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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密

Knives Out
2019年【米】 上映時間:130分
ドラマコメディシリーズもの犯罪ものミステリー
[ナイブズアウトメイタンテイトヤイバノヤカタノヒミツ]
新規登録(2020-01-04)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2023-03-28)【TOSHI】さん
公開開始日(2020-01-31)


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監督ライアン・ジョンソン(監督)
キャストダニエル・クレイグ(男優)ブノワ・ブラン
クリス・エヴァンス〔男優・1981年生〕(男優)ランサム・ドライズデール
アナ・デ・アルマス(女優)マルタ・カブレラ
ジェイミー・リー・カーティス(男優)リンダ・ドライズデール
マイケル・シャノン〔1974年生〕(男優)ウォルト・スロンビー
ドン・ジョンソン(男優)リチャード・ドライズデール
トニ・コレット(女優)ジョニ・スロンビー
ラキース・スタンフィールド(男優)エリオット警部補
クリストファー・プラマー(男優)ハーラン・スロンビー
フランク・オズ(男優)アラン・スティーヴンス
ノア・セガン(男優)ワグナー巡査
M・エメット・ウォルシュ(男優)プルーフロック氏
ジョセフ・ゴードン=レヴィット探偵ハードロック
藤真秀ブノワ・ブラン(日本語吹き替え版)
中村悠一ランサム・ドライズデール(日本語吹き替え版)
小林沙苗マルタ・カブレラ(日本語吹き替え版)
一城みゆ希リンダ・ドライズデール(日本語吹き替え版)
内田直哉ウォルト・スロンビー(日本語吹き替え版)
大塚芳忠リチャード・ドライズデール(日本語吹き替え版)
田中敦子〔声優〕ジョニ・スロンビー(日本語吹き替え版)
小林清志ハーラン・スロンビー(日本語吹き替え版)
脚本ライアン・ジョンソン(監督)
挿入曲ザ・ローリング・ストーンズ“Sweet Virginia”
撮影スティーヴ・イェドリン
製作ライアン・ジョンソン(監督)
製作総指揮トム・カーノウスキー
配給ロングライド
美術デヴィッド・クランク〔美術〕
編集ボブ・ダクセイ
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未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

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11.“ミステリ”好きには堪らなく楽しい映画だった。
現代に蘇った“アガサ・クリスティー”的なストーリーテリングを、オールスターキャストで織りなす映画世界は決して華美ではないが芳醇で、多様な娯楽性が満ち溢れていた。
“007”のダニエル・クレイグと、“キャプテン・アメリカ”のクリス・エヴァンスが、それぞれ代名詞である人気キャラクターとは全くイメージを違えた登場人物を好演しており、殊更に映画ファンとしての充足感は高まった。

ミステリーというジャンルは、古今東西問わず映画史においても、文学史においても、描きつくされていて、新たな傑作を生み出すことが最も難しいジャンルではないかと思う。

今作にしても、ミステリーのネタ自体が抜群に新しいということはなく、ストーリーの形式そのものは、前述の通り“アガサ・クリスティー”が描いた推理小説の基本構成をベースにしていることは間違いない。

ただ、その“オールドスタイル”を丁寧に磨き上げ、きちんとオリジナル要素を盛り込み、現代的なアレンジで仕上げているからこそ、この映画はちゃんと面白いのだと思う。

気鋭の映画監督であるライアン・ジョンソンが、本人によるオリジナル脚本で今作を描き出した意義もとても大きい。
シリーズものやリメイクが横行するハリウッドの映画産業において、オリジナリティをもった脚本を書いて映画化することができるこの監督の存在感は、今後益々大きくなるのではないかと期待している。(「最後のジェダイ」も僕は大好きだ!)

キャスト陣においては、やはり前述の通りダニエル・クレイグとクリス・エヴァンスの両スター俳優が、長年演じ続けてきた代名詞的なキャラクターのイメージを脱ぎ捨てて、新境地を開拓していることが興味深く、フレッシュだった。
特に主人公の名探偵を演じたダニエル・クレイグは、彼にとっての「007」最終作の公開を前にして、また新たな人気キャラクターを獲得したのではないかと思える。

秋の夜長、上質な推理小説を読み終えた時のような充足感に包まれる。
こういう王道ミステリーは最近少なくなっていたので、ぜひともシリーズ化してほしい。 鉄腕麗人さん [インターネット(字幕)] 8点(2020-10-25 00:07:59)

10.《ネタバレ》 『スターウォーズ』シリーズをぶっ壊したライアン・ジョンソン監督の新作はオールスターキャストの名探偵推理もの! 冒頭こそいかにも伝統的な探偵対怪しい容疑者たちのやりとりで始まりますが、さすが一筋縄ではいかない。中盤からはその構造をひっくり返して、なんと犯人と探偵がタッグを組む展開、そして終盤さらにもう一度その構造をひっくり返して探偵が怪しい人たちの前で種明かし、という構成。終わってしまえば、たいしたことないストーリーなのですが「なるほどそうきたか」の連続は素直に楽しめました。移民問題をさりなげく絡めてくる感じもグッド。ただ、ジョンソン監督らしい弱点もちらほら。全体的にテンポが悪く、あちこちに行ったり来たりの冗長な感じが否めない。クリス・エヴァンズはがんばっているのだけれど最後の一線で悪そうに見えない。せっかく揃えた芸達者たちが早い段階で単なる背景になってしまうのも物語の構造上仕方がないのだけれど、もったいないと思ってしまう。 ころりさんさん [インターネット(字幕)] 6点(2020-08-30 16:13:22)

9.《ネタバレ》 世界的なミステリーの大家であり、莫大な資産を有する大富豪でもあるベストセラー作家ハーラン・スロンビーがある日、自宅の密室で自殺死体となって発見された!発見したのは、彼の専属の介護人である貧しい移民の子、マルタ。広大な大豪邸にはスロンビー家の一族が暮らしており、しかも当主が死んだまさにその日、皆で集まって彼の誕生パーティーを開いていた。一癖も二癖もある彼らは、当主の莫大な遺産を巡って早くも色めき立つのだった――。そんな中、警察とともに現場へとやって来たのは私立探偵ブラン。謎の人物から、真犯人を見つけて欲しいという依頼を受けたのだ。最後に被害者と一緒にいたというマルタを助手につけた彼は、そんな愛憎渦巻くスロンビー家の隠された真実へと迫ってゆくのだが……。広大な豪邸で起こった大富豪の突然の死の真相を巡り、名探偵がその類稀なる推理力を駆使して真犯人を追い詰めるという王道ミステリー。冒頭こそ、あまりにも古風なその設定や複雑で分かりにくい人間関係などで「ちょっとこれはどうなんだろ…」と思わせる本作。でも、すぐにこのマルタと言う主人公が実は真犯人だったという意外な展開を見せるとこはなかなか新しかったです。しかも、嘘をつくとゲロしちゃうという特異体質を持つ彼女。そのマルタが名探偵の下で自分に不利な証拠を見つけるたびに、それを密かに揉み消しちゃうというのはなかなか楽しい設定ですね。これでもかっちゅうくらいベタな王道ミステリーでありながら、その枠組みを根底から覆しかねないこの裏設定は面白い!しかもこの主人公の女の子がすこぶる魅力的で大変グッド。何も知らないまま、そんな彼女と捜査を続ける名探偵役を飄々と演じたダニエル・クレイグも意外に嵌まってました。他にも魑魅魍魎のこの一族を個性豊かに演じたベテラン俳優陣も見事な仕事ぶり。肝心のことの真相がかなり強引で力技で押し切られちゃった感はありましたが、僕は最後まで楽しんで観ることが出来ました。うん、7点! かたゆきさん [DVD(字幕)] 7点(2020-08-28 23:30:22)

8.《ネタバレ》 推理モノとしては、まずまずの出来といったところ
被害者の看護師マルタは、最重要な役柄で、ウソをつけない体質
ウソをつくと、嘔吐してしまう‥という、面白い設定です。
アベンジャーズでは、愛国心に溢れる好青年ヒーローだったクリス・エヴァンスが、本作では汚れ役というのも興味が湧きます。
ただ、推理モノに付き物の、「ラストシーンでのあっと驚く大どんでん返し」とまではいきません。
緊張感も今一つ足りない。
もう一捻りすると、さらに面白い作品になったと思うのですが‥‥
ダニエル・クレイグ扮する名探偵ブノア・ブランも、どこか大人しい
シャーロック・ホームズのように、唯我独尊的な、少しばかり他の人を子馬鹿にするような探偵の方が設定として良かったのかも知れません。 TerenParenさん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-08-23 16:53:39)

7.ワクワクするようなオープニング、つい期待してしまいます。が、、、

館は欧風でも舞台は現在のアメリカ、なんです。一族と使用人が二人に対する聴取。それと魅力あるはずの探偵のバックグラウンドがさっぱりわからないので、推理の途中もただただ何かつまらないマジックを見せられているようで身が入りません。

前日譚などが出てきますでしょうか、次回があればまたみたいと思います。 HRM36さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-08-03 11:39:13)

6.謎解きもので、良くできてはいるものの、犯人を知ったときの驚きも少ないし、見終わったあとの満足感も程々だったので、この点数で。
雰囲気は好きなんだけどね。 おとばんさん [映画館(字幕)] 6点(2020-03-08 20:49:36)

5.《ネタバレ》 複雑な家族構成に伏線を張ってはいるが、それがタネ証しに活きていない。探偵がギモンを抱くきっかけが、シューズについた血の跡というのはとって付けた感が強い。とはいえ、見せ方が巧いので楽しめる。全体として、ミステリとしてはいまいち。家族ドラマとしてはまずまず。アガサ・クリスティを意識した近年の作品としての出来栄えは、「ゴスフォード・パーク」には及ばない。 カワウソの聞耳さん [映画館(字幕)] 5点(2020-02-18 20:51:19)

4.登場人物全員が疑わしいところなんかは、アガサ・クリスティのポワロ・シリーズと同じですが、主人公は絶対に嘘がつけないというシチュエーションは、目新しいのではないでしょうか。事件のすべてを理解しているつもりが、最後に探偵役のダニエル・クレイグが謎を解く辺りは、爽快感にあふれていました。ただ、皆、疑わしくはありますが、何となくこの人かな、というのは感じられてしまい、犯人捜しの醍醐味はやや薄いかもしれません。 shoukanさん [映画館(字幕)] 6点(2020-02-17 17:27:44)

3.《ネタバレ》 この作品を観るのに多くの情報を入れるつもりはなかったが、
「アガサクリスティーに捧ぐ」というキャッチを目にして「なんだミステリーか」と思ってしまった。
「なんだ」という表現は失礼だと思うが、最後まで犯人が分からない殺人ミステリー作品は
一番犯人じゃないと思う人から疑えば、ほぼ当たってしまう。

映画は容疑者を紹介するように始まる、教科書通りだ。
しかし序盤で犯人が分かってしまう、あれ?これじゃミステリーじゃなくって結局サスペンスじゃん!

サスペンスだと分かってもこの作品には強い脚本力があり、
「他殺」でないと遺産が受け取れないことが分かると遺族は探偵を頼りにするあたりから
ぐいぐいと話に引き込まれてしまった。

ストーリーに引き込まれて犯人捜しを頭から外したあたりから「ミステリー」が始まるというトリック。
結局サスペンスというベールで隠されたミステリーだったことに気づくと
もう「やられた」としか言いようがなかった。

アガサクリスティが築きあげた殺人ミステリーは今や「だと思った」という「ひねくれた」観客を
多数育ててしまった為、非常に作りにくいと思う。
しかしこの映画を見る限りまだまだ「ミステリー」というジャンルは消えないのかもしれない。

そのことをアガサクリスティに捧げたかったのかな。 かのっささん [映画館(字幕)] 8点(2020-02-03 15:40:24)

2.《ネタバレ》 かなり古風でオーソドックスなつくりの探偵もの。最終的にメインとなるトリックはそこまで奇抜という訳でもなくこれもオーソドックスだし(正直なんとなく途中で読めてしまうレベル)、探偵のキャラ、一同騒然な遺言状など、所々のつくりもまたかなりオーソドックスだとも言える。ただ、あくまで最初は普通だが途中から倒叙ものになりかかる(が、ラストにもう一枚ドンデン返しが有る)工夫を筆頭に、展開運びは全体的に比較的地味な割に最後までダレずに非常に面白く観れるし、何より「嘘がつけない」という推理ものでは正にジョーカーとも言える奇想天外な登場人物を、全体的にこれも非常に巧みに使っており(特にラストは素直にグッドだと思った)、その点は率直に優れたアイデア・良脚本だなと感じる。普通にオススメできる良作。 Yuki2Invyさん [映画館(字幕)] 7点(2020-02-01 01:12:58)

1.ダニエル・クレイグ演じる名探偵はそこまで特殊な魅力がある訳ではなかったが、そのいかにもな佇まいはとても良かった。

登場人物の1人に絶対に嘘を付けない体質の人が居るという設定が絶妙だと思った。
しかも、嘘つくと○○しちゃうなんて…。これは映像的にもインパクトがあるし笑えるし、とても良い。

単なる犯人当てだけじゃない魅力溢れるミステリーでした。面白かった~。 ヴレアさん [映画館(字幕)] 8点(2020-01-31 20:14:35)

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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 31人
平均点数 7.13点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
400.00% line
526.45% line
6722.58% line
71135.48% line
8722.58% line
9412.90% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 9.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review1人
4 音楽評価 8.00点 Review1人
5 感泣評価 7.00点 Review1人

【アカデミー賞 情報】

2019年 92回
脚本賞ライアン・ジョンソン(監督)候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2019年 77回
作品賞(ミュージカル・コメディ部門) 候補(ノミネート) 
主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)アナ・デ・アルマス候補(ノミネート) 
主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)ダニエル・クレイグ候補(ノミネート) 

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