みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
56.古臭くて慌ただしい時代劇コメディですが、面の皮の分厚い主人公、マルチで超ポジティブなフランキー堺が超楽しい。イケメンではないのに思わず見とれてしまいます。共演者も「時代背景や製作者の意図を考慮してそのまま放映された不適切な表現」を吹き飛ばすくらい活き活きしており、嫌みのない中味もユーモアたっぷりです。「主人公が墓場のセットのスタジオを突き抜けて現代の街並みをどこまでも走り去っていく」とかいう幻のラストシーンの方を見てみたかったのですが・・・ 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2018-04-10 23:57:12) 55.品川宿で何が起こっているのか、誰かが何をしようとしているのか、最初から最後までさっぱりわかりませんでした。ここまで興味をそそらない作品も珍しい。 【次郎丸三郎】さん [DVD(邦画)] 2点(2017-02-01 22:20:26) 54.《ネタバレ》 愉快な映画ですね、楽しませて頂きました。皆さんの言うようにフランキー堺の演技は すごいです。でも、あの咳をさせて、よく体が悪いんじゃないと言われているのは どんな意味があったんだろう。 【cogito】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-11-21 19:14:47) 53.あんまり誰もいわないみたいなので言いますが、この名作のために、落語「居残り佐平次」だけはどうしても予習として押さえほしいんだ。面白さ40%増し。ぜひYoutubeでどうぞ。ワタシは、志ん朝押しです。フランキー堺の神がかり演技。誰にもまねできない。だからリメイクはあり得ないと思いますが、もしやるなら佐平次は山崎弘也(ザキヤマ)で見てみたい。 【なたね】さん [DVD(邦画)] 10点(2015-09-12 08:22:32) 52.《ネタバレ》 フランキー堺、左幸子、南田さんと昔の日活の俳優さんには雰囲気がある。 それだけに高杉ら長州藩士の野暮ったさ、迫力のなさが残念。 遊廓宿を舞台にした人情劇として、味わいのある作品。 【MARTEL1906】さん [DVD(邦画)] 7点(2015-08-17 06:27:24) 51.○日本軽佻派を自称する川島雄三の傑作。けれども軽佻浮薄なニンゲンにこういう映画は撮れっこない。 監督の演出に10点。フランキー堺の神がかり的演技に10点。遊郭のセットに命を与えたすべての脇役陣(石原裕次郎を含む)に10点。合計30点を献上。 ○居残り佐平次が「相模屋」から逃走するのは、佐平次自身も気づいていないが、目の前に迫っている死を迎える場所を探すためである。 従って、最後の場面はこのほうがいい。幻のラストシーン(昭和32年の品川を走り去る佐平次)など不要である。 ○「地獄も極楽もあるもんけぇ。俺ぁまだまだ生きるんでぇ。」の捨てゼリフは、生老病死を宿命とする全人類に共通する呪文。この呪文だけでも10点。 【火蛾】さん [DVD(邦画)] 10点(2015-05-11 00:12:24) 50.《ネタバレ》 午前十時の映画祭のおかげで映画館で鑑賞。 いやー普通に映画館で爆笑の連続で、声出して笑いまくってました!! テンポがとにかく良く、ヘラヘラしてるのにめちゃくちゃ強かな居残りさんのとんちには、ほとんど全てツボってました笑 全てうまくこなしてた居残りさんに、最後何かうまくいかない事が起きるだろうと思ってましたが、 地獄落ちるぞ!と言われた彼は、俺はまだまだ生きるんでぇ~い!! と走り抜けて行きました。 鑑賞後にネットをみてると、監督の本来のイメージでは、開始直後の現代の品川をちょんまげのまま走り抜けて行くラストだったということで、 絶対そっちの方が衝撃的で、それを映画館で観れていたら間違いなく満点級の神作品になっていたと思います!! 残念!!! 【TK of the World】さん [映画館(邦画)] 8点(2014-10-01 22:26:38) 49.《ネタバレ》 「昔の映画を今やったってね~」なんて考えがひっくり返される傑作はこの世に五萬とある。 というより、今は人気の絶頂でも明日には「過去の映画」と化して忘れ去られる映画も五萬とある。 その辺で行けばこの「幕末太陽傳」は確実に前者! スピーディーなギャグの切れ味と魅力的な登場人物、何よりフランキー堺の一癖も二癖もあるキャラは時代を超えた今でも色あせない。 俳優誰一人知らねえ?裕次郎って誰?