みんなのシネマレビュー |
|
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
11.《ネタバレ》 これは要するにザ・シャイニングのパロディ、コミックの世界だよね。 そっくりさん、とくにおばあちゃん幽霊なんか出てくるたびに吹き出してしまったもの。 同じようなセットであってもザ・シャイニングの持つ、薄いガラスがいまにも割れそうな鬼気迫る美や緊張感が空間にまったく感じられない。 いかに鬼才キューブリックがすさまじかったかを再認識はできる作品。 【woo】さん [インターネット(吹替)] 4点(2020-04-02 21:09:28) 10.《ネタバレ》 脚本的にちょっと建て付けがよろしくないなと思う点が目立つ。もうちょっとシナリオドクターが頑張るべきだった。しかし、僕があらかじめ観たかったものは一通り観ることができたし、その点について期待以上だった。 この映画の最大の山場であり感無量になるシーン、まさにあのホテルに向かうあの瞬間。低音ブアーンブアーンブアーンブアーンのあのサウンドにあわせて、あの川の空撮!クネクネ道路とトンネルと中洲!ホテルに到着してからもゆっくりゆっくりまんべんなくホテルツアー!眠りをさますかのように点灯していくライト!237室!嫌な予感!割られっぱなしの扉!斧のカメラワーク!過去のフィルム!ガラガラの館内で、身悶えしながら大興奮。まるで『ニューシネマパラダイス』の後半、廃墟となった映画館を愛しむアルフレッドと同位相。 それだけではない、ホテルに巣食うあいつやこいつまで、同窓会のノリで大暴れ!みんな揃って1つの画面に収まるなんて、夢のよう!普段仲よさそう!(ただし前回投稿のあの着ぐるみと紳士はいなかった) 去年『レディプレイヤーワン』の第2のダンジョンでも大はしゃぎだった僕にとって、ドクタースリープではラーメン二郎行ったときくらいの満腹感を得られた。コンテンツとしてのシャイニングの、なんと豊かなことか。 ラストシーンも好感がもてるんだけど、できれば、連れてくるなら、あのばあちゃんじゃなくて、あの双子ちゃんのほうがよかった。あとホテルも心なしか安っぽかった。コツコツ足音が、平台ハコウマの舞台のそれみたいだった。 【no_the_war】さん [映画館(字幕)] 7点(2020-03-23 15:53:32) 9.《ネタバレ》 キューブリックのシャイニングも、Sキング自身監督のシャイニング(ドラマ)も両方観ていた上での感想ですが、Sキング版を観ててSキングも納得したと言えば、そりゃもう当然超能力バトルするに決まってるでしょう!(何を言ってるんだ(笑))、ということで納得の展開で、敵役もイイ感じのおどろおどろしいホラーな敵役でとても良かったし、なんといっても終盤のあれですよね、ラスボス=あの館! ってちょっと凄すぎて、のけぞってしまいました。 あと、シャイニング(キューブリック版)的映像を見ると「曲がり角(先が見えない)」こそが、最も怖いということを如実に表してて、本作でも多用されてて良かったです。 あと、本作のジャック・トランスって、Sキング版の方ですよね?(雰囲気似てるし)って思ったんですが、確認したところ、ドラマ版シャイニングはスティーヴン・ウェバーで、本作はヘンリー・トーマスで、違ってました。 【sim】さん [映画館(字幕)] 7点(2020-01-02 02:15:51) 8.《ネタバレ》 シャイニングの続編と言うことで観に行きましたが、ホラーと言うより能力バトルの映画という感じでした。それはそれで面白かったのですが、それならあの銃撃戦は頂けません。お互いに能力者同士なのにそれを活かした戦い方もないし、亡者たちも普通に撃たれて死んでいくし、もうちょっと盛り上げ方があったでしょうに。 ただ、終盤に例のホテルに着いてからはワクワクが止まりませんでした。キューブリック版の映画で原作小説から削られた「ジャックの苦悩」「ホテルの魔力に抗う姿」「ボイラーの爆発」など、知っている人にはニヤリとさせられる要素が満載です。特に宴会場でのジャックとの親子の会話はドキドキしましたね。 【alian】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-12-31 11:22:26) 7.《ネタバレ》 観終わってみたら2時間半もあった。