みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
33.《ネタバレ》 オープニングが衝撃的(笑)、「ジョーズ」のパロディですか。真っ二つになった源ちゃんと足だけになったさくらが出てきます。それが予兆していたのか、物語後半はちょっと悲しい展開になります。寅さんは決してファンタジーではないので悪者がやっつけられて無事ハッピーエンドというわけには行きませんが、その分現実味があって生きる勇気が湧いてきます。中でも今回は宇野重吉演じる老画家の飄々としたキャラクターが良く、又出演時間は短いながらも岡田嘉子さんの台詞が非常に奥深いです。そう、あの時上手く行っていたからと言って必ずしも良い人生が送れていたとは限らない。後悔している暇があったら前へ進め!ラストシーンの素晴らしさからもシリーズ最高傑作の一つと言われている理由がよく分かります。 【かんたーた】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-11-13 00:25:04)(良:1票) 32.シリーズ最高傑作だと思う。 【イニシャルK】さん [地上波(邦画)] 10点(2005-04-28 15:40:59)(良:1票) 31.ヒロインに辛い現実を背負わせ、しかもその女性を陽性の太地喜和子に演じさせた事が最大の勝因ですね。寅さんシリーズの中でも屈指の出来だと思います。いいお話。 【放浪紳士チャーリー】さん 8点(2005-02-09 13:27:55)(良:1票) 30.何て苦いハッピーエンドであるか。社会の悪意に見舞われた時、物言わぬ善良な庶民がいかに無力であるかが描かれてる。シリーズ中、「怒り」を感じさせる唯一の作品。太地喜和子がすごくいいし、宇野重吉と岡田嘉子が語り合う場面は両者の演技、そして演出ともに絶品。 【ひろみつ】さん 8点(2003-04-29 01:05:27)(良:1票) 29.17作目。今回はなんか終わり方がよかったです。寅さんがフラれてないというのもめずらしいかな。幸せな結末です。 【バカ王子】さん 8点(2002-08-17 05:49:32)(良:1票) 28.《ネタバレ》 シリーズ17作目。はははっジョーズだ! 源ちゃんの千切れた腹わたにボカシ掛かってるわ(※BSテレ東)、そこまでリアルに再現したんだなぁ。さくらは狂った挙げ句サメに食い殺されるし、現実と夢の関係を考えたりもしたけど、こりゃ何も考えてないわ。単に息抜きとして楽しんで創ってるんだわ。 満男の入学祝いというのが劇中時間の経過を感じさせる。あとおばちゃんが寅のことを「寅さん」から「寅ちゃん」に呼び方を変えてる。何作前からかなぁ?ご祝儀袋にいくら包んだんだろ? シリーズ随一の名作と呼び声の高い本作。普段のように寅がバカをやるのでなく、お人好しな一面と、男気のある一面を見せる下町人情話。 この話が発祥かどうかは解らないけど、文無しジジイが実は金持ちで~ってのは割とよくある話。そして実は高名な画家で絵が高く売れて~ってのも黄金パターンかもしれない。古本屋店主が絵を見て青観作だと気づく展開は、解っちゃいるけど“おぉ~~!”ってなる。 青観と志乃のエピソードは、後からなるほど~と納得。当時の状況を知っていると、より意味深く感じられたことだろう。 前半と後半で別な話になるパターンかと思いきや、後半に大きな足跡を残す青観先生。借家のボロボロの床の間に似つかわしくない素晴らしい牡丹の絵は、芸者に身を落とし、貸した金は帰らなくても、明るく前向きに生きていくぼたんの生き様のよう。 「決まってるじゃないかよ、お前さんと所帯を持とうと思ってやって来たんだよ。」初めての決着が着かないパターン。この終わり方大好き。リリーの結婚話で、気まずい空気を作ってしまったから、ぼたんには自分から冗談としてジャブ打ちしといたんじゃないかなぁ?それだけぼたんとの気さくな関係を大事にしたかったんじゃないかな。 東京に向かって手を合わせる最後もすごく爽やか。一本完結の良い人情映画を観たなぁって気分にさせてくれました。 【K&K】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2023-09-09 17:35:03) 27.今から46年前くらいの?日本の情景が、ところどころに映し込まれているのがよかった。 旧すぎて見た事もないような車が珍しすぎてすごい、この頃の車はむちゃくちゃカッコイイ、こんな時代を返せ!とか、すごくレトロな物が置いてある!と思ったり、むしろ現代そのものにしか見えないシーンもあったり、日本はこんなに変わってないんだな、と思う所もあった。 【ao】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2022-02-06 08:03:44) 26.《ネタバレ》 安定した面白さ。 話の展開がお約束なので安心してみてられる。 ただ牡丹が200万騙されたのって自業自得かな。 騙す方が悪いけど騙されるのもちょっと警戒心なさすぎ。 でもラストは良かった。 絵を売らないってとこもいいし寅さんが牡丹を幸せにしてやるって覚悟で会いに行ったのが伝わった。 絵が届いてなくて結婚してたらあのまま堅気になってたんじゃなかろうか。 【Dry-man】さん [DVD(邦画)] 7点(2020-12-19 21:41:32) 25.17作目。宇野重吉の演じる池ノ内青観が最高にかっこ良いし味がある。宇野重吉は息子の寺尾聡との共演って珍しいのかな。そういえば前作で寺の住職役で出演していた大滝秀治が、しれっと古書店の店主ででていました。このシリーズは過去の出演者が違う役で結構出てくるので、そういうところも何か笑えます。ところで、私にとって本作は今までよりちょっと笑いが少ない気がして、みなさんほど評価が高くありませんがお許しを。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-11-21 19:46:17) 24.《ネタバレ》 シリーズ中でも名作の呼び声が高い本作だが、まずプロット自体がいつもと少し違う特徴をもっている。 著名な日本画家を演じる宇野重吉は、マドンナ以外のプレーヤーとしては今回は重要な役どころで登場する。(本作では貴重な親子共演も果たしている) その演技は聞きしに勝る名演技だった。特に冒頭、飲み屋で無銭飲食をし、寅さんが「とらや」に連れてくる場面では、おばちゃんの言うとおり「ルンペン」にしか見えない立ち振る舞いだったが、故郷である播州・龍野で寅次郎と再会した時には、一流芸術家のオーラを身にまとっている……といった名優の変幻自在の演技ぶりを堪能できる。 この龍野で出会う芸者・ぼたんが今回のマドンナなのだが、通常は寅さんが一方的に意識をして舞い上がってしまうところ、今回は恋愛感情を感じさせるシーンは特段見られず、いつもの「困っている人を放っておけない」寅さんの気性が炸裂して、ラストの展開まで行ってしまうし、「お前と所帯を持とうと思って来たんだよ」と言いつつ、二人が今後どうなってしまうのかは(本作だけを観れば)オブラートに包んで大団円となっている。 つまり、シリーズ中の1作ではあるものの、本作については「単体の作品」として起承転結が成立しており、実力派俳優たちの名演と共に、人情味あふれる爽やかなラストで終わるため、評価が高いのだと思われる。 確かに、寅さんが本当に所帯を持つなら、ぼたんのような天真爛漫な女性か、リリーのような気が強い女性が相性がよいのでは……と思い始めた作品。 【田吾作】さん [インターネット(邦画)] 7点(2020-08-03 14:24:44) 23.《ネタバレ》 私もシリーズ最高だと思います。「売らない」で涙。東京にむかって手をあわせる寅さんで涙。 笑いと涙の人情あふれる素晴らしい映画です。 【まっか】さん [DVD(邦画)] 9点(2019-05-18 10:23:37) 22.冒頭の見ず知らずの図々しい爺さんに寅さんを除く家族が遠慮しすぎる違和感はあったけど、龍野でその爺さんと寅さんがバッタリ出会う相変わらずのご都合主義には大分慣れた。「相合い傘」といいこの頃の作品はとってもいい。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-09-02 23:11:47) 21.こういう世界が徐々にいい感じに思えてきた。 寅屋での言い争いはあまり好きではなかったが、慣れてくると笑えてくるし、とにかくありそうで無いこの家庭的な雰囲気も悪くない。 今回はマドンナの印象はかなり薄くなって、良い意味での「普通の映画」だった。飽きること無く最後まで楽しく、終わりのもちょっと惜しいぐらいによく出来た作品だと思う。それでも「普通」に感じるのはもしかするとこの良い世界に慣れてきたからだろうか。 【simple】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-05-09 21:16:07) 20.《ネタバレ》 ストーリーが本当に良くできていますね。「寅次郎相合い傘」と並ぶ人気作ですが、私はこちらに軍配を上げたいと思います。シリーズ初の悪役が登場し、お金やら法律やらの話になるので、男はつらいよの中ではけっこうシリアスな作品だと思います。悪役に鉄槌が下されることはありませんでしたが、これこそ「男はつらいよ」らしさなのかもしれません。ラストは打って変わって爽やかで余韻の残るものであり、唸らされました。宇野重吉は良い役者ですね。 【川本知佳】さん [DVD(邦画)] 9点(2014-09-21 23:46:42) 19.《ネタバレ》 男はつらいよと言うのは、半年間隔で見るようにできているんだなあ、とつくづく思う。ここ数作の寅の酷い言動を毎日立て続けに見ていると、ちょっとうんざりしてしまうというか、寅のことが嫌いになってくるのだ。実際とらやの人たちも、赤ちゃん連れ帰って放ったらかしたり、見知らぬ爺を連れ帰って朝風呂使わされたりが半年ごとでなければ、あんなにいい人では居られないのではなかろうか?……というか、おばちゃん人がいいにほホドがあるぞ。ま、それはともかく。 今作は宇野重吉と岡田嘉子の会話が、もちろん現実世界でのあの事件を彷彿とさせているのだが、実際人の人生の決断なんて後からアレコレ言っても、詮無いことなのだよなあ、としみじみ思わされる良いシーンだった。こういう時に、タラレバを思いめぐらしてもしょうが無いと、さっぱりと現状を見据える女と、ウジウジと過去を捏ね繰り回す男の違いを、思い知らされる。 さて、画家先生とぼたんと寅の話だが、それほどのいい話とは思えない。というより、ありがちな展開だ。先生が困り顔で奥へ引っ込んだ時に結局絵を描いちゃうだろうことも、ぼたんが寅を自分の部屋へ引っ張っていった時に、絵が送られたんだろうことも、そしてこの人はこの絵を金になんか変えないだろうことも、みんな画面で説明される前に分かってしまっていたものな。 まあ、そういう予定調和を楽しむのが『男はつらいよ』なのだと言えば、そのとおりなのだが。しかし、それならそれで、寅さんはキッチリ振られて欲しいものだ。 だって、そうしないと次が作れないじゃん。 【Tolbie】さん [DVD(邦画)] 6点(2014-06-08 05:46:18) 18.《ネタバレ》 このシリーズでは初の悪役登場で憎たらしかったな~タコ社長頑張った!。ストーリー展開にやや無理あるけどもとっても面白くていいですね。絵を売りにいって値段を交渉する場面はおかしい~、たぶん寅さんは指一本=1000円だと思ってたよね(笑、せめて電車賃とかいってたし)。そんなおもしろい場面の中に名優たちのさりげないけど重厚な演技力が光る一作。さわやかなラストも最高!名作と誉高き本作、十二分に満喫イタシマシタ 【Kaname】さん [DVD(邦画)] 9点(2014-04-06 10:39:22) 17.《ネタバレ》 「男はつらいよ」シリーズ屈指の傑作、という薦めもあり鑑賞。オープニングの『ジョーズ』人気に肖ったであろうゴア描写で掴みはOK(但し別に伏線になっているわけではない)、その後も偏屈な爺さんからマドンナの話にテンポ良く進み、最後には心地よい感動を与えてくれます。 本作は弱者を食物にする明確な社会悪が描かれ、マドンナとの色恋沙汰と言うよりは、卑怯な悪人との対峙に大きなウエイトが置かれており、確かに他作と比べると若干異色作かも知れない。終盤に老画家を通して芸術の本質が語られるのも映画ファンの心を掴んでいる理由の一つでしょう。 しかし結局は何時もの通りの"義理人情"でカタがついてしまい、最大の悪人は結局世にのさばってしまう展開には納得出来なかったです。「世の中そんなもんよ」と言われればそうかも知れんが、折角主人公がある意味社会のはみ出し者、寅さんなのだから、その向こう見ずな性格を活かして悪人を成敗して欲しかったなぁ。 【民朗】さん [DVD(邦画)] 6点(2014-01-08 01:07:14) 16.《ネタバレ》 ○つなぎ合わせの印象が強いストーリー展開と遅すぎるマドンナの登場が気になる作品だが、ラストがすごかった。むしろせこいわ。マドンナもいい。○タコ社長が外に出るのは貴重か!? 【TOSHI】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-12-03 21:41:47) 15.《ネタバレ》 太地喜和子の魅力をうまく引き出していると思います。宇野重吉の枯れた演技も華を添えています。奮闘篇マドンナの榊原るみがチョイ役で出ていますね。 【la_spagna】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-09-27 23:59:05) 14.寅さん史上最高の呼び声も高いですが、期待し過ぎたせいかこの点で。でも凄くほっこりする良いお話でした。今回はマドンナとの恋ではなく、寅さんの人情話。宇野重吉さん演じる画家さんの昔の恋(?)話も気になりつつ、太地喜和子さん演じる芸者ぼたんの豪快さの裏の弱さにもやられるなぁ。宇野重吉さんと親子共演を果たした寺尾聡さんが全然脇役、っていうかただ出てただけでビックリ。桜井センリさんが何気にツボった。 しかしお金の価値は2012年現在で換算するといくらなのかな。とらやの客が団子と茶で500円払ってたから約倍で考えればいいだろうか。 【movie海馬】さん [地上波(邦画)] 7点(2012-08-04 22:05:35)
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