、加害者とされる男性の主張を聞かずに逮捕するのも良くないが、日本のように被害者が泣き寝入りしなければいけない国も悲惨だ。 その他印象に残ったのは、親の罪を子どもにまで求めないのが日本とは違って良いな、ということと、疑惑が晴れたらすぐにコミュニティに受け入れられるのも日本と違うな、ということ。 ムラ社会日本は、不祥事は家族ぐるみで非難され、一度良くないレッテルを貼られた者は社会復帰が難しい。デンマークのような国と日本のような国、どちらが生きやすいかは人それぞれだと思うが、自分はデンマークのようなシステムの方がよい。 【Sugarbetter】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-01-26 00:06:22) 1.《ネタバレ》 子どもは純粋だ。クララが大好きなルーカスに贈り物をしたのも、キスをしたのも純粋な気持ちの表れだろう。また嘘をついてしまったのも拒否されたからのちょっとした犯行で大意はないのである。しかし大人の世界は作為的だ。純粋な子どもが嘘をつくはずはないと信じ切ったことから大事件へ。もちろん純粋だからこそのたわいもない嘘があるわけなのだが・・・。しかしながら思い返してみると、特定の子どもから贈り物をもらうのが良くないというのも、唇へのキスも子どもとして早すぎるというのも大人の論理だ。やさしく拒否はしたものの子どもに通じるわけはないのだ。ラスト近くでルーカスの息子が一人前になったということで猟銃が与えられ狩りに出るシーンがあるが、息子もまた純粋の世界から作為の世界へと移ったのだろうか。原題の狩りが、鹿狩りと魔女狩りの両方の意味を持つ。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-05-14 14:31:35)
【点数情報】
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