もともと二つの物語を無理やりくっつけ合わせたようなシナリオなので、このくらいの時間はかかって当然かもしれない。二つの物語とは、前作シャイニングの流れを汲んだ部分と、新チャプターのバンパイア達との戦いの部分である。はっきり言って、本作は前作シャイニングの部分を全部取っ払ったとしても、「超能力を持つ中年男性と女の子のコンビがバンパイア達と戦う物語」として十分成立する内容である。つまりシャイニングの部分は設定上利用されているだけであり、物語の殆どは独立した、キングの純粋な新作なのである。これを盛り沢山と取るか、なんかどっちらけているなと取るか、これはもう観る方それぞれの主観によるだろう。さて、「バンパイアとの戦い」と言う新テーマにあまり惹かれなかった自分は、当然のように前作シャイニングの続編部分に引かれたわけだが(それは映画の最初と最後に集約されている)、やはりこの部分はテンションが上がった。ちゃんとオーバールックホテルは再現されているし、お馴染みの(?)幽霊さん達も全員総登場で同窓会のような気分に。でもこのドクタースリープが前作のように今後40年間ホラー映画の金字塔として人々に観続けられるかと言うと、正直それは厳しいと思う。映画が始まって割とすぐに汚物を写したり、少年を虐殺するシーンをやけにリアルに描写したり、そのような映画を人々が好んで今後数十年も観続けるとは思えないのである。 【rain on me】さん [映画館(字幕)] 6点(2019-12-07 17:24:37) 6.《ネタバレ》 シャイニングの敵がオーバールックホテルの霊的存在だったのに対し 今回の敵は、人間の生気を吸って生きながらえる昼間も大丈夫なバンパイアみたいな集団。 誰にでも見えていて、スーパーで買い物をしたり普通の食事もしているようだ。 何百年も生きながらえて、スーパーパワーも持っていながらライフル銃で簡単に退治されてしまってビックリ。 親玉のローズ・ザ・ハットはチャールズ・エグゼビア(プロフェッサーX)と似た感じの能力を持ちオーバールックホテルの禍々しさも 鼻で笑っていたので期待したが、その霊的存在達に返り討ちにあってしまい終了。 全米興行成績が振るわないのもうなずけた。 【ねおやま】さん [映画館(字幕)] 6点(2019-12-03 17:13:06) 5.《ネタバレ》 作家性の違い。 スティーヴン・キングは辛い経験から、内なる恐怖と対峙し希望を見つけたい空想作家ですね。 キューブリックは恵まれた人で、恐怖に翻弄され罪を重ねる人間の業(性質)を客観的・批判的に描くタイプでしょう。 その意味で映画シャイニングは、原作を素材にした現実のメタファー。 現実だから、はっきりした答えのない永続性のある映画です。 ドクター・スリープは、映画シャイニングのキャクターとガジェットを借りたサイキックホラー。 キング流の、救いのあるダーク・ファンタジー作品。空想の世界です。 映画シャイニングの続編と謳(うた)いながら、テーマはまったく継続していない。 確かに、キングらしい後味のいい話で、希望を見せて終わる。 でも、キューブリックのイメージに依存し過ぎたため単品では成立しなくなり、もはや原作の続編とも言えない中途半端な作品になっている。 もっと悪く言えば、天才の作った「終わりなき映画」を、ファンの二次創作が強制終了させてしまった映画です。 ゲームをクリアするトリックとして、キューブリックのシャイニングを使った点で、レディ・プレイヤー1と同じレベルと言わざるを得ない。 まあ、キングとしては自分の作品を取り戻せて大満足なんでしょう。 この映画を絶賛する気持ちは分かる (笑) 【墨石亜乱】さん [映画館(字幕)] 6点(2019-12-03 09:37:06) 4.《ネタバレ》 既に、何度も何度も観た「シャイニング」を、前日にブルーレイで改めて鑑賞し、いざ映画館へ 冒頭で、幻想交響曲第五楽章のチューバソロが鳴り響き、期待が高まります。 しかしながら、話が進むに連れ「これは、全く別物の映画だな」と思うようになりました。 原作者と「シャイニング」の両方にリスペクトした結果、こういう作品になってしまった。という印象ですね。 と言っても、これはこれで楽しめる作品でした。 キューブリックの作品は、観る者に解釈を委ねるようなものが多く、分かりにくいのが特徴 それに比べ、本作は分かり易い作りになっていました。 