でもこのイケメンカッコイイね?面白いって?ならば良し! ぼんやりした白黒画面が、逆に新鮮で魅力的だったりする。「イリュージョニスト」が成功したのもそんな物珍しさ+普通に内容が良かったからだろうね。 主人公の立ち振る舞いは正に命懸け! 病を背負いつつ「大金集めりゃ治療費くらい稼げるだろう」と藁にもすがる思いで騙しては敵になったり味方になったりでコツコツ稼ぎ続ける。命懸けの大博打。 コメディだからあんま締まらないけど、普通に考えればいつ殺されるかも解らない侍相手にあそこまで振る舞えた主人公の勇気。並みの度胸じゃ船に二人っきりなんてマネはできない。とにかく傑作。 【すかあふえいす】さん [DVD(邦画)] 9点(2014-06-18 20:38:38) 48.名作の誉れ高い作品ですが、意外と面白くないというのが率直な感想です。せめて最後の場面は川島監督の構想通りであったなら印象がまた違ったのかもしれません。 【川本知佳】さん [DVD(邦画)] 4点(2014-06-07 21:15:42) 47.《ネタバレ》 大変に面白い映画でありました。ちょっと信じられないくらい凄い。粋なスピード感で押しまくるのかなと思ってたらフッと翳りのある場面が挟まれたり、抑揚のつけ方が抜群。落語ベースの喧騒の中で段々と集約していく物語の構成も素晴らしい。フランキー堺最高!ビシッと決まったセットやダイナミックなカメラワークにも目を引かれました。観賞後に幻のラストの事を知って、残念至極。そっちの方のラストを観たかったな。それで9点にしようかと迷いました。でもやっぱり10点!! 【マッイヤ~ン】さん [DVD(邦画)] 10点(2013-12-19 00:17:37) 46.フランキー堺ってこんなすごい役者だったんだ。このテンポの良さが邦画っぽくなく、なんだか昔のハリウッド映画を観ているような気分になった。 【la_spagna】さん [DVD(邦画)] 9点(2013-09-22 00:50:16) 45.《ネタバレ》 幕末の品川の遊郭を舞台に、市井のバイタリティを描いた作品でした。群像劇の様相がやがて一人の男にフォーカスして行く。遊郭で無銭飲食した末に住み込みで働き始めたその男(=フランキー堺)は発想が柔軟で金銭感覚に長けおり、口は悪いが人情家。幕末を回天させた長州の志士とも渡り合う。歴史の表舞台には上がらない民間のヒーロー像を描こうとしたように思えます。彼は労咳を病んでいて、それが芯に秘めた強さと無関係ではない。複数の古典落語を原典としているらしいのですが、その辺りは不案内で、知識があれば違った楽しみ方が出来たのかもしれません。 本作は45歳で病没した川島監督の39歳の作品。製作当時の監督の想いと主人公像が被ります。川島作品は「風船」に次いで2作目の鑑賞でしたが、両作とも「生き様」に対してひと言ある作品でした。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-05-30 23:02:39) 44.古典落語「居残り左平次」は内容を知ることがなく、「品川心中」「三枚起請」なども知らなかった。 序盤からいろいろな人物が入り乱れて混乱、早口すぎるセリフも半分ほどしか聞き取れずにイライラしながら見ていると、中盤からやっとフランキー堺の芸が分かってきて面白くなってきた。 最後まで落ち着くことのないドタバタ劇という印象。 あらかじめ知識があったり、時代劇が好きな人なら入り込めると思うが、素人の人はこれを喜劇映画の傑作だと思って期待しすぎず鑑賞することをおすすめしたい。 【mhiro】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2013-04-30 19:40:15) 43.遅ればせながらデジタル修復版の存在を知り、初鑑賞。 川島雄三監督も初鑑賞。 軽快な喜劇でありながら、役者も美術も実に豪華。 正直、一度では人物関係が理解しきれなかったのだが、2回目でますます面白く、絵の端っこまで発見があった。舞台は今で言う飲食店でもあるので、食器の小道具や、役者たちの物の食べ方、飲み方、タバコの吸い方を見ていると、江戸時代はこんな生活だったのだろうという、ドキュメンタリー的なリアリティを感じる。 客室、台所、階段、桟橋などこの遊郭の美術空間が実に面白い。 海のそばで、御殿山の近くという地理も面白い。(googlemapで調べたら今はコンビニのあるビルであり、当時の面影もない) 昔の日活といえば、荒唐無稽なアクションや軽薄な青春映画というイメージを勝手に持っていた自分が恥ずかしい。巨匠は黒澤・溝口・小津ばかりではなかったのである。 こんな密度の映画が、山のように作られていた時代が今や信じがたい。 去年、デジタル修復版の上映が終わってからネットでこの映画の存在を知ったのだが、こういうリバイバルはどんどんやるべきだ。 自分は劇場で観られなくて残念だったが、日活の宣伝サイトのカラフルなイメージを観て、ものすごく観たくなった。懐古的ではなくまるで新作であるかのようなうまい宣伝だ。(フランキー堺ではなく、女優を全面に出したイメージもずるいけどうまい) 古い映画には今の映画には失われたものがある。今の時代に無いということは、今の時代に新鮮なものがあるということだ。こういう切り口で昔の傑作をどんどんリバイバルしてほしい。 創立00周年やら、生誕00周年といったイベントではなく、定期的にこういうリバイバルをやっていれば、きっと映画館はもっと面白くなるはずだ。 【どっぐす】さん [インターネット(字幕)] 8点(2013-02-13 00:19:44) 42.登場人物が多く最初の方はごちゃごちゃして落ち着かなくせわしない感じだったが、中盤フランキー堺が活躍し始めて途端におもしろくなった。品川心中、三枚起請など落語の世界が映像化され痛快きわまると言ったところだし、さすがフランキー堺である。長州藩士も入っての大騒動になるかと思いきや、その方は・・・。石原小林の大スターを引っ張り出したのは良かったが、映画にちょっと溶け込んでいないような気がする。 ところで「起請文」といって今の若い人たちにはわかるのだろうか、ちと心配。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-12-02 07:05:27) 41.《ネタバレ》 かつての華やかな遊郭を舞台に、グランドホテル形式で、今みても華やかなスターたちがきらびやかに出てくる、人を喰った味のある喜劇。 建物の意匠のおもしろさ(実在した相模屋に忠実だそうで)、遊郭の風俗、女優のきれいさ、男優のスターっぷりなど、まさに娯楽映画感がいっぱい。 監督の初期構想通りに、ラストシーンを現代(昭和32年)につなげていたら、最初の赤線廃止前の北品川の紹介シーンとキレイにつながったのに、とすこし残念に思う。 この映画公開の翌年は、東京タワーができて、皇太子ご成婚があって、などなど、あきらかに日本が変わる年。その前に、すでに滅んだもの、まもなく滅び行くもの、そしてこれからも変わらないもの、をカメラにおさめた監督の感性に、共感をおぼえる。 【せい】さん [レーザーディスク(邦画)] 8点(2012-06-26 00:30:35) 40.GOOD 【ホットチョコレート】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2012-04-08 10:09:02) 39.《ネタバレ》 古い作品だけあってところどころ聞き取りづらいシーンがあったのが残念。 テンポは抜群で登場人物のキャラクターも立っており、台詞回しも見事、痛快なストーリーにもかかわらずイマイチ面白くなかった。 最後の訛りが酷いおっさんにだけそれまでの狡猾さが嘘のように空回りするのも?だし、一貫して意外性のないストーリーだったのが減点対象になった。 【eureka】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-12-11 15:43:08) 38.《ネタバレ》 現在の混迷した日本社会を生き抜くためのヒントを与えてくれるような作品でした。 世の中の流れを読み取り上手く立ち回る才覚、しぶとさや粘り強さ、そして他人に頼らず頼られることにより未来を切り拓こうとする意思の強さ等々主人公佐平次の姿には共感するところが多かったです。そして、そんな主人公をフランキー堺が本当に見事に演じています。 【TM】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-01-29 15:58:25) 37.フランキー堺が主演で、日活看板スターが脇を固めるという異色の時代劇。佐平次は口ばっかしのいやな奴だと思いきや、なにかとワルヂエを働かせて丸く収めたり人助けをして重宝がられます。裕次郎や二谷英明の侍はまださまになっていたが、小林旭と岡田真澄にはちょっと笑ってしまった。 【きーとん】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-08-09 00:22:46)
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