みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
10.いい話だとは思う。音楽や風景も優しい。でも、どうしても主人公に気持ちが乗らない。 そしてこの世界観にも自分にはまだ微妙なズレがある。違うタイミングで観たらもっと入り込めるのかもしれないけど。 【simple】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-03-17 00:11:41) 9.《ネタバレ》 認知症になった母親への介護奮闘記を面白可笑しく漫画化したものが原作。玉ネギのようなハゲちゃびんの息子による介護コメディ。今の事はどんどん忘れ、意識はいつも大昔の思ひ出の中。アタマの中がぶっ飛んで、あどけない童女のような満面の笑顔。89歳の赤木春恵がある意味渾身の怪演。竹中直人の髪型はウサン臭いサギ師みたい。母親の大切さを思い起こされる心温まるヒューマンドラマ、良作。 【獅子-平常心】さん [DVD(邦画)] 7点(2015-10-04 02:30:35) 8.《ネタバレ》 冒頭は、原作の"ほんわかさ"を巧く映像化し、後半は「これぞ昭和節」といった感じの森崎コメディの真骨頂。(と言っても、小生、昭和生まれながら物心ついたときは森崎監督はもうベテランであまり拝見してないのですが・・)この作品、赤木春恵と岩松了のコンビが実に見事。最初は角野卓三とダブり、「渡る世間は鬼ばかり」の「幸楽」を思い出したが、岩松了のやり手ぶりに、すぐにこのコンビが違和感なく入り込んできた。この二人のかけあいを見てるうちに、いつの間にか昭和戦後の苦労話に話が入り、最後はじわっと目に熱いものが・・。やはり昭和を生き抜いた人たちの描写力は、半端ないね。これは森崎監督の「これが昭和だ!」というベテランの味をみせつつ、去っていった見事な遺作です。昭和の人間として森崎監督作品は、やはり観とかないと、と思いました。長崎が舞台なので、原田知世の愛情出演が嬉しい! 【トント】さん [DVD(邦画)] 8点(2015-06-01 00:45:51) 7.《ネタバレ》 赤木春恵がすばらしい。これぞ日本の母といった何かが滲み出て、たまらなく哀愁がある。自分の母ちゃんと重ね合わせて感情移入する人も多いのではないか。 特に、認知症の親を持つならどっぷり共感しそう。 認知症の問題は、たとえ今は関係なくても、誰もが当事者になりうることだし他人事とは思えない。高齢化社会の今、親族や知人友人にもそうした話は珍しくもなんともない。介護施設に自分の親を預けざるをえなくなった時、どんなに切ない気持ちになるのだろうか? 親が子供のことも認識できなくなってしまったら? 年輪を感じさせる腫れぼったい手、丸い背中がもうたまらない。 竹中直人のヅラネタがちょっとしつこい。こういう小ネタがうるさく感じると、せっかく感情移入しかかっているのにちょっと覚めてしまう。 ストーリーも期待したものとはちょっと違った。幼馴染のチエコとの話がメインになってしまった流れに、イマイチ乗れなかった。号泣する気マンマンだったのに、最後は肩透かし気味に。残念。 【飛鳥】さん [DVD(邦画)] 6点(2015-05-07 00:43:26) 6.竹中直人が他人のハゲばかり見ているのが面白かった。 【ケンジ】さん [DVD(邦画)] 7点(2014-12-18 21:54:22) 5.映画も凄く良い雰囲気だったのですが、原作の方が泣けたのでこの点にしておきます。しかし赤木春恵さんには個人的に今年度最優秀主演女優賞授与させて欲しいです。 【movie海馬】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-12-01 17:54:04) 4.原作者の実体験がベースになっているからなのか、それぞれのエピソードにも違和感なく共感できました。最近は認知症への対処法もかなり進んできて、MRI等による早期発見と服薬による早期治療が進行の抑止にかなりの効果が上げられるそうですが、それと同時に認知症の方への周囲の人の接し方でその症状に大きな差異が見られるそうです。重く暗くなりがちな身近な問題をユーモアと優しさをまじえて描写したとてもいい映画だと思います。 【ProPace】さん [映画館(邦画)] 8点(2014-08-20 22:17:37) 3.《ネタバレ》 認知症という状況自体は悲劇だと思うが、この映画は見事な人情喜劇に仕上がっている。森崎東監督の目線がとても温かいからだろう。たとえ惚けてしまっても、忘れたくないことや、大切なことが人にはたくさんある。生も死も老いもそこに美しくある。心に沁みる優しい映画だった。 【よーちー】さん [映画館(邦画)] 9点(2014-01-23 18:33:42) 2.メインキャストの背後に印象的に配置された長崎の坂道。 その坂道を、夏服の女学生たちが、ベビーカーを押す主婦が、 下校途中の小学生たちが行き来している。そうした俳優の街への溶け込み方がいい。 そのベビーカーの親子はラストの坂道での交流に重なり、 女学生はコーラスの生徒たちのイメージと重なる。 空を舞う鳶や、水平線を見る背中や、バックミラーとの切り返しといった 類似・相似ショットのさりげない反復。 登場人物たちの対話における同一フレーズ・仕草の反復・変奏。 それらの繰り返しが、個々のシーンや端役まで含めたキャラクターのイメージを より印象深いものにしていく。 黄色いランタン祭りの中を彷徨う赤木春恵と、花街を彷徨う原田貴和子の重なり合い。 現在と過去、幾度も登場した個々の写真のイメージがクライマックスで 鮮やかに集約する。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 8点(2013-11-24 01:15:34) 1.先行上映にて鑑賞。長崎出身の原作者、長崎出身の監督、長崎出身のキャストによる長崎を舞台にした映画。認知症の年老いた母とペコロス(小タマネギ)のニックネームを持つ息子が主人公の物語。岩松了のハゲっぷりと赤木春恵のポケっぷりがたまらなく良い。笑いと涙のなかに喜劇を得意とする森崎東監督らしいユーモア溢れる映画となっている。ふんだんに長崎弁が使われているために若干抵抗のある人も出てくるかもしれないが、それが長崎から全国へ向けたメッセージとなっている。「ぼけるって悪いことばかりじゃない」と。 ところで婆ちゃん役の赤木春恵さんを見るのは久々だったが、かつては武田鉄矢主演の金八先生の学校の女校長先生として活躍していたっけ。 【ESPERANZA】さん [映画館(邦画)] 8点(2013-11-12 15:27:00)
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