前作での有名シーンも多数挿入され、シャイニングファンには嬉しいですね。 ただ、ストーリーは何だか「カルト集団の退治物語」みたいになってしまった。 原作未読ですが、スティーヴン・キングは絶賛しているようですし、原作をある程度、忠実に映画化した結果なのかもしれません。 残念なのは、野球少年が惨殺されるシーン あれは、観たくなかったですね。 【TerenParen】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-12-02 20:55:34) 3.《ネタバレ》 原作既読。 またここからは原作厨による不満をダラダラと書き連ねて行くことになるので興味の無い方はスルーされたし。 まず、前作「シャイニング」自体原作と異なる部分が多く、どう辻褄を合わせて行くのかが興味深い所だった。例えば原作の「シャイニング」ではホテル自体爆発してますから舞台とはなり得ないのだが…? しかし、本作の予告編を見た限りだとかなり前作を意識しており、どうなのこれ?と不安しか無かったのだが、いざ鑑賞して見ると、以外にちゃんと原作通りに進むので、これは有りかな?と思っていた。 とは言え、あれだけ膨大な作品の映画化であるからやはり省略されたり改変されたりしたとこも見受けられたのも事実。 ダンとアブラの関係性ばかりに絞った為、アブラの父親とか原作で活躍する人物達が少なく、チームでかがやきを持つ超能力集団に立ち向かうというスリルが削がれてしまっていた。 さらに、敵の集団の描写も足りなくて、敵同士の繋がりややり取りがもう少し見たかった感じ。なので、そこまで敵に対する恐ろしさも感じられない。 で、最大の問題点はやはりキューブリック版「シャイニング」の存在を無視出来なかった事。というか後半かなりキューブリックに寄せて来ていて、原作に出てこない双子とか血の海とか、それらはもはやキューブリック版を象徴するアイコンに過ぎないし、なんの意味も感じられなくて、単なる観客へのサービスに映ってしまう。 浴室の幽霊にしたってあれだけ何回も出されると怖いというよりしつこいとしか思えなかったし、この作品が描きたいのは何なのかが全然見えて来なくて、かなり中途半端な出来に感じられた。 原作は本当に読み始めたら止まらなくなるほど面白かったので、こちらも是非読んで欲しいと思う。 【ヴレア】さん [映画館(字幕)] 4点(2019-12-02 00:17:08) 2.《ネタバレ》 80年代に制作された前作は幻覚シーンはあるものの超常現象的なシーンは抑えられ(倉庫に閉じ込められたジャックを幽霊が鍵を開ける)、リアリティーラインが微妙な点になっていたが、今作はCGを多用してしまい、前作を理解し、配慮ているとは言い難い。 前作のキャラクターを形式的な怪物表現で文字通りお化け屋敷になってしまった。 特に廊下へ血液が溢れるシーンの使い方は前作を馬鹿にしている様に思える。 もしキューブリックがこの作品を観たら、どう感じるだろうか? キングとの確執からこの様な表現になったとしたら悲しい。 また、子供への拷問シーンは表現の自由の域を出た観るに耐えられない表現だった。こんなシーンに頼らなければ恐怖が表現できないとしたら、ハリウッドも地に落ちたとしか言いようがない。 【ジョウオンズ博士】さん [映画館(字幕)] 6点(2019-12-01 12:21:44) 1.《ネタバレ》 まず言わなければならないのは、この作品は「シャイニング」の続編などではないと言う事。前作のおさらいは無用。前作は下敷きにはなっているが、完全な新作である。そこが良かった。むしろここまで来たら前作の要素を完全に廃して100%の新作にした方が良かったのでは?とすら思える。今回の敵は魂を吸って生きている集団。途中の野球少年を殺害するシーンは目を背けるぐらい酷いが、一方のアブラも彼らに対して一切の情け無用で立ち向かう。「自業自得よ」とか「痛ければいいのに」とかこっちの方がホラーか?と言うぐらい。巻き添えを食って死んだアブラの父親とダニーの親友は気の毒だった。 【ぴのづか】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-11-30 15:00:27)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS