みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
60.《ネタバレ》 業界の裏話モノとして面白かった。話の内容は割とまともなドラマで、ああいう凝った手法で見せないと実に地味な映画になったと思う。あざとさはそれほど感じはしなかったが、主人公が超能力を持っている設定はあまり意味がなかったと思う。空を飛んでいるのを観客に空想と思わせようするのであれば、それであっても不要だと思う。アカデミー賞に値するかといわれると疑問だが、それでもひねりを加えてやろうという監督の意気込みはそれなりに成功していると思うので、まぁ、目くじらを立てるほどでもない。先に述べた超能力の設定の蛇足で減点1だが、エドワード・ノートンの人物造形とNYタイムズ批評家との論争が非常に良かったのでプラス1点。 【エリア加算】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-08-01 21:28:46) 59.《ネタバレ》 イニャリトゥの作品は解釈がシンプルでないものの方が好きらしく、本作も面白かった。演じる側と批評する側、両方が演技を愛しているのにぶつかるシーンは台詞に体重乗ってるなと思った("You're no actor, you are a celebrity"のとことか)。バットマンを演じたマイケルキートンを使ったのは風刺としてパンチが効いていて良い、と思ったら彼は後にスパイダーマンに出演しているのでもう訳分からん。エドワードノートンは強すぎるので後半控えめにしたのは正解だったと思う。エマストーンは思いのほか印象に残る演技で良かった。 【なす】さん [インターネット(字幕)] 8点(2020-02-16 10:58:26) 58.アカデミー作品賞かどうかはさて置き、 エマストーンやナオミワッツ、エドワードノートンら豪華共演によるブラックコメディを彩った。 カメラワークが臨場感を与え、役者の夢、プライドが交差する。フィーリングの部分は独特な世界観に踏み入る抵抗感はあるが、面白い。 演劇かじったことがある人は特に響くかも。 【mighty guard】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-12-31 17:12:06) 57.引き込まれる所もあるんだけど、やっぱり全体的に退屈かな。 【miso】さん [地上波(吹替)] 4点(2019-12-27 01:48:03) 56.評価の高い本作、どんなもんかと 予備知識ゼロで 鑑賞..妄想か 現実か、区別がつかない曖昧な創りで、困惑してしまう..が、登場人物の心情を的確にとらえられた演出は 秀逸..映画としては かなり変化球..いろいろと 編集が凝っているので、(映画初心者は)観ていて疲れるかも... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 6点(2019-11-09 10:46:50) 55.アカデミーを取ったので鑑賞。全然面白くない。カメラの長回しも、技巧的にはすごいと思うが、映画的には、それが何という思い。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 5点(2018-12-29 18:38:59) 54.《ネタバレ》 あんまり面白くないというレヴューを良く見ますが、自分も最初見た時はそう思いました。でも結局リーガンは生きてるのか死んでるのか、そもそもこの話は何が言いたいのか、気になって2回目を見ると、まあ脚本が良くできてることに気が付きました。エピソードに無駄がないし、なにげに細かい伏線を張ってしっかり回収してます。マイクのピストルのダメ出しがラストに繋がったりとか。ではリーガンの生死はどっちなのか。分かりません。分からないように作ってあります。よく見ると自殺後スタンディングオベーションの中、タビサが立ち上がって劇場を出ていくのが見えます。見ないと言っていたタビサが来ていたということは、病室以降のシーンは概ね現実とも解釈できるし、そもそも引き金を引いた時点で、その後のシーンは全て生前に抱いた妄想とも考えられます。未来世紀ブラジルだとレヴューされてる方がいますが、自分もそっち寄りの解釈です。だからこそ考えられる精一杯の綺麗なラストになったんじゃないでしょうか。 【54dayo】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2018-03-25 20:51:54) 53.《ネタバレ》 さすがに公開から3年経つと新鮮味は無い。 長大なワンカット撮影に見える撮影のも、今では多くの手法の一つでしか無くなった。 それよりも、この映画の意図することは何なのかが気になるところ。私の浅知恵では確信しようが無いが マイケル・キートン本人の役者人生を下敷きに、現在のハリウッドショービジネスとブロードウェイのリアルな裏側をパロディ風に諷刺しシニカルに笑い飛ばしたコメディと言ったところではなかろうか? 故に、ハリウッドの業界人、とくに浮き沈みに翻弄されているスター達にとっては最高の自虐ネタとして大いにウケたのだろう…と勝手に納得している。 ちょうど昨日『スパイダーマン/ホームカミング』のブルーレイが届いた。空飛ぶヴィラン(悪役)としてマイケル・キートンは見事アメコミヒーロー映画に復活し大暴れしている。3年前って丁度その役をオファーされた頃じゃないかな…笑 【墨石亜乱】さん [ブルーレイ(吹替)] 6点(2017-12-23 21:42:26) 52.《ネタバレ》 酔うっ! 長台詞に超長回し、現実か妄想かもわからない世界。どんどんプレッシャーとストレスに押し潰されていく様がとにかく鬼気迫り。それはマジで自分の目の前で起こっているようにも見える。 ヒーロー映画を皮肉ったメタ的な台詞や演出、難解なラストなど映像的にもストーリー的にも飽きさせない作品でした。 …ただまぁこんなに褒められていると「何故?」と思ってしまうところはあるのも事実。正直テンポは良くないし、ギャグなのかなんなのかわからないシーンはめちゃくちゃ多い。にしても音楽めちゃくちゃカッコいいですね。コレだけで映画館で見たかったと思わせる力があります。 【えすえふ】さん [DVD(吹替)] 6点(2017-07-27 01:58:32) 51.娘の目でか。ちょこっと笑えるとこがあっただけで、印象には残らない映画。 【すたーちゃいるど】さん [ブルーレイ(吹替)] 5点(2017-07-03 22:57:07) 50.カメラ1台で長廻しが多用されてます。被写体が移動すると カメラマンも付いていきます。目が疲れそうな予感に反し、 意外と自然に見ていられました。ドキュメンタリの風合い。 映画音楽は、パットメセニーの旧友アントニオ氏のドラムの音だけ。 打楽器の即興が妙な緊張感を演出。主役の不安な心情には合致かな。 マイケルキートンは、かつてバットマンを主演で人気俳優になったが その後は苦労したのかな? ならば、この映画の主役と同じやねん。 これは自虐の映画なの?定期的に空想のイメージがリアルと地続きで 描写されるので、最初はSFのつもりなのかと勘違いしました。 映画界にも演劇界にも居場所が見つからず落ち込むマイケルの姿が 見るに耐えないというわけで皆さん評価が上がらないようですね。 で、問題の最後のシーン。もはや空想なのか現実なのか、どうでも 良くなったのは、監督なのか、マイケルなのか、観客なのか・・? 込められたメッセージが何なのかも不明。単に落ちぶれた俳優の 愚痴を延々訊かされたようでもあり、斬新な映画手法を体験した ようでもあり・・コメントに困りました。なにか答えが欲しいけど すこし間を空けて、再度試聴します。次は何か見えるかもと期待。 【グルコサミンS】さん [DVD(字幕)] 5点(2017-01-30 00:27:10) 49.正直、大して面白くなかったので、映画ファンとして失格なのかなと思ったけど、ここを読んで、仲間の多さに安心しました。 まあ、時々、クスッとしたくらいで、特に何の感慨もないです。 この映画を見るくらいなら、アクション大作見た方が、やっぱり有意義だったかな。 マイケル・キートンに、特に思い入れなかったしね。 【プラネット】さん [DVD(字幕)] 4点(2017-01-07 22:24:54) 48.《ネタバレ》 あまり面白くなかったです。というか週末の楽しみであり娯楽であってほしいと思う映画鑑賞において、見るんじゃなかったとすら思いました。物語の舞台が劇場内になっていることが多いからか、画面がなんか辛気臭い。ワンカットでの長回しもすごいなと思う反面、それに固執するばかりに本来カット割りした方が良いと思う場面までワンカットで続く。映画を通じてバックサウンドとして流れるドラム音楽も自分には合いませんでした。アカデミー賞作品賞として期待していた半面これは合わないかもしれないと思っていた予感が悪い方向で当たってしまいました。これぞアカデミー賞!とみんなが頷く作品に賞を与えてください。 【珈琲時間】さん [DVD(字幕)] 4点(2016-10-16 19:21:20) 47.昨年のアカデミー賞主要4部門受賞作ということで期待した私が間違っていました。 実に中身の無い作品です。 狭い狭いブロードウェイと批評家の世界の話、何の共感も感情移入も恐怖も感動も受けず、現代社会へのメッセージも何も「無い」空っぽのマスターベーション映画です。 アカデミー賞作品にろくなものが無いということをうっかり忘れていました。 こんな映画しか作れないハリウッドにはやはり未来は無いのでしょう。 同じ日に(映画館で)見たドイツ映画の「帰ってきたヒットラー」のほうが遥かに深く怖く面白く、強烈でした。 【杜の都の映画好き】さん [DVD(字幕)] 5点(2016-08-16 21:58:39) 46.《ネタバレ》 『バードマン』――。それはかつて、スーパーヒーローものの走りとして世界的に大ヒットしたエンタメ・アクション映画だ。主役を演じたリーガン・トムソンは、世界的なハリウッドスターとなり人気を博したものの、それ以降はヒット作に恵まれず、いまや落ちぶれてくすぶり続ける日々を送っている。そんな彼が再起を賭け、主演・脚本・演出を担当した舞台劇をブロードウェイで公演しようと奔走するのだが、次から次へとトラブルが巻き起こり、現場は大混乱に。降板した共演者の代役に抜擢された若手俳優はその自由奔放な言動で現場を掻き回し、薬物中毒でリハビリ中の娘からは常に目が放せず、プロデューサーはいつも金のことで文句を言い、恋人からは妊娠を告げられる……。彼の神経はどんどんと追い詰められ、やがて彼が演じた〝バードマン〟が彼の頭の中で罵詈雑言を囁き始めるのだった……。そんな妄想と幻聴に苛まれる元人気俳優の狂乱の日々をシニカルかつパワフルに描いたブラック・コメディ。『ブラックスワン』の中年男性版とも呼ぶべき作品だが、いやはや、これが実に面白い。冒頭からまるでワンショットで撮ったかのようなカットの途切れない演出、主人公の躁状態を表すように絶え間なく鳴り響くドラム音、実生活を否応なく髣髴とさせるマイケル・キートンの鬼気迫るような熱演、そんな全ての物事が加速度的に盛り上がり、臨界点に達したところで急速に崩壊する彼の精神…。妄想と現実を巧みに使い分け、最後まで一切テンションを衰えさせずに突っ走っていくところなど、イニャリトウ監督の才が冴え渡っている。私生活を犠牲にしてでも優れた芸術を生み出したいという、矜持ある表現者なら誰しもが願う(?)思いと、そんな覚悟を嘲笑うかのように量産されるハリウッド的エンタメ映画との相克。芸術畑の批評家ですら、保守的な思想から公平な論評をしようとしない。いったい芸術とはなんなのか?最後、病室から飛び降りたと思しき主人公を大空に見つめる娘の笑顔は、たとえそれが表現者の生活を破壊し誰かの心を深く傷つけてまで生み出されたものであったとしても、それでも人は優れた芸術を求め続けるということを肯定的に表している。映画や舞台のみならず、全ての創作というものを深く考えさせられる、充実した2時間弱であった。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 8点(2016-07-03 22:46:23) 45.素直に面白くなかった・・・。 【ケンジ】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2016-06-17 18:35:28) 44.《ネタバレ》 バットマンが好きなので見てみました。アカデミー賞作品賞ということですが、好みが分かれる作風かなと思いまた。これは普通のアメコミヒーローファンにはきっと退屈な2時間でしょう(苦笑)あまり予備知識もなく、見たので正直もっとライトなコメディかと思ってました。 主人公は架空のヒーロー映画「バードマン」で有名な落ちぶれた元スターという設定です。演じるマイケル・キートンはティム・バートン版バットマンの人です。僕はティム・バートン版バットマンも好きですが、正直、彼を意識したことがほとんどないです。他の人に代わった時に初めて代わったなと思ったぐらいです。むしろ、バットマンより同じティム・バートン監督作の「ビートルジュース」の時の方が印象的でした。近年では「ダークナイト」のせいでティム・バートン版バットマンはなかったことにされかけてるような気がしないでもないので、本作の主人公よりもかわいそうなのかもしれません。だからこそ、本作の演技に繋がってくるのでしょう。 エドワード・ノートンの演技も良いですし、エマ・ストーンも可愛い。また、2人ともそれぞれアメコミヒーローモノ「インクレディブル・ハルク」の人と「アメイジング・スパイダーマン」のヒロインというのも面白いですね。長回しでワンカットっぽく見せる演出やドラムだけのBGMも好きです(少し疲れますが…)。 個人的には、一番好きなシーンは批評家のおばさんに食って掛かるところです。シネマレビューしている僕にも、一生懸命やっている人達がいる以上はいい加減なことは書けないなと戒めになりました。全ての批評家に見せてやりたいです。ま~、彼女と違い、僕の声は小さすぎて何の影響力も価値もありませんが(笑) 【映画の夢】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-06-16 13:27:08) 43.《ネタバレ》 わりと面白かった。特殊な撮り方については正直、良いとも悪いとも思わないんだけど、個性を持たせる意味では成功してる。物語は落ち目の俳優がすべてをかけた舞台に、型破りな役者が代役として入ってきたところから始まる。彼に加え、薬物依存症の娘や、しつこく付きまとう20年前に演じたバットマ…じゃなくてバードマンと、キーになりそうなのが並んでて、全く先が読めなかった。どんな結末になるんだろうとワクワクできる。で、その解釈が分かれるラストについては、そもそも舞台で死んだ説がかなりしっくり来ますね。伝説を作って、嫌味な批評家からも絶賛される。そして最後は空も飛べる…という強い願望の映像化。観る者に委ねる手法はあまり好きではないのだが、この映画に関してはこれがベターだったと思う。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-04-24 17:40:29) 42.《ネタバレ》 米映画界のみならず、映画界のなかでのアカデミー賞はどこをどうやっても避けられないアウォードなわけです。 ましてやそのなかで作品賞を受賞したとなれば、そりゃあ注目も高くなるわけです。 ただしそれがいつも観た人の心に響く名作なのかといわれればそうでもない。 今日観たこれは、まさにそんな感じの作品だと思います。 最初に思った印象は「まあ、、アカデミー会員が好みそうな『業界の内輪ネタあるある』だわね」て感じ。 題名を『バードマン』にしたり、主演をマイケル・キートンにしたブラック・コメディと聞いたところで、まぁだいたい内容の予想はつくわけです。 かつての栄光を再び呼び戻そうとしている描写はとても良かったと思うし、演技もカメラ回しもとても良かったと思いました。 (他の方のコメントには無かったのですが、、、ドラム主体のBGMが時々やかましく思えたのは自分だけでしょうか・・・) これもあまり書かれていませんが、ぼくはエマ・ストーンの「なに考えてるか分からない感」の演技はすごく良かったと思った。 父親のことが好きだけど多少の嫌悪感もあって、一所懸命に仕事はこなすけど現実逃避したい、薬物のリハビリ中、とか非常に不安定な加減が感じとれました。 ネット社会になじめない人の、ネット社会にデビューしてしまう皮肉を謳っているのも興味深かったです。 話題になっているカメラワークはやっぱり『ロープ』のほうが上手(なんか編集の繋ぎ目を粗探ししていてしまいました)。 久々に観たエドワード・ノートンはまた主演を霞めてしまいそうな演技カマしていますな。 正直あまり好きな役者ではないけど、彼がいるのといないのでは全然印象が違ってくるのではないかと思います。 総じて、、、、思いのほか、観てて疲れました。 【C・C・バクスター】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-03-26 21:21:54) 41.この映画について考えるのはしんどい。1度見ただけじゃ絶対に理解できん。批評家受けするタイプだろうな。ノーカットに見せるための時間操作が実に密室劇的かつ演劇的で、題材とシンクロしているのが素晴らしいと思う。 【カニばさみ】さん [DVD(字幕)] 6点(2016-03-14 02:33:08)
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