みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
7.吹き替えしか無かったのでそちらを鑑賞しましたが本家アフレコは豪華過ぎてびっくりですね。ダークでシリアスでソリッドな作品なのかと勝手に思い込んでおりましたが、普通にファミリームービーでした。 CGなのかストップモーションなのか分からないほどの美しい映像や、観ていて何の違和感も感じないくらい、素晴らしい日本の表現だけでも監督、スタッフに拍手です。ただ、説明台詞が多過ぎて聞いてるだけで若干疲れてしまうところも。笑えないボケや痴話喧嘩なんかも、もうちょっとスマートに描いて欲しかったです。 【Kの紅茶】さん [映画館(吹替)] 6点(2017-12-03 18:15:01) 6.雰囲気はまさに「まんが日本昔ばなし」なんです。あの世界観を、ハリウッドの新進気鋭のストップモーションアニメ監督が現代風に演出していて、なんかこう、観ているあいだ不思議な感覚でしたね。クボ・サル・クワガタが三人パーティを組んで、村を草原を山をてくてく歩き、やがて舟で大海原へ。僕は勝手にドラクエⅡを思い出したりもしたのですが (笑) 闇の姉妹の造形は不気味な美しさにぞくぞくしますが、骸骨の場面だけはどうしてもティム・バートン風になります。と、ここまで書いてみて、つまり雰囲気は極上ですが、新鮮な " 個性 " は乏しいのかなと。道具のディテールには相当拘っていて、折り紙のザラザラした感じ、クワガタが纏う甲冑の質感、クボの刀や兜の光沢は惚れ惚れするほど。また、外国の監督にありがちなピント外れな日本の描写もほとんどありません。監督 (制作スタッフ) のみなさまは、日本古来の風景はもとより、習慣や文化まで深く探求されているようで、これは嬉しい限りでした。なお私は字幕で観たのですが、この世界観なら英語よりも日本語吹替の方がいいかもしれません。 (日本の風景にサムライたち、これが英語というのがちょっと違和感でした) 【タケノコ】さん [映画館(字幕)] 7点(2017-11-27 17:35:56) 5.これはもう芸術作品である よくある《ナンチャッテニッポン》ではなく邦画と日本の伝統芸術を良く研究し独自にアレンジした作品。 同じライカの『コララインとボタンの魔女』も優れたストップモーションアニメだったが、本作は日本の民話・絵物語を模したストーリーと日本風の色・構図で統一され、単なる物語を超えた芸術作品の域に達している。 部分的に中国やアジア文化との混合表現もあるが、それでも日本を描こうとした海外作品の中で間違いなく最も優れた作品の一本だと思う。 辻村寿三郎にも通じる《妖しい和の魅力》を持った人形の一つ一つの所作に、私は冒頭から感涙してしまった。 【墨石亜乱】さん [映画館(吹替)] 8点(2017-11-25 01:47:26) 4.《ネタバレ》 なぜか、ずっと以前になくした自分の祖母を思い出してしまい涙が出ました。最後のシーン、クワガタにはなにか見せ場が必要だったんではないでしょうか。そこだけ残念だったかなー。 【よしふみ】さん [映画館(吹替)] 8点(2017-11-23 20:43:08) 3.《ネタバレ》 他ライカ作品のグロテスクな描写が苦手だったのですが、これは(少々暗くはあるものの)あたたかい雰囲気でとても楽しめました。 日本の描写も丁寧で、製作者さんたちの日本文化への敬意を感じます。 この美しい人物たち(骸骨まで!)が実写の人形とは信じられません。 特に折り紙のハンゾウが本当に折り紙でできていたとは……てっきりCGなのだと思っていました。とても一枚折りできるとは思えないのですが、折れるものなら折ってみたいです(^_^) 【kiryu】さん [映画館(吹替)] 10点(2017-11-19 02:17:50) 2.《ネタバレ》 『コララインとボタンの魔女』と同じ制作会社ということだが、コララインよりも良かったです。 勧善懲悪のオーソドックスな物語ではありながらも、コマ撮りが進化していて、より滑らかな上質ストップモーションを味わえ、戦闘シーンに惹かれました。 古き良き日本のノスタルジックな描写も多く、特に、下町の人々に囲まれながらクボが三味線で弾き語りをするシーンが好き。 【カジノ愛】さん [映画館(字幕)] 5点(2017-11-02 17:07:03) 1.《ネタバレ》 東京国際映画祭にて鑑賞。 日本が舞台なのに、日本での公開が今になってやっとなのが切なく。もう半年くらい前にアメリカのアマゾンでブルーレイを買っていたのですが、ずっと見ないで我慢してました。スクリーンで見られる、その日が来る事を信じて(そして、そういう作品が実は他にもいっぱいあって、大体はビデオスルーになっちゃう・・・日本での海外アニメーションの扱いを物語っております・・・ )。 ライカお得意の「美しくて不気味」な個性が意外なほどに日本の色によく合って。アメリカ産でありながら見事な伝奇として完成されています。そして、ここまで日本で(外国人は全く出てきません)、そして悲しい内容で大丈夫?ってところを成立させちゃうのがライカなのだなぁ、と。その切なさもまたライカ作品ならではの世界。 『コララインとボタンの魔女』では気にならなかったけれど『パラノーマン ブライス・ホローの謎』から『THE BOX TROLLS』と目立ってきたデジタルプロセスの多さは今回も相変わらずなのですが(そこまでやるのならばもうCGでいいんじゃない?って)、でもここまで世界が完成されていると、これがライカの個性、表現法なのだなぁ、と。 キャラクターもライカらしい個性的(クセの強い)なデザインでありつつ、親しみやすく。特に不気味なのにやたら魅力的な叔母さん達にはウットリ。全編、これまでのライカ作品には無かったキレのあるカッコ良さにも溢れています。 ここいちばんの重要なシーンがいちいち閃光のみで省略されてしまって、何がどうなったのかはその後の展開で察してね、っていうのがちょっと残念な感じではあるのですが、日本人的にはちょっと懐かしさすら覚える(コマ撮りアニメの昔話ですからね)世界、その実直な作りにひたすら感動させられるのでした。 【追記】 日本語吹替版を見ましたが、一部キャラに有名人を起用しているものの、特に問題は無く、むしろ日本語となる事でやっと完成されたとすら思えるのでした。また、エンディング曲が吹替版独自の曲に差し替えられていて、そういうのは大抵作品を穢してしまうものですが、吉田兄弟の音は甘い女性ヴォーカルのオリジナル版以上にピッタリと映画に馴染むのでした。サントラ自体が三味線の音を多用しているだけに。 【あにやん🌈】さん [試写会(字幕)] 9点(2017-10-30 22:51:59)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS