みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
94.《ネタバレ》 この映画、いまや男の方が生活全体を失う危険度が高い(女性の方が法的に保障されている?)ということの先駆的な好例となるのか、などとはおよそ非映画的コメントだが、映画の形式面を不問にするリアルな感じの映画といおう。 【ひと3】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-07-28 10:41:27) 93.《ネタバレ》 私生活は徹底的に破綻しているけれど、それでもリングのなかでは輝いていたボクサーの栄光と破滅を描いたボクシング映画の古典。嫉妬と酒に狂ってDVを繰り返す主人公のボクサーの姿は善くもも悪くも強烈!スコセッシとデ・ニーロのまさに黄金時代。白黒映像で描き出される、どこか乾いた狂気の世界はそれでも生きていく男の生々しいエネルギーに満ち溢れている。それに、今では既に伝説と化しているデ・ニーロのあの体重差はやっぱり見事!そこまでするかってくらいの役者魂が、主人公の狂気に見事に憑依している。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-04-30 16:09:29) 92.《ネタバレ》 格闘技の世界に関わっているとこういう人たまにいます。 日常生活はむちゃくちゃなんですけど、試合の時だけ輝く。 連勝して、結婚して、子供が生まれてと幸せなシーンだけカラーで表現して(ものすごい適当なダイジェスト)あとは白黒。 ボクシングよりもショーマンのほうが幸せと言ってるラモッタはどう考えても幸せそうに見えない。かと言ってボクシングをしてる時が幸せかというとそうでもない。 常に焦燥感に付きまとわれ周りを不幸にしていく。 ラモッタが偉大なのはやっぱシュガーレイ・ロビンソンに向かって言った「俺は一度も倒れなかった」ってところなんだと思う。 八百長試合ですら倒れない。 偉大じゃないですか。 DV野郎ですけど・・・・。 【CBパークビュー】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-12-29 12:13:00) 91.《ネタバレ》 暴力と猜疑心に憑りつかれた男、ジェイク・ラモッタ。彼はぶっちゃけ一般的な人が見ると余り感情移入できないキャラクターであることは間違い無い。些細なことで怒鳴り、物を破壊し、妻が不貞を働いていないか心配で仕方が無い、こんな男は滅多に居ないからだ。では彼は誰かと言うと想像だが監督マーティン・スコセッシ自身の投影なのだろうと思う。何故なら彼のフィルモグラフィーから考えて暴力に憑りつかれた男だったことはほぼ間違いないからだ。もしかしたらイタリア系マフィアが多くいた街の出身だったからかもしれない。本作はそんな暴力の権化とも言えるジェイクが一度はタイトル獲得まで上り詰めるも最終的には場末の司会にまで落ちぶれるまでを描いている。だからと言ってスコセッシは「暴力にとらわれていても良いことなんてありませんよ」というメッセージを投げかけている訳ではないだろう。ジェイクが最も輝いて見える瞬間は疑いようもなくリング上で敵を殴り敵に殴られ血潮を撒き散らしている姿であろうから。またロバート・デ・ニーロの肉体改造と言ってもいい程の見た目の変化、そして各場面ごとのテンションの差異は素晴らしいとしか言い様が無かった。スコセッシの闇の一部を切り出したかの様な数々のカットや固定カメラから暴力シーンを覘き込むコッポラ風の演出も同様に素晴らしかった。 【民朗】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-08-11 15:28:39) 90.ダメ人間を、ダメ人間ということなく描ききったバイオグラフィー。スコセッシの映画大好きさが少々過剰ともいえる演出をさせているが、目線そのものは極めて冷静である。ダメさをとことん描いている。ラストの「now I can see」はもちろんジェイクのことではあるまい。彼が目を開くことは有り得ない。だとしたら誰なのか? 観客だろうか。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-10-19 23:10:53) 89.ボクシング映画は好きなジャンルです。デ・ニーロもスコセッシも大好きです。予想していたより、はるかに暗い内容なので、面食らってしまったことと、好みの作風でないので評価はこの点数です。デ・ニーロの演技には鬼気迫るものがありました。もっと早くに主演男優賞を取ってもよかったのにと思います。ボクサーは上り詰めることはもちろん難しいですが、引退後もキャリアに恥じぬように立派に生きることはもっと難しいと感じました。 【ジャッカルの目】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2011-07-24 17:35:58) 88.《ネタバレ》 いやはやインパクトある作品。 観るものに媚びることを知らない武骨な雰囲気と、ボクシングの世界がマッチしていました。 白黒映像にしたのはセンス抜群だと思います。 はっきり言って大衆受けするとはとても思えません。 現に前半は退屈でした。 印象が変わったのは、下手な八百長で負けた主人公がピーピー泣くところ・・・妙に愛着が沸いてしまいました。 特筆は、やはり王座陥落シーン。 各試合がスピーディなだけに、そこのストップモーションが際立ち、ホラー映画以上にぞくっとしました。 ここをピークとして、随所にデ・ニーロならではの印象的な演技がちりばめられており、これらがダイジェスト的に使われてるのが勿体無いくらいでした。 好き嫌いは別として、こんな俳優が出てきたら嫌でも注目してしまいます。 こういった作品もあれば、ロッキーのような作品もある。いや~映画って本当にいいものですね。 【午の若丸】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-06-08 22:31:06) 87.話自体がどうにも退屈でした。ジョー・ペシさんはなんか好きです。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 4点(2010-11-06 14:51:26) 86.デニーロの体が見事 20kgくらい違うかな? 【東京ロッキー】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-07-15 17:27:44) 85.ボクシング映画はあまり好みではないけど、この作品は何度も観ちゃうんだなあ。スコセッシは実在のラモッタをリアルタイムで観ていただけに、単なる伝記物ではなく彼の栄光と没落を一大叙事詩として再現してくれました。同じブロンクス出身だけに思い入れも深かったのでは。キレるところはキレるけど、ジョー・ペシが他の出演作に比べると冷静な役柄でいい味出しています。ペシとデ・ニーロの掛け合いシーンは、まさに名優同志のシンフォニーという感じで魅了されました。ボクシング・チャンプから芸人になったと言えば、日本ではガッツ石松ということですかね。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-10-15 23:20:33) 84.うまくやっていけない奴の話。それを嘲うでもなく聖化するでもなく、等身大で描いて、ほんと、どうしようもないなあ、と嘆かせるだけ。本人を普通のスピードで描き、本人が見た外界をスローモーションで描く部分がある。つまり噛み合ってないのよね。それが嫉妬という形で爆発する。嫉妬する男ってのはだいたい普通の映画の中では喜劇的要素なんだけど、この男の場合それはない。純粋嫉妬というか、それで唯一世間とつながっているの。被害妄想って言ってもいいのかな、まわりの人間が悪いわけでも、社会が悪いわけでもない、ただただこういう男がいる、ってことをネチっこく描き切っていく。弟の家に殴り込みにいくとこなんか圧巻でした。ラスト、妻にも弟にも見捨てられブクブクに太って、その無惨さはたしかに感動的なんだけど、正直、何でこんな男の人生に付き合わなくちゃいけないんだ、って感じもずっと抜けなかった。この監督の映画ではしばしば体験する気分。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-09-08 11:56:37) 83.《ネタバレ》 話自体は全然面白く感じないんですが、出来事への興味は尽きないという感じでグイッと見させられます。 デニーロの役者魂とか、そう言う要素がなかったらものすごく退屈なのかもしれませんが、きちんとそう言うイベント的な部分があるため映像的なおもしろさもあります。 話の筋自体は、ドキュメンタリーな味わいと、記録映画的な味わいを娯楽映画フォーマットのギリギリのところで表現している感じでさじ加減のうまさが秀逸。 でも本当のところ私は楽しめず残念。非常に良くできた映画なんですが、見るときの気分や求めているものに満足度が相当支配される感じがします。 【黒猫クック】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-01-02 14:19:04) 82.終始、デニーロ兄貴のブチキレ演技が堪能できる映画です。体重変化もスゴイ。ジョー・ペシのブチキレっぷりも負けてない。ただ内容は薄く、ストーリーは退屈気味。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-11-13 14:07:36) 81.ロバート・デ・ニーロについてはもう言う必要がないくらい凄い。ボクサーのサクセスストーリーを描いた作品と違って、栄光と挫折。光と闇を描いたものなので万人に好かれるようなものではない。エゴと嫉妬の固まりのような主人公には、まったく感情移入できないどころか、嫌悪感さえ感じてしまう。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-03-23 22:38:22) 80.デニーロの黄金期(70~80年代初め)の作品は外れがないです。 【TVC15】さん [DVD(字幕)] 10点(2008-02-25 10:57:49) 79.《ネタバレ》 単なるボクシング映画ではなく、ボクシングの世界では誰にも負けないチャンピオンでも私生活では常に嫉妬深く不安に取り憑かれている男の栄光と転落がうまいこと描かれていています。最後に出てくる新約聖書の言葉の意味をこの映画においてどう解釈すれば良いのか分からなかったですが、「主人公にはチャンピオンとして一見開けた世界があるのかと思いきや、実はボクシングという尺度でしか周りを評価することができない」という人間性を意味しようとしているのかなと思いました。演技については、現役のシーンでは引き締まった体を魅せ、引退後のシーンでは中年のおじさんのようなお腹を見せるという、デ・ニーロの役者魂には脱帽しました。また、ジョー・ペシのコミカルながらも味のある演技も良かったです。 【まいった】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-12-16 03:57:40) 78.スコセッシの放った佳作。 ずば抜けて面白いわけではないけど、観て損をした感じはない。 【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-12 00:29:33) 77.《ネタバレ》 個人的には同じボクシング映画の『ロッキー』よりも、むしろ『スカーフェイス』に近いような気がしました。実力はあるのに、その自己中心的な姿勢から身内にも疎まれ、やがて孤立していくジェイクの姿がどこかトニー・モンタナの姿と重なって見えた。ただしマフィアのモンタナならともかく、堅気のラモッタからそういった自己チューな性格とか破滅思考などが感じられると、どこか興醒めに思えたりもする(あんなに嫁さんをしつこく問い詰めるなよ…とか)。というわけで、デ・ニーロの神がかり的な演技を差し引いてみた場合、それほどは印象に残らなかったです。 【とかげ12号】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-05-09 20:46:30) 76.日常の退廃した会話と細切れのボクシングシーンが延々と交互に映されるだけで、内容的な面白みはあまりありません。デニーロについても、体型変化のインパクトだけでオスカー獲っちゃったような感じ(これよりも優れた演技はほかでいくらでもしている)。むしろ、ジョー・ペシの堅実な存在感の方が印象的だった。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-02-09 02:22:23) 75.ジョー・ペシがいい味出してました。また、よく耳にするデニーロの役者魂、これまたぶったまげました。ポッコリお腹は忘れません。観ていて、どこか、ほのかに悲しい気持ちを抱いてしまいます。そんなとこもグッドな作品です。 【アンリ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-01-18 04:07:09)
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