みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
3.《ネタバレ》 ◆泣けると評判なので、涙もろい自分が挑戦してみた。原作に関しての知識は皆無の状態。知っていたのは、タイトルが長いと言う事、幼なじみが不慮の死を遂げたが幽霊として帰ってきた、と言う事くらい。フライヤーに書いてある事レベルの知識で挑戦してみた。◆基本テレビ版の再編と言う事らしいが、初見の人間にはかなり想像力で補う点が多く、泣けそうなシーケンスであっても、中々入り込めなかった。とくに、ゆきあつの『女装ラン』は重要なエピソードだと想像できるが、一見の自分にはどん引き。ほかにも「あなる」と「つるこ」のケンカも経緯が分からずぽかーん。もっと上手い見せ方はなかったのだろうか。◆全体で11話、260分のエピソードに新規エピソードを加えて99分は尺として少し短かったのでは。もう少し上手く整理して欲しい気も。◆しかしながら、泣かせテクは中々のモノで、『secretbase』で攻めるのは反則技かと。自分はここで陥落。ハンカチ必須になってしまった。◆音楽の使い方や絵の書き込みの上手さは本当に見事。ちなみに音楽担当のREMEDIOSは80年代に松任谷夫妻のプロデュースでデビューした麗美の事。その名前を聞いて驚くとともに、音楽の良さに納得。絵の美しさも近年の作品の中でも写実的で良くできている。秩父の町並みの美しさも現地に行きたくなるような美しさで、秩父が賑わったのも分かる。現実の町も潤わせているようで、実に幸せなコラボと言える。◆ただ、現実の商品を作品に取り込む「プロダクトプレイスメント」の中途半端さは良くない。やるなら完全に許諾を得る、許諾のないものは出さないくらいの覚悟は欲しい。プロデューサーのインタビューで「信用ある商品が出てくることでこの作品に市民権を得させたい」と記されていたが、それなら許諾のない品物を一部もじって出すのは、許諾しなかった会社の名誉を逆に汚す事にはならないか。特に、テレビ放映時点から時間が経ち、劇場版を作るなら、調整を行い作品に手を入れる時間はあったのでは。数点のモノがニセモノと分かったが、現存するモノと混ざるのは強烈な違和感がある。ものすごい『惜しい感』が漂ってしまった。◆オリジナル作品と言う事で、その心意気は評価するが、細部の詰めの甘さが本当に惜しい。一度テレビ版を通して見ると評価が変わるかもしれないが、劇場版初見としてはこの点数にとどまる。決して悪い作品ではないのだが…。 【ばびぃ】さん [映画館(邦画)] 5点(2013-09-21 11:32:49) 2.《ネタバレ》 また志が低めのアニメ映画を見てしまった感じで。 テレビ版を見ていない、その知識が全く無い人間にとってこれは「極端に構成力の欠如した独りよがりの作品」でしかありません。 とにかく時系列が判りづらいです。あちこちのエピソードを拾っては散りばめているばかりで、二度目以降の鑑賞ならばその並び順を理解できるのでしょうが、初見では「それは一体いつの話よ?」と。子供時代と現在という大雑把な2つでしか分類できないような不親切な構造。 その上、突然回想状態でセリフ無しで口パクパクしてるような映像が登場する事で「ああここはテレビ版の映像を並べてるんだなぁ」って冷めた目で見るような箇所多数。 一方で登場人物がひたすら心の声でホンネを語りまくる、その人称のブレっぷり、心情を理解しようという思いを挟む余地の無さっぷりには呆れるばかり。 この人はこういう気持ちなのでこういう言動をしているのです、という説明を延々と続けるばかりで全くドラマを作ろうとしていません。全員の心の声がこぼれまくりで、だけどその説明過剰っぷりに誰にも心が向いてゆかないという。 「幼い少女が死んでしまった事に対する仲間の悲しみや後悔」、それが感動を生むのは当たり前で、それをずーっと悲しい悲しい言ってるだけの話で、だから映画見て泣きたいなぁ、感動したいなぁ、ってそれだけを求めるのならばいいんじゃないかとは思います。そこもあまりにクドいけど。 で、それ以上のものが少なくともこの映画からは感じられませんでした。投げ槍とも思える未来がチラチラと提示されるばかり。テレビ版にはそれ以上があったのかもしれませんが。 「めんまがかわいくて可哀想で、ってところにこそ価値があるんだ」っていうのならば、まあ、なんの異論もないですけど。 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 4点(2013-09-20 20:45:47) 1.《ネタバレ》 TV版の最終回から1年後を描く、という触れ込みでしたが、言ってしまえば総集編です。ただし、完全新作ではなく総集編に新作部分を加える構成であることは公開前に記事等で明らかになっています。TV版を見た人ならばあのときの気持ちがよみがえるでしょう。TV版を見ていない人も何とか話の筋を理解できるのではないでしょうか。ただ、初見の方にはめんまがなぜあれだけの実体を伴って現れたのか?しかもじんたんにしか見えないのはなぜか?などの根本的な疑問が残るかもしれません。なぜなら、これらの疑問はTV版を最初から見ていくうちに(はっきりとは示されないが)なんとなく察していくものだと思うからです。 それでも総集編としてはまだましな方で、例えば「劇場版中二病でも恋がしたい」などはTV版を見ていない観客を完全に突き放した総集編になっています。 【MASS】さん [映画館(邦画)] 6点(2013-09-17 14:06:11